現在、メンテナンスでアークナイツ出来ないので少しでも暇つぶしになればと珍しく昼間に投稿です。
そういえば今回の星6確定の有料パック、皆さんはどれにするか決めましたか?自分はエクシアがいるやつにします!スカジが来たらそれはそれでよしですし。
「メテオリーテ、こいつが前私が話していたヤマトだ。出来たら気にかけてやって欲しい」
「あー…この子が……」
「ねえフーちゃん?俺の事なんて説明したの…?」
「コミュ障拗らせた残念な元ボッチ狼」
「酷い!」
第一印象はコロコロ表情が変わる子供みたいなやつだった…まあ、フロストリーフがいなくなった瞬間に話で聞いてた通り、無口になって表情も動かなくなったけど、そういうことになるってのは事前に聞いていたためこの変わりようが逆に面白くて笑っちゃったわね。
「ヤマト!」
「了解、切りこむ!」
生活の場じゃポンコツというか、身長のせいもあってどこか抜けてる子供みたいな感じなのに、いざ戦闘になるとそんなことを微塵に感じさせない程の高い状況把握能力に判断力、そして戦闘技能。おかげでいつもより戦いやすかったのだけれども…ギャップが激しくて戸惑ったわ。
まあ、今ではヤマトも私と話すのは慣れたのかよく喋るし表情もコロコロ変わるようになったのだけれど…この子、何歳なのかしら?顔は童顔だし身長も高くないし…フロストリーフより年下の可能性もあるわね(名推理)
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「〜♪」
ヤマトは廊下を機嫌良さげに歩いていた。
というのも、ヤマトの二度目の昇進の特別プログラムがやっと終わり、今夜は久しぶりにホシグマ達と飲み会が出来るからだ。
(おつまみも作り終えたしあとはお酒を購買部で見繕って──)
そう考えながら購買部に入ろうとした時、ホワイトボードに書かれた「極東で噂のオニ殺し数個のみ限定入荷!」という文字にヤマトの目は止まった。
ヤマトはそこで「そういえば」と前の飲み会でホシグマが「いつかはオニ殺しをヤマトと飲んでみたい」という発言をしていたのを思い出した。その時は「オニがオニ殺しを飲むの…?」と不思議に思っていたのだが、どっちにせよ普段お世話になっているホシグマへのお礼として買っておこうと思い、購買部の中に入ると──
「おっ、ヤマト君丁度いいところに!この時間帯ってあんまり客来なくて暇だからさー話し相手になってくれない?」
「オニ殺しってどこにあるの?」
「……ねえ、誰からそういう態度とれって教わったの?」
「フーちゃんに相談したらこうしろって」
「あのロリ狐め」
購買部のレジでだらけていたクロージャとやり取りを見てわかるように、ヤマトは彼女にコミュ障によるあがり症+ポーカーフェイスのコンボが発揮されない程度の交流を交わしていた。しかし、基本的に対応が丁寧なヤマトがクロージャに対しては何故雑な対応なのか?
これにはちゃんとした訳があり、ヤマトはクロージャに手伝って欲しいと言われて彼女が作った試作品の実験台にされたり、果てには『美少女ループス写真集』という名の『ヤマトちゃん写真集(データはドクター秘蔵の物)』を裏で販売していたことがあったからだ。
そして余談ながら、『ヤマトちゃんの写真集』を販売していたことをヤマトにバレてから暫くは得体の知れないものを見るかのようで見られたとか。
クロージャはゴホンと咳払いし先程の会話で気になっていたことをヤマトに問いかけた。
「まあ、いいや。それよりなんでオニ殺しを?」
「前にホシグマさんが飲んでみたいって言ってたから、普段のお礼と俺も興味あったから一緒に飲みたいなーって思って…はい、お会計お願いします」
「なるほどねぇ…あ、でもこれって度数…いや、ヤマトとホシグマさんなら大丈夫か。えーと年齢確認は…別にいいか。お会計は──」
*****
(おつまみも事前に用意してあるし、お酒はホシグマさん達も持って来てくれるから後は部屋で時間になるまで待てば──)
「あら、ヤマト。機嫌良さそうだけどどうしたの?」
鬼殺しを買い部屋を戻る道中でヤマトはメテオリーテに後ろから声をかけられた。メテオリーテとしてはここまで分かりやすくヤマトが上機嫌なのは初めてなので、つい声をかけてしまったという感じだがヤマトはそれに対して笑みを浮かべながら答える。
「実はね、この後ホシグマさん達と久しぶりに飲み会やるんだけど、そのホシグマさんが俺と一緒に飲んでみたいって言ってたオニ殺しが買えたんだ!」
「……へ?」
ヤマトの言葉にメテオリーテは思わずそんな声が出てきてしまった。
先に言っておくと、メテオリーテはヤマトのことを身長が低いことや童顔であることからまだ成人してないのではないかと思っているのに加えて、メテオリーテはオニ殺しというお酒がオニのような強い人でもあっという間に酔ってしまう程にやべー酒だということを知っていた。
(え?飲み会って酒を飲み会うやつの方よね?それで、ホシグマさんって確か凄い酒豪で、確かオニ殺しはやばい酒でそれをヤマトと一緒に…?)
