とある暗殺少女の異世界転移   作:lkjhg

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ミュウの話から勇者救出までになってるので長めです。


第五話

フューレンが見えてきました。

いやーたった数日で帰ってくることになるとは。

というか入ってないんだけどね。

 

手前で止めるわけでもなくそのまま進んでいく。人の列があるけどさすがに突っ込みはしないはず。

私はいつも通り車の上でくつろいでいる。

車内は桃色空間だからね。あまりいたくない。

 

そんなわけで到着。

 

「ハジメさん。四輪で乗り付けてよかったんですか?できる限り隠すつもりだったのでは…」

「ん?もういまさらだろ?よほど辺境でもない限り伝播しているさ。いつかこういう日は来ると思ってたし、予想より少し早まっただけのことだ。」

「…ん、ホントの意味で自重なし」

 

そんな感じで話してるの見ると恋人も悪くないかなーって思うけど結婚する気はない。

師匠も独身だし。まぁ信用できる人がいないってのもあるけど…

南雲のことはなんだかんだ信用はしてるけど友人がちょうどいい。

あ、命知らずがシアに触れようとして…吹っ飛ばされた。

これも日常になるのかぁ。私にナンパしてくる人は今まで一回もいなかったから少し新鮮。

マジでナンパする輩がいるとは思ってかなったからさ。

 

「…君たちはもしかしてハジメ、ユエ、シア、という名前だったりするか?」

「ん?ああ確かにそうだが」

「そうか。それじゃあ、ギルド支部長殿の依頼からの帰りということか?」

「ああ、そうだが。もしかして支部長から通達でも来てるのか?」

 

どうやら優先的に入れろとのことらしい。

私はというとなんか別として扱われていたので南雲の連れということで入った。

 

 

現在、ギルドの応接室に通されていた。

 

「そちらの人は?」

「初めまして、支部長さん。南雲より強いかもしれない友人の渡辺夜陰です。別行動をしていてウルの町で合流したので。」

「なるほど。そういうことか。」

 

ちなみにウィルと支部長の再会シーンは終わって話し合うところ。

別行動をしていたのは嘘だけどそれ以外は本当だからね。たぶんばれないでしょ。

 

それでユエ、シア、ティオの三人のステータスプレートを作ってもらって金ランクになった。

ついでに私も金ランクになった。

 

 

「あのぉ~、ハジメさん。約束…」

「…そうだったな。観光区に連れて行くんだったか…」

「…買い物は私とティオと夜陰でしておく。シアを連れて行ってあげて・」

「…いいのか?」

「ん…その代わり…」

「代わりに?」

「…今夜はたくさん愛して」

 

「気が付けばごく自然に二人の世界が生まれる。ユエさんパナいです。」

「ふむ、それでもめげないシアも相当だと思うがの。まぁ、妾はご主人に苛めてもらえれば満足じゃから問題ないが…シアは苦労するの~」

「自分で旅についていきたいとは言ったけど果たしていつまでこの空間に耐え続けられるか…自信ない」

 

その日の深夜にシアとティオがベッドを抜け出して隣の部屋をのぞきに行った。

 

「はーい二人とも~、ここで撤収しますよ~。あとで南雲にお仕置きしてもらわなくちゃね」

「「そ、そんな~」」

 

覗き行為は失敗に終わった。いや私が防いだんだけどね。

 

 

 

今、買い物が終わったので昼食がてらカフェっぽい場所で休憩してる。

 

「…夜陰はハジメのことどう思ってるの?」

「それは妾もきになるのぉ」

「え?ただの友人だけど。それ以上でも以下でもない。まぁ普通の人より信頼はしてるかな」

「…これは脈あり」

「ユエ?前にも言ったけどハーレムに入ったり愛人になったりしないよ。」

「…むぅ」

「妾も加わりそうな気はするんじゃがの」

 

などと談笑していたら突然近くの壁が吹き飛んだ。

 

「ああ、やっぱり三人の気配だったか。」

「どうしたの?」

「いや何デートの途中だぞ」

「…デートにしては過激すぎ」

「全くじゃの~、で?ご主人様よ。今度はどんなトラブルに巻き込まれたのじゃ?」

 

南雲からあらましを聞いた。

どうやら人身売買をしている組織がいたらしく潰しまわってるらしい。

一体どうしたらそんなデートになるのかと聞いたらミュウって子を保護してそいつらに誘拐されたらしい。それでその報復。もちろん私も参加する。だけど単独でやらさせてもらおう。

 

