外伝マギアレコード RTA ワルプルギス討伐チャート情報提供者ルート   作:最近ハマってしまった人

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話数が二桁に来てしまったので初投稿です















Part10 そしてbiimの花咲く

 

 

 

 

 

 

TRUEENDを迎えたいRTAはーじまーるよー

 

 

 

前回はアザレア組と接触したり、やちよさんを道案内したりして、『そしてアザレアの花咲く』も終盤に近づいてきました。

では、続きをやっていきましょう。

 

 

今回は午前中バイトした後、午後はななか組に会いに行きます。

実は昏倒事件の噂発生からアザレア組と七海やちよの邂逅が想像以上に早かったため、彼女達と会う意味が消失しております。

本来ならイベント進行度の確認の為に会うんですが……ちょっとももこさん倒れるの早過ぎんよぉ〜。

それでも会いに行くのは、前回組長が電話出なかった後にアポイントメントの手紙を送ってしまったからです。

その後すぐにやちよさんに電話した事で、このななか組面会ガバが発覚しました。

 

それで今から参京区のファミレスに集合です。

でも出かける前に、お手紙を出しておきます。

一通目は十咎ももこ宛に。内容は昏倒事件の話を聞きたいってだけでOKです。

これは先に用件を話しておく事で、葉月の行動をスムーズにするためです。

カラスネットワーク使って会いに行っても良いんですけど、アレは結構ストーキング行為なので信頼度が下がる可能性があります。

その点手紙ならストーキングされてるとは思われません。生身で行って待ち伏せしてたら不審人物だからね、仕方ないね。

というかかもれトライアングルで居る時にそれやると、レナちゃんの警戒度がモリモリ上がるからやめようか!

実はまだ十咎ももこ以外のかもれと会ってないんですよ。アザレアイベント終わる時に会えるので、そこで知り合う事にしましょう。

義手くん2号!ももこさんにこのお手紙届けてきて!

 

次に3体目の使い魔を呼び出して、葉月に手紙を送ります。

お手紙の内容は、悩み…あるんだよね?情報収集したい?したいよねぇ〜?じゃあ…会おっか?という風にします。

注意すべきなのが、どちらの手紙にもちゃんと会う場所・時間を指定しておく事です。

葉月に手紙を渡すタイミングは、彼女が1人でいる時を狙いましょう。主に夕飯の買い物帰りですね。

これは手紙の内容がバレてしまうと、このはさんの猜疑心がバリバリ働いて、最終的にBADENDへ行き着くからです。

義手くん3号!葉月さんにこの手紙届けてきて!

 

それじゃあ詩織ちゃんは参京区へ赴きましょう。こっちが誘ったので、ファミレス代金は全額負担する心構えです。

みんな財布は持ったな?イクゾー(デッデッデデデデ カーン

 

 

 

 

 

あっと結構早めに来たつもりでしたが居ますねぇ〜ななか組の集合は早いな〜

 

「あ…詩織さん、お早いですね。まだ集合時間じゃないですよ?」

 

そりゃあ誘った張本人ですもの、先に来ることは社会人でも大事な事です。

詩織ちゃんは美雨と面識が無かったので、軽い自己紹介をして、この場で連絡先を渡しておきます。

今日は会議するのはいいけど、用件消え失せちゃったからね……せっかくだからななか組の信頼度と好感度を上げていきます。

 

ところで組長がさっきから一言も喋ってないし、ガッチガチに固まってますけど大丈夫ですか?

 

「あー、ななかは緊張してるんだ。だからあまり気にしなくて良いよ。」

 

はぇ〜組長も緊張するんすねぇ〜。

そうっすか…前に相談所で会った時から不調なんですかね?うーん、そこはかとないガバの香り。

でも続行します(鋼の意思)

とりあえずななか組が魔法少女昏倒事件についてどれくらい知ってるか聞きましょう。かこちゃんの13歳攻略がどこまで進んでるのか気になります。

 

「昏倒事件ネ。けど知ってる事は少ないヨ。」

 

大丈夫っすよ!確認の為に聞いてるだけなんで!

