それとアンケートを期間は短いですがやっておりますので、是非ご協力の方お願い致します。
あと、ヤマトくんの設定でS2を上方修正しました。いや、流石に最初の段階のやつだと使い所さんが全くない感じになってしまうので……
──バレンタイン。
それはお歳頃の男性諸君にとっては貰えるかどうかでソワソワしたり、中指を立ててFU○K!と心の中で叫んだり、「自分は義理すら貰えない」と予防線を張ってダメージを最小限にしようと試みたり、そして女性にとってもちゃんと渡せるかとソワソワするイベントでもある。
さて、今回は女装が似合い修羅場に巻き込まれることが多々ある、とあるループス(♂)とその周りが繰り広げるバレンタインデーを見てみましょう。
***
「アーミヤ代表主催の、バレンタイン料理教室のお手伝い?」
「ええ、料理が苦手な方のために開催することになったのですが、教えるための人員が足りていない状況ですの」
「なるほどね……」
アズリウスの部屋にて、女装させられている状態のヤマトは彼女の口から出た状況を聞き、思案顔になる。ヤマトの本音としてはアズリウスからの頼みというのもありすぐに了承したかったのだが、男である自分がその場には行っていいものなのか?という考えがヤマトを悩ませていた。
そして、アズリウスも同じことを予め考えていたのだろう、悩むヤマトに対してその悩みを解消させるために自分の考えを話した。
「大丈夫ですわよ。女装すれば男が混ざってる感は無くなりますわよ」
どこが大丈夫なのか聞きたい提案じゃねーか!と普通の人は思うだろう。だがしかし、ロドスに限っては、さらに言えばその対象がヤマトならば普通に問題ない案件であった。
というのも、以前にヤマトが女装をオペレーターたちの前で公開した結果、ヤマトはマスコットキャラ扱いになり、特に多くの女性オペレーターからはもはや男扱いされていないのが現状だ。因みにこの事を知ったヤマトは微かに残っていた男としてのプライドを粉砕された。
「だから、変に気にしなくていいのですよ」
「……うん、そうだね。それじゃあ手伝わせてもらおうかな」
「ありがとうございます……さて、それではその時に着るための服を今決めてしまいましょう!これとか私的には似合うと思うのですが…!」
結果として、総合的に考えて大丈夫だろうと判断したヤマトはアズリウスの頼みを了承し、それを聞いたアズリウスは感謝の言葉を述べつつも、興奮した様子でタンスから引っ張り出した服を見て、こっちが本当の目的ではないかとヤマトは思ったが、口に出すだけ野暮な気もしたので黙って着せ替え人形になるのだった。
****
「という訳で、ヤマトが手伝いに来てくれました」
「「「「「うおおおおぉ!!」」」」」
「これでもう満足だわ」
「写メ撮ろっと」
「す、すごいテンションだね…」
「そ、そうだね……あとグムとしてはヤマト君が女装してるのが気になるんだけど……」
「というより、助っ人ってヤマトさんだったのですね…」
そしてやってきたバレンタインの料理教室当日。アズリウスの紹介で現れたヤマトちゃん(服装は黒色のギンガムチェック柄のシャツ+キュロットスカート)を見て、盛り上がる女性陣(一部)を見たヤマトが引きつった笑みを浮かべる中、グムはヤマトの言葉に賛同しつつも、彼がなぜ女装しているのか首を傾げ、アーミヤはアズリウスが言っていた助っ人がヤマトであることに少し驚いていた。
「それでは、本日はバレンタインの料理教室ということで今回は比較的簡単なクッキーとカップケーキを作ります。レシピは皆さんのお手元にはありますか?」
一通り鎮まったところで、進行役であるアーミヤが今回作るお菓子を言い、そのレシピが行き渡っているのか確認し、特に不足の声が上がっていないことを確認すると話を続ける。
「えー、それで今回の料理教室では各指導員の人達の言うことをしっかり聞くようにし、又少しでも分からなかったり不安なことがあったら近くの指導員にすぐに聞くようにしてください……他に質問がなければ早速開始していきますがよろしいでしょうか?」
「バッチコイ!」(一部のガチ目のオペレーター達)
「それでは、作業を開始しましょう!」
「うおおおお!!」(一部のガチ目の(以下略))