 

とある一軒家。

ドアを蹴破る。

 

「ハロー。ハロー。みんな元気?」

「だっ誰だてめぇ!?」

「んーただの暗殺者だよ。ちょっと私怨で君たちの組織をつぶさせてもらおうかなって。」

 

今の今まで忘れてたけど私、天職暗殺者だった。暗殺してないなぁ。

暗殺者の名折れだよ。

 

「女でしかも一人だ!やっちまえ!!」

「はーいじゃあ殺しますよー」

 

ということで夜ノ刃発動状態で切っていく。十人くらいが一瞬で片付く。

 

「さて君一人になったからアジトどこにあるか教えてくれない?」

「お、教えねぇよ!あんたみたいなやつに教えるかっての!」

「意外に元気だね。じゃあこうするよー。ぐりぐり」

「ガアアアアア」

「教える気になった?」

「はぁ、はぁ。お、教えるから助けてくれ」

「んじゃあ一つ目の質問ね…」

 

というわけで色々聞きだした。

 

「はいじゃあお疲れ様。お休みなさい。来世でまともに生きるんだよ」

 

そう言って首を切る。

じゃあ行きますか。

 

 

「お、南雲じゃん。」

「ああ、渡辺か。ここにたどりついたんだな」

「そうだね。色々派手にやったみたいだね。爆音が聞こえてたよ。」

「そりゃあな、見せしめも兼ねてる。」

「なるほど。それならもっと派手にやればよかったか。」

「気にするな。本拠地で派手にやればいい」

「わかった。といっても目の前だけどね。それじゃぶちかますとき合図してね。そとで待っておくから」

 

待ってる間に技の説明でもしますか。

名前は『花ノ刃』。切るときに花びらを散らせたり花火をだしたり、ほかの技と重ねることが可能。

これ自体には攻撃能力はない。

実はもう一つ使う予定でそれが『破ノ刃』。これは剣をふって魔力を飛ばして着弾した場所を爆発させる魔法。

これらを同時に使うことで爆風で花びらが舞い上がりとてもきれいに見えるというネタ技である。

 

「やるぞ、渡辺。」

「了解」

 

それぞれの派手な技で決める。

 

「「た~まや~」」

「た~まや~?」

 

地球組ならではといってもいい花火のときのセリフである。

ミュウちゃんかわいいなぁ。

異世界って美人多いよね。

 

 

ミュウが南雲をパパと呼んでいる。これを香織が聞いたらどんな顔をするか面白そう。

そういえば壊滅させた組織は世界的に有名だったらしくかなりやりすぎた感があったが一応感謝されていた。私以外建築物破壊してたもんね。私は私で切り口が綺麗すぎるからどうやってるんだとか聞かれたけど答えてはいない。見ず知らずの一般人に教えるわけにはいかない。

それにしてもトラブルホイホイというか自分から突っ込んでいくというか。

楽しいからいいけどね。どうにかならないもんかな。

 

 

 

 

 

 

さて、先の一件が終わりフューレンを出た私たちは宿場町ホルアドに来ていた。支部長からの頼まれごととグリューエン大砂漠に行く途中の寄り道である。

始まりの地と言っても過言ではないこの場所。

あまりいい思い出はないけどいい街だからね。

というか私以外の面々ってかなり容姿がいいからめっちゃ視線向けられてるけど私にはついででしかないんだよね。自信があるってわけでもないけどそれなりに見てくれてもいいんじゃないかな。

そんなことはさておき支部長の依頼を達成するためにギルドに来た。

南雲が話を通しているので私は暇だがある人物に気づいた。

 

「あれ?遠藤じゃん」

「え?俺の存在に気づいただと?っていうか渡辺じゃん。どうしてここに?」

「色々あってね。ちなみに南雲は無事だよ。というかそこにいるよ。」

「え?どこ?南雲ぉ!いるのか!お前なのか!何処なんだ!生きてんのなら出てきやがれ!南雲ハジメェー!」

「あー遠藤?ちゃんと聞こえてるから大声で連呼するのはやめてくれ」

「!?南雲!何処だ!」

 

あれわざとやってるのかなってくらいなんだけど。

分からなくもないよ?見た目が白髪眼帯しかも義手。おまけに口調も強さも違う。

それだけ変われば気づかないのもわかるけど、…今回のはちょっと酷すぎるかな。

目の前で本人だって言ってるのに。

あ、やっと気づいた。

そして金ランクということを知って遠藤の雰囲気が変わる。

これ厄介ごとを押し付けられるパターンだ。

 