ほうほう、巷で魔法少女が次々と倒れていく事件がある事。犯人は魔法少女と推定されている事。最近神浜に来た3人組が怪しいという事。

自分達は噂の3人組『静海このは』『遊佐葉月』『三栗あやめ』と会った事がある。

 

「その…あやめちゃん達が悪い人達だとは思いません。むしろ誰かが陥れようとしている……そんな風に感じます。」

 

ふむふむ、通常通りのななか組ですね(リーダーの様子から目を逸らす)

というかいつまで固まってるんだ組長は……。

んー、かこちゃんの呼び方から考えて、必要分の友情パワーはありそうですね。少なくとも友達になりたいとは思ってるはずです。

 

まあ聞くだけじゃアレなので、こちらも知ってる情報は話しておきましょう。

(アザレア組は犯人じゃ)ないです。ご存知西のドン、七海やちよが魔力パターンで判断してくれました。さすやち。

だから安心してくれて良いんですけども、万が一の事を考えて昏倒事件の噂を調べてくれるでしょうか?

葉月がももこの説得に失敗して、そのまま別の協力者が見つからなかったら、葉月が襲われてBADENDに入っちゃうので……。

 

「…ボク達も調べてる途中だったんだ。出来れば協力したいと考えてる。でも、やっぱりここはリーダーに決めてもらわないと。」

 

「……ななか、ななか出番ネ。」

「え……ああ、はい…その、お聞きしたい事が一つありまして……」

 

お?何ですかね?詩織ちゃんに答えられるものなら、ドンと質問してくれて構いませんよ!

 

「し、詩織さんの好きなモノ…は何、でしょうか?」

 

好きなモノ…好きなモノですか……。

こういう事を聞いてくれるという事は、ななかさんの好感度がちゃんと上がっている証ですね!

今までパラメータが不安でしたが、この様子だと問題無さそうです。通常組長よりも元気なさそうなのが気になるポイントですが。

好きなモノを答える時、いくつかに選択肢から選ぶ事が出来ます。

それは食べ物だったり、漫画だったりしますし、相手をからかったりする事も出来ます。プレイキャラの意外な所も分かります。

詩織ちゃんの好物は甘いものだと知っているので、今回は別の好きなものを選んでみましょう。

一体甘いものの他に何が好きなんですかねぇ?

 

「な、なるほど……特撮…というと、日曜日の朝?…の、番組ですね………あ、ありがとうございます……。」

 

 

特 撮

 

 

男子小学生かな?

part6の展示会では中学生かと思いましたが、これは更に子供っぽさに拍車をかけてきましたね……。

ちょっと詩織ちゃんの精神年齢低くない?君、一応18歳ですよね?いつまでも子供心を忘れないんやろなぁ。

あーあ意外なとこを突かれたのか、組長がブツブツ言いながら俯いちゃいましたよ。大丈夫?陰キャ街道爆走してない?

まあ置いておきましょう。気にしても仕方ないですし……不安ですけど…

 

「…意訳すると、協力するという事らしいです。」

 

いつの間にか、ななかさんが遂に翻訳しないといけないレベルになってた。これからのコミュニーケーションがより一層心配ですね。

協力を取り付ける事が出来たので、後は適当に雑談して地道な信頼度を稼ぎます。

 

 

 

 

 

 

さて会合も終わりました。

これからはおそらく葉月の情報収集ターンが来るので、その間水名のスーパー(特に弁当コーナー)に通い詰めましょう。

今日から詩織ちゃんはべんとうぐらし!です。

それと同時進行で葉月の情報収集をお手伝いします。ももことの顔合わせをさせて、説得に失敗した場合はななか組を斡旋します。

念のために義手くん2号を飛ばして、アザレア組の動向を観察します。あと神浜カラスネットワークで夏目かこ、深月フェリシアの場所も確認します。

これは水名神社で決闘が開始される時のガバを減らす対策です。状況確認は大事。

稀に葉月がかこちゃんに連絡するのを忘れてしまう場合があります(1敗)

 

 

とりあえず次の日のももこと葉月の顔合わせです。

両者からすごい誰なんだコイツって訝しそうに見られてますが、この場に呼んだ理由を説明します。

詩織ちゃんが架け橋になってやる!俺はやるぞお前お前!

