外伝マギアレコード RTA ワルプルギス討伐チャート情報提供者ルート 作:最近ハマってしまった人
欲張りセットになりつつあるので初投稿です
実質第0.5部のシナリオボスを攻略しにいくRTAはーじまーるよー
前回は団地組をスパルタ訓練した後、ななか組、団地組、みたまさんに十七夜さんを集めて調査パートの大規模カットに成功しました。
あとはサラサハンナを探し出すだけ!以上!閉廷!……とはならず、RTAにおいて重要である更紗帆奈の捕獲の準備をしなければなりません。おのれ混沌!
今回はその続きから、走者のオリチャーが火を吹くぜ!正直言ってこの周でしか使えない切り札ですけど、ここで失敗して更紗帆奈を取り逃がすよりはマシです。
という訳で人目に付かない路地裏にやってきました。ちょっと…ちょっと?イケナイ事されそうな相手なので、事情を知らない他の人に見られたらロスってレベルでは済まないでしょうし……。
「取引は成立ってワケ。」
うぉわ!投げないで下さいよ、今回のキーアイテムなんですよ!
それで神浜の某天才アーティストさんは何を望むんですかねぇ…?詩織ちゃんがオモチャになるだけだったら良いんですが?ホラ、言ってみて下さい、大丈夫です今回は逃げようとしません。
「報酬は後の楽しみに取っておくんですケド?まあ、その時まで覚えといてヨネ。」
えぇ……(困惑)
どういう事ですか?前の襲撃時に言っていた事を参照すると、見かければついヤりたくなってしまうあのパイセンが?………妙だな…?
出来ればガバに繋がったりするなよぉ〜頼むよぉ〜。もう既にガバってる気がしますが、内容を知ってるガバより不明なガバの方が怖いですからね……。
兎も角今回の『散花愁章』攻略のための重要アイテム、『アリナのキューブ』を入手致しました。これであの混沌さんを捕獲してやるぜ!
このキューブは皆さんご存知の通り、パイセンの武器兼結界でございます。
パイセンはこれでへにょりビームを放ったり、魔女をコレクションして育てたりする訳ですね。マミさんのリボンには劣りますが、これはこれで十分万能キューブです。
キューブは他人に貸し与える事も出来て、今回詩織ちゃんが貰ったように、マギウスの翼にも貸して魔女を捕まえています。本人じゃなくても使えるのが万能さに磨きをかけていますね。
今回は別に後で返せとも言われていないので、イベントが終了しても使わせてもらいましょう。
それじゃあ早速知り合いの魔法少女、アザレア組とやちよさん以外全員に連絡を回します。あの人達も揃っちゃったら黒幕登場フラグが立っちゃうからね仕方ないね。
残念ながら詩織ちゃんはサラサハンナの詳細について知らないため、どこまで対策を取れるかは十七夜さんの記憶次第です。少なくとも『暗示』を使う魔法少女という事は分かってます。
今日の放課後くらい!よろしく!調整屋に集合!え?なんだって?営業妨害…?さあ?知らない子ですね……。
「それであの後『暗示』を解除した結果なのだが……。」
「まったくもう大変だったのよぉ?」
お代とグリーフシードはかなり多めに出しておきました。結局他の人(主に十七夜さん)に割り勘させられてしまいましたけど。
それで収穫はあったんですか?主に本当の固有魔法とか『上書き』の能力とか知ってたら走者嬉しいな〜って思いますが、流石に本来通りの流れで出る情報しか出ませんか?
念のためのキューブくんは用意してますけど、使わずに済むに越した事はありませんからね。
「……『暗示』を使うサラサハンナは元々、他者の能力をコピーする魔法だったようだ。」
「それは…また面妖な……。」
やったぜ。これで『上書き』の魔法について知ることが出来たため、ある程度の対策を行う事ができます。主に美雨の固有魔法をコピーされないようにとかね!
この情報について知った時、察しのいい組長は美雨を捜索から除外してくれます。本人から反対の意見を飛ばされますが、適度にそれっぽく口を挟んで、それとなく連れて行かない方針に修正していきます。
いやぁ〜これを知れただけでもだいぶ変わってきますよ。十分すぎる働きです。稀にソウルジェムが濁り過ぎてしまう時があったからこのくらいヘーキヘーキ。
良い子のみんなはまだドッペル解禁してないから、濁って魔女化しないようソウルジェムの管理に気をつけようね!