「話の続きは奥でしてもらう。そっちは俺の客らしいな。」

 

そういうわけで入って聞く。

 

どうやら魔人族と遭遇したらしくそれで壊滅的な状況らしい。

私としては無視してもいいんだけど…

 

「そ、そうだ南雲!一緒に助けに行こう!お前がそんなに強いならきっとみんなを助けられる!……どうしたんだよ。何を迷ってんだよ。今こうしてる間にもアイツらは死ぬかもしれないんだぞ!仲間だろ!」

「…仲間?」

「あ、ああ。仲間だろ!なら助けに行くのはとうぜ」

「勝手にお前らの仲間にするな。はっきり言うが俺がお前らに持ってる認識はただの同郷の人間程度であってそれ以上でもそれ以下でもない。他人となんら変わりない。」

「なっ…そんな、何を言って」

「…白崎はまだ無事か?」

「あ、ああ。白崎さんはまだ無事だ。っていうか彼女がいなけりゃ俺たち無事じゃなかったし。なんかお前が落ちた日から穏やかだった雰囲気がなんか張り詰めたというか鬼気迫るという感じになったんだ。」

「…そうか」

 

さて南雲はどうするのか。

 

「…ハジメのしたいように。私は、どこでもついていく。」

「…ユエ」

「わ、私も!何処までも付いていきますよ。ハジメさん!」

「ふむ、妾もちゃんとついていくぞ。ご主人様。」

「ふぇ、えっと、えっとミュウもなの!」

「まー私も付いていくかな。なんというか上司の命令には従います…的な?」

「いつから俺はお前の上司になったんだ…」

「まぁまぁ。このパーティーのリーダーでしょ?」

「そう考えたらあながち間違えでもないのか…」

「えっと…一緒に行ってくれるんだよな?」

「ああ、ロア支部長。一応対外的には依頼ということにしておきたいんだが…」

「上の連中に無条件で助けてくれると思われたくないからだな?」

「そうだ。それともう一つ。帰ってくるまでミュウのために部屋ひとつ貸しといてくれ」

「ああ、それくらいなら構わねぇよ。」

 

 

というわけで現在迷宮内。一度攻略したから新鮮味はない。

全部一撃で倒していく。

ある程度下ったら南雲が反応をつかんだようだ。

 

「遠藤ショートカットを見つけた。」

「は、はぁ?…それは?」

「パイルバンカーだ」

 

あ、これ地面に穴をあけるやつだ。

というわけで退避。

 

「遠藤こっち来て。」

 

ズガァアァァン

 

ホントに穴が開いた。

 

「それじゃ後からこいよ」

 

最初に南雲、ユエ、シアの順で落ちていく。

 

「それじゃ遠藤。行こうか」

「ま、待てよぉ~」

 

フリーフォールを楽しんで着地。

 

「「相変わらず仲がいいな。お前ら(君たち)」」

「ハジメくん!」

「へっ?渡辺さん?それとハジメ君ということは南雲くん?えっ何?どういうこと?」

「いや落ち着けよ八重樫。お前の売りは冷静沈着さだろ?」

 

こんな状況で感動の再会とかあるはずもない。だけどこの反応はある意味予想通りだけど白崎さんコワイ。

見ただけでハジメくんって言ったんだけど。ヤンデレの素質があるかも。

このことだけでヤンデレっていうのもおかしいけどさ。

 

「「おいおい(ねぇねぇ)、何だ?この半端な固有魔法は。(何?この半端な固有魔法)」」

 

「なぁ渡辺。なんでさっきから俺とことごとくセリフがかぶってるんだ?」

「心をよんで同じセリフを言ってる」

「神かなんかかよ」

「まだ人だよー」

「それもそうだな。というかまだって…正直エヒトよりお前のほうが怖いぞ。」

「ひどいなー全く。」

「まぁいい。やるぞ」

「りょーかい」

 

というわけで蹂躙の開始。

私の夜ノ刃の前にはどんな防御も意味ないし南雲のドンナーとかも大概ふざけた威力だからそんなに苦労はしないだろう。

私は真っ二つに。南雲は頭を破裂させていく。

あらかたというか全部倒し終えて残るは魔人族の女だけ。

 

