…失礼、取り乱しました。さて、今回もリクエストにあったものの中で、話を練りやすかったものからお出しします。
それとハーフアニバーサリーの生放送でアーミヤが3Dで動いていたことに、感動したと同時に技術の進歩を実感しましたね…
それと今回のメインとしてでる2人の口調ってこれで合ってるのかな…?片方は持ってないから余計に不安です…()
「っ!」
訓練室の一角にて、ヤマトはへラグと互いの得物で打ち合いながらも、シュヴァルツのボウガンから撃ち出される正確無比で尚且つ強力な狙撃を身を捩らせて躱し、更にそこへ振るわれたへラグの一撃を今の体制では受けれないと瞬時に判断し、へラグの後ろに回り込むように跳んで躱した。
しかし、それを狙っていたかのように空中にいるヤマトへシュヴァルツが放った5本の矢がが飛来していた
(誘われた…!)
ヤマトは自分の迂闊な行動を悔やみつつも、飛んできた1本目と2本目体をひねらせてギリギリで躱し、その後の2本を右手に持っている合体剣と左手に持っているまだ組み込んでいないルーンエッジで弾き飛ばすも、最後の1本は回避と迎撃が不可能と判断し剣をクロスさせて防いだが、矢の勢いまでは殺せず後方へと飛ばされる。
へラグとの距離を空けないためにも、ヤマトがルーンエッジを地面に突き刺して減速して着地したところで、へラグが刀を鞘に納めた状態でヤマトとの距離を詰めていた。
(しまっ──)
一呼吸で繰り出される2連撃をヤマトは合体剣とルーンエッジを振るって何とか防いたが、その直後に矢が自分に飛来してきたのを視界に入れ──
*****
「──最終的に、それを無理な体勢で避けたせいでへラグ殿の弦月という剣技を防ぎきれず負けて、5本勝負の結果は1対4で俺の負けだった」
「それでも、あのへラグ様とシュヴァルツの2人から1本取るだけでも凄いわ!もっと自信を持っていいと思いますわよ?」
「セイロン様の言う通り、お前はもう少し自信を持つべきだと思うぞ」
ロドスのシュヴァルツの部屋にて、部屋の主であるシュヴァルツとその主であるセイロン、そしてシュヴァルツに強引に連れてこられた誘われたヤマトの3人はシュヴァルツが淹れた紅茶とクッキーやマドレーヌをお茶菓子としたお茶会を開いていた。
そして話してる内容は、先程ヤマト自らが頼んで行われた5本勝負の模擬戦の内容であり、ヤマトはコミュ障とあがり症による言葉少なさを発揮しつつも、シュヴァルツが足りないところを細くする感じで何とか会話は成り立っていた。
──因みに、ヤマトが1本もぎ取った時の試合内容は簡潔に言ってしまえば、『先にシュヴァルツを倒して彼女のボウガンを使ってへラグを牽制しつつ、初見殺しの技で倒した』である。
最も、へラグに対して放った初見殺しの技はシラヌイが修理ついでに『ヤマトならいい感じに使いこなせるでしょ』と勝手に付け足した『対になる剣同士が一定量アーツを込めると引かれ合う』…つまりバタフライソード同士、ルーンエッジ同士はアーツを一定量込めてから離れると引かれ合うというとんでも機能を利用し、バタフライエッジとルーンエッジの二刀流で戦ってる最中にあたかも手から弾き飛ばされたように見せかけて投擲、残りの1本ずつを牽制として投げたように見せかけて後はそれがへラグを四方から囲んで戻ってくるようにし、それらを対処している間にファーストブレイドとセカンドブレードの二刀流で斬りかかったというものだった。
それは置いといて
しかし、いきなり連れてこられたヤマトとしては初めて話すという訳では無いものの、正直シエスタ以来話していないセイロン達といるという状況はかなり緊張するものであり、先程から心臓が爆発するのではないかと激しく動いている。
(というより、なんで俺連れてこられたんだろ…?)
「何で自分がここに連れてこられたのか?って思ってますよね?」
(バレて…!?)
