外伝マギアレコード RTA ワルプルギス討伐チャート情報提供者ルート 作:最近ハマってしまった人
カラオケで歌いたいので初投稿です
チャート最難関と思われる難所突入のRTAはーじまーるよー
前回のあらすじ。
団地のイベントが無事に終わり、喫茶店に来た詩織ちゃんは東のボス和泉十七夜(メイドのすがた)と遭遇する。いきなり呼び出されたけど何事も無かったかと思いきや、魔法少女昏倒事件の情報が入電してきたのであった……。
果たして走者はRTAの鬼門を突破する事が出来るのか…⁉︎先生の次回作にご期待ください。
今回から『散花愁章』を攻略していきます。
とりあえずやちよさん、十七夜さん、かりんちゃん、みたまさんと情報は共有しておきました。協力も取り付けたので、何かあれば連絡してくれる事でしょう。持つべきものはやっぱり魔法少女仲間よなぁ!
そしてモブからの信頼度が厚い詩織ちゃんは顧客達にアザレア組は犯人じゃない事を伝えていきます。少なくとも信用してくれているモブ魔法少女は気にしなくて大丈夫です。ネームドは…怪しいところですけど。
前回の冒頭で発生したら詳しい話をすると言いましたが、フラグを即回収したため早速解説していきます。
1年前スタートのプレイヤーは散々苦しめられるであろうアザレアイベント第2弾『散花愁章』です。これ絶対に実質0.5部ゾ。
RTA的にも最重要です。主に混沌こと更紗帆奈っていうやつがね……。このイベントを何とかしてクリアしないと、ストーリーを掻き乱しながら本編を乗っ取ろうとしてきます。
本編通りの流れなら自殺(生きてる可能性あり)ですが、そんな不確定な事なんてRTA走者はキャンセル一択だ!
そのため捕獲か殺害か、確実に進行するにはどちらかを選ぶ必要があります。殺害ルートは外道プレイのキャラじゃないと、ソウルジェムが濁ってしまって駄目になるので、通常では捕獲一択になる事でしょう。
RTAにおいて更紗帆奈とはハイリスクハイリターンな魔法少女です。
放置すると被害は甚大になりますが、味方にすると『上書き』による固有魔法コピーが便利すぎて走者の切り札と化します。
しかし信頼度をバリバリ上げなければ、『暗示』を捨ててくれない事が最近のマギレコRTA学会で明らかになりました。魔法を捨てなくても強いから仲間になるだけでも十分だな!
ではイベント攻略しながらお話していきます。まずはじめに組長と十七夜さんを会わせます。
組長がいつ電話に出てくれるか分からないため、勝手に調整屋を待ち合わせ場所に指定してお手紙を送りつけます。十七夜さんにも同じ内容の手紙を出します。用件は情報交換で日時も書いて義手くん2号3号にそれぞれ渡します。
ついでに団地組も呼び出します。事件発生までの準備期間が消し飛んでしまったため、シナリオボス戦で混沌と相対するにはちょっとどころか大分レベルが心許ないねんな……。このイベント中は組長に付きまといまくりますが、それに合わせて団地組もちょくちょく様子を見たいです。
詩織ちゃんが魔法バレするまで疑いの目はありません。その間に団地組を少しでもレベリングしていきましょう。
「あっ、詩織さんだ!こんにちは!」
はい、こんにちは〜。元気に挨拶してくれる良い子なみとちゃんには、このキャラメルをあげましょう。たまには飴以外の物を渡そうね!れいらとせいかにもあげますよ〜!はい、どーぞ。良いって良いって、ほらほらほらほら!
じゃあ親睦を深めたところで一緒に魔女狩り行きましょ!
お!義手くん2号3号!戻ってきたなぁ、よーしよしよしよしよし。お返事オッケーでしたか?…大丈夫みたいですね、ヨシ!(現場猫並感)
団地組、明日この時間に調整屋集合!こんだけやったなら多分そこそこ経験値溜まってるやろ…1日神浜ローラー作戦(仮)したので少なくともド素人とは言えない、はず……せっかくだから調整していきましょうねぇ〜。
「はぁ…はぁ…終わったぁ……。」
「ふぅ、ありがとうございました…!」
「……もう二度とやりたくないよ…。」
うーん、スパルタ過ぎたかな?
流石に走者である詩織ちゃんの日課は一般魔法少女に厳しかったようです。ここでやっとかないと後でキツくなってくるので、これも君達の為なんだ…すまない。RTA走者と一緒にレベリングしようとするのは、こうなる運命なんだよ。
いやでも修行でせいかさんと(熱血方向で)仲良くなれたのは結構良い感じじゃないですか?なんかちょっとづつ体育会系後輩に進化が進んで来てるけど、本当にBキャンセル効きません?効かない?そう……。
調整の時間だオラァ!