こうして、ほんのひと握りのメンバー達が異様なやる気と熱気と共に雄叫びをあげる中、バレンタインの料理教室が始まったのだった。
****
先に結論を言ってしまうとヤマトを助っ人として呼んだのは大正解であった。だが、それは当初予期していた指導員の人手の少なさの補充という意味としては少し薄い。では、どういったことでヤマトが活躍したのかというと。
「わ、私が何も壊さずまともに作れたなんて…!」
「………」(目が死んでいる)
バレンタインということで特別にキッチン出禁を今回だけ解除された、カッターを終始付きっきりでフォローし、そして何の被害もなしに作り終えられたことだ。因みにヤマトは、既に料理は終わっているのいうのに真ん中にデフォルメされた狐がプリントされた自分のエプロンを外さず、ハイライトが消えた目で真っ白に燃え尽きているかのように椅子に座っていた。
さて、そんなヤマトの頑張りがどんなものだったのかをハイライトで見返してみよう。
その1:クッキーの生地を切るのに武器は使うな
「……切るように混ぜ合わせるということはコレでやれば案外いいのでは?」(カチャ)
「待て、何をどう考えたらそうなる」
「え?切るってあったんで……」
「……ここにゴムベラという文字があるだろう」
「そうなんですけど…なんか上手く出来なくて……そう考えたら、私の刀を使えば上手くできるかなって」
「……とりあえず、やり方を教えるから刀はしまって、ゴムべらを持ってくれ」
「は、はい……ひゃっ」(後ろからゴムベラを持ってる手を掴まれる)
「いいか、切るようにというのはあくまで例えだ。実際はゴムベラを差し込んで切込みを入れて、ボウルの底から生地をすくい上げるように混ぜるんだ。……こんな感じにな」
「な、なるほど……」
その2:火力あげる必要は無いんやで?
「170℃で焼く……そうだ、時短のために200℃でやればみなさんも早く使え…!」
「待て、勝手に温度をあげるな」
「え?何でですか?」
「そもそも、オーブンの余熱の段階で170℃だし、変に温度を変えると焦げる可能性がある。実際、俺も昔同じようなことをして焦がせてしまったことがある」
「そうなんですか……なら、やめときます」
他にも色々あったのだが、どれも大惨事になる前にヤマトの直感がすぐに察知し、ヤマトがすぐに駆けつけて解決といった感じになっていたため何とかなっていた。
「それでは、皆さんお疲れ様でした。明日、皆さんが渡したい人や皆さんにとって特別な人に無事に渡せられますよう、ご健闘を祈ります!」
「押忍!」(一部のガチ(ry))
こうして無事にバレンタイン料理教室終わった中、カッターは自分が作ったカップケーキを見て、あることを決めたのだった。
****
「ドクター!バレンタインだからこれあげるね!」
「ああ、ありがとうアンジェリーナ」
「どういたしまして!それじゃあ、後で感想教えてねー!」
「……モテモテだね、ドクター」
「この立場だからこそ貰ってようなものだからモテモテではないよ」
翌日のバレンタインデーにて、朝からひっきりなしにドクターにチョコを始めとしてクッキーやマカロンなどの多種多様なお菓子を持ってくる女性オペレーター達を見た、本日の秘書であるヤマトが思わず出した感想に対して言ったドクターの言葉にヤマトは戦慄した。
いつか、女性トラブルで背中からグサッと刺されるんじゃないだろうか?とヤマトが真剣に心配し始めた時、ドクターはふと気になっていたことを聞いてきた。
「なあ、ヤマト。ラップランドやフロストリーフ、Wとかからはまだ貰ってないのか?」
「ああ、それならもう貰ったよ。ラーちゃんからはチョコのミルフィーユ、フーちゃんからはバームクーヘン、リーちゃんからはマカロン、Wさんからはチョコのカップケーキ、チーちゃんからはマドレーヌ、イカズチからはチョコを中に包んだマシュマロで、ホシグマさんやメッちゃんからはチョコを貰ったよ」
「へー、因みに手作りはあったの?」
「えーとね、ラーちゃんとリーちゃん、Wさんとイカズチは手作りだったかな」
「ほー、もう食べたの?」
「ラーちゃん、リーちゃん、Wさんとイカズチは朝に貰ったからもう食べちゃったけど、ほかのは流石にまだ食べれてないよ」
(ガチ勢や……そしてそれに気づかないヤマト…なんて恐ろしい子……!)
