そして、投票の結果に関しては後書きでお話します。
今回の話は待ちに待った人も多かったであろうラップランド回です。
彼女の看病日記はどうなるのか…それではどうぞ!
○月〒日
ああ…やっとボクの番だよ…今更だとは思うけど言い出しっぺのボクが最後の方ってなんかおかしくない?
それはさておき、ヤマトの病状は今日になって急激に回復してきた。今まで視力が回復したとしても最大でも1分が限界だったのに今日は2時間ほど保ち、見える範囲とか視力検査の結果健康体のヤマトと変わらぬ結果になった。
でも、その代わりとしてまた目が見えなくなる瞬間は一瞬だけであるが目に痛みが走るようだ。そのため、目薬と目隠しは続行。看病も視力が回復してもいつまた見えなくなるか分からないため近くにいるようにと言われたので続行が決定した。
ヤマトは看病が続くことに関して凄い申し訳なさそうに謝ってきたけど、テキサス達はちょっと分からないけど少なくともボクとリーシーはそんな風には思ってない。
それに、ボクに関してはあの時ヤマトに助けられたんだからその恩返しにもなるわけだしね。
あと、今日はフーちゃんとチーちゃんが来たんだけど…その理由がボクがヤマトを襲ってないかの確認って酷くない?いくら何でもそんな事しないって言ったらフーちゃんがボクの額に手を当てて「熱は無いな…いや、別人の可能性も…?」って言い出した時は、どんだけ信用ないんだと思ったね。
ボクの普段の行いはそんなに悪くないはずなんだけどなぁ。
○月々日
今日はドクターとアーミヤがヤマトのお見舞いにやってきた。彼らは最初に来るのが遅くなってしまったのと、自分達の不手際でこのような事になってしまったことを謝ってきた。
ヤマトは突然の事態に慌てたのかベッドから転げ落ちそうになりながらも、「あれは小隊長を任されていた自分の不手際と相手が一枚上手だっただけでドクター達は悪くない」と必死に説明し始め、そこからはヤマト対ドクターとアーミヤによる謝り合戦が始まってね…ボクが止めなきゃ永遠とやってたよ。
何とか止めたところで、行動予備隊A4の子達が来てくれたのもあって変な空気は無くなったけど…カーディだっけ?主に彼女が場を明るくしてくれたから感謝しなくちゃね。
それでヤマトの傭兵時代の話を聞けたんだけど…中々興味深い話が聞けたね。特にヤマトの事を「甘い子犬ちゃん」と呼ぶサルカズの女傭兵がいて、そいつとばったり会ったら何故か追っかけ回されたりとか、気がついたら自分の近くに寝てたとかね…特徴は聞けたから今度会ったらヤマトのためにも××ないとね…。
ただ…オリジムシを食べた話をした時のアーミヤはすっごい怒ってたね…まあ、「ロドスで真似する人が出てきたらどうするんですか!?」って内容よりも話したことに関することで怒ってたけど。
それと、アーミヤの話に一つだけツッコミを入れるなら流石にオリジムシを調理する人はおろか、食べる人もいないと思うんだよなぁ…。いないよね?いるとしたら流石のボクでも引く。
そして今日になってヤマトの目は半日ほど視力が回復した。なんか、ボクが担当した途端に良くなってない?これ、もう少し回復するの早かったらボクが看病することは…いや、これ以上やめよう。これで、明日現実になったら嫌だしね。
○月〆日
えー、朝起きたら何故かヤマトの視力がほぼほぼ回復してました…
何で?
急展開すぎでしょ!?日記書いてる今でも信じられないよ!?