「メテオリーテさん?どうしたの?」
「……ねえ、一つだけ聞いていい?」
先程から脳内で色々と思考がぐるぐる回っているメテオリーテに流石に様子がおかしいと感じたヤマトが声をかけると、彼女は恐る恐ると言った様子でヤマトに質問をしてもいいか尋ねる。疑問にこそ思うが、断る理由もないのでヤマトは頷いて肯定の意を伝える。
それをメテオリーテは確認すると声を震わせながら──
「ヤマトってさ、未成年じゃないの…?」
「………!!!!」
その一言を聞いたヤマトは最初こそポカーンとしていたが、意味を理解し始めるとメテオリーテに凄まじい勢いで猛抗議しだした。
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「うぐっ…ヤマト、強すぎ……」
「……それに関しては私も同意する」
「うん、お陰様でボクはヤマトが酔ってるところ見たことないんだよなぁ…」
「というより、ヤマトが成人してて尚且つザルだってことを言うの忘れててすまないな…」
その後メテオリーテも加わった(強制)始まった飲み会にて、ヤマトがどれぐらい飲めるのかとメテオリーテは彼と同じペースでお酒を飲んでいたのだが早々にダウンし、それをラップランド、チェンそしてフロストリーフが介抱していた。
そしてそのヤマトはと言うと…
「結構これ美味しいですね」
「ああ、これは中々美味だ。こうしてオニ殺しを飲めるとは人生分からないものだ…」
ホシグマと2人で件の鬼殺しをまったりと味わいつつ飲んでいた。一応、フロストリーフ達も少しだけオニ殺しを飲んでみて美味いものの度数が強かったためギブアップしていた。
「……ヤマトって、本当にとんでもないやつね…」
メテオリーテはしみじみと呟いた。
*この世界のオニ殺しはやべー酒という設定です。
キャラ紹介
ヤマト:低身長&童顔がコンプレックスのオオカミ。密かに牛乳をよく飲んでいる。
メテオリーテ:星5範囲狙撃。何かとスキル2の守備力低下の方に目が行きがちだが、スキル1のやつも結構とんでも性能。というのも、強打系の攻撃回復スキルで敵に着弾すると爆発範囲がめちゃくそ広くなるため。個人的には、困ったらスキル1にしとけばモーマンタイだと思ってる。性格としては口が悪いというか、言い方がきついけど根は優しいという感じ。ヤマトを見た目で未成年だと判断していたが、今回の件でより見た目で人を判断してはいけないと学んだ。
クロージャ:お馴染み購買部の人。個人的には明るめのキャラだと認識。うちの小説では、裏ルートで『ヤマトちゃん写真集』をばらまいてたやべーやつ。ヤマトにバレた際は1度辞めたが、最近になってまたこっそり販売を再開した。
フロストリーフ:ヤマトが密かに牛乳を飲んでいることを知って、なんか可哀想というか悲しい気持ちになった。
ラッピー:『ヤマトちゃん写真集』購入済み
チェン:おつまみ美味しい
ホシグマ:自分と同等ぐらいに酒を飲めるヤマトとの飲み会は結構楽しみにしている。いつかは飲み比べもやってみたいとも思ってたり。
ifルートのヤマトの性能とかも一応考えてはあるんですけど、設定集に書いた方がいいのかな?需要あるか分からないけど…