はい、遅れたのはモンハンやらスマブラやらやってたせいです…本当にすみませんでした!
待っていた方がどれくらいいるか分かりませんが、とりあえず出来ましたので上げさせて貰いました。
それとアンケートを取りますので、是非ご協力の方をお願いします。
「密着24時の番組?」
「ああ、龍門のとある番組が近衛局と繋がっている私たちのことを、向こうの住民に知ってもらうために企画したそうだ」
某日、ロドスのとある場所に呼び出されたドクターはケルシーからそのようなことをいきなり言われた。が、正直なんで自分にだけそんなことを急に言う理由が分からなかった。こういうのはアーミヤも交えて話すのが普通な上、これまでもそうしてきたのでドクターが持った感想は仕方の無いことだ。そしてそれもケルシーも理解しており、訳を説明し始めた。
「キミにはアーミヤが無事にロドスの案内及び紹介が終われるように裏方に回ってもらうため、先に話させてもらった」
「あ、そういう?それならそのことを先に言って欲しっ──」
「ドクター、君にはほかのオペレーター達が何かやらかす前に抑える役をやってもらう」
「ちょっと何言ってるか分からない」
納得しかけたところでケルシーの口から出たあんまりな役に、ドクターはすぐさま現実逃避をする。一応言っておくと、ドクターはケルシーが本当にどんな意味であんなことを言ったのか分からずに先程の返答をした訳では無い。むしろ、ロドスのオペレーターとケルシーの言った役が必須だということをよく理解している…いや、ロドスにおいて1番理解していると言っても過言ではないだろう。
そんな彼が何故その役を嫌がるか?それは至って単純であり──
「ドクター、キミにしか出来ない仕事なんだ。現実逃避している暇があるならさっさと承諾してくれ」
「いくらケルシーの頼みだからってその役だけは嫌だ!俺じゃ皆がやらかす前に止められるわけがないだろ!?」
自分だけではそんな大役できるわけが無いとよく理解しているからだった。ロドスには
・えんどう豆をサヤごと食べたり感電が趣味の残念イケメン
・モフモフを求めるモフリスト
・あるループス2名に執着してるやべーやつ
・とあるループスが関わると頭のネジが2、3本吹っ飛ぶヤベー奴ら
・料理で刀を持ち出すヴァルポの少女
ぱっと思いつく限りでこれだけの個性的な面々が思い浮かぶのだ。しかも厄介なのは全員が全員、ドクターの一声で止まってくれる人物ではない。正直、詰んでいるのが現状でドクターはオペレーターの抑え役など投げ出したかった。そして現在、正に断ろうとケルシーに直談判を──
「そうか…ならば、アーミヤに全てを任せるしかないな」
「……!」
「どっかの誰かさんが断ったせいで、アーミヤの負担が倍になるわけだ。だが、強制する訳にも行かないからな、悪いがアーミヤに全てを任せると──」
「やってやろうじゃねーか、コノヤロウ!!」
する前に、ドクターは
*****
「皆さん、お待たせしました!密着24時シリーズの今回は、謎多き企業ロドス・アイランドを生放送で密着していこうと思います!アナウンサーはこの私メイリンが担当します!そして、案内役として…」
「皆さん、こんにちは。ロドス・アイランドの代表のアーミヤです。今回はこのような機会を設けさせて頂き──」
(……よし、とりあえず始まったみたいだな)
(まさか、本当にこんな役目を負うことになるとは思いませんでした)
そして密着取材の当日、取材班と話すアーミヤを影からドクターとホシグマがヒソヒソと声を潜めながら話していた。
結局、ドクターは自分1人ではどう足掻いてもこのロドスが誇るオペレーター達を抑えられる自信が全くなかったため、一応全体に密着取材の方が来ることを全体に連絡し、失礼がないように念を押した。しかし、それだけでは悪戯心を刺激されたWがなにかやらかす可能性が拭いきれなかったため、ヤマトに当日は仕事以外の時はなるべくWと部屋で二人っきりで過ごすように指示し、そして道ず…もとい万が一の抑え役の仲間として年齢や見た目的にも問題ないホシグマにスライディング土下座をしてこちら側につけたのだった。…因みに、ドクターのスライディング土下座を見たホシグマは「あんな無駄に綺麗であんな無駄に完璧な土下座は初めて見た」と零したとか。
閑話休題
「──それでは、アーミヤさん。早速ですがロドス内部のご紹介からしてもらってもいいでしょうか?」
(あ、動きがありましたね)
(そうみたいだね。よし、台本だとまずはロドス内の設備を説明する感じで、最初はパフューマーのところ行くみたいだから先回りしてヤバいやついたら排除して鉢合わせないようにしよう)
(ドクター、あなたがオペレーターに対してその言葉を使うのはマズイのでは?)
