あれは嘘だ
はい、ぶっちゃけ自分が書きたい衝動を抑えきれませんでした。
あと、本編の前に書きますけど、これR-18じゃないですからね?この小説はあくまで未成年でも見れる健全なものですからね?(必死)
ラップランドはドクターの部屋から、ヤマトを肩に担いで運ぶという所謂お米様抱っこでロドスの通路を歩いていた。なお、ヤマトは最初こそ「下ろしてぇ!」と騒いでいたが、今では騒ぐと逆に目立つという考えに至ったのか黙って大人しくしている。しかし、先程からたまにモジモジしているのを見ると結構恥ずかしいのだろう。
そんなヤマトの心境は、誰にも合わないことを切に願うだけだった。というより、信じてはいない神にさえ内心祈っている始末なのだから彼の焦りっぷりは凄まじい。
「っ!すまない、考え事を…何をしているんだ?」
「!!!!」
だが、そんなヤマトの悲痛な願いは無常にも打ち砕かれた。通路の曲がり角で、考え事をしていてラップランドとぶつかりかけたテキサスと鉢合わせてしまったのだ。やはり、神はこの世に存在しないらしい。
「やあ、偶然だねテキサス。本当はキミとも色々話したいんだけど、ちょっと急いでるからね、失礼するよ」
「あ、ああ…」
テキサスは、普段とは違う態度で接してくるラップランドに戸惑いながらも道を譲る。そして、すれ違いざま見えたヤマトは手で顔を隠しているものの、隙間から見える肌は可哀想なぐらい真っ赤だった。
「(………罰ゲームかなにかだろうか)」
テキサスは、そんなことを考えながらも変に突っ込んで自分も巻き込まれるのは嫌なのでヤマトには悪いがラップランドを止めることはしなかった……正直、めちゃくちゃ気になるが。
****
「ふう…やっと着いた…ヤマト、下ろすよ」
「あ、う、うん…え?」
ラップランドは自分に宛てがわれている部屋の中に入ると、ヤマトに一声かけて彼を下ろした──自分が使っているベッドの上にだ。
当然、そんな所にポフンと置かれたヤマトは目を丸くする。ラップランドはそんなヤマトの隣に座る。ギシッと、ベッドのスプリングがいつもの倍の人が乗っかているためか音を立てる。
先程から、錯乱気味のヤマトに対してラップランドは自分の手を──
モフッ
「ヒャン!?」
ヤマトの尻尾に伸ばして触った。突然敏感なところを触られたのと、触られると全く気づけなかったヤマトは驚きと駆け巡った感覚に短い悲鳴をあげてしまった。
「予想以上に可愛い声で鳴くんだねぇ…それに、尻尾の毛並みとかもいいし、触り心地も気持ちいいや」
「ら、ラーちゃん!?な、何ひょっ!?」
ラップランドの行動と発言を問いただそうとヤマトは声を上げようとするも、そうする瞬間に尻尾の付け根…特に敏感なところを触られてしまい声が上ずってしまう。
「ふふ…ヤマト、さっきボクに『何でも言うこと聞くから許して』って言ってたから、その言葉の通りに尻尾を触らして貰ってるんだよ?」
「で、でも俺は…ッ!何でもする…って……言って、ない…ッ!」
「それじゃ、言うよ。ヤマトの尻尾と耳をボクが満足するまで触らせて?もちろん、言ったから反論はないよね?」
「そ、そんなぁ」とヤマトは零すも、言ったことは取り消せないのは分かっているため、このまま反抗せず大人しくされるがままにされるしかないというのは自明の理。それでも、ヤマトはせめてと懇願する。
「そ、その…っ…優しくしてよ…?」
「…そんな顔でそう言われちゃうと、煽ってるように受け取られるから気をつけなよ?」
「え、ちょ…」
その懇願は、ラップランドの勢いを増加させるだけの着火剤となっただっけだった。
****
「ふっ…んう…ふぁ……ひゃあ!?」
「……へー、ヤマトはここが触られるといいんだね…ここら辺はボクも触ってて気持ちいいから重点的に触ってあげるね?」
「は、ふっ……ッ!」
ラップランドに尻尾と耳を触られ続けてはや数分が経った現在、ヤマトは既に力が抜けていながらも、漏れでる声を必死に抑えている。そうすると、必然的に口ではあまり呼吸ができないため鼻で酸素を吸うことになるのだが、ラップランドはヤマトを後ろから抱き抱えている状態…所謂あすなろ抱きにしている為、両者の距離は近い。つまり、どういうことかと言うと、女性特有の香りがヤマトの鼻にダイレクトに入ってくるのだ。
