ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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という訳で、遅くなりましたが久しぶりのリクエスト回です。

話は変わりますが、もうすぐモンハンライズが始まりますね。やる方はなんの武器を使う予定ですか?自分はMHP3以来なのですが、チャックスです。いや、超高出力が気持ちよくて……


某バイオなゲームRE:2をこのメンバーで実況してみた

 

「ボクに撮影の手伝いをして欲しい?」

 

「うん!話に聞いたところラップランドさんって、某バイオゲームのシリーズやりこんでるって聞いたから、是非やって欲しいなって!」

 

自室に突如乗り込んで来たカシャからそんな話を持ちかけられた、ラップランドは珍しく面食らったような表情になる。そもそも、何故自分がこのゲームのシリーズをやり込んでいるのを知っているのかが分からない。

このロドスにて、ラップランドがゲームを特にとあるシリーズを好んでやっているのを知っている人物はかなり少ない。そのため誰が漏らしたのかは、ある程度絞りこめるのだが。

 

「因みに誰から聞いたんだい?」

 

「ヤマト君だよ!」

 

(よし、後で部屋に呼びつけよう)

 

この瞬間、ヤマトはラップランドに勝手にバラしたお仕置という理不尽な名目で尻尾を限界までモフられることが決まった。恐らく数時間後には、ラップランドに呼ばれて何も疑うことなくホイホイ部屋に訪れる哀れな狼が目撃されるだろう。……実をいえばラップランドは別にゲームをしていることは隠していた訳では無いのだが。

 

「それで?どのシリーズをやればいいんだい?」

 

どっちにせよ暇なのは変わらないので、ラップランドはカシャの頼みを受けることにした。因みに、ラップランドが1番好きなのはシリーズ番号4の作品である。そしてそんなラップランドに対してカシャが出した作品はというと。

 

「このRE:2の方をやっていただきまーす!」

 

「え?マジで?」

 

「マジで!」

 

(……これは中々運がいいね!)

 

発表された物にラップランドは思わず聞き返してしまったが、カシャはそれに対し即答し、そしてそれを受けたラップランドは内心めちゃくちゃ喜んでいた。

というのも、実はカシャが提示した作品はまだラップランドがプレイしてないもので尚且つこれから買ってやろうとしていたものだ。

実況プレイをしなければならないというのと、誰かに見られるというデメリット込みでも、ラップランドからしたらタダで出来る上に買いに行かずに済むのだからこの時点で十分メリットの方が勝っている。だが、カシャは抜け目がなかった。

 

「勿論、タダとは言わないよ!この話を受けてくれたら、このゲームタダであげるよ!」

 

ここで追い討ちの報酬発表。1度タダでプレイ出来るというメリットが、この話を受ければ無料で貰えるという大きなメリットに変わった。そしてそれを聞いたラップランドは──

 

「喜んで引き受けさせていただくよ」

 

「やったー!ありがとうございます!」

 

実況プレイの撮影協力の話を快諾し、カシャと固い握手を交わした。

 

「それで日程は?」

 

「うーんと、ラップランドさんの都合に合わせるよ!あ、あともし他に一緒にいて欲しい人いたらその人誘っていいからね!勿論誰が来るのかは撮影前に教えて欲しいけど!」

 

「へー?呼んでもいいんだ?」

 

「うん!人が多い方が面白いかもしれないからね。あ、でも呼ぶのは4人までにして欲しいかな?流石に多すぎると文字つけるのが大変で──」

 

ラップランドはカシャからの説明を適当に流しつつも、内心でほくそ笑んでいた。この時、彼女は前回の初代リメイクをやった時に中々面白い反応をしてくれた人物が2人のことを思い出しており、その2人を呼んでやれば自分的にも撮れ高的にも中々面白いことになるのは明白。

 

(ふふっ、それじゃあどうやって2人を呼ぶか考えないとね?)

 

ラップランド2人をどうやって撮影に誘い込むかを普段は使わない脳みそをフル活用して考え始めた。

 

(けどヤマトも来るから、それを上手いことやればいけるかな?)

