ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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お待たせしました!

今回はリクエストの前に、そろそろ彼女を出さないと絡ませられないという訳でこちらの話となりました。

それとこちらの都合で2週間ほどは投稿できないと思います…本当にすみません……




第2回ヤマトの修羅場対策会議

「あら、子犬ちゃんじゃない」

 

「W…さん?」

 

「そうよ、久しぶりね」

 

「……ヤマト、知り合いなのか?」

 

「あ、う、うん。俺が傭兵時代の時にお世話になった人で、俺にとっては恩人だよ」

 

「あら、嬉しいこと言ってくれるわね」

 

それは偶然であった。その日、フロストリーフと一緒にロドスの廊下を歩いていたヤマトは、恩人であるWと再会した。そして隣にいたフロストリーフの質問に対して、ヤマトが答えた内容を聞いたWは笑みを浮かべる。

 

「Wさん、ありがとうございました。あなたのおかけで、俺はこうしてこの場にいます」

 

「大袈裟ね、たまたま会ってただけよ」

 

「それでも、俺にとっては感謝することでした。ですから、もし俺に出来ることであったら何でもしますよ」

 

「おい、ヤマト。そういうことは言わない方が…」

 

「……へえ、何でも?」

 

(……嫌な予感がする)

 

ヤマトとWの会話の中で、彼が発言した「何でもする」という言葉にWが怪しげに笑みを浮かべたのを見たフロストリーフは、キリキリと痛み出したお腹を抑えた。絶対ろくでもないことが起こる気がする。

 

そして、その予想は当たっていた。

 

「なら、今度私の買い物に付き合ってくれるかしら?」

 

(は?)

 

「買い物ですか?」

 

「ええ、そうよ。子犬ちゃんには私の服選びと荷物持ちして欲しいのよね~」

 

「そういうことですか。ならいつ行きましょうか?」

 

(まずいまずいまずいまずい!)

 

突然の流れにフロストリーフが内心で惚けている間にも、ヤマトはなんの疑いもなくホイホイとWの提案に賛同、同時にフロストリーフは色んな意味で良くない流れになってしまっているのを悟り、焦っているとふとWと目が合った。

そしてそれを見たWはニヤリと口角を歪ませ。

 

「うわっ、だ、Wさん!?」

 

「というわけだから、子犬ちゃん借りるわね?」

 

(……マジか)

 

ヤマトの腕を自身の胸に抱え込むように抱いたWと慌てるヤマトを見て、フロストリーフはただでさえ悪い修羅場が更に悪化してしまうことを確信してしまったのだった。

 

 

 

 

****

 

 

「──という訳で、第2回ヤマトの修羅場対策会議を始める」

 

(((なるほど、そういう訳で)))

 

「え?え?」

 

フロストリーフの招集を受け、彼女の部屋に来たホシグマ、テキサス、メテオリーテの3人は同じ感想を抱き、同じく招集を受けたラナは困惑してた。そんな彼女らの視界には、ホワイトボードがあり、そこにはヤマトの写真(何故かぼーっとしてる時の顔写真)を中心に周りにはラップランド、リーシー(変顔)、イカズチ(寝顔)、チェン、そしてWの顔写真が貼られてそれぞれが中央のヤマトへ矢印が引かれ、そのすぐ側にはチェンは?マーク、その他にはハートマークが書かれていた。

 

そう、このホワイトボードのヤマト修羅場相関図(フロストリーフ命名)から分かるように、新しくWが参戦してしまったのである。

 

「先程の話したことと、この相関図から分かるようにWが参戦してしまったため、私達の胃とロドスを守るためにも協力して──」

 

「その、ちょっといいかしら?」

 

「む、ラナか…どうかしたのか?」

 

「いや、なんで私もいるのかなーって…」

 