まあ、回復したと言っても夕飯すぎたらまた見えなくなったんだけどね…その時、ヤマトはてっきり治った思ってたせいもあって凄い取り乱してたね。今はもう時間が時間だから寝てる…というか寝させたけどあんな取り乱してたヤマトは初めてだったな…。
因みに、今日は視力がほぼ回復してた+時間も長かったのもあってボクがもしもの時に対応できるように近くにいることを条件で、ヤマトはロドスの中を歩いてたんだけど…ヤマトがロドスの中を歩いているのを久しぶりに見たのもあってなんか懐かしく感じた。
その後、訓練室で軽く動かしてシャワーで汗を流して夕飯というところでさっき言ったように目が見えなくなった、というのが今日の一通りの流れだ。
そういえば、へラグっておじさんはヤマトの師匠に当たる人なんだっけ?でも、今日の2人をみてると師弟関係というよりは、おじいちゃんと孫みたいに見える。
さて、ヤマトの看病を3日間やってみたけど…新鮮だったね。ボクみたいなやつが誰かをこうやって看病出来る…いやしようと思うなんて昔じゃ全く考えられなかった。少しだけ、ボクも変われてるって証拠なのかもね。
******
「皆さん、本当にご迷惑をおかけしてすみませんでした…」
それからフロストリーフの2度目の看病当番の最終日で、精密検査の結果無事にヤマトの目は元に戻り、後遺症も奇跡的に残らないという結果になった。
「いやいや、別にいいってことよ。少なくとも私とラッピーはヤマトの看病は苦じゃなかったし」
「おい、何勝手に言ってんだい?まあ、その通りだから別にいいけど」
「ははは…まあ、俺から見たら皆迷惑だとか思ってなかったと思うけどね」
「そうかな…?」
ドクターの言葉にヤマトは本当にそうなのか、と疑問の声を漏らす。
「迷惑だなんて思ってないさ。少なくともお前との付き合いは他の奴らに比べたら長い方なんだしな」
「わ、私も思ってないよ?助けてくれた恩をやっと返せたし…」
「…まあ、私も迷惑だとは思ってない。無論、大変だとか面倒くさかったとかも思っていない」
「そういう訳だ、勝手に決めつけるのはお前の悪い癖だ。少しは周りに頼るっていうのを覚えろ」
「それ、貴方が言うんですか…」
「みんな…」
フロストリーフ、メランサ、テキサス、チェンがヤマトの看病に対して思っていたことを口にし、それを聞いたヤマトは彼女たちを見渡す。
「……ほら、こういう時は謝罪の言葉よりもピッタリな言葉があるでしょ?」
「ドクター…」
後ろからヤマトの肩をポンと叩いてドクターは諭すように告げ、そしてヤマトは顔を上げて。
「…みんな、ありがとう」
感謝の言葉を投げかけられた彼女たちは優しく微笑んだのだった。
「ところで、チェン隊長殿?デスクの上にあった日記が風に煽られて見えてしまったページに…」
「おい、それ以上言うな。言ったら殴るぞ?」
「構えながら言わないでくれるかしら…」
という訳で、最後あっさりしてますが看病編はこれにて終了です。
さて、アンケートに関してなんですが…フロストリーフとラッピーが同率1位になりましたので、決選投票を行います。締切は8/26の23:55です!ご協力の方お願い致します!そして、感想やコメントもお願いします!(全力の土下座)
キャラ紹介
ヤマト:急に症状が収まり始めた本作主人公。なお、目が見えない間は見えなくてもできるトレーニングを欠かさずに行っていたため、筋力の衰えはそれほどない。なお、途中であった訓練室の軽くの内容は「・シミュレーションの敵100人斬り・ラッピーとの手合わせ・へラグからの指導+反省点の確認を含めた手合わせ」というもの。正直、変態の域に達している。サルカズの女傭兵さんとは何かしら因縁が…?
ラップランド:(今のところは)メインヒロインのムーブをかましているヤマトガチ勢の我らがボクっ娘オオカミさん。サルカズの女傭兵をロックオンした。なお、当小説で1番キャラ崩壊が激しいのも彼女。
ドクター&アーミヤ:基本的に2人で行動することが多く、一部ではデキてる説が流れている。
看病メンバー:全員に今回の看病生活に関しては全く苦じゃなかった模様。各々ヤマトの色んな一面を知れたのもちょっとあったり。