セイロンが告げた内容にヤマトは内心驚いてる中、彼女は話は続ける。
「まずはシエスタの事件で解決に協力してくださり、ありがとうございました」
「私からも、セイロン様を守ってくれたことにお礼を言わせてくれ」
「…あの時、たまたまあの場にいたから協力できただけだ。(それに協力するのは当たり前だから)礼は別にしなくていい」
セイロン、シュヴァルツから礼を言われ更に頭を下げられたヤマトは脳内でパニックを起こしながらも、必死に返答する。…最もあがり症の弊害により大事な部分が抜けているのだが。
そんなヤマトの返答セイロンは短い期間とはいえ、ヤマトと共に時間を過ごし、更にドクターからも彼の人となりを聞いていたのもあって、ヤマトが何かしら省略してしまった返事なのだろうと予想するのと同時に、ドクターが念押しで言われたことが現実になっていることが可笑しくクスッと笑みを零した。
「…何かおかしいこと言ったか?」
ヤマトはパッと見では相変わらずポーカーフェイスではあるものの、よく観察すると何処かムスッとした拗ねたような雰囲気が出ていることにセイロンは気づくと、ドクターが言っていた通り素直な子なのだと笑みを隠しつつ思うと、咳払いをしてヤマトを呼んだ2つ目の理由…いや、本当の理由を話し出した。
「ごほん、それでヤマト。貴方を連れてきた理由なのだけど…貴方とこうしてゆっくりと話してみたかったのよ」
「……何故?」
「あら?仲良くなりたい人とゆっくり話したいというのに理由はいるかしら?」
「……!」
シュヴァルツがさも当然と言った様子で言った内容にヤマトは目を丸くし、そして自分もかつてラップランドと仲良くなりたいからとミルフィーユを振舞ったことを思い出し、納得した。
「…そうか」
そう変わらずポーカーフェイスでありながらも、自分からアプローチをかける前に初めて仲良くなりたいと言われたことをヤマトは内心喜んでおり、それをパタパタと勢いよく揺れる尻尾が表していた。
そして位置的にシュヴァルツからはそれは丸見えであり、ヤマトと対面に座っているセイロンでさえ、勢いよく横に振られる尻尾の先っぽが見えたため内心で彼が喜んでいることに2人はほっとしていた。
(近いうちに、ヤマトがドクターや他の方達みたいに話してくれるようにお茶会をやる機会を沢山設けようかしら?そのためにもまずはヤマトが好きなお菓子を把握しておかなければ──)
(と、考えておられるのだろうな…一応私の方で聞いてみるか)
(あ、このマドレーヌと紅茶と結構合うな…紅茶の方は後でシュヴァルツさんから教えてもらおうかな?)
シエスタ主従組がそんなことを考えている中、ヤマトは2人が考えをめぐらせているのを知らずに、更に自分の尻尾がブンブンと振られていることにすら気づかずに呑気なことを考えていた。
「あ、いい匂いがすると思ったら3人でお茶会してたんだね」
「皆さん、こんにちは」
「ドクター、それにアーミヤ代表」
すると、そこへドクターが顔を出し更に本日も秘書であるアーミヤもひょこと顔を出して挨拶をしてきた。
セイロンはふと、部屋の壁にかかっている時計の時刻を見てあることを思いつき、それを目の前の2人に提案した。
「ドクター、アーミヤさん。時刻的にはおやつ時ですし、折角ですから一緒にいかが?」
「え?俺としては有難いんだけど…」
ドクターはチラッとウトウトする度に「ドクター、まだ寝てはダメですよ?」と優しく告げてくる最愛の人(まだ想いは告げてない)であるアーミヤ目線を向ける。
そしてその目線を向けられたアーミヤは、フーっとため息を吐きながら。
「いいですよ。先程まで凄い集中して仕事してましたし、休憩は必要ですからね」
「ありがとう。それじゃ、というわけでご一緒してさせてもらおうかな?」
「ええ、いいですわよ」
「では、私は紅茶を淹れてきます…あ、アーミヤ殿は座って待っててください…ヤマトもだぞ」
(!?なんでバレて…!?)
「……流石に雰囲気でわかるからな」
そして新たに2人を付け加えたお茶会は先程より更に賑やかになったのだった。
「そういえば、ヤマトが使ってる剣にそんな機構ついてたっけ?」
「……この前、修理に出した時に勝手に付け加えられたんだ……」
「……そっか」
結構ゴリ押しちゃいました…クオリティをもっと上げられるように頑張らなければ…!
キャラ紹介
ヤマト:へラグ&シュヴァルツペアから1本もぎ取ったというとんでもない偉業を成し遂げていたやべー狼。そして、久しぶりのコミュ障+あがり症のコンボが出たようにそちらに関しては全く進展が見られない。よくある知識はあるものの実践で使えないというタイプ(但し一部に限る)。後日、シュヴァルツから紅茶の淹れ方を教わるヤマトの姿が見受けられたとか。なお、ヤマトがへラグに放った技は想像できた方もいるでしょうが、皆大好き某赤い弓兵さんの鶴○三連です。
シュヴァルツ:中距離高火力星6狙撃。スキルや素質的にも分かる通り1発の火力に優れ、手数のエクシアとはまた違った強さがウリ。なお、シエスタイベで何とあのへラグ爺と渡り合うというとんでもない実力の持ち主でありながら、紅茶を淹れるのが上手い。
ヤマトから紅茶の淹れ方を教えて欲しいと請われ、断る理由もなかったので教えている。それと酒が強いことも判明したので飲み友にもなったそうな。
セイロン:シエスタイベの配布医療。回復範囲が広くスキル2の味方にレジスト付与が強いオペレーター。有名な6-16ではそのおかげでギリギリ勝てたというレベルでお世話になりました。
ヤマトとはシエスタイベで一緒に解決に奔走した仲なのだが、コミュ障+あがり症と状況が状況なのもあって全然話せなかった。今回のお茶会でヤマトとはそれなりに話すようになり、無事彼の本性と甘党っぶりも知れた。
ドクター:当小説ではアーミヤとは両片思い中。はよ告れ。
アーミヤ:ハーフアニバーサリーの生放送で3Dで登場&使用回数オペレーターランキング1位&秘書ランキング2位になったCEO。おめでとうございます。こっちの世界では秘書に指名されることが多くなり、機嫌が良い。疲れたドクターにひざ枕してあげたいという密かな野望がある。
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