調査に協力して下さいお願いします!アザレアTRUEENDを迎えたいんです!おなしゃすおなしゃす!

 

「…分かった。良いよ、アタシも協力する。ただ自分の目で見極めるまで完全に信用した訳じゃない、それを分かってほしい。」

 

よっしゃ!勝ったな、ガハハ。

この状態のももこはまだ葉月を疑ってはいますが、一応噂の調査には協力してくれます。打ち解けてないけどイベントクリアすれば仲良くなるので安心!

間には詩織ちゃんを緩衝材代わりに入れておきましょう。こんなほんわかムードブレイカーな奴がいれば大丈夫やろ。

これによって午後はバイト時間を除く時間を調査パートに使います。決闘が発生した時に呼びかけて事態を知らせる事も出来ます。

神浜カラスネットワーク万能スギィ!

やろうと思えば昏倒事件なんてそもそも起きてない事も知れるんですが、この調査パートを長引かせないと決闘が発生しないので注意しましょう。でも長引きすぎるとこのはさんに見つかってアザレア家庭崩壊です。

良い子のみんなは気をつけようね!

 

 

 

 

 

お、倍速が止まりました。

現在は情報収集の為に集まってるシーンですね。突如動きが止まったので、金髪2人から驚きの視線を感じます。

理由はこれですね〜遂に水波レナが静海このはに突っかかったみたいです。

張らせておいたネットワークから、水名神社の決闘が始まったのを目撃した情報が出ました。

 

急いで現場に向かいます。義手くん2号にソウルジェムに当たりそうな攻撃は全て妨害してもらうよう指示します。

そしてメモに傭兵を雇いたい旨と今すぐ水名神社に来るよう書いて、財布から適当に一万円札を引っ張って、それらを義手くん3号に持って行かせます。これはフェリシア宛のものです。

面識無い状態ですが傭兵をやってる事を知ってる相手なら魔法少女だと理解してもらえます。お金ブーストでより従ってくれます。

ちなみにななかさんに頼むと後で組長式対話術を受けます。

 

3号を見送ったらかこちゃんに電話します。急いでるので通話しながら走っていいです。むしろ急ぎの用事っぽく思わせる事が出来るので、そうした方がいいです。

水名神社に来るように伝えます。面倒なので君の友達の危機だぞ!って言っときます。

電話の向こうで困惑した声が聞こえますが、とりあえず宜しくお願いして切ります。

 

 

 

頼もー!ここが祭りの会場か⁉︎

 

「私達以外の魔法少女を全員叩き潰す!」

 

あっ!もう始まってる!

丁度良くこのはさん発狂モード入っちゃったみたいです。

本来ならここで葉月が来るまで、『魔法少女 静海このは』戦が挟まりますが、今回は詩織ちゃんが連れてきたのでイベントが進行します。

 

感動の名シーンです。やる事無くなったので傍観を決め込みましょう。

アザレア組が決断を決めるタイミングでは、確定であやめの選択を選ぶよう誘導します。保護者2人に選択させると、高確率でBADに入ります。

その為に呼んだ人達もそろそろ来るんじゃないかなと思うんですけど…(名推理)

 

「弓有さん一体何があったんです、か……?」

 

あ、かこちゃんが来ましたね。

何故かななか組のメンバーも全員付いてきましたけど……。後の手間を省けたと考えれば短縮なのでオッケーです。

そしてあの孤独なSilhouetteは…?

 

「おい!オレを雇いたい奴は誰だ!」

 

フェリシア!フェリシアじゃないか!バイト戦士が稼いだ一万円を貴重に思って、君達の友情パワーを見せつけてやりな!

13歳上乗せだぞ?これは効いたダルォ⁉︎なんとか言ったらどうだ?

 

 

判定は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成功!成功です!やっぱり13歳は最高だぜ!

『そしてアザレアの花咲く』TRUEEND!

 

 

 

 

 

しかし未だ気を抜いてはいけません。アザレア組とかもれトライアングルとやちよさんにグリーフシードを配ります。

アフターケアをしっかりしないと、消費したこのはさんが魔女化する可能性があります。RTA的なBADになったら困るってレベルじゃねーぞ!