フロストリーフの言葉を遮って、やっと状況がある程度理解出来たラナが待ったをかけ、何故自分がここにいるのか不思議に思い声を上げた。それもそうだろう、ラナの視点で見ると療養庭園でポデンコ、イカズチと話していたところを切羽詰まった表情で来たフロストリーフに「ラナを少し借りるぞ」と一言告げられ、気がついたらこの場に連行されていた、という感じだ。その上、正直ホワイトボードの5人に対して自分が何か出来るとは到底思えないため、ラナの疑問は当然といえば当然であった。

 

「お前はイカズチの抑え役を頼みたいんだ」

 

「え、あの子の?」

 

「ああ、イカズチを単独で抑えられるのはこの中では恐らくお前ぐらいしかいないと思ったのでな…というより、Wのヤバさが未知数だから1人でも戦力が欲しかった」

 

「えぇ……」

 

「だから頼む!このままだとロドスが半壊するだけじゃなく、心労でドクターや私達の胃が死ぬ!!」

 

「そこまでの規模なの!?」

 

フロストリーフの説明を聞いたラナは困惑し、そしてそんな狐さんの悲痛の叫びを聞いてラナはさらに困惑した。正直、後者はともかく前者に関しては誇張しているのでは無いかと考え──

 

 

 

***

 

 

──「そういえばイカズチちゃんのアーツってどういうのなの?」

 

「私のアーツは電系統だよ。例えば…えい」(ポデンコにタッチ)

 

「きゃあ!?これって、静電気?」(バチッ!!)

 

「うん、私のアーツはそんな感じに電や電気を放出出来るの。だから、精密機器とかにブッパなせば狂わせることもできるし、人なら痺れさせることも出来て結構応用聞くんだよ~」

 

「すごいですね!」

 

「だからやろうと思えばロドスを止めることもできるよ!」

 

「あ、あはは…や、やらないわよね?」

 

「うーん、多分やらないかも?」

 

「ふふ、イカズチちゃんのジョークはきついですね~」

 

「ねえ、本当にやらないでね?お姉さんとの約束よ?いい、絶対にやらないでね?」

 

「分かってるって~」

 

 

***

 

 

 

 

 

「分かった、私も協力させてもらうわ」

 

「すまない、助かる」

 

ポデンコを混じえてそんな話をイカズチとしたのを思い出したラナは、案外実現しそうだと感じフロストリーフの申し出を受けた。正直、修羅場による巻き添えで死ぬのは御免だ。

 

そして対策会議の話は本題へと移る。

 

「さて、今回の議題として取り上げたいのはWの抑え方だ。一応私の方で集められる情報は集められたが…もし、彼女に関して何かしらの情報を持っている者がいたら遠慮なく言ってくれ」

 

「では、小官から。まずW殿とは少し話しましたが、私たちを含めて相性は悪く、そしてあの三馬k…もとい、あの3人とは最悪を通り越してるレベルで悪いと思います」

 

「やはりそうか…」

 

ホシグマの意見を聞いたラナを除くメンバーはそれぞれどういう感じになるかを想像する。

 

・Wが3人の目の前でヤマトに抱きつく等の行動をして煽る。

・ブチギレる。

・リアル大乱闘勃発。

・ロドス半壊&ストレスで胃が死ぬ。

 

((((これはかなりまずい))))

 

もし、想像が正しければWとヤマトが一緒の場にいるという条件のみでロドス半壊ルート一直線というとんでもないことになる。4人は冷や汗を流しながら、すぐに対策を練らないという焦燥感が募り始めた。

 

「な、なにか対策は無いのか!?Wを含め、全員をすぐに無力化する方法は…!」

 

「あったらこんな会議開かれてないわよ!」

 

「落ち着け、まずはラップランドをシバいて…」

 

「それはテキサスの私怨では?」

 

(なんか、すごい場違いな気がしてきたわね……)

 

「~♪」

 

会議が難航(ぐだぐだ)し始めた時、フロストリーフの連絡端末からコール音が流れ始めた。彼女は一言、テキサスたちに詫びを入れて端末の画面を見ると連絡してきたのはドクター。

 

「………もしもし、私だ」

 

