とある暗殺少女の異世界転移   作:lkjhg

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遅くなって申し訳ありません。
遅くなったのに短いです…

追記
前話の修正に伴い少し削りました。なお物語に支障はありません。


第九話

南雲にこの前頼んでおいた新しい武器を受け取ったよ。

大きな漆黒の鎌だった。

予想通りといえば予想通りなんだけど大太刀とかでも良かったんだよ?

それでなんでこれにしたのか聞いてみたら

 

「いや、無性に鎌を持たせたくなった。」

 

えぇ…

 

鎌は使ったことないから少し練習が必要だろうけど、鎌って強いんじゃない?

形状的に相手の正面に立っていても死角から当てれそうだし。

あーソ○ルイーター懐かしいなぁ。

確か主人公が鎌使ってたんだっけ?

それで鬼神狩りとかやってたなぁ。多少アレンジしてみようかな。

まぁでもそれはまたの機会に…

 

 

 

 

〜〜〜〜〜

突然だけど今はメルジーネ遺跡の中で流されて一人になったんだよね。

他の人はまぁ大丈夫でしょ。

南雲ほどでないにしろなかなかチートなメンバーなんだし。

さてこれからどうするか。

なぜか船の上だしね。

少し歩くかな。

 

 

うーん船ばっかり。

戦闘の後みたいで船に穴が空いてたり傷がついてたり。

これはなかなかに壮観だなぁ。

だってさ、こっちの世界に連れてこられて実際に戦争を経験するなんて誰が思う?

まぁ私は日本でも人を殺した経験があるからそこまでというか全く抵抗はない。

だけど死ぬかもしれないから怖いよ。

なんだかんだ戦闘を楽しんだりしてるけど、どこか心の片隅では確実に思ってる。…と思う。

 

「全ては神の為にぃ!」

「エヒト様ぁ!万歳ぃ!」

「異教徒めぇ!我が神の為に死ねぇ!」

 

突然何?!

なんか日本兵みたいな人がいたのだけど。

いや、実際に言っていたかはともかくそういうネタってあるでしょ?

まぁそれはおいておいて。

 

「とりあえず襲ってくるから切るよ?」

 

返答はなし。

 

スッ

 

「あれ?」

 

夜ノ刃を使えば恐ろしいくらいに滑らかに切れるけど、今のはなんの感触もなかった。

 

「幻かな?」

 

多分間違ってないかもしれないけど答え合わせは出来ない。

出来が良すぎる気はする。

とりあえず潰してまわろうかな。

 

〜周回中〜

 

「長かった。流石に疲れたなぁ。」

 

魔力もごっそり持ってかれたし。

だって物理効かないもん。

節約と鎌の練習を兼ねて魔法なしでやってみたらすり抜けるだけだった。

まぁ振るときのクセみたいなものはだいたい掴めたんだけどね。10分くらい試してたし。

 

「風景がぼやけてるってことはとりあえずここは終わりかな」

 

次に現れた光景はパーティ会場のような感じ。

まーたエヒト様ぁって言うんじゃない?

割と平気だけどこの世界の信者がみたら発狂物でしょ。

要は精神的攻撃なわけなんだけど。

 

国王っぽい人が話し始めたね。

んーーお?やっぱり様子がおかしい。

 

「ーこうして和平条約を結び終え、一年振り返って思うのだ……実に愚かだったと!」

 

これはエヒト様万歳ルートだね。

聞き流すならぬ見流すことにする。

日本語間違ってないかな?