丁度ななか組が揃ってるので、このまま縄張り決めなど、今後のアザレア組について会議を始めます。

ひとまずファミレスに行って夕飯にしよーぜ!詩織ちゃんのお財布がどんどん平べったくなっていきますけどね。

 

 

今回はここまでにしようと思います。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▶︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今はもういない文字上の友達。

旅行中に両親が亡くなって、親戚中をたらい回しにされてる中、名前が分からない誰かから手紙が届いた。

やや高級そうな便箋に、落ち着いた雰囲気のきっちりとした文章。時々はっちゃけたような文も混ざっていた。

 

『なやみがあるならききましょう。』

 

書き出しはこう。

親を失って頼る相手が居なかったアタシは、よくその文通相手とやり取りをしていた。流石にその家の時だけだったけど。

なんで手紙をくれたのかも書いてくれた。

たまたま外に出てたアタシを見たらしい。その無理してニコニコしてたのは気になったんだっていってた。

 

手紙達は今でも大切に仕舞ってある。辛い時に見返すといつも温かい気持ちになれた。

 

 

 

 

しばらくしてつつじの家に引き取られる事になった。

その頃にはもうニコニコしてやり過ごそうとする嫌な癖が付いちゃってて、その後誰もいない所で手紙を見返す事が習慣になってた。

だって地獄に糸が垂らされたら、それに縋りたいと思わない?

それで辿り着いたつつじの家でも、その習慣は続いてたんだ。もう会えない人を頼っても仕方がないのに。

でも院長先生はそのアタシの危うさが一目で分かったみたい。心配して優しい言葉をかけてくれた。

それからつつじの家が大好きになった!優しい院長先生、信頼できる仲間達が!

 

 

 

 

 

 

 

 

けど二度目の幸せはずっと続かなかった。

つつじの家を守る為にアタシ達は魔法少女になった。そして各地を点々としてきた。

『これからは3人で生きていく』

そう誓った。現にこうして家族同然に過ごしているし、色んな事を分かち合って生きてきた。

でも、ふとした時に小さな疑問が浮かんでくる。

これはアタシがたらい回しにされてた頃と…前と変わらないんじゃないかって。

そしたらどうしようもなく不安になって、そのうち手紙を読み返す癖が戻ってきた。

貼り付けた笑顔には気づかれたけど、それでもなんとかしなきゃという焦燥感は拭いきれないままだ。

あの頃と違って、今は自分がしなくちゃいけない。救ってくれる存在はもういない。蜘蛛の糸はもう降りない。

 

だからアタシはやるんだ。

大切な家族を守る為に。いつか見た光のように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また神浜で暮らす事になった。

拠点を見つけて引っ越した時に、あやめが手紙を持っていた。懐かしいモノ、あの時の手紙と同じモノだった。

このはも同じのを昔貰った事があるらしい。文通相手の事を考えればきっと色んな人に手を差し伸ばすだろうと、容易に想像できる。でも2人が持ってた事に驚いた。

こんな近くに同じ手紙を貰った人がいる事に、不思議な事もあるんだなぁと笑ってしまった。

 

日々を送る為に魔女を倒す。

3人での連携は今日も完璧だったと自負している。いつも通りな事に少し安堵した。

そして神浜に来て最初の魔法少女に会った。

他に人の気配はしないから、ソロで活動しているのかもしれない。そうだったら舐めてかかってはいけない。

用件を聞くと、新しく来た魔法少女達がどういう人達か確認しに来ただけのようだ。

挨拶代わりに飴とその人の連絡先を渡される。彼女は弓有詩織という名前だそうだ。ここでコネを持てたのは大きいかもしれない。

帰ろうとする彼女をこのはが呼び止めた。どこかで見た事あるらしいけど、思い当たんなかったのかそのまま帰す。

弓有詩織との出会いはこれが初めてだ。

渡されたメモの文字に、何故か既視感を覚えた。

 

 

 

 

 

 

 

最近聞こえ始めた魔法少女昏倒事件。

どうやら犯人としてアタシ達が疑われているらしい。あやめの友達からそういう話を聞かされた。

その日の内に事件の噂を聞きつけて会いに来た人達がいた。

弓有詩織と七海やちよ。

西の最古参が言うには、お仲間の人が倒れてしまったとの事。だから事件について調べまわっていたって。

でもその時感じた魔力パターンと、アタシ達の魔力パターンは違っていた。だから容疑はあっけなく晴らされる事となる。

 