 

……因みに、この時点で彼女の中ではヤマトは既に頭数の中に入れられているのだった。

 

 

 

****

 

 

 

 

そんな出来事から1週間後、ロドスの某日某場所にて、テキサスとチェンは死んだ魚のような目になっていた。

 

「はいどーも!カシャの撮影部屋の主のカシャでーす!今回はリクエストにあったあの有名作品のリメイクを、なんと!半年記念ということでこの方々とやることになりました!それでは自己紹介どーぞ!」

 

「初めましての方は初めまして。ラップランドだよ」

 

「ペンギン急便のトランスポーターのテキサスだ(死んだ目)」

 

「チェンだ(絶望している目)」

 

「えっと、ヤマトです」

 

「フロストリーフだ(疲れた顔)」

 

結論から言うと、ラップランドが誘ったメンバーはこの通りかつて初代リメイクを一緒にやったメンバーという形になった。経緯を各々たどっていくと、まずヤマトはラップランドにモフられた後、参加を強制させられて参加。チェンはラップランドに煽られて参加。テキサスはラップランドの手によってけしかけられたヤマトちゃんによるお願いで参加。フロストリーフはヤマトから「今度某バイオRE:2の実況プレイの撮影をラーちゃんたちとやるんだ~」と聞かされ、チェンとテキサスの為に参加、という形である。

 

「今回のこのメンバーでゲームの実況を進めていきたいと思います!それでは、ラップランドさんお願いします!」

 

「はい、それじゃあ早速やって行こうと思うけど……ただボクがプレイするだけじゃつまらないと思うからね。交代しながらやっていこうと思う」

 

「「っ!?」」

 

「は?聞いてないぞ?」

 

ラップランドの発言にチェンとテキサスが動揺し、フロストリーフはラップランドがどういう考えでその発想を思い浮かんだのか察しながらも、一応抗議の声を上げると、その提案をした主はその反応は予想通りと言わんばかりに口を開く。

 

「ごめんごめん、言い忘れちゃったよ。でもさ、こんなに人が揃ってるのにボクだけってのもおかしいし、色んな人がやった方が見所も増えると思ったんだ」

 

「そうだね、あたしとしてもそうしてもらった方が助かるかな~」

 

(あいつ、やりやがったな)

 

カシャからの援護が飛んできたことで、フロストリーフはここまでの流れをラップランドは想定して動いていたと確信を抱いた。因みにテキサスとチェンはポーカーフェイスと平静を保つのに精一杯でそんなことを思う余裕はなく、ヤマトは話に全くついていけていなかった。

 

「そういうわけで順番は、テキサス、ボク、ヤマト、隊長さん、フーちゃんで行こうと思うよ。死んだり、チェックポイントについたら交代って感じでいこう」

 

「交代の仕方はともかく、完全にお前の私利私欲な順番じゃないか……あとフーちゃん呼びはやめろ、お前にそう呼ばれると何だか顔面を殴りたくなってくる」

 

「……せめてヤマトを私とラップランドの間に挟んでくれ」

 

「まあ、確かにそうすべきだろうな。流石にテキサスが不憫すぎる」

 

「えー」

 

そうして、ぐだぐたしつつも順番はテキサス→ヤマト→ラップランド→チェン→フロストリーフの順番となり、ゲームをスタートした…のだが。

 

「テキサスさん、逃げて逃げて!」

 

「走るのってどのボタンだ!?」

 

開始早々テンパって操作を忘れたテキサスは歩くことすら出来ずに早々ゲームオーバー。

 

「なんだコイツ、全然怯まないぞ!?」

 

「あー、そいつは変に戦わずに逃げた方がいいよ」

 

「お前、そういうのは早く言え!」

 

チェンは空から降ってきた大男に叩きのめされたりと、ゲームとホラー系列が苦手な2人は自分の番になると様々なリアクションをしつつも、ゲームオーバーになるという撮れ高的に良いものを残した。

 

一方で、ヤマトとフロストリーフの2人はボス戦で1度だけゲームオーバーになったものの、それ以外の場面では普通にザコ敵や謎解きを捌いていき、ラップランドは時折魅せプレイというものをしたりとテキサスとチェンとはまた違う面白さが際立った。

 

そして──

 

「やっとエンディングまでこれたね……」

 