まぁいいや。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

「ここは?って南雲たちじゃん。皆早かったんだね。」

「ああ、お前が一番最後だ。…一人だったんだな。」

「見れば分かると思うけどなぁ。まぁいいや。それでここでは何が手に入るの?」

「再生魔法だ」

「了解」

 

魔法陣に入る。

オスカーの時みたいなのを聞いて終了。

 

「うおっ!?チッ、強制排出ってか。全員掴みあえ!」

「…んっ」

「わわっ、乱暴すぎるよ!」

「ライセン大迷宮みたいなのはもう嫌ですよぉ〜」

「水攻めとはやりおるのぉ」

「どーにかなるでしょー」

 

天井が開いて火山のときみたいに排出された。

 

まぁやっぱりそこは海中な訳で。

来るときにいたクリオネもいる。

対処しようか悩んだけど念話石を通して海上を目指すように言われたので目指す。

でもやっぱり邪魔されるよね。

 

(あんまり呼吸持ちそうにないから可能な限り早く脱出したいんだけどなぁ)

 

仕方ないので伸びてくる触手をきるけど再生速すぎ。

 

あ、空間魔法使えばいいんだ。

元々空間を切るなんていう技を作っただけあってか空間魔法の適正はユエを超えていた。

向こうも使うみたいだし一人で脱出しよう。

 

(せーのっ)

 

実際には界穿っていう魔法があるんだけどこの世界の魔法基本的に使ってない私は、空間魔法を元にしてアレンジを加えて移動特化にした。

俗に言うテレポート。

 

「この落下感はいつになってもなれないなぁ」

 

ちょうどクリオネの真上に飛んだので鎌を使ってみることにした。

 

「破ノ刃。鎌バージョンッ!」

 

小太刀に比べて刃の部分が大きいからまとわせる魔法の量が多くなるから威力も上がる。

その結果

 

ドガァアアン

 

伸びてくる触手を根本から根こそぎ蹴散らした。

これで時間稼ぎも大丈夫だろう。

あとは南雲がなんとかするでしょ…

 

魔力が切れた。

 

 

「無茶しやがって…」

「まぁいいじゃん。やれるんでしょ?」

「ああお前が時間を稼いでくれたおかげでな。」

「じゃ、あとは任せるよ」

 

 

 

 

 

ーは〜い。突然ですがぁ、へーちゃんです。夜陰ちゃんは魔力切れで寝てしまっただけですねぇ。

このあとは問題なくクリオネを倒して街に帰りましたねぇ。

倒し方ですか?燃やしてましたよぉ。

体内から。

やっぱりえげつないですねぇ。元からって言ったら失礼なのかもしれないですがぁ、夜陰ちゃんが再開したあの時からヤバさは感じてましたねぇ。

変わる前は大人しそうな子だったのに。

仕方ないといえば仕方ないんですがねぇ。

 

ーさて、今の状況の説明をしますねぇ。

あの後問題もなく数日で目を覚ました。

それでエリセンの街を出てアンカジ公国に向かっているところです。

次はどんなことが起きるんですかねぇ…

それは神のみぞ知るってところですかねぇ。

へーちゃんは神だろって?

ここでネタバレしては面白くないでしょう?

 

 

ーついでにですけどこの話し方面倒くさいのとうざったいので普通の敬語にしますね。




最後までお読みいただきありがとうございます。

休校が終わり普段の学校生活に戻っていくのはいいんですが3ヶ月ほとんど動いてなかったせいで肉体的にも精神的にも疲労が半端なかったのでくたばってなかなか書けずにいました。とだけ言い訳しておきます。

お気に入り登録ありがとうございます。
ただただ書きたいものを書いているだけですが楽しんでいただけてるなら幸いです。

感想もちゃんと全部読んでいます。
返信を全部にはしていません。
基本的に質問に関しては答えさせてもらっています。
言い方はあまり良くないですが、ただの感想に対してこちらが何か言ったり、『感想ありがとうございます』とだけ返信するのもどこか変な気がするっていう個人的な感覚です。
今まで明言していなかったので今回しました。
まぁこれでも曖昧な気がしますけどね。

追記
疲労は半端ないですが風邪なんかは全くないです。
個人的にコロナはまた少し流行する気がするので皆さん気をつけてください。

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