「(ら、ラーちゃんの匂い…なんか甘くていい匂い…)」
ヤマトはそんなことを頭の隅で考えいる中、ラップランドはラップランドで今のヤマトの姿と反応を見てゾクゾクするような満足感と、もっとヤマトの色んな反応を見たいという欲求に駆られていた。
そのため、ラップランドは敢えて尻尾の触る手の動きを緩めた。すると、ヤマトは何処か催促するように涙目でこちらに顔を向け、尻尾も同じような反応をした。
「(っ!!)」
ラップランドは一瞬、ヤマトの要望通りに手を動かしかけたが寸のところで、それを抑え敢えて緩めたままにした。ラップランドはヤマトの今までの反応上、敢えてヤマトが望んだこととは反対のことをするといい反応をするのを覚えていた。そのため、今回も同じようなことをしたのだ。
「ら、ラーちゃん…ひど、いよ…」
ヤマトは、そんなラップランドに対して心の底からは思ってないが、そんなことを口にした。それも、涙目で上目遣い、拗ねるような声音で。
「ふふ…それじゃご要望通り…に!」
「ひゃあ!?」
ラップランドはそれを見て、先程から感じているものよりも更にいい満足感を感じると同時に、流石にいいだろうと思いヤマトのご要望通りにすると、ヤマトは先程よりも大きい声を出したと同時にラップランドに先程よりも強くもたれかかった。ラップランドはそれを無視して、尻尾と耳を触り続けるも、ヤマトは声を出すどころか耳や尻尾を動かさない。
「…?ヤマト?」
「…スゥ……スゥ……」
どうしたのかと、ラップランドがヤマトに声をかけると返ってきたのは静かな寝息。ヤマトは、度重なる経験したことの無い感覚に疲れ意識を失ってしまっていた。
ラップランドはもう少し味わいたかった気持ちもあったものの、こんなことになるまで触り続けていたことに少し罪悪感を感じていた。
そんな時、ラップランドは眠気を感じ欠伸をした。そういえば、昨日はヤマトが隠し事していたのを知ったせいであまり眠れなかったんだっけ、と思うと自分を困らせたのだからもう少しだけワガママを押し付けてやろうと、ラップランドは考えた。
ラップランドはヤマトを静かに寝かし、掛け布団を自分とヤマトの上にかけ、腕を伸ばしてヤマトを胸の内に抱くようにする。
目を閉じる前に、チラッとヤマトの顔を見る。その寝顔は彼の実年齢よりも幼く見え、自分らが居ない時のポーカーフェイスや戦場での立ち振る舞いからは考えられないものだった。
「不思議な子だな…キミは。ボクにこんなに暖かいものをくれたのは、キミが初めてかもね…おやすみ、ヤマト」
ラップランドは思ったことを口にすると、そのまま目を閉じた。
その後、ラップランドの後に起きたヤマトが先程の行為と抱き枕にされていたことで顔を真っ赤にして、ラップランドに恥ずかしそうに涙目で抗議したのは言うまでもない。
これ、セーフなのかアウトなのか際どいなぁ…でも個人的には満足()
キャラ紹介
ヤマト:圧倒的ヒロインムーブをかます草食系ループス(男)。実は元傭兵ながらそういったことには耐性がなく、それ方面の知識はかなり低い。でも、男の子だから興味はある模様。なおラップランドのMOFUMOFUのせいで、あの感覚が忘れられなくなったとか。あと、上目遣いになるのは、ヤマトが約160cmなのに対し、ラップランドは162cmでラップランドの方がヤマトより身長が高いという理由がある。ちなみにチェンは168cm。
ラップランド:ヤマトをいただきます(誤字ではない)した肉食系ループス。ヤマトの反応も良かったけど、尻尾と耳の感触はかなり良く、出来たらまた触りたいとある人物に零したそうな。
テキサス:結局、あの後何があったのか凄い気になってヤマトに聞こうとするも顔を真っ赤にして逃げられたため、かなり嫌だったがある肉食系ループスに聞いたらしい。なお、聞いた時は説教をかましたとの噂も。