作戦と呼べるようなモノも無いですが、イベント主要メンバーななか組(with美雨代わりのレナちゃん)、団地組、それと十七夜さんは、偶然を装ってやちよさん鶴乃ちゃんと一緒にアザレア組に会いに行きます。
そこで『サラサハンナ』戦を開始することによって、普段は認識できなかった更紗帆奈を可視化する事が出来ます。
攻略に於いて必要な魔法少女以外は神浜に散開して、各々目撃情報を連絡してもらいます。詩織ちゃんは神浜カラスネットワークや義手くん(鳥形態)、『使役』をフル稼働して、更紗帆奈を絶対に見失わないようにピッタリストーカーしていきます。
モンスター(更紗帆奈)を捕獲するなら、まずは弱らせてからボール(キューブ)を投げる。当たり前だよなぁ⁉︎
アレですアレ…ストックホルムだかなんだかですよ。閉じ込めてても一緒に居るのがソイツだけだったら、そのうち勝手に信頼度上がってくるので気にしなくていいです。
いい感じに周囲から好意的な意見を貰えたら、放牧出来るようにしましょう。勿論自殺出来ないようにソウルジェムは取り上げます。
みんなソウルジェムは持ったか⁉︎持ち場の配置に着いたか⁉︎
それじゃあ『サラサハンナ』戦…イクゾー!(デッデッデデデデ カーン
へぇ〜ここがアザレア組ちゃんの隠居先ですか…清々しいまでの廃墟ですねぇ……。あ^〜鶴乃ちゃんが突っ込んでいくんじゃぁ^〜。
こんばんは〜お邪魔します。さあ入って入って!
「…これは一体?」
「まずは説明をさせて下さい!」
ここの説明は詩織ちゃんが居ても居なくても変わらないので、口を挟まずに時が来るまで放置しましょう。メンバーが揃って情報も揃ってれば特に何もしなくていいから安心ですね!
話を振られた時だけ一応、反応を返していきます。これが!短縮した調査パートの!成果なんだぞ喰らえェ!オルァ!
「その魔法少女の名前は『サラサハンナ』…!」
対象!反応アリ!
「……はっ⁉︎」
「む?何だ…⁉︎」
「これは……⁉︎」
ここでキーワードである首謀者の名前を出す事で、黒幕が見つけてくださいと言わんばかりの気配を曝け出します。
今回察知したのは、ななかさんとやちよさんと十七夜さん、ついでに詩織ちゃんですね。場に3人もベテランが居ればそりゃあ見つかるよ……。
ほらほら皆変身して!そのままだと駄目です!警戒心をMAXまで引き上げて下さい!いよいよシナリオボスのお出ましですよ!
「ここか!」
手応え…ヨシ!(現場猫並感)
輪になって囲もうぜ!お前はもう包囲されている!大人しく投降しなさい!どうだ?どうかな?いますいます?
「あっははははあっははあっはは!あひはははははあっはあっははあは!」
居るねぇ!居るねぇ!オラ姿出せ!こちとら黒幕を攻略するためだけに来てるんです!
「じゃじゃーん!どーもどーも、あたしがお目当ての更紗帆奈だよ〜!」
たった今明かされる衝撃の真実ゥ!
はい、迫真のBGMと共に登場したこの魔法少女こそ『散花愁章』のシナリオボス、RTAに忍び寄る混沌こと更紗帆奈です。犯人当てて貰えて喜んでんねぇ!
