ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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ラッピーハピバ!ということで、今回は本編で最もヒロインしてるラップランドの誕生日話です。
今回の話は

・R18版の「ボクのキミの馴れ初め」よりあとの話です(読まなくても今回の話は分かるように書いてます)
・11/11は○○○の日
・相変わらずのキャラ崩壊

の以上でもいい方はぜひ続きをお読みになってください。
それではどうぞ


ラップランド誕生日記念話~あるカップルの誕生日の過ごし方~

「んっ………」

 

「…………」

 

ヤマトは困惑していた。

というのも、彼の目の前にはテキサスがよく食べているポッ○ーなるお菓子を1本の端っこをくわえて目を閉じている寝巻き姿の恋人がいるからだ。

ヤマトは天然で世間知らずな面がある。しかし、どんなに分からない場面でもは必死に考えるという行動だけは今までしなかったことはあまりなかった。

 

そのため、今も困惑しつつも必死に考えていた。

 

(えーと、まず朝から思い返そう)

 

ヤマトはまずこうなるまでの今日の一日の流れを思い返した。

まず、起きてそうそう何故か自分のベッドの中にいつの間にか潜り込んで丸くなって寝ていた恋人であるラップランドを起こし、食堂で一緒に朝食を食べた。午前中は貿易所でテキサスとラップランドと一緒に注文の整理と金塊の納品を行い、昼食は珍しくたまたま鉢合わせたフロストリーフ、リーシー、チェンと一緒に食べ(無論ラップランドもいたが圧が凄かった)、午後はヘラグと模擬戦をしていた。

 

…最も、それを見て戦闘欲が我慢できなくなったラップランド、そして某サザエなアニメに出てくるメガネの少年のように「模擬戦しようぜ」とやってきたエンカクともやる羽目になったのだが。

 

閑話休題。

 

その後は厨房を少しだけ借りてラップランドの誕生日を祝うための料理を作り、そしてそれを自分の部屋で二人で食べ、自作の誕生日ケーキも一緒に食べて彼女がお風呂から出たあとに入って、出たら「ちょっとやりたいことあるんだけどいい?」と言われ、少し待つと先程の状況になっていた。

 

(うん、さっぱり分からない)

 

思い返してみたがやはりなぜこんな状況になったのかが分からなかった。いや、正確に言えばラップランドが何をして欲しいのかご分からない。

 

「……」

 

ふとヤマトは視線を未だにお菓子を咥えているラップランドに目線を向けた。ラップランドの顔はよく見ると仄かに紅潮しており軽く震えている。

 

(かわいい)

 

「…ヤマト、いつまで焦らすんだい?」

 

ヤマトが脳死したような感想を持ち始めた中、ラップランドはなんのアクションもしてこないヤマトに声をかけた。

ヤマトは何も悪いことはしてないのに体を大きく震わせ、それを見たラップランドは怪訝そうな顔で見て、その後ニヤッと意地悪そうな笑みを浮かべた。

 

「もしかして、ボクに見とれてた?」

 

「?うん。かわいいなぁって思って…」

 

「っ……」

 

ラップランド、ヤマトをからかおうとするもあえなく撃沈。因みにヤマトは何も考えずに答えており、この返しも「実際にかわいいと思って見てたから」と理由の元で出てきている。

 

しかし、ラップランドもそこで終わらずゴホンと軽く咳払いして自分を落ち着かせつつ、本題を持ち出し始めた。

 

「それで、なんで○ッキー食べなかったんだい?」

 

「え?」

 

「え?」

 

ラップランドはここであることに気がついた。

正直、意外と有名なあのゲームを知らないとは思えないが、どこか抜けているヤマトのことなので知らない可能性は否定できない。そのため、ラップランドは念の為ヤマトに質問を投げかけた。

 

「ヤマト、ポ○キーゲームって知ってる?」

 

「?いや、はじめて聞いたかな…」

 

「やっぱり…」

 

予想通りの展開にラップランドはため息を吐きつつも、件のゲームについて説明を始めたのだった。

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

「な、なるほど…そんな遊びがあるんだ…ふふっ」

 

「なんで聞いただけなのに嬉しがってんのさ…」

 

ラップランドの説明を受けたヤマトは嬉しそうに呟いていた。説明をしたラップランドは気づいていないが、彼女はポッキ○ゲームのことを最終的に「恋人がするゲームかな」とあっさりと纏めた。ヤマトにとっては自分たちが恋人関係ということを彼女の口から遠回しではあるものの、聞けたことが嬉しかっただけなのだ。

 

「さて、それじゃ説明は終わったから実際にやろうか…んっ」

 

「う、うん…ん」

 

ベッドの上に座ったラップランドはヤマトが端っこを咥えたのを見るとサクサクと食べ進んでいき、同じくベッドの上に座っているヤマトも遅れながらもサクサクと食べ始めた。

 

「…………」

 

 

「………」

 

部屋にはポッキ○を食べる音だけが響くだけであり、そしてそれは中々折れることなく徐々に2人の距離を近づいていき、そして0になった。その直後だった。

 

「んちゅ………れろっ…」

 

「んんっ!?、んんっ…んっ……」

 

ラップランドは強引にヤマトの口の中へ舌をねじ込み、不意打ちをくらって反応出来ずにいるヤマトの口内を蹂躙するように舌を動かした。

 

「んんっ…んっ…ちゅ…はあっ…はあっ…」

 

「はあっ…ら、ラーちゃん?いきなりなにをっ…?」

 

目がトロンとし完全にスイッチが入っている状態のヤマトを見て、ラップランドは妖艶にニヤッと歯を出して笑って彼を押し倒した。

 

「○ッキーゲームは今日のメインディッシュ(ヤマト)を頂くの建前でね…本命はこっちなんだ」

 

「……えっと?」

 

「つまり、誕生日プレゼント。頂くね?」

 

「え、あっ、プ、プレゼントはちゃんと用意して、んんっ!!」

 

ラップランドはスイッチが入ってる癖に中々ノッてくれない相変わらずな恋人の口を強引に奪って、1番欲しいプレゼントを貰ったのだった。

 

 

 

余談ではあるが、次の日如何にも新しそうな手編みのマフラーをつけていつも以上に上機嫌そうな白黒のオオカミと、そんなオオカミに振り回される茶色のオオカミが見受けられたようである。

 

 




キャラ紹介

ヤマト:ポッキ○ゲームを今回の話で初めて知った世間知らずなオオカミさん。最近の悩みはラップランドのスキンシップが人目を気にせずやるようになってきたこと。因みにプレゼントは次の日の朝にしっかりと渡した。

ラップランド:1番欲しかったプレゼントをいただけてご満悦。恋人自作のプレゼントされたマフラーはかなり気に入った様子で室内でもつけている姿が見受けられているとか。

エンカク:おーい、ヤマトー!模擬戦しようぜー!(実際はこんな感じではない)

テキサス:なんであいつポッキー買ってたんだ…?


実は、このあとの展開をR18の方で書こうか悩んでたり。
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