ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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次のイベントでペンギン急便勢揃えたいなぁ…特にエクシアさん欲しい…

ところで、エクシアって聞くと某機動戦士の方を思い浮かべてしまうのは自分だけなんですかね?


コミュ障狼のパーフェクト料理教室~相手を墜とすには胃袋から~(下)

翌日、ロドスの調理場にてエプロンとバンダナを付けてやる気十分なアーミヤとヤマトの姿があった。

 

「ヤマトさん、これから何を作るんですか?」

 

「少し手間がかかるが、スコーンを作ろうと思う」

 

「スコーンですか…でも、何故それに?」

 

「……休憩と称して、ドクターと2人きりでティータイム出来るだろう?」

 

「はっ、確かに!それは名案です!」

 

そうして、単純な理由でスコーンを作り始めることになったのだった。

…なお、これを実行するには秘書である人物をどうやって引き剥がすかなのだが…2人はそんなことに全く気づかず調理を始めたのだった。

 

****

ヤマト視点

 

 

「代表はバターを3cm角で切っといてくれ。」

 

「分かりました!」

 

俺は、代表がバターを切っている間にスコーンに入れるチョコなどをやるとしよう。

チョコは大きめに角切りにし、クルミは適度な大きさに砕く。そして紅茶のバッグから茶葉を取りだしたボウルに入れておく。この時使うチョコは、調理の都合上生クリーム入りのものだとすぐに溶けてしまうので、純正のチョコを用意する。

 

「ヤマトさん、切り終わりましたよ」

 

「分かった、では次からは一緒にやっていこう…ああ、切ったバターは冷蔵庫に戻しておいてくれ」

 

「分かりました」

 

次は、ボウルに薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、砂糖と塩を混ぜわせて粉ふるいを振るう。

 

「あれ?この段階で茶葉を入れるんですか?」

 

「ああ、粉系のものはここでまとめてやった方がいいからな…細かい理由は忘れたが」

 

それを終えたら、そこに冷えたバターを加え生地がそぼろ状になるまで混ぜ合わせる。

そしたら次はこれに牛乳とヨーグルトをヘラでこねないように切るように混ぜて、ある程度纏まったら手をつかって生地を纏めあげる。

 

「ヤマトさん、もしかしてチョコやクルミはここで入れるんですか?」

 

「その通りだ。ただ、あくまでこねずに中に入れ込んでくっつけるように加えて混ぜてくれ。あと、細かい塊は手を大きく使ってこねずに大きい塊にくっつけるように纏めてくれ」

 

「は、はい…ん、しょ…と……思ったより大変です……」

 

纏めあげた生地をラップで包み冷蔵庫に入れて30分ほど寝かせたら、打ち粉をした台に先程寝かせた生地を伸ばして折りたたむを2、3回繰り返し、2cm程の厚さにして4~6等分に切る。

それを180℃に余熱したオーブンで10~12分、更に200℃にして2、3分ほど焼き、最後に焼き色を見ながら綺麗なキツネ色に焼きあげれば…

 

「出来ました……!」

 

甘さ控えめのサクサクしたスコーンの完成だ。

 

「代表、午後のティータイムとしてならちょうどいい時間帯だ。早速行くとしよう」

 

「はい!……楽しみだなぁ…」

 

どうか、二人の仲が発展するよう願うばかりだ。

 

*****

 

「ドクター、アーミヤですが入っていいですか?」

 

「……!あ、ああ。入っていいよ」

 

ドクターの返答に、アーミヤは「失礼します」と言って中に入るとそこには本日の秘書でもあるフロストリーフもその場にいた。

 

(………あ、そういえば秘書の人もいるんでしたあぁぁぁぁ!?)

 

今更になって、アーミヤはその事実に気が付き当初の予定とは違う展開に、2人きりは諦めるしかないかと考えて──

 

「……ドクター、コミュ障狼にかなり重要な用事を思い出したから一旦出ていいか?」

 

「!!」

 

「え?ま、まあいいけど…時間も丁度いいし30分ぐらい休憩してきていいよ?」

 

「……ああ、そうさせてもらう」

 

突然の展開にアーミヤが混乱している中、フロストリーフはアーミヤにすれ違いざまに小声で告げた。

 

「……2人で楽しんでくれ」

 

「!!?!?」

 

「では、失礼する」

 

遠回しにアーミヤのドクターに抱いている気持ちに気がついているような発言をした、フロストリーフは手をヒラヒラと振って部屋から出ていった。

 

「えーと、アーミヤの用件聞いてもいい?」

 

「あ、えっとその…ス、スコーンを作ってきたので一緒に食べませんか!?」

 

ドクターに声をかけられ、思考がぐるぐるする中アーミヤは何とか声を出した。ドクターは最初こそ、キョトンとしていたがクスッと笑みを零した。

 

「そっか…それじゃご馳走になろうかな。そこ座って」

 

「は、はい!あ、紅茶入れましょうか?」

 

「いや、自分がやるよ。アーミヤは客人だから座ってて」

 

*****

 

「………で、何か言うことは?」

 

「………お気遣いありがとうございます……」

 

一方、フロストリーフは友人であるヤマトの元に赴き詰めが甘いと説教をしていた。

実はフロストリーフは前々からアーミヤがドクターを、ドクターがアーミヤのことを想っていたのは知っており、影ながら2人を応援していた。

そして、今回のアーミヤの突然の訪問も手に持ったバスケットから漂う匂いと、ヤマトとアーミヤが調理室に入っていったという話を聞いていたのもあってヤマトが協力していることを推理していた。

 

「…今回は、私だったから良かったものの他の奴だったらどうなっていたことやら……」

 

フロストリーフはもし、そうだった場合のことを考えて1人ぞっとしていた。

そこへ、ヤマトがフロストリーフに声をかけた。

 

「ふ、フーちゃん…その、俺もスコーン作ったから一緒に食べない…?」

 

お説教された後だからか、どこかビクビクと不安げなヤマトを見てフッと笑った。

 

「丁度、少しだけお暇貰ったんだ…頂こう」

 

「分かった!すぐに紅茶用意するね!」

 

尻尾を振りながら嬉しそうに紅茶を用意するヤマトを見て、フロストリーフは穏やかな笑みを浮かべた。

 

なお、この後にどこで匂いを嗅ぎとったのか不明だがラップランドと強引に連れてこられたチェンを含めて、こちらのお茶会は賑やかなものとなったのだった。

 

 




キャラ紹介

ヤマト:恋愛偏差値雑魚(今のところ)で詰めが甘いループス。久しぶりにフーちゃんと2人だけ(少しだけだったが)でお茶会出来て嬉しかった。なお、フロストリーフとチェンが帰ったあとは…?ご想像にお任せします(すっとぼけ)

アーミヤ:ヒロインムーブをかました原作メインヒロイン。なお、原作だとライバルが大勢いる模様だが、こちらだと味方が2人いるのが確定している。ドクターと2人だけでお茶会できて満足だったが、後日あんまり進展していないことに気がつく。

ドクター:あの場は冷静でいれたが、アーミヤが部屋を出てフロストリーフが戻ってくるまでは想い人の手作り料理を食べれたことに悶えていた。はよくっつけ(

フロストリーフ:保護者役が板に着いてきたキツネさん。帰ってきたらドクターが悶えていたので、1発入れて頭を冷やさせた。

ラップランド:なんとなーくチェンを強引に連れてヤマトの部屋に行ってみたらお茶会に参加出来たというとんでもない強運を見せる。そして、あーだこーだ付けてヤマトと2人っきりになってからは…あとはご想像n(ry

チェン:スコーン美味しいし、ヤマトに癒されたため残りのお仕事も頑張りきれたらしい。お疲れ様です。
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