開始から12時間ほどで何とかクリア出来た5人は疲れたように、特にテキサスとチェンは魂まで抜けそうな勢いで息を吐く。ゲームのグラフィックやら演出が以前やった物とはレベルが全く違うことと、何故か自分らの番に限って心臓に悪い演出が入ってきたのだから、2人の負担はかなりのものなため、あのような息を吐いても仕方ないだろう。

 

「みんな、お疲れ様~!後はあたしの方で編集するだけだからもう解散で大丈夫だよ!」

 

「そうか…では失礼する」

 

「私も、この後用事があるから先に失礼する」

 

カシャからの終了の宣言を聞いたテキサスとチェンは、ラップランドからの追撃を逃れるために早急にこの場を立ち去ろうと腰をあげて、出口に向かおうとして──

 

「次のRE:3の方もよろしくね~!」

 

「「…………」」

 

カシャが放った言葉を聞いてピタッと立ち止まり、暫くしてからギギギッと油が切れた人形のような音が出そうな感じに首をぎこちなく動かして振り返る。

 

「「……今なんて言った?」」

 

「?ラップランドさんから聞いてない?さっきやったやつの続編もやることになってるんだけど……ラップランドさん、言い忘れてたの?」

 

「ああ、ごめんごめん。すっかり忘れてたよ!まあ、事後報告になっちゃうけど、もちろん付き合ってくれるよね?」

 

テキサスとチェンは決意した。かの邪智暴虐なラップランドを絶対に泣かすと。

 

 

 

 

****

 

 

 

後日、カシャがアップロードした動画を見たとあるサンクタの女性がボロ雑巾のように転がっていたり、同じくその動画を見たとあるお嬢様と取っ組み合いをしてる近衛局の女性が目撃され、一方でとあるヴァルポの少女はある行動予備隊のメンバーとゲームする機会が増え、ループスの青年はそのゲームで完膚なきまでにボコボコにされたとかされなかったとか。

 

「何で即死コンボ俺にしかしないの!?」

 

「いや、だってなんかお前やりやすいし、受け身とらないし……後は普段の鬱憤晴らしだな」

 

「ひどい!」

 

この後、めちゃくちゃ即死コンボ食らった。




こんな感じでいいでしょうか…?

キャラ紹介

ヤマト:対人ゲーじゃなければ、普通に上手いオオカミ。因みにテキサスが操作してない時、彼女が驚いた拍子で尻尾をがっしり掴まれた時は変な声が出たり、ラップランドが操作してない時いつも尻尾触られたりと、結構散々な目にあってた。スマブ○最弱王。

カシャ:悪意は全く無いものの、テキサスとチェンを苦しめた元凶。動画は高評価がかなりついたようでご満悦。次の動画は何を撮ろうか考え中。

ラップランド:今回の話を仕組んだ元凶。テキサスとチェンのビビる姿を見れたし、ヤマトの尻尾も堪能出来たし満足。そのうち天罰が下りそう。

テキサス:被害者1。ビビったものの、声には出さないという意地を最後まで見せた。でもヤマトの尻尾をついつい掴んでしまったのはご愛嬌。動画を見て性懲りも無く弄りにやってきたとあるサンクタを鬱憤晴らしとしてボコボコにした。八つ当たりダメ、絶対。

チェン:被害者2。テキサスと違い、途中でビビって変な声を上げてしまうという失態を犯してしまった。因みにやばいと思った時はフロストリーフの尻尾を抱きしめてた。動画を見て、弄りに来たあるお嬢様と取っ組み合いの喧嘩をして、ホシグマとヤマトに怒られた。

フロストリーフ:対人ゲーもそれ以外のゲームも普通に上手い(オリ設定)バイ○やってる時は、チェンを気遣って尻尾を貸してた。スマブ○ではアイスクライ○ーを使い、受身がまだ満足に取れないヤマトを即死コンボでボコボコにした。本人曰く「なんかスっとして、気がついたらボコボコにしてた」とのこと。

ボロ雑巾にされたサンクタの女性:学習しないからこまたこんな目に…

あるお嬢様:弄った私も悪いけど、なんでそんな怒るのよ!特にホシグマ!

感想や批評お待ちしております!感想をくだされば、作者のモチベの向上にも繋がりますので是非!
リクエストの方もR18の方も含めて活動報告で募集してますので、そちらもぜひ!
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