「はは…最初からつみだったわけか。」

「その通り。」

「チェックメイトってね」

「この化け物め。上級魔法が意味をなさないなんて、あんた、ホントに人間?」

「実は自分でも結構疑わしいんだ。だが、化け物というのも存外悪くないもんだぞ」

「私はまだ人でーす」

「だからまだってつけるなよ。お前神にでもなりそうじゃん。死神とかにさ」

「私が神になるって本気で言ってるの?」

「いやまぁ冗談といえば冗談なんだが、なにかフラグめいたものを感じるんだよ」

「そうなんだ。さて、こんな時何か言い残すことは?って聞いたりするんだろうけどあいにくそんな趣味はなくてね。そのかわりといってもなんだけど魔物について教えてくれない?」

「あたしが話すと思うのかい?人間族の有利になるかもしれないのに?馬鹿にされたもんだね」

「まーそんなこと言わずにさ。」

 

両足を切り落とす。

 

「あぐううぅうぅぅぅ。」

「私たちは人間族だろうが魔人族だろうが関係なくてしりたいから聞いてるんだよね。」

「ま、大体の予想はつく。ここに来たのは本当の大迷宮を攻略するためだろう?というか渡辺。俺のセリフを取らないでくれ」

「ちぇっ。しばらく黙ってるよ」

「ああ、そうしてくれ。それで話を戻すが、あの魔物たちは神代魔法の産物…図星みたいだな。なるほど、魔人族の変化は大迷宮攻略によって魔物の使役に関する魔法を手に入れたのか。とすると魔人族側は勇者たちの調査・勧誘と並行して大迷宮攻略に動いているわけか…」

「なるほどね。あの方と同じなら化け物じみた強さも納得できる。もういいだろう?一思いにやりな」

「あの方ね…魔物は攻略者からの賜りモノってわけか」

 

南雲がドンナーを構える。

そこでいつもの勇者(笑)が口をはさんでくる。

なんで(笑)つけてるかって?つけるに値するからだよ。

 

「待て!待つんだ南雲!彼女はもう戦えないんだぞ!殺す必要はないだろ!」

「勇者(笑)くん落ち着いて。君たちが人殺しをするわけじゃないからいいじゃん。というか何もしなくても死ぬんだけどね。せめて苦しまない様にしてあげようとしてるのになんでそれを邪魔するかな?」

「人殺しは犯罪だ!絶対にだめだ!」

「いいよー南雲。」

 

ドパンッ

 

綺麗なヘッドショットで血の花が咲く。

 

一応感動の再会ということで香織が南雲に抱き着いて泣いたりしたが問題はない。

しかし帰り道

 

「なぜ、なぜ殺したんだ。殺す必要があったのか…」

「ねぇ勇者(笑)くん。戦争で人が死ぬのは当たり前だよ?」

「でも人を殺すのはよくないだろう!どうしてわからない!」

「いや、君のほうが意味不明だよ。殺さなきゃ殺されるってのにためらう必要がどこにあるの?」

「話し合いで解決すればいいじゃないか!」

「それができないから戦争になってるんだよ。それにそんなことにも気づかずクラスメイトを戦争に参加させて人殺しをさせようとしている君はバカとしか言いようがない。」

「俺がみんなを守るんだ!」

「君みたいな雑魚に何ができるの?」

「渡辺その辺にしとけ。というかお前ってそこまで言うキャラだったか?」

「八つ当たりみたいなものだよ。」

「そうか」

 

すると雫が話かけてくる。

 

「夜陰。さっきの技は?」

「ああ、そっか見ちゃったもんね。剣士なら誰でも気になるよね。」

「それで?」

「私のオリジナル魔法。ぶっちゃけ小太刀いらないんだけどね。」

「そ、そうなのね。ところで南雲くんとの関係は?」

「え?ただの友人だけど」

「ただの友人があそこまで仲がいいってなかなかないと思うのだけれど」

「まぁ今のところ目的が一致してるってのがあるからね」

 

そう。最終的な目標は違っても今は『神代魔法』を手に入れるということで一致している。

もうすぐ地上だなーとぼんやり考える。

だってほとんどがイージーモードだもんなぁ。

 

 

地上に出てきた。

 

「パパぁー!!おかえりなのぉー!!!」

 

頭突きというか突進?の勢いがすさまじい。

そしてその衝撃を完全に殺す南雲もなかなかというべきだろう。

…香織の後ろに何か見える。般若かな?