嫌な予感がしつつも、フロストリーフは無視する訳にも行かずドクターとの通話を開始した。一応、スピーカーをオンにした状態で。

 

『あ、フロストリーフ!?突然で悪いんだけどそこにホシグマとテキサスもいる!?』

 

「……ああ、いるが」

 

『それなら丁度良かった!実は訓練所で、Wがラップランド、リーシー、イカズチとリアル大乱闘始めちゃったから、止めるのを手伝っ…あ、ヤマト!1人で止めるなんて無茶だ!と、とりあえず来る途中で力になってくれそうな人いたら連れてきて!!なるべく早めに!』

 

ブツンと通話が切れ、プープーと通話が終了した音が部屋の中に静かに鳴り響く中、フロストリーフは疲れたような表情を浮かべ。

 

「……とりあえず、行くぞ」

 

「「「……分かった」」」

 

(これ、私も行かなきゃダメな感じね……)

 

フロストリーフの一言で、テキサスたちは溜息をつきながら重い腰を上げて席を立ち、ラナも立ち去る訳には行かず額に手を当てながら席を立ったのだった。

 

 

 

****

 

 

 

『アーユーオーケイ?バスターウルフッ!』

 

「はああああ!?何よこの厨キャラ!」

 

「私の勝ち。なんで負けたのか明日までに考えといてください」(ダブルピース)

 

「……!」

 

後日、ロドスにおいて実力行使の喧嘩は全面的に禁止というルールが発令され、変わりに何かしらの争いごとの解決はUNOやトランプといったものによる平和的なものでの解決になった。そして、どうしてもという場合のみドクター、アーミヤ、ケルシー、ドーベルマンの4人のうち2人以上から許可を取れたら訓練所にて喧嘩してもいいということになった。

 

「それじゃ次は私ね。言っとくけど手加減しないからね?」

 

「ほう、セフィロ○か…面白い、その細い体で筋肉ダルマに勝てるとでも!」

 

「白黒、練習付き合って」

 

「その呼び方やめてくれない?」

 

「みんなー、ちょっと休憩しよう?クッキーと紅茶用意したからさ」

 

そして、ヤマト案件でぶつかり合うラップランド達はことある度にヤマトの部屋でゲームによる勝敗を付けているのであった。




オチが思いつきませんでした(自首)

キャラ紹介

ヤマト:フロストリーフ達の胃を痛める元凶。訓練所でリアル大乱闘を始めた4人を止めようと1人突撃、無事吹っ飛ばされた。なおスマブ○を最近始めたばかりのWに3タテされた。そんな彼はカービ○を使っており、理由は「ドクターにおすすめされたキャラだし、それに可愛いから」とのこと。

フロストリーフ:ヤマトの保護者組のリーダー的存在。今回のルールのおかげですごい楽になった。

テキサス:ヤマトの保護者の1人。ゲームはあんまりやらないらしく、苦手な部類らしい。

ホシグマ:ヤマトの保護者の1人。とりあえず丸く治まって良かったと心底安心した。

メテオリーテ:イカズチの保護者の1人。イカズチに誘われてゲームに付き合う時間が増えた。

ラナ:イカズチの保護者枠に認定された癒しお姉さん。イカズチ、ポデンコ、ヤマトの4人でトランプをやっている姿がたまに見受けられるようになったとか。なお、大抵ヤマトが最下位。

三馬鹿:ラッピー、リーシー、イカズチ。

W:星6範囲狙撃オペレーターにして、作者の推しキャラの1人。このキャラの強みはやはりS3の火力。敵が密集している時にやるとそれはとてつもなく気持ちいい感じになる。我がロドスでは、S3特化3済みなので是非!因みにこっちではたまにキャラ崩壊する。まあ、リーシーがいるからね、仕方ないね。スマブ○では某伝説の傭兵を使ってる設定。

リーシー:最近CFからテリ○に乗り換えた。

ドクター:これでロドスが壊れることはないだろ(震え越え)

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