ドクターはケルシーから手渡された取材の流れを記された台本を開いて、この後に行くルートを確認すると音を立てないようにコソコソしながらその場をホシグマと共に立ち去った。
「えーと、それでは時間も時間ですし当初の予定を変更して、食堂に行きましょうか?」
「え?いいんですか?」
「はい、お腹が空いている状態で取材はこちらとしても心配ですので」
「うーん、それじゃあお言葉に甘えてもよろしいですか?」
「はい!それではこちらです!」
お昼時からのスタートということもあって、お腹が空いているであろう取材陣にアーミヤが気を利かせて急遽予定を変更したというの聞かずに。
**以下、特にアーミヤが慌てたやつのみをお送り致します**
その1:カランドの主、苦手な食べ物がバレる
「ほほう…こちらがロドスの食堂ですか」
「はい、ここでは感染者非感染者関係なく平等に食事を取っています。メニューはあちらの券売機から選ぶシステムとなっていて、あとは券を所定の位置にお盆を持って向かって渡せばあとは調理してくださってる皆さんが作ってくださいます」
「ほうほう…因みに、アーミヤさんのオススメは?」
「そうですね…個人的には日替わり定食がオススメですかね。その名の通り、毎日内容が変わるのでいつも何が出てくるの楽しみになりますからね」
「なるほど…って、んん?あそこにいるのって…カランド貿易のシルバーアッシュさんじゃないですか!?」
「あ、えーとですね……」
「…あれ?そのシルバーアッシュさんが券を受け取りに来たループスの少年に何かしら言って…?あ、その少年は笑みを浮かべて戻りましたね。彼は受付係なんですか?」
「あ、ヤマ…彼は料理人で、ロドスの中でもトップクラスの料理の腕前を持っていますよ」
「おおう、これはアナウンサーたる私が見た目で判断してしまいましたね…これは修行が足らない…おっ、ループスの少年が戻ってきましたが…シルバーアッシュさんの頼んだメニューはハンバーグ定食?」.
「どうやら、今日の日替わり定食はハンバーグみたいですね」
「ははあ、なるほど~。実は、私ハンバーグが大好物でしてこれは運が良かったみたいですね!」
「ふふ、そうですね。それではメイリンさんは日替わり定食になさいますか?」
「はい!ではそのように…ってあれ、他の人のハンバーグ定食にはニンジンありますけど、シルバーアッシュさんのやつにニンジン乗ってましたっけ?」
「メイリンさん、それより早く食べましょう!席が埋まってしまいますからね!!」(必死)
「アッハイ」
一方その頃……
「……ねえ、なんでまだ来ないんだろう?」
「小官に聞かれましても…」
「……なんか、アーミヤ達探してきた方がいい気がしてきた」
「……すれ違いになる可能性もありますけど、一応いきますか」
****
その2:ブラコン狼娘
「ここが療養庭園です」
「ここ、療養庭園というのは一体どういうところで?」
「こちらは精神的に何かしらの──「あっ、アーミヤちゃん!」あ、イカズチさん!」
「アーミヤちゃんがこの時間帯に来るなんて珍しい…って、なるほど。そういうことか~」
「アーミヤさん、こちらの方は…?」
「彼女はここで療養して下さっている患者の1人で、私の大事な友人の1人です」
「ふむふむ…その、差し支えが無ければそちらの方にお聞きしたいのですが、ロドスでの生活はどうなんでしょうか?」
「そんなの、最高に決まってるじゃん!ここは私を受け入れてくれた暖かい場所だからね。それに、今回は特別に言うけど私はここの人達も大好きだからさ…」
「イカズチさん…」
「それに、お兄ちゃんもいるからね!」
「(お?この子美少女だし、もしかしたら兄妹で美男美女なら絵的にいい感じに…よし)因みに、貴方にとってお兄ちゃんはどのような人ですか?」
「あ、イカズチさんにその話題はっ…!」
「あ、うーんとねお兄ちゃんはね。私の唯一の家族ですごい強くてかっこよくて可愛いの!例えばね、カッコイイところなら私が少しでもなにか悩んでることがあったらすぐにさり気なく一緒に遊んだりお喋りとかしてくれて聞き出してくれたりとか、汗かいた時に髪の毛を一気にかきあげたりする仕草とか凄いカッコイイの!可愛いところだと、実は身長が低いことをすごい気にしてて未だに牛乳を沢山飲んだりとか、背が伸びるストレッチとかやってたり、あと少しでも恥ずかしくなったら照れ隠しで拗ねたみたいな感じに顔を赤らめて来たりとか!あとね、ノリもすっごいいいの!私とお揃いのポーズしようって言ったらすぐに笑って乗ってくれるし、女の子の格好しようって言ってもすぐに着てくれるし!あとはね──」
(これは、もしかしてイケナイ感じの…!?やばい、個人的にはめっちゃドストライクで気になる…!)