雰囲気はすこし怖いながらもそこから起きた出来事は和む一場面といってもいい。

それに香織が旅に同行することになった。

しかし、相変わらず邪魔をするのが勇者(笑)である。というか腐っても勇者だろうに。お前は敵かよ。

 

「ま、待て!待ってくれ!意味が分からない。香織が南雲を好き?付いていく?どういうことなんだ?なんでいきなりそんな話になる?南雲!お前一体香織に何をしたんだ?」

「「なんでやねん」」

 

ちなみに今のは心とか読んでない。

 

「光輝くん、みんなごめんね。自分勝手だってわかってるけど、私どうしてもハジメくんと行きたいの。だからパーティーは抜ける。本当にごめんなさい」

 

こんな白昼堂々よく言えるなぁ。それだけ思っているってことの表れかな?

 

「香織、行ってはダメだ。これは香織のためにも言ってるんだ。見てくれ、あの南雲を。女の子を何人も侍らしてあんな小さな子まで…しかも兎人族の女の子は奴隷の首輪まで付けさせられている。(中略)ここに残ったほうがいい。いや、残るんだ。例え恨まれても君のために俺は君を止めるぞ。絶対に行かせはしない。」

 

あー死神さまーこいつの命かっさらっていってくれないかな。

―呼んだぁ?

えっとどちら様?

―ヘカテーっていう神です。

待って、ヘカテーって言ったらギリシャ神話の女神で死の女神とか言われてるあのヘカテー?

―そうですよぉ。まぁ実質的には死神じゃなかったりするんですけどそこは気にしなくていいのですよぉ。ここは物語ですしね。

 

なんかとてもメタい気はするがまぁいいや。

 

えっとですねさっきのは冗談なのでやらなくていいです。

―分かりましたぁ。またいつでも呼んでくださいねぇ。

 

というと消えていく感覚があった。というか私神様呼べたのか。おそらく彼女限定なのだろうけど。

 

「渡辺夜陰!俺と決闘しろ!武器を捨てて素手で勝負だ!俺が勝ったら、二度と俺を侮辱しないでもらおう!そして南雲もだ!俺が勝ったら彼女たちを解放してもらう!」

「気づいたら決闘を申し込まれてるんですけど。まぁいいよ。勇者(笑)くん。やろうか。その代わり私が勝った時の条件も飲んでもらうからね。」

「いいだろう。」

「えーとまず初めに私は南雲より弱いので私が勝ったら南雲との勝負は取り消しね。」

「なっ」

「だって南雲より弱い私にまけて南雲に勝てるとか意味が分からないじゃん。それで二つ目なんだけど私たちに対して不干渉でいること。分かった?」

「うぅ…。分かった。」

「それじゃ時間も惜しいしここで始めようか。」

 

そうして決闘が始まる。

 

「容赦はしないぞ!うぉー!」

「…虚ノ刃」

「な、それは武器じゃないのか!?」

「これは魔法で作り出したものなので武器ではありませーん。実体もないただの映像のようなものだし。」

「避けてばかりだな!逃げる気か!」

「いやー遅いね。ちょースローモーションじゃん。そんな攻撃当たるわけないじゃん」

「余裕でいられるのも今のうちだぞ!」

「あーもういいや。一回死ぬような体験をしたら少しは頭の中が変わるかな?」

 

『虚ノ刃』。それは非実体でありながら切られる感覚を与える技。

そんなわけで太ももだったり腕だったり耳だったり首だったり心臓だったりを切ったり刺したりしていく。体に傷は出来ないからしばらくしたら起きるだろう。実体があったらバラバラ殺人事件の出来上がりである。

 

「あーあ負けちゃったね。誰かちゃんと言っておいてね。『お前は負けた』って。」

「なぁ渡辺。俺はやっぱりお前が一番恐ろしいわ。」

「えへへ。そんな褒めないでよ」

「褒めてねぇよ。…それじゃ行くぞ、お前ら。ここにもう用事はない」

 

 

 

へくしゅっ

…なんか今誰かに死神って呼ばれた気がしたんだけど。

ヘカテーのことも気になるけど多分いずれわかるだろうし気にしなくていいか。

敵だったら…殺すまで。




作者「最後までお読みいただきありがとうございます」
ヘカテー「ありがとうございますぅ」
作者「こっちにも干渉できるんですね」
ヘカテー「できますよぉ。なんといっても神なんですからぁ。あ、でも私は名前と肩書が同じなだけのオリジナルキャラですので実際のものとは関係ありません。」
作者「自分で自分のこと言うんですね。というかメタいです。できる限り控えてください。」
ヘカテー「わかりましたぁ。それでは次回をお楽しみにぃ」


夜陰がシリアスブレイカーになってる気がします。
どれだけ属性が増えるのでしょうか(笑)
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