ベルが鳴った。
ガチャン。
「よー、元気してたか?」
「……」
「相変わらず無口だな。まあいいや。…んで?何よ、用ってのは」
「…とぼけるな」
「…なんのことだ」
「とぼけるな、と言っている」
「…はぁ。あのさ、おじさん一応元警察官だよ?そりゃ、違法っぽいことを見つけたら関わらないわけにはいかないよ」
「約束したはずだ。『あれ』はビジネス。互いに、もう干渉しない、と」
「…だとしても、犯罪を見逃すのは違うと思わないか?」
「意味のない法律、憲法。そんなものを守って何がしたい?」
「一応さ、理由があって決まりってのはできてるんだよ」
「あんたもこのビジネスに関わった以上、下手に動くことは愚かだと思わないか?」
「…まさか『悪の組織』様に利用されるとは思ってなくてな。とは言っても信じないか?まあいいや。ともかく、犯罪はやめておけ。というか俺が止める」
「法律などは我々には関係ないことだ。とにかく、今後余計な干渉は避けていただきたい。もし今回のようなことが続くのであれば、こちらとしても考えがある」
ガチャン。
「実力を買われて国際警察。カプに指示された通り島キングとやらをやって、今度はマイセオに認められてジムリーダー。はぁ、やんなっちまうね……。まぁ、エヴォルシステムは面白いとは思うが、いつまでこの平穏が続くか…。民衆に隠し通すことはできても、ボロス団の奴らはその内行動に移すよな…。マイセオコンビがキレたら、メン地方は終わるな、確実に」
コンコン。
「こんにちは、クチナシさん。…一人ですか?」
「アオイか。あぁ、そうだけど?」
「一つ相談したいことがあります」
「わざわざご苦労なこったね。で?相談ってのは?」
「はい。……先日、シャレガキの森周辺にて非公式な『エヴォル・ブースト』の存在が確認されました」
やっぱりか。
「そうか」
「もし、エヴォルシステムの流出が起こったのであれば、これは非常事態です。クチナシさん、何か情報はありませんか?」
「…マイセオコンビの身に何かが起こった、ってことだろ、つまり」
「その可能性がかなり高いですね」
「……仮に、『中央深部』に異常が起きているとすれば、シド湾なんかに来ている暇は無いんじゃないか?」
「…クチナシさん、何か知ってますね?」
「……鋭いね。エスパータイプのジムリーダーになったらどう?」
「誤魔化さないでください」
「『中央深部』。そこの管理を怠れば、メンは崩壊する。エヴォルシステムは、マイセオコンビの協力で成り立っているものだ」
「なにを今更…」
「これだけは言っておくよ。……『悪の組織』様は、活動を開始しているよ」
「貴方、何者なんですか…?」
伏線を沢山練り込みました。
ここまで露骨なのはしばらく書きません。