ヤマトのバレンタイン事情を聞いてドクターは戦慄した。明らかに本命を渡しに来ている人物が4名いて、しかもその4人は朝から渡したというのにこの鈍感天然オオカミは先程の口ぶりからして、その事に全く気がついていない。
いつか、女性トラブルで刺されたり、バスターウル○叩き込まれたり、爆弾で吹っ飛ばされるんじゃないか?とドクターが考えた時だった。
「失礼ドクター、邪魔させてもらうね」
「ん?カッターか」
「今日はバレンタインということだから、他の人からも沢山貰ってると思うけど私からもあげるね」
入ってきたのはカッターであり、手には紙袋を持っていた。そしてそれを見た瞬間ヤマトはやはりドクターはモテるんだな、と思っている中、当の彼女は紙袋から昨日作ったクッキーをドクターに渡していた。
「おー…これってもしかして手作り?」
「うん、そこのヤマトが助けてくれたおかげで何もトラブルを起こすことなく作れたんだ……それで、その君には昨日お世話になったお礼としてこれを……」
少し恥ずかしげにカッターがヤマトに渡したのは、昨日作ったバニラ味のカップケーキの上にチョコのホイップクリームが付け加えられていた物であった。
「君は甘いものが好きということを聞いたから、少しでも甘くなればと思って付け加えさせてもらったんだが……」
「……ドクター」
「ん、いいよ」
「ありがとう…それじゃ、はむっ」
不安そうなカッターを見たヤマトがドクターに声をかけると、彼が自分に何を聞こうとしたのかすぐに察したドクターはただ肯定だけし、ヤマトはお礼を言うと、カップケーキを食べ始めた。
「……」(モグモグ)
「………その、味はどうだろうか?」
「……甘くて美味しい。俺好みだ」
「良かった……あ、そろそろ私も仕事に戻るよ、それじゃっ」
「あっ」
ヤマトの感想にほっとカッターは息を吐いたところで、さっさと部屋を出て行ってしまい、まだカップケーキを食べ終えていないヤマトは「しまった」というような表情を浮かべ。
「お礼言えなかった……」
(うーん、これってカッターがヤマトに対してもしかするともしかするのかな?)
お礼を言えなかったことに後悔しているように声を出し、一方でドクターはそんなことを考えていた。
なお、ドクターはこの後アーミヤから手作りのケーキを貰え、気を利かせて2人きりにしてくれたヤマトのおかげで、いいバレンタインデーになったとかならなかったとか。
オチがなぁぁい!
因みに冒頭の2つ目と3つ目は実際にやってました()
キャラ紹介
ヤマト:なんかまーたフラグを建て始めてる天然タラシ。カッターとはこの一件以来それなりに話すようになり、密かに料理の特訓(変なことしないかの監視)に付き合うようになったとか。いつか刺されそう。そしてドクターにブーメランなことを考えてる。
アズリウス:料理お上手お姉さん。
アーミヤ:ドクターへの物は勿論本命ですよ♡
グム:あくまで体感だが、週に2日は女装してるヤマトを見てる気がしてる。
カッター:星4のチェンタイプの前衛。スキルの回転率が高いだけではなく、S2は対ドローンにおいてとんでもない火力を発揮する子。ただ、攻撃回復なためリスカムシステムは必須かも?そんなカッターちゃんですが、料理好きなのに料理下手だったり、日向で寝てしまったりと可愛い。今回はヤマトの全力のフォローのおかげで無事に料理が出来た。少し気になっている。
ヤマトガチ勢:全てヤマトの好みを計算して作ったため、ヤマトからしたらかなりの絶品であり、後日めちゃくちゃ感謝された。やったぜ。
フロストリーフ:バレンタインに送るお菓子に意味があることを耳に挟み、そして調べた上でのチョイスだった。可愛い。
ドクター:ヤマトと同じことを考えてるが、それがブーメランであることに気がついていない。
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