ロドス劇場   作:ゆっくり妹紅

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えー、皆様お待たせしました。

まず、アンケートに御協力して下さった皆様大変ありがとうございました!お陰様で、これから記念話に向けての制作に取り掛かることが出来ます!

さて、それでは今回のお話はリクエスト回のものです。宜しければどうぞ。


隠れた才能

 

「アズリウスはゲームとかやらないの?」

 

「え?」

 

「ちょっと気になってね」

 

「えーと…特にやっていないですわね。ドクターはしてらっしゃるのかしら?」

 

「そうだね、結構やってるかな?ヤマトとかやってる人多いし、最近はアーミヤも始めたから一緒に遊んでるし」

 

「そう、ですの…」

 

それは、アーミヤがケルシーに引き摺られてドクターの秘書から物理的に外されて代わりにアズリウスが入ったある日の会話。

ドクターとしては軽い雑談程度の話であったが、アズリウスとしては好意的に思っているドクターとの話が合わないことに少し落ち込み、同時アーミヤがゲームを始めたと聞いて少し焦った彼女はその次の日。

 

 

「ヤマト、この大乱闘スマッシュブラザー○というものの遊び方を教えて頂けます?」

 

「ふぇ?」

 

ドクターを含めた色んな人とやっており、教え方も丁寧で分かりやすいと子供たちから評判のいいヤマトの元へ買ったばっかりのSwitchを片手に朝早くから訪ねた。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「なるほど…それでついはやる気持ちが抑えきれずに来てしまった…と」

 

「はい…ヤマト、ごめんなさい」

 

「ううん、気にしないで」

 

寝起きで頭があんまり働いていない状態でありつつも、アズリウスを迎え入れたヤマトは彼女から事の顛末を聞き納得したような顔で頷き、表面上は冷静っぽく振舞っていたが、内心はめちゃくちゃパニクっていた。

 

(まさか、アッちゃんまでドクターの毒牙に掛かってたなんて…!)

 

ドクターはともかく、他の人が聞いたら「お前が言うな!」とツッコミを入れられそうなことをヤマトは考えているが当人は至って真剣だ。

先に言っておくと、ヤマトはアーミヤから「ドクターと恋仲になるために協力して欲しい」と頼まれており、つい先日もドクターがやっているゲームを教えたばっかり。

 

そう、非常にまずい状況なのだ。これで変にアズリウスにも教えてしまうと、彼女がアーミヤの強力なライバルとして参戦してしまう。というよりこれは完全に敵に塩を送る形となり、もしこれがアーミヤにバレればハイライトoff+圧多めで迫られること待ったナシだ。ヤマトとしてはそれは避けたい未来ではあるが…

 

「…うん、分かった。俺自身そこまで上手くないけどそれでいいなら」

 

「え?よろしいのですか?」

 

「うん、勿論!それじゃあ、朝ごはん食べてからやろっか?」

 

しかし、ケーキを初めとした料理作りを教えてくれるアズリウスの頼みを断るというのはヤマトに出来るはずがなく、彼は腹を括って彼女の頼みを了承し、空腹を告げる音がお腹から出る前にそう告げたのだった。

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

「あっ」←ハンマー暴発

 

『ウリャー!』

 

『ペルソナカウンター!』

 

『ゲームセット』

 

 

「……………」

 

「え、えっと……」

 

それから1時間、ヤマトはアズリウスに操作を教えつつスマブ○をやっていたのだが、彼女の使うジョーカ○に早速ボコボコにされていた。

アズリウスは基本的な操作と空ダや滑り横強といったテクニックやコンボを教わった後の初の実践において、ヤマトが教えてもない空上落としからのコンボをいきなり決め、そしてそれを使った撃墜などを行い初めてにも関わらずそれなりにやっているヤマト相手に3タテ。そして、それからの試合に関しては本当にヤマトは為す術なく完膚なきまでにボコボコにされた。

 

あ、アッちゃん凄い上手いね…これぐらい上手いならもうドクターともやれるよ」(震え声)

 

「え?け、けど…」

 

自信を完全に無くしたヤマトが声を震わせながらアズリウスにそう告げ、それを告げられた彼女が少し困ったような表情を浮かべた瞬間。

 

「子犬ちゃん、話は何となく分かったわ」

 

「「っ!?」」

 

「ヤマトの仇、私たちがとるわよ!」

 

「もちろん!」

 

「ヤマト、コントローラー借りるよ」

 

「へ?」

 

背後から聞こえてきた声に驚き2人が振り返ると、そこにはいつの間にかWらヤマトガチ勢の姿。なんでここに居るんだ、とかそもそもどうやって入ってきたんだとツッコミどころは満載ではあるのだが、ヤマトとアズリウスがツッコミを入れる前にラップランドが彼のコントローラーをサッととり自分のキーコン設定にしてある名前にし、自分の持ちキャラを選択する。