「い、イカズチさん!その話はまた今度!また今度聞きますから!!」
****
「はあ…はあ……」
「あ、アーミヤさん?大丈夫ですか?」
「は、はい…大丈夫れす…」
アーミヤは困惑していた。何故、今日という日に限って皆カメラの前でやらかしていくのか、と。そしてその度に何とか話を逸らしたり、注意をこちらに向けるためにアーミヤは声を大にして止めたり、話題を必死に考えたりと奮戦しまくった。
これも、ロドスが変なところだと思われないため、という一心でやってきた所だがアーミヤ自身の精神的なキャパはもう限界に達していた。彼女自身、次また変な場面に出くわしたらプッツンしそうだと自覚していた。
そのため、これ以上はと心の底から願っていたが──
「ちょっと、ヤマト。これはどういう事だい?」
「えっと、これは…」
「ちょっと白黒。見て分からないの?子犬ちゃんは、私と過ごしたいから私と一緒に居たのよ?それも分からないの?」
(ああ……なんでこんな時に限って…)
そんな願いとは裏腹に、廊下に響くとある人物達の口論。女性の声2つと男性男の声はこの場にいる取材陣と取材器具のマイクが拾ってしまっているため、大抵の人物は修羅場が起こっているのだと考えつくのは自明の理。「やばいのでは?」といった雰囲気になった中、アーミヤの堪忍袋の緒がついに切れてしまった。
「すみません、皆さんちょっと待っててくださいね。一人の男性を未だに落としきれてない人達と、決めきれてないヘタレさんとお話してくるので」
「あ、えーとアーミヤさん?」
「それでは、少しお時間を頂きます」
今まで見た中で1番綺麗な笑顔を浮かべたアーミヤに、メイリン達は戸惑ってる中アーミヤはペコりと頭を下げた後、ズカズカと足を進めていき──
「はっ、どうせ君のことだからヤマトを拉致して連れてきたんだろう?それぐらいお見通し──」
「御三方、ナニをやってるんですか?」
「あ、アーミヤ代表!?騒がせてごめんな──ひっ!?」
「あ、アーミヤ?ど、どうしたんだい?そんな笑顔で…」
「……ドクターが皆さんに伝えましたよね?今日は密着取材があるから、あまり変なことしないでくれって」
「そ、そうだけど突っかかってきたのはあっちの──ぴゃい!?」
「何か言いましたか?」
「…………」
「私にも、我慢の限界というのがあります……分かってない貴方達にはお仕置を与えたいと思います……なるべく、静かに受けてくださいね?」
「あ、アーミヤさん?それは流石に静かには受けられ──」
「え?なんですか?」
「いやいや!流石にそれは冗談抜きで──」
「──反省して下さい!!」
「え、えーと!という訳で、今回の密着取材はここまで!ロドスはとても個性豊かな人たちがいるとても凄いところでした!次の密着取材は何時になるか分かりませんが、近いうちに会える事を祈っております!それでは!!」
取材班のディレクターの指示で、メイリンは急いで締めの言葉を告げカメラマンも放送を直ぐに切り、これ以上の放送事故を無事に防いだのだった。
そして、後にこれは密着取材シリーズでもグダグダしつつも、内容が濃かったため1番の人気を誇る伝説の回になるのだが、それは別の話。
チャージアックス使いをそんなに見かけられなくて悲しい(チャアク使い)
キャラ紹介
ヤマト:とばっちりを受けたヘタレオオカミ(アーミヤ命名)。因みに、シルバーアッシュに人参抜きハンバーグ定食を出したのもコイツ。何やってんねん。
アーミヤ:今回めちゃくちゃ頑張った。そして今回の功績として、ケルシーから「ドクターを好きにしていい券」を貰った。
ドクター&ホシグマ:1度もアーミヤ達とはすれ違わないという戦犯をやった…と思いきや、レッドのプロヴァンス追跡を止めたり、ラッピーとリーシーの口論を止めたりとちゃんと仕事をしていた。でも、防ぎきれなかったのは事実なので、ドクターは売られた。ホシグマはお咎めなし。
シルバーアッシュ:人参をこっそり抜いてもらってたのがバレ、巫女な妹には呆れられ、元気な妹には軽く注意された。完璧な人間はいないのだ。
イカズチ:療養庭園の主を差し置いて自身のブラコンを茶の間に流したやべー義妹。
W&ラッピー:そろそろこの2人を推してる人達に怒られそう。
メイリン:兄妹の恋愛や身分違いの恋など、禁断の恋愛シリーズ大好きなフェリーンの女性アナウンサー。オリキャラです。因みに、取材後にイカズチからちゃっかり彼女のお兄ちゃん大好き話を聞いて、趣味のやつが捗ったとかなんとか。
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