問題はその後だった。

次の日の夜、このはから神浜を出ようという提案を出された。もう一度関係をリセットした方が良いのは、アタシも確かに一理ある。

だけどここであやめに新しく友達が出来た。それも2人。とても楽しそうだったと思う。

アタシが情報収集して事件の真相を探る事で、神浜から出て行くのを渋々延期してもらった。

あやめの為にも頑張らないといけない。

このはには悪いけど、ここは他の魔法少女と手を組ませてもらう。出来れば被害に遭ったという十咎ももこ。

どうやって接触すればいいだろうか……そんな事を考えてながら、今日の夕飯を買って帰る。

 

 

そこに一羽のカラスが降りてきた。

記憶が正しければ、確か弓有詩織のカラス。他のカラスよりも体躯が大きいのが特徴的だった。

口には一通の手紙を加えている。多分アタシに受け取れと促しているのだろう。

読むのを後回しにして一旦帰宅した。家事をこなし、ひと段落ついてもう真夜中だ。

見つからないようにこっそりと手紙を開ける。少し値段が張りそうな便箋、昔貰った手紙と同じ紙だった。

 

 

一文目が目に留まる。一瞬、呼吸を忘れた。

 

 

 

 

 

『悩みが有るなら聞きましょう。』

 

いつかの手紙と同じ口上だったから。

 

 

 

 

 

(ぐ、偶然だよ…たまたま同じだけなんだ。)

 

手紙の内容はまさにこれからしようとしてる事だった。情報収集を手伝ってくれるらしい。ご丁寧に日時と場所が記入してあった。

事がうまく進んでる。怖いくらいに。

 

 

そして遂に気づいてしまった。

同じだったんだ。さっきの口上も、文字の雰囲気も。欠けていたピースがはまった気がした。

じゃあ前の手紙の差出人も弓有詩織なのか?

助けを望めば現れる手紙の主。

この状況なら…きっと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらかじめ決められた場所に行くと、知らない人と会う事になった。

相手の名前は十咎ももこ。調査の相手として探していた存在だった。

ももこさんはまだアタシ達を信用していない。でもその間を詩織さんが取り持ってくれるらしい。

そうして調査を始める事となったが、直ぐに行き詰まる。

なんとか情報を集める事は出来ていた。しかし噂の発生源にたどり着こうとすれば、道がパッタリと途絶えてしまう。

 

それを何度か繰り返して切羽詰まっていた時、急に詩織さんが動きを止めた。

何事かと思えば何処かへ急いで走っていく。アタシはももこさんと顔を見合わせると、急いで後を追っていく事にした。

 

 

着いた先は水名神社。

そこにいたのは見慣れない魔法少女と、大事な家族の姿だった。このはの様子がおかしくて、他の魔法少女を全員叩き潰すとか言ってる。

……このタイミングかもしれない。

伝えるんだ、アタシが最近思っていた事を。

 

「このは…アタシらもっと外と向き合うべきだよ。」

「葉月…!何を言ってるの…!」

 

確かに今まで周囲の状況に振り回されてきた。そうして辿り着いたのがつつじの家で、このはの気持ちも理解してるつもりだ。

でも、信じられる人は自分達だけかと聞かれたら、それは違うんじゃないかって思えてきたんだ。

だって院長先生もつつじの家の仲間もいたんだ。アタシ達以外にも昔は心を許せる人が居たんだ!