 

「確かにヤマトはロドスでスマ○ラをやってる中では最弱だ…けど、それを見て黙ってられるほどボクらは大人じゃなくてね…悪いけど相手してもらうよ!」

 

「え?あ、はい」

 

「ちょ、ちょっと!アッちゃんはついさっき始めたばっか──」

 

「ヤマト、これは私たちにとって引けない戦いなの。申し訳ないけど目をつぶってくれるかしら?」

 

「ええ……」

 

「ヤマト、私は大丈夫ですからそんなに気に病まないでくださいな。それに、これは色んな人とやれるいい機会ですもの。やらない方が損というものですわ」

 

「へー、やる気は充分みたいだね…いいよ、本気でやってあげようじゃないか!」

 

(……とりあえず、お茶とか出しとこう)

 

そして始まった試合を観戦してギャーギャー騒ぐ女性陣を見て、ヤマトはどこか場違いな気分になりつつも、紅茶と作り置きのお茶菓子を出すためにその場を立ってそちらの準備を始めたのだった。

 

 

 

*****

 

 

『パワーゲイザーッ!』

 

「それは読んでましてよ!」

 

『ペルソナカウンター!』

 

「なにィ!?」

 

『ゲームセット』

 

結論から言うと、ラップランドたちは3タテされた。まず、ラップランドは当初こそクラウ○のガーキャン上Bや横Bで順調にダメージを稼いだが、早くもクセを把握したアズリウスの差し返しや回避読みのスマッシュ、そして復帰をメテオされて3タテ。

次のイカズチの使うセフィロ○は当初こそ武器のリーチや2つの飛び道具、そして下Bでアズリウスのストックを1つ削る直前まで行ったが、ついやってしまった強気の攻めをつかれて調子を崩され、最後は復帰阻止空後を食らって撃墜。

3番手として出たWは特にこれといった見せ場もなく3タテ。というより、投げた手榴弾を空中でキャッチして、それを上手く利用してダメージを稼ぐなどアズリウスの上手さが際立つようなことばっかされ、最終的には神プレイをされキレ散らかした。

そして、4人の中で1番上手いリーシーが扱うテリ○は最もいい試合をしたのだが…彼女の超必殺ブッパのクセをアズリウスが読んで、敢えてパナしたくなるような行動を多めにして後隙を狩ったりされ、最後は先程のようにカウンターをおかれ敗北。

 

正に完敗。これには流石の4人も呆然とするしかなく、その空気にアズリウスとヤマトはオロオロと戸惑うばかりであったが。

 

もう1回…

 

「え?」

 

「もう1回やるわよ!こうなったら、勝つまでとことんやってやるわ!!」

 

「…まあ、確かに負けっぱなしてのは性にあわないね」

 

「あら、同じく意見が一致したわね」

 

「本当に奇遇だね、私も同じ意見」

 

完全にマジの目になったリーシーがそう言い放ち、周りの3名も同調しやる気MAX!といった雰囲気になったところで、我に返ったヤマトは手をパンパンと叩き。

 

「それよりも、もうお昼近いからその話は後にしようよ。ね?」

 

「「「「でも…っ!」」」」

 

い い よ ね ?

 

「「「「はい…」」」」

 

(……ヤマトがあの4人に言う事聞かせるって、結構レアな場面ですわね)

 

ヤマトの発した圧によって、珍しく言うことを聞いたガチ勢を見てアズリウスは一人感動するのだった。

 

 

 

そして後日、モンハ○ブームがロドスに巻き起こったことでアーミヤにアズリウスの件を聞かれながらも、モンハ○を教えるヤマトの姿があったとかなかったとか。




テリ○でコマンドダンクで暴れまくってたせいでルフ○の立ち回り忘れました()

キャラ紹介

ヤマト:何故か一向にスマブ○で皆に勝てない本作主人公。なお、教え方に関しては結構大好評。モンハ○ブームが起こった時も、一足先に各武器の動き方を覚え、それを聞かれたら皆に教えていた。アーミヤ代表怖い。

アズリウス:スマブ○が強いのは本小説オリジナルなんですが…何となく得意そうなイメージが何となくあります。なお、その後ドクター相手に善戦するも敗北。だが、上手いことを凄い褒められた上に約束も取り付けられたので結果オーライ。

ガチ勢の皆さん:弱いように思えるが、実は実力的には魔境手前ぐらいあるためめちゃくちゃ上手い。そしてその4人相手に3タテしたアズリウスを倒したドクターの実力は…

アーミヤ:本小説本編√において色んな意味でのラスボス(ヤマト視点)

感想や批評などありましたら、作者の励みや作品の質の向上にも繋がるため、是非お願い致します。

またリクエストの方もR18含めて活動報告にてやっておりますのでそちらの方も是非!
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