ラノベを表紙だけで判断する人に殺意が喚く
「おーい、新聖!今からカラオケ行かねーか!?」
「悪い、今日は帰りにラノベ買って帰って家で読むんだ、カラオケは今度誘ってくれ」
「お前日本語の使い方間違えてるぞ、今日はじゃなくて今日も!だろ?...はぁ、次はちゃんと来てくれよな?」
そういうと、健吾は走って教室を出ていった。悪いことをしたと自覚はしているが、後悔はしていない。俺にとってラノベは人生を支えてくれる土台なのだ。少々大袈裟かもしれないが...いえ、大袈裟でしたね。
「さてと...新刊売ってるといいな」
鞄を持った俺は早足で学校を出ていった。途中、生徒からは変な目で見られたが気にしてなんかいない。俺は熱くなった頬を冷えた手で冷ましながら書店へ急いだ。
「しゃいませー」
相変わらずやる気のない声ですね、店長に怒られてないのは見た目が可憐だからですか?俺がした暁には、平手ではなく拳が振ってくるだろう。やだ理不尽!
話したこともない店長に愚痴を吐きながらラノベコーナーを流し目で見ていく。
「おっ、あったあった」
目当てのそれを手にいれて、ついでに他のラノベも見ようとしたとき、隣の女子高生二人組の話し声が聞こえた。
「ラノベってさぁ、変態が読むものだよね」
「ホント、この表紙見るだけでその人の性格全てが分かりそう」
「あ″?」
おっと、あまりの不快感に口が滑っちゃった、テヘペロ!
いるよね~、表紙だけ見て判断する奴。表紙だけで性格が推し量れるかよ、少なくともお前らなの性格は推し量れたわ、顔は覚えたかんな。学校生活に気を付けろよ、もしかしたら机の中に納豆が入ってるかもしれないし...
明日のいたずらを考えながら俺はレジに並ぶ。
「合計760円です」
財布から野口さんが出ていった...240円が仲間になった!あぁ...おこづかい日までは遠いなぁ...。
「あ、ポイントが貯まったのでしおりをプレゼントします」
「あ、どうも」
店員さんからしおりを受け取ると良い匂いがしてくる。ふむふむ、これは薔薇の香りですね。ちょっと興奮します。
「ラベンダーです」
「...へ?」
「何ですかその顔は...お客様が仰ったことが間違われていたので訂正いたしました」
「あ、はいそうですか...なんか、スミマセン」
知らずの内に零れていたらしい...何してんの俺。黒歴史ここでも作るとかどこのヒキタニ君ですか。...うん、やっぱりこのネタはきもてぃな!それにしても素直に答えるこの店員さんも中々におかしい。あっ、俺が言えたことではなかったね!
しおりをレジ袋にねじ込んだ俺は全速力で家に向かった。
「たでーまー」
呼吸を整えてキッチンに向かう。迷わず冷蔵庫に手を伸ばし、150mLのスプライトをがぶ飲みする。家族皆で飲むスプライト?ごめん口つけちった、許してねマミー!
頭に広がる痛みを手で撫でているとマミーが拳以外でやっと語ってくれた。出来れば最初から会話が良かったなぁ。
「お帰り、ご飯ちょっと遅くなるからね...またあんたラノベ買ってきたのかい?小遣い足りなくなって前借りとかはしないからね」
「わ、わかってるよ?」
や、やべぇっぞ!俺が悩んでたこと一発で当てられて心臓ドキドキしちゃってる!やだ、マミーに恋するとかそれだけで物語作れるね、キャハ!?
取り敢えずこれではねだるにねだれない。パピーが帰ってきたらそっちに泣きつこう。逃げるようにして階段を上り、自室のベッドに倒れこんだ。
「あ″ーーーー」
唸り声を枕に響かせた俺は脱力感に苛まれた。しかも珍しいことに、今日はあまり自慰行為したい気分じゃないのだ。ホントに珍しい...。
今日はよく分からないがとにかく疲れた...晩飯までは時間もあるし、本読もうka―
「よし寝るか」
俺は布団を勢いよく被った。誰にも絶対に起こしてほしくないポーズをとる。やはり人間は睡眠には勝てなかったよ。あくびをすると一気に眠気に襲われる、さぁネムネムタイムの時間だ。
あぁ、
意識が―――
「ん、んん...」
冷たい風が頬を撫でると同時に、深かった眠りから俺は覚醒した。
「グッドモーニング俺!ぽんぽんさんがグーグーだよぉ!だよおぉ...ん......はっ?」
「...ここどこ?」
虚しい声は暗い空へと消えていく...。
その時俺は、見ず知らずの家の庭で自分の顔をおもっきし殴った。
はははいどうも皆さま、初めて投稿した小説なのに短くてスミマセン。取り敢えずこっから話が出来てくるので長くなると思われます。(絶対と言ってない)
主人公...賢いタイプかと思いきやあまりそうではなく、思春期真っ盛りの男の子でした!転生を繰り返していく毎に、性格が少しずれていくかもしれませんが、暖かく見守ってください...(´・ω・`)
それでは、また次お会いしましょう!ではでは~...