だから…今も信じられる人がいるんじゃないかって思う。忘れかけてたけど、周りを見ればきっと。

 

「やめて!やめてよ!私はただ…葉月とあやめと……3人で!いつも3人で…3人だけで……。」

 

アタシはこのはの涙を拭きに行く事は出来なかった。ただ、次に出てくる言葉を待っていた。

このははアタシとあやめの事をとても大事に思ってた。院長先生が亡くなってつつじの家から出て、残ったのがアタシらだけだったから。

外と繋がるのを怖がっていた。また失うんじゃないかって、壊されるんじゃないかって。

 

「だから…だから私は!」

 

神社に静寂が訪れる。

誰も何も言わない。まるでアタシ達の決断を待っているようだった。

 

「…あ、あちしも黙ってたことがあるの……。」

 

静かな空気を打ち破ったのはあやめの声だ。

このはには言ってない隠し事。自分から決断して言おうとしてる。

断言できる訳じゃなかったけど、あやめに友達が出来た。いつもアタシ達の後ろをついてきたあやめが自分の意思で外の子と繋がった。

だからこそアタシ達にも信じられる人はまだ居るんだと、そう思う。

 

 

そしてその場にかこちゃんとフェリシアちゃんが現れた。それに常盤ななか達も。

走ってくる間に詩織さんが連絡を回してくれたようだ。つくづく頭が上がりそうにない。

新しく来た2人に近寄ると小さく何かを呟くと、優しい笑みを浮かべて「…頑張ってね」と言った。

 

「わ、私は夏目かこです!図々しいですが…その、あやめちゃんと友達でいさせて下さい!」

「かこ、こういう時は胸張って言うんだぜ。オレはあやめの友達!深月フェリシア!」

「かこぉ…フェリシアぁ……。」

 

あやめにはこんな素晴らしい友達が出来た。

その事を知ったこのはは息を整えると、感謝の言葉を口に出す。その微笑みは晴れやかなものだった。

 

「うぉ!あやめ泣いてるのか⁉︎」

「な、泣いてないよ!ただ嬉しかっただけ!」

「そうだったらオレも嬉しいぞ!」

「うん!わ、私も!」

 

あやめ達は駆け寄って握手して喜び合う。今まで通り友達と一緒にいれる事が分かったから。

 

「……葉月。まだあなたの考えを心から受け入れた訳じゃない。でもその可能性は信じられると思った。」

「…じゃあこれからさ、ゆっくり考えていこうよ。ね?」

「…そうね。…友達、か……。」

「いるじゃん、ここに。遊佐葉月っていう友達がさ?」

「……ふふ…確かに近くにいたわね。私も友達が…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

アタシらを取り巻く問題はひとまず一件落着した。

まだまだ真相は明らかになっていない。全ては未だ闇の中だけど、今までと違って変わった事もある。

 

神浜市には多くの魔女がいて、多くの魔法少女がいる。同じモノを背負った仲間達……。

きっとアタシ達は3人にとっての新しい『つつじの家』を見つけたかもしれない。

 

そして、新しい光も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『じゃじゃーん!これは一体なんでしょーう!』

 

 

 

『何って…お手紙?何に使うの?』

 

 

 

『ふっふっふ…よくぞ聞いてくれました!』

 

 

 

『また何かしでかす気なんだ。』

 

 

 

『しでかすとはなんだ!悩んでいる子の味方になる計画なんだぞ!』

 

 

 

『まあ別に良いけどさ。』

 

 

 

『……   ちゃんは楽しいと思わない?』

 

 

 

『ん?んーん、   と一緒なら何でも楽しくなるよ。』

 

 

 

『おおぅ…   ちゃんそういう所あるよね……』

 

 

 

『それよりやるんでしょ?これ。』

 

 

 

『よし!ヒーローからのお便りを届けましょう!』

 

 

 

『おー!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

没ルートがやばかったので失踪します

 

余談

恋愛度 組長>ヴァァ>黄色い人

依存度 黄色い人>組長>ヴァァ

不純度 ヴァァ>黄色い人>組長

何もない地獄より何か一つだけあったら依存度上がりそう(小並感)

没ルートは水名神社で葉月の選択→アザレア家庭崩壊→ヤンデレルートでした。流石にそれはリセ案件だと思いました。

でもどちらかっていうと黄色い人は恋愛感情よりは崇拝の狂信者タイプに設定上なってしまった。そういった所は表面にも今後の小説でも多分出てこないです。思いつきで書くもんじゃねーな……

顔の良い女と顔の良い女の腹の探り合いが見たかったですが、方向性が恋愛になってしまった上、組長は乙女になり、黄色い人は狂信者になったので、おそらく攻略ルートの可能性があるのは組長です。

 

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