ポケットモンスター !&?   作:小鳥遊銅拍子

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8.ナンドジム!vsメラン!(後編)

 メランさんは言う。

 

 「エヴォルしたポケモンは名前も変わる。この試合の中では、この子は『マホイップ』じゃないわ。『デコレクション』よっ!!」

 

 『デコレクション』と呼ばれたそのポケモンは…まるでデコレーションをしすぎたケーキのような姿をしている。

 

 「デコレクションッ!マジカルシャインよっ!!」

 

『マホー』

 

 あっ、進化しても鳴き声はそのままなのね。

 と、こっちも指示を出さないと。

 

 「ムックル、かぜおこしだ!」

 

「ムクッ」

 

 【デコレクションの マジカルシャイン!】

 

 「ムクッ!?」

 

 なんだあのマジカルシャイン!?とんでもない光量で…眩しすぎて…!

 ムックルもひるんでる…!

 

 「驚いたっ?デコレクションに限らず、エヴォルしたポケモンの繰り出す技には、ほぼ必ず追加効果が発生するわっ!」

 

 そういうもんなのか。

 でも、ひるんでばかりもいられない!

 

 「ムックル、頑張れ!かぜおこしだ!」

 

 「デコレクション、ホイップショットッ!!」

 

 ホイップショット…?聞いたことない技名だな…。

 と、マホイップ…じゃなくてデコレクションは、手を銃のようにして、クリームのような弾丸をムックルに放った!

 その結果…。

 

 【ムックル、戦闘不能!デコレクションの勝ちっ!】

 

 ムックルは何もできずに、ホイップショットの餌食になってしまった……。

 

 「少しはエヴォルについてわかったかしら?エヴォル時は、オリジナルのワザが使えるのっ!わたしの場合は『ホイップショット』。何もかもを撃ち抜くクリームの弾丸よっ!!」

 

 ……悔しいけど、デコレクションの強さは認めざるを得ない。

 

 「…でもまだ俺には相棒がいます!」

 

「いいわねそういうのっ!」

 

 「頼んだっ!ヒノアラシッ!!」

 

「ヒノー!」

 

 「デコレクション、たいあたりっ!」

 

『マホー』

 

 【デコレクションの たいあたり!】

 

 「ヒノッ…!」

 

 モロにたいあたりをくらっちまった…。

 …反撃しないと。

 

 「ヒノアラシ、かえんぐるまだ!」

 

「ヒノー!」

 

 【ヒノアラシの かえんぐるま!】

 

 『マホー』

 

 …ほとんど効いていない!?

 

 「マホイップはもとから、華奢な見た目に反してとても硬いポケモンよっ!それがエヴォルによって更に強化されたのっ!生半可な攻撃じゃあ、突破は不可能よっ!!デコレクション、ホイップショットッ!!!」

 

『マホー』

 

 【デコレクションの ホイップショット!】

 

 アレはまずい…!

 

 「ヒノッ…!!!」

 

「ヒノアラシー!!」

 

 ヒノアラシはホイップショットをくらい、俺の後ろまで飛ばされた…。

 俺はヒノアラシのところへ駆け寄る。

 

 「おい、ヒノアラシ、大丈夫か?!」

 

 その時。

 

 「ヒ……ノォォォー!!!!!」

 

 ヒノアラシの背中の炎が強く燃え上がった!!

 これは…そうか!

 特性「もうか」だ!

 俺はヒノアラシに言う!

 

 「ヒノアラシ、まだギリギリいけるな!」

 

「ヒノー!!!!!」

 

「よっしゃい、ヒノアラシッ!かえんぐるまっ!!」

 

「ヒノー!!!!!」

 

 【ヒノアラシの かえんぐるま!】

 

 『マホー!!』

 

 流石のデコレクションも、これは効いたみたいだ…!!

 

 「ウソッ!?何その火力…最早かえんぐるまを超えてるわそれっ!フレアドライブみたいになってるじゃないっ…!!」

 

 とんでもない火力みたいだ。

 

 「続けていくぞっ!ひのこだ!」

 

「ヒーノー!!!!!」

 

 「くらいっぱなしでたまるもんですかっ!デコレクション、ホイップショットッ!!」

 

『マホー』

 

 【ヒノアラシの ひのこ!】

 

 【デコレクションの ホイップショット!】

 

 二つの技のぶつかり合い…。さあどうなる!?

 

 「わたしのホイップショットが…ひのこに溶かされた…!?」

 

 そう、お互いにダメージはない。ということは、ひのこがホイップショットを溶かした…ってことか!

 

 「おかしいわよっ!明らかにひのこの火力じゃないわっ!かえんほうしゃみたいになってるじゃないっ!」

 

 でも、ヒノアラシも体力の限界みたいだ。

 …次で決めるべきだな。

 

 「決めるぞヒノアラシっ!かえんぐる…いや!フレアドライブッ!!!」

 

 「デコレクション!最高のホイップショットをよろしく頼むわっ!!!」

 

 【ヒノアラシの フレアドライブ!】

 

 【デコレクションの ホイップショット!】

 

 ……。

 

 『マホー……』

 

「デコレクション、戦闘不能!ヒノアラシの、勝ちっ!よって勝者、チャレンジャー・レン!!」

 

 …え?

 マジで?

 ……。

 

 「いよっしゃあああ!!ありがとう、ヒノアラシ!ムックル!」

 俺はヒノアラシを抱きしめる。ちょっと熱いけど、関係ない!

 メランさんは、デコレクションに、バンドから出ている青い光を浴びせると…デコレクションはマホイップへと姿を戻した。

 

 「…本当にありがとうね、クレッフィと、デコレクション…いや、マホイップ」

 

「メランさん、対戦ありがとうございました!」

 

「こちらこそ。楽しい試合を、本当にどうもありがとう。…それじゃあ、バッヂをあげるわねっ」

 

 そう言ってメランさんは、ポケットから丸いバッヂを取り出した。

 

 「『スイートバッヂ』。チャレンジャー手帳にはめるところがあるわっ。…キミたちの旅が、楽しく、愉快で、幸せなものになるように。わたしはここで祈っているわねっ!」

 

 『スイートバッヂ』、ゲット!!

 

 

 スタジアムを出ると、アイリが駆け寄ってきた。

 

 「あの、レンさん!すごくかっこよかったです!私…感動しました!」

 

「あ、ありがとう」

 

 …なんか照れくさいな。

 

 「なに照れてんのよっ」

 

 メランさんにツッコまれて恥ずかしい。

 

 「メランさんもカッコ良かったです。あの…頑張ってください!」

 

「それはこっちのセリフよっ。わたしはこんなんだけど、他のジムリーダーたちはこんなもんじゃないわっ。ポケモンを信じて、二人とも突き進みなさいっ!」

 

 「ありがとうございます!」

 

 メランさんは言う。

 

 「次のジムは…アケシティのアソリちゃんだったかしら。彼女、だいぶ変わった人だけど、頑張んなさいっ!」

 

「はいっ!」




 一章おしまいです。
 ひとまず、ここまで読んでくださりありがとうございます。
 まだまだ続きますので、よければ読んでいただけると嬉しいです!

 Twitterやってます。大したことは呟いてませんが。https://twitter.com/yTAC_29
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