周りは十七夜さんに掛けられていた『暗示』について質問していきますが、ここでも詩織ちゃんは口を挟む事が無いため、流れに身を任せておきます。
「んじゃこうして集まった事だし〜、あたしと鬼ごっこしよー!」
「お、鬼ごっこ⁉︎」
「百まで数えてから追いかけてきてね。」
これが『散花愁章』名物、あっちかこっちが倒れるまで続く鬼ごっこです。『暗示』で言われた通り、キチンと百までカウントしなければ追いかける事が出来ません。
この鬼ごっこ自体、難易度ハードで初見攻略なんてしたら、まず引っかかる箇所だと思います。ノーマルならそれとなく周りが誘導してくれるんですがね……。
ともかくサッサと数えて追いかけるようにしましょう。カラスネットワークもスタンバイさせておきます。
「あでも、その前に……」
なんなんですかね…いきなりこっち見て……?その手に持ってるのは…万年筆ですかね?そんなモノがどうしたっていうんだ!
もしかして詩織ちゃんの大切な物を盗んで煽ろうとしているんですか?なんだか嫌な予感がして来ましたねぇ………。
「誰が一番最初に追いつくかな〜?じゃねー!」
この混沌がよォ!とにかく百数えて追跡することにしましょう、神浜カラスネットワークを立ち上げて目撃情報をかき集めようね。
……ん?あれ?詩織ちゃん?詩織ちゃんさん?操作が効かないんですけど?煽り耐性/zeroだったりするんですか?ちょっと?一切微動だにしないですね?せめてカウントくらいさせて欲しいんですが⁉︎
不味いですねぇ…これは本当に不味いですねぇ……なんだってこんな重大な局面で操作が効かなくなる事が多いんだ!これじゃRTAになんないよ〜。どうしましょうかねコレ……。
「…っ!弓有さん⁉︎」
えっ…詩織ちゃん、百まで数えろって『暗示』はどうしたんですか⁉︎待って周りの人達置いていかないで!味方に説明を!ついでに走者にも説明を!今まで構築していた走者のチャートは⁉︎
うわぁ、一目散に走り出していきましたね、お前もしかして場所が分かっているのか?もう走者にはお祈りしかできないんですけど。
「あっは!意外に早かったじゃん?」
そら(キャラがプレイヤーの知らない事をやり始めたら)そう(誰もが予想出来ない明後日の方向に展開を吹っ飛ばします)よ。
いつ操作権を戻してくれるのか分からないので、一応操作を入力し続けましょう。なんでこんな操作不能になりやすいキャラでRTA走ろうと思ったんですかねぇ?
とりあえず解説をしていきます。この『サラサハンナ』戦ですが、シナリオボスというだけあって、神浜の強者とも互角以上に渡り合える強さをしています。『暗示』が無くても強いので、完全にイベントが終了するまで油断しないでください。
更紗帆奈の何が厄介かって、『暗示』が黒幕に相応しい精神・行動干渉系の固有魔法ってところですね。相手に指示を聞かせなければいけないという条件はありますが、複数の魔女を操れたり、他人から認識できないようにしたり…便利で強力な事に変わりありません。
現在詩織ちゃんは何故か『暗示』を無視して交戦しているため、固有魔法無しのタイマン勝負になっています。なんでやちよさんと鶴乃ちゃん、チームアザレア組とやり合える実力の持ち主と、対等に戦えているんですか?
しかも走者の知らない技を連発しているんですけど……え、そんな技も出来たんですか?規格外すぎんよ〜!
詩織ちゃん、走者が操作しない方がバリくそ強いのでは…?(ボブは訝しんだ)
いやそれでも困るものは困ります。
一番不味いのは更紗帆奈の捕獲失敗による『散花愁章』イベント失敗です。野生の混沌が知らぬうちに蔓延ってたら、走者にタイムにどんな影響が出るのかたまったものじゃありません。
詩織ちゃん!せめて無力化はさせてくれ!キューブ使うだけでもいいから!まさかシナリオボスそっちのけで、自キャラとの戦いが始まるなんて思わなかったぞ!
あーあ、もうメチャクチャだよ……。せっかく追いついた味方も『暗示』でまた数を数えさせられてます。更紗帆奈の方も逃げようとしてるのに、『暗示』が効かないヤバい奴に絶えず戦いを強いられてるせいで、体力がかなり消耗してきていますよ?もうコイツ1人でいいんじゃないかな。
「弓有!待て!」
おお!その声は十七夜さん!
…って、んん⁉︎いきなり口にモノを突っ込まないでください!危ないでしょ⁉︎思わず飲み込んじゃいましたけど一