こんにちはー!呼んだ人達揃ってる?イベント常連客ななか組、東のボス十七夜さん、調整が終わった団地組…全員揃ってますね。
それでは情報交換会といきましょうか。魔法少女昏倒事件の概要は皆知ってると思うので、サラッと説明したら本題に入っていきます。
倒れたのは本来と同じく、木崎衣美里、粟根こころ、毬子あやかの3人です。ヤベェ!走者の屑運のせいでエミリー先生しか会った事ねぇ!これはイベントクリア後にお見舞いと称して交友しておくのが吉です。
それで現在疑われているのが3人と接触していた遊佐葉月。葉月を含めたアザレア組も犯人じゃないかという噂も再発してきていて、しばらくの間は彼女達ははいきょぐらし!をするそうです。
しかし今回は犯人がめっちゃ陥れる気満々だぜ!みたいな感じなので、アザレア組のためにも真犯人見つけようっていう会合です。
ところで準備期間短かったけど、団地組はアザレア組に出会ってるんですか?走者、気になります!一回だけ会ってる?ならセーフ、面識があるって事が重要ですよ。
私はねぇ、ななかさん!あなたの意見が聞きたいんです!考え…あるでしょ?あるよね?言ってください!オナシャス!
「…今回の事件ですが、私はとある可能性を考えています。」
というわけで組長がななか組と『飛蝗』の因縁を語って推測を出した事で情報フラグが立ち、魔女を操る魔法少女の存在について、次の調査フェーズに移行する事が出来ます。
みたまさんと十七夜さんが『暗示』を使う魔法少女の存在を思い出してくれれば、そこから順々に情報が繋がっていきます。今回は一気にここで調査パートを終わらせる予定のため、団地組(主にみとちゃん)の力を借ります。
おうさっきからチラチラ見てただろ?気にしないで言って良いですよ、どうぞ?言わない方が良いというのは勿論ですが、詩織ちゃんが犯人じゃないっていうのは組長が証明してくれますからね。
「そうねぇ、『暗示』を使う魔法少女がいるって聞いた事あるわ。」
「八雲、そうなのか?」
「…?十七夜が話してくれたじゃない。」
なんかおかしいですねぇ…認識がすれ違ってますよねぇ……。十七夜さんがみたまさんからこの言葉を聞く事で、『暗示』の魔法の持ち主である瀬奈みことの事を思い出します。
しかし今から団地に向かう気はないし向かわせる気もないので、このまま調整屋での話を続行します。
団地組ー!念のために聞きたいんですけど、この瀬奈みことっていう人知ってる?知らない?オッケー分かりました。
「すまない…残念ながら記憶が曖昧で、詳しいことは分からない。」
あっおいちょっと待てい。諦めるにはまだ早いゾ。それってぇ…『暗示』かかってるんちゃう?
記憶があやふやなのは魔法が掛けられてるからじゃないか、という事を指摘すれば団地へ赴く手間を省く事が出来ます。本来なら一部の記憶を思い出してもらうために、団地の失踪事件の話などの証拠が必要になります。
しかし何故かは分かっていませんが十七夜さんの信頼度が高いからか、証拠無しでも一応信じてくれるみたいです。これはもしかしてガバの巧妙では…?
早速今ここで調べるんだよぉ!みとちゃんさん様!よろしくお願いシャス!それじゃあ詩織ちゃんもご一緒に………え?こちらだけで良い?ちょっと十七夜さん?走者が確認できないんですけど…ってわあ、みたまさんも同意見なんですか?仕方ないですね、大人しく待っていましょう。
「すまない、待たせたな。」
大丈夫っすよ!ちゃんと少し記憶取り戻せました?走者はそこだけが心配なんだよなぁ〜!
途中で弾かれちゃったけど6文字だけ知ることが出来た?なになに、本来の『暗示』の持ち主である瀬奈みこと以外にもう1人居て、途中で魔法が反発して解けちゃったが進展あった?
その『サラサハンナ』っていうのが犯人じゃなぁい?走者が入んなくてもこれとか、なかなかの腕前ですねぇ!ふーん、やるやん?
