ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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日記形式って案外難しいですね…これをやってる先人方達はマジですごいですよ…崇めなきゃ(使命感)
今回は剣聖メランサちゃんの番です!
彼女らしさが出てたらいいなぁ…あと、最後にあの方が出てきますが、これがヤマトとうちのあの方の関係性って感じでご理解の方お願いします。

それではどうぞ!


看病日記(メランサ)

○月¥日

 

今日から3日間のヤマトの看病は私が担当することになった。

実を言うと、あの時助けてくれた恩をヤマトの看病という形で返すことが出来ているため、ラップランドさんとリージーさんには感謝しています。

けど…その、ヤマトにご飯を食べさせる時は凄い恥ずかしかったな…ヤマトは普通に食べてたけど恥ずかしくなかったのかな?もしかして、もう慣れちゃったのかな…

あと恥ずかしかったことというか、気分が落ち着かないことはもう1つあります。それは、ヤマトに昨日できた目薬を指すとき。

この目薬の効能は目の違和感を少しでも抑えるのと、回復を促進させるというものらしく、朝と寝る前に左右1滴ずつ指すようにと言われているのですが、この時ヤマトは当たり前ではあるけれど目隠しを外して私の方をしたから見上げるような体勢をとる。

なんか…理由とかは上手く説明出来ないけど凄い緊張した。

…ヤマトって結構顔整ってるんだなぁ……

 

ヤマトの病状は本人曰く「目の違和感は前よりは感じない」との事らしいで、回復にしっかり向かってるようで安心した。

 

追記:ラップランドさんとリーシーさんがお見舞いに来て下さり、更に看護も手伝ってくれたんですけど…ボディタッチが多かった気がするのは気の所為でしょうか?ヤマトも気にする素振りなかったからやっぱり気の所為なのかな…

 

 

○月$日

今日はアズリウスさんがヤマトのお見舞いに来てくれて、彼女が来た時間がお昼時なのもあって少しだけ看護も手伝ってくれたんですが…何でそんな普通に食べさせることが出来るのかな…私が変に意識してるだけなのかな?

それはそうと、アズリウスさんのお見舞いの品は彼女のケーキで私の分まで作ってきてくれましたのて、3人でというよりヤマトは食べさせてもらいつつだけどお茶会っぽいのをやりました。

その中で、ひょんなことがきっかけでヤマトの思い出話の1つを聞かせてもらったんだけど…その、凄い苦労してたんだなって…

その内容が、傭兵時代の相方の人が「オリジムシって食えんのかな?」って言い出したのがきっかけで、その時一緒に隊を組んでいた人が「このオリジムシ研究家の俺の出番だな!!」と食いついてオリジムシのフルコースを食べる羽目になり、挙句の果てにヤマトはオリジムシの調理の仕方も教えこまれた、というものだった。

思わず、アズリウスさんと一緒にヤマトの頭を撫でてしまい、当のヤマトは最初は流石に恥ずかしかったみたいで「や、やめてよぉ…」と抗議してたけど、尻尾はパタパタ振られてたから本当は嬉しかったみたい。

アズリウスさんはその後、用事があったみたいでそこで帰ってしまったけど私としてもヤマトとしても中々有意義な時間を過ごせたから後で改めてお礼を言おう。

 

 

○月€日

今日が私がヤマトの看護をする最後の日だ。

今日は行動予備隊A4の皆がお見舞いに来てくれて、話のネタが尽きた際にヤマトが傭兵時代の話をいくつか話してくれた。

色々な話を聞けたけど、個人的に1番印象に残ってるのは…ヤマトはエンカクさんと戦場で2回戦ったことがあるということだ。

1度目狙撃手の時に奇襲された際に他の味方を逃がすまでの時間を稼ぐために刃を交し、2度目はエンカクさんとは敵対している陣営に雇われたことで戦場で戦ったというものだった。

「1度目は近接武器が短刀2本しか無かったから、正直危なかった。2度目は結局天災が来たせいで有耶無耶になった感じかな」とヤマトは少し疲れたように話していのも印象に残った理由の一つかもしれない。

一応、ドクターにもこのことは話しておくべきかな。うっかり同じチームになって空気が悪くなったらまずいし。

 

そして肝心の容態に関しては一向に視力の回復の気配はまだ見られない。早く、元のヤマトに戻って皆とご飯食べながらお話できる日が来た時、色んなことが話せるように私も頑張ろう。

早く元気になってね、ヤマト。

 

追記:最後になって目薬とご飯の補助は慣れたけど…もうちょっと早く慣れて欲しかったなぁ…

 

 

****

 

「入るぞ」

 

ヤマトの部屋に看病に着いている人が丁度留守をしているタイミングで、ある人物が彼の部屋の中に入ってきた。

 

「…あんたは、まさか」

 

「ほう、目が見えないのによく分かったな」

 

「あんたの声と気配はよく覚えている」

 

「はっ、そうかい」

 

部屋に入ってきた人物は目隠しをつけながらも警戒しているヤマトを見て、腑抜けるどころか寧ろ研ぎ澄まされた刃のような雰囲気を感じ安堵するように息を吐くと背を向けた。

 

「早く治せよ。お前との決着を早くつけたいからな」

 

「…模擬戦としてなら相手してやる」

 

ヤマトの言葉を受けた人物──エンカクは鼻でふっと笑うとそのまま部屋の外へ出ていきながら、かつて自分相手に1歩も引かぬところか自分の首を討ち取る1歩手前まで来た男へ思いを馳せた。

 

(…ドクターに、訓練室壊す可能性があること後で言っとこうかな…)

 

一方で厄介なサルカズに目をつけられてしまったヤマトは疲れたようにため息を吐いたのだった。




感想お待ちしております…!

キャラ紹介

ヤマト:オリジムシを食べた&調理した経験があることが判明した挙句、ヤベー奴に目をつけられてしまっていたが、色んな人がお見舞いに来てくれるという愛されてるオオカミさん。オリジムシを食べた感想は「食感も味も問題は無いよ…オリジムシだということを除けば」とのこと。頭ナデナデはどこか懐かしく暖かいように感じた。因みに、ヤマトが傭兵時代に死を覚悟したことは何度かあり、その大半がサルカズ関連。

メランサ:今回の話のメインキャラ。ウブなのでアーンと目薬指すのはちょっと耐えきれなかった。何気にヤマトの傭兵時代の話は他の人より知る形となった。

アズリウス:ヤマトちゃん専属コーディネーターにして、ケーキ作りの師匠。実は、ヤマトにアーンするのは恥ずかしかったが全力で顔に出さないように頑張っていた。ヤマトのオリジムシ話には思わず頭を撫でてしまい、後々異性の頭を撫でるという行為をしたことに恥ずかしくなって顔を手で抑えてた。

行動予備隊A4のメンバー:中々全員の予定が合わずお見舞いに中々これなかったが、メランサの担当日最終日にやっと予定があってお見合いにこれた。ヤマトの傭兵時代の話は彼がなるべく配慮したのもあってそれなりに楽しめた模様。

エンカク:星5配布前衛。作者は使ってないので詳しく彼の性能とかは言えないが、強いという話は結構効くのでへラグ爺を昇進2させたら育てようと考え中。こちらでは、過去にヤマトと2度対峙したことがあるが、1度目はフラッシュバン+スモークグレネードを使われて逃げられ、2度目は天災が来たせいでお預けを食らっている。ヤマトの戦闘能力を高く評価しており、ライバル的な目で見ている…かも。
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