それでも、「しょうがねえな…読んでやるよ」って方のみお読み下さい。
それではどうぞ!
UA1万超記念話 ifルート~コミュ障狼とやべー配達員達のある一幕~
今から語れる話は、ある元傭兵の狼が辿ったかもしれない道の一つ…
有り得たかもしれない未来のある一幕をあなた達に────
*****
ペンギン急便の新入社員である、ヤマトの朝は早い。
起きたら軽く身だしなみを整えて寝間着から、仕事服に着替える。
着替え終えた後にすることは、これから起きてくるメンバーと自分の分の朝食作りだ。
(冷蔵庫の中は…夕飯で使いたいものを考えると……うん、今日の朝食はパンを主食にしたものにしよう)
ヤマトはそう考えをまとめると冷蔵庫から生卵とベーコン、レタスとトマトを取り出して調理を始めた。
「ふぁ〜…おはよ〜ヤマト…」
「……相変わらず早いな」
レタスとトマトを切って器に持った時点で欠伸をしながらエクシアと少し眠たそうなテキサスが入ってきた。
「おはようエっちゃん、テキサス」
「ヤマトー、今日の朝ごはんはー?」
「今日はトースト、ベーコンエッグにサラダとインスタントのコーンスープだよ…とりあえず、あともう少しだから座って待ってて」
「はーい」
聞きなれたエクシアの間延びした返事を聞き流しながらも、ヤマトは調理を進めていく。
(まずは、ベーコンを…)
ヤマトは熱したフライパンに多めの油をひき、そこにベーコンを入れて焼き始め、ある程度火が通ってきたのを確認するとそこに卵を割って入れる。
(あとは空いてるペースに水を少し入れて蓋をすれば…)
「お、おはようございます!あれ、テキサスさん達がいるってことはもしかして…」
「おはよ〜、おっ、美味しそうな匂いがしとるな〜。タイミング良かったんちゃう?」
「ああ!やっぱり!ヤマトくん、手伝うから起こしてって言ったのに〜!」
「ご、ごめん…すっかり忘れてた…」
そこにバタバタと慌てた様子でソラが、ほんの少しの差で早くもベーコンが焼ける匂いに反応したクロワッサンがやってきた。
ソラは前日に朝食作るのを手伝うとヤマトに告げていたのだが、当の告げられた本人はすっかり忘れていたのだった。そんなヤマトに「次からは起こしてね?」とソラは言うと、台所に入ってサラダなどの配膳を始めた。
「あ、おn……ソラ先輩。もうすぐベーコンエッグもみんなの分できるからトースターにパンを入れてくれる?」
「ん、いいよー」
そんなこんなで、出来た朝食を食べ始めた彼らだが何故、ヤマトが朝食を作っていたのか?
これは別に当番制でなければ、4人がヤマトを虐めているわけでもなくヤマトが5人の中で一番適任でかつ本人が希望したからだ。
そもそも、なぜヤマトが適任だと判明したのかどうかは…女性陣4人の名誉の為に割愛させていただく。ただ、一言言えるのは彼女らの女性として何かが負けた感覚を味わせられたとだけは述べておく。
「さて、今日の仕事なんだが…私、エクシア、ヤマトで○✕にカチコミ、ソラとクロワッサンは荷物の配達業務だ。各自、20分以内に準備を済ませるように」
「「「「了解(!)」」」」
朝食を食べ終え、後片付けを終えた後にテキサスが今日の業務を告げると、それぞれ自室に準備をしに戻った。
***
ヤマトは部屋に戻ると、6本に分けて保管していた合体剣を取り出して土台であるファーストブレード、ハンドガードにまで刃が付いてるセカンドブレード、ギザギザの刀身をもつ2本の剣のバタフライソードと短めの剣である2本のルーンエッジのうち1本を残して合体させて1本の大剣にした。
防刃防弾加工された特別性のコートを羽織り、腰に剣を差すためのホルダーを着け、そこに組み込んでいないルーンエッジを差し、大剣を右肩の肩当てにくっつける。最後に
(……………ムサシ、嫌だと思うが見守ってくれ)
「ヤマトー!準備できたなら一緒に行くよー!」
「うん、今行く!」
ドア越しからエクシアに声をかけられたヤマトは、目を開きドアを開けて1歩踏み出した。
自分をからかいながらも優しくしてくれる天使、色々と備品を壊しまくっているけど朗らかな先輩、自分なんかに気をかけてくれる姉のような先輩、そして──
「揃ったな…では、行くとしよう」
顔には出さないけど、新参者の自分を大事な仲間の1人だと認識してくれる人達と共に、元傭兵の狼は歩んでいく。
これはそんなもしもの世界の一幕…
キャラ紹介
ヤマト:本編とは違い、ペンギン急便のトランスポーターになった場合のヤマト。本編との違いはペンギン急便勢とは心から気を許していることと武器に拳銃が追加されたぐらい。なお、拳銃を持ち始めた理由はテキサスや皇帝が仕事の際にメンバーの組み合わせなどがやりやすいようにというヤマトなりの気遣い。あと、ヤマトの拳銃をもしかしてあの拳銃?と思った方、さてはバイオでハザードなゲーム経験者だな?(作者は未プレイ)
テキサス:本編との違いはさほど無い。強いて言うなら本編ではヤマトのことをほっとけないやつ、こっちでは大事な仲間の1人だと思ってるぐらい。
エクシア:うちの本編に出てない星6狙撃。彼女については本編で出た時に語るとして、こちらではヤマトのことを暇な時は終始からかったりしてる。尻尾をいきなり掴んだ時に、ヤマトが赤面+涙目で抗議してきた時は何かに目覚めかけたとか…
クロワッサン:うちの本編に出てない星5重装。彼女についてはエクシア同様本編で出た時に。こちらの世界線でも相変わらず備品を壊しまくっているものの、直せるものならヤマトが直しているためまだマシという…力加減を覚えましょう。
ソラ:ペンギン急便勢の中では1番本編との違いがあり、こちらではヤマトのことを初めての後輩というより、弟みたいな感じで見ている。まあ、ヤマトの本性は天然だからそう見てしまうのは仕方ないのかも…エクシアのしっぽお触り事件では1番キレた。