という事でこれからは更紗帆奈捜索大作戦に入ります。アザレア組が隠居している廃墟にイベント主要人物達が集まると、主に組長とやちよさんが気配を察知して発見してくれます。
そのため、突撃!となりのアザレア組!をするまでの間、少しだけボス戦前の準備を行う事が出来ます。普通なら知り合いのネームド魔法少女を集めて作戦会議ですが、運が無いせいで交友関係はハッキリ言って微妙な所です。
これはちょっとどころじゃなく、かなり厳しい事になるかもしれません。詩織ちゃんが相手に『使役』を掛けるという奥の手を出してくれるなら、これはもう勝ったなガハハ状態ですけど……その後の対処とかが不安定すぎて涙が出ますよ。
この間を利用してなんとか更紗帆奈を捕まえられるように、走者は脳みそをフル回転しましょう。逃げられたらどこでちょっかい出されるか分からないのが本当にガバの源になりえます。
とりあえず今日は一旦家に帰ります。詩織ちゃんの固有魔法がバレなかったのは幸運なのか信頼度なのか……初期時点で十七夜さんの信頼度は何で高かったんですかね、本当に謎なんですよ。
うーん、どうしましょうか。更紗帆奈包囲網…せめて逃がさないようにできたら良いんですけど………。
ん?あっ居ますね!居ましたね!更紗帆奈を逃がさずに閉じ込められるやつ!ちょうど良い感じの魔法少女が!
普通なら絶対協力出来ないですが、割と取引してくれるくらい相手に思われてるようなので、使えるモノはどんどん使っていきますよぉ〜!こんな良さそうな感じのオリチャー…誇らしくないの?思い立ったが吉日です。今夜会えるように用件を書いた手紙を義手くん2号に渡して届けてもらいましょう。一体何処のアーティストなんでしょうかね……(すっとぼけ)
それでは夜になるまで自宅のアイテム類を整理しておきます。きちんと整頓しておかないと大事な時にアイテム選択を間違えてしまうガバが発生しやすいです。だから…整理整頓をしておく必要があったんですね(例の構文)
時々こういったアクセサリー品が出てくる事があります。拠点も定期的に調べれば、いつのまにかアイテムがドロップしていますからね。アイテム収集をしたい人がこの装飾品手に入れてない!となった時は大概限定品か自宅未探索が多いような気がします。
ちなみに装飾品類は基本的に見た目が変わるだけのアイテムです。稀にステータスが強化されるモノも見かけますが、RTAでは用がありません。
プレイヤーキャラを着飾ると更に愛着が湧いて、その後のストーリーも愉しく楽しくなってくる事でしょう。何より長い時間プレイするモチベーションの持続に繋がります。
あとファッションセンスが良い魔法少女は他の子と仲良くなりやすいです。実際やる気があるなら、主にギャルなどに効果抜群です。女の子の身だしなみは大切ってハッキリ分かんだね。
義手くん2号から連絡が来たところで、今回はここまでにします。
ご視聴ありがとうございました。
▶︎
ある日、魔法少女昏倒事件の話を耳にした。
このはさん達が以前犯人として疑われていた事件が再発したのだという。今回も彼女達…特に葉月さんに疑いの目が向けられている。被害者である魔法少女が倒れた日に葉月さんは3人と接触していたようで、多数の目撃証言が出てきていた。
しかし私は、やはり何者かの作為を感じている。それも以前よりハッキリとした意図が感じられるのだ。
そして自分の固有魔法『敵を見極める力』は、この事件に何かがあると告げていた。
聞いたその日にすぐさまチームを招集して、今回の事件について緊急の会議を開く。
まだまだ謎が多く判断を下せるような状況ではないが、私は事件を追うべきだという結論を出した。
何故ならこの背景に目的の魔女『飛蝗』の存在を感じたからだ。
そして考えをひとしきり纏めた後、とある人物からの手紙を元に、私達は調整屋へ向かう事にする。
呼び出された場所には私達を集めた詩織さん、そして他にも数人。知り合いの魔法少女と情報を交換するために、集合をかけたと言っていた。
簡単な自己紹介を済ませて早速本題に入っていく。前座として今までの情報を確認すると、私は纏め終わった自分の推測を伝える。
それは昏倒事件の裏に私達のチームの目的である『飛蝗』の存在、そしてそれを操る魔法少女がいる可能性だ。
そういった魔法少女について何か知っている事はないか伺うと、みたまさんは『暗示』の魔法を持つ魔法少女の話を聞いた事があるらしい。
しかし、話した本人の十七夜さんはその事を詳しく知らないようだった。直接話を聞いてから、『暗示』を持つのは『瀬奈みこと』という魔法少女だという事を思い出す。
瀬奈みことは現在行方不明になっているらしく、それならば住んでいたという神浜大東団地に情報を求めに行こうとしていた。
しかしそれを止めたのは、他の誰でもない詩織さんだ。
「…『暗示』、かも……。」
詩織さんの考えによれば、十七夜さんにその魔法が掛けられているかもしれないとの事だ。確かに一理ある。魔女すら操れるのなら、おそらく人を操る事も可能なのだろう。
そこでその記憶を思い出す為に連れて来られたというのが、大東団地の魔法少女のみとさん。
彼女の固有魔法『心を繋げる力』で、十七夜さんの心に入って記憶を覗けないか、試す価値は十分にある。詩織さんはそれらに混ざろうとしていたが、十七夜さんとみたまさんからストップを出され、少し落ち込んだ雰囲気を出していた。
しばらくした後、調整屋の奥のスペースを使っていた十七夜さんとみとさんが戻ってきた。魔法は途中で反作用を起こし、強制的に解けてしまったようだ。しかしこの調査で重要な情報が新たに出てきたのは間違いない。
それは瀬奈みこと以外にもう1人魔法少女がいた事。姿などは不明のままだが、唯一判明した『サラサハンナ』という6文字は、おそらくその魔法少女の名前なのだろう。そしてその人物こそが私の復讐すべき相手なのだろうか。
ともかく私達が次にやる事は決まった。
『サラサハンナ』を探す。そして事件を起こした理由を…華心流を狂わせた理由を聞き出す。
私の願いを成就させるために。
◁
「……何なんだろうね…。」
不意に出て来たそれに続きはあったけれど、漏れた言葉から先は外まで届かなかった。言いかけたモノをぬるくなったコーヒーごと喉奥に流し込む。
角砂糖もミルクも入れてない飲み物は何となくいつも飲んでいる。特に理由なんて無かったし、今はコーヒーを飲んだだけで、緑茶とか紅茶とか栄養ドリンクとか…とりあえず手に取ったモノを口に含んでいた。
こっそりと増設した隠し冷蔵庫には、そういった飲み物や食べ物、秘蔵のお菓子やらを保存している。あの子に見つかってしまうと、健康に悪いだなんだと取り上げられてしまうんだ。
あっちもあっちでこちらの真似してコーヒー飲もうとしたら、流石に苦すぎて飲めなかったみたい。だからやめた方がいいって言っといたのになぁ。
ごめん、話を逸らしすぎたかも……。楽しい話が多すぎてつい話したくなっちゃうんだよね。うん、気にしないで良いよ。
んで…あぁそうそう、私が疑問に思った事だったか。何なんだろうって思ったのは、話に出したあの子の事。なんだかずっと彼女の話しかしてない気がするや、楽しい事はずっと覚えていたいからかな?
元々ここの家には彼女の家族しか住んでなかったんだけど、あの子と私が出会ってから運命とは奇妙なもので、トントン拍子に事が進んでいく。簡単に言うとここに養子として引き取られる事になった。
つまりあの子との関係は、家族で親友で…唯一無二の相棒!大切な人!とかそういう感じ?ふっふっふ、大好きだよ!って言ってみたり……いつかは言ってみたいよねぇ。
机の向かい側に設置したビデオカメラに目を向ける。
静かに動くそのレンズ越しに映った自分の姿が酷く滑稽なように思えて仕方がなくて、口には出さずともまるで嘲笑うかのように見据えた。
そして手の中に収めていた琥珀色の宝石がはめ込まれた指輪を流し見て、未だ受け入れがたい現実を咀嚼しつつ言葉を口にした。
「これはとある人に宛てたお手紙…と言いたいんだけど、実際のところは私の気持ちの整理とかそんなところだよ。」
続きを話していく。
窓から吹き込むそよ風にカーテンが揺らいで、その隙間から差し込んだ月明かりがベッドに腰掛けた私を照らし出す。本日はお生憎様雲一つも無い快晴で、月と星の姿が藍を詰め込んだ夜の空に、存在感を放つほど爛々と煌めいていた。
風が頰を撫でて髪を揺らしてる。私以外に誰も居ない邸宅は静か過ぎるくらいで、自分の声がやけにハッキリと耳に届いた。穏やかに拍を打つ心臓の音は、なんだか時間が止まってしまったように長く感じられる。本当はそんな事無くて、時は無情にも過ぎ去っていくんだけどさ。
「あのね、実は今日でもう最後なんだ。だからこんな感じで録画する事にしたの。」
今、君はどんな事を考えているんだろうか。
そしてこの映像を見たらどんな風に感じるのかな?怒ったり…悲しんだり…いつもコロコロと変わってばっかの表情がマイナスになってしまうのは、すごく申し訳ないと思うけど私にはこれくらいしか出来ないから……そうだね、ただの恩返しとでも思っておいてよ。
「ねぇ、聞こえてるかな?」
『星月夜に祈りを、敬具』
なんだかんだ15話目まで続いてたので失踪します。
余談
なおこの時、常盤ななかさんは好きな人に会えた嬉しさでだんだん緩みそうになる表情筋を必死に抑え込んでいたらしく、翌日ファミレスでのチーム会議中ずっと口がスライムのように緩んでいたという情報が、参京区出身のA.S氏より当局へ寄せられている。
どうして彼女はここまで恋愛に耐性がないのだろうか……。
我々はその謎を解き明かすべく、神浜市の奥地へと向かった。
おそらくガバは水面下で大きく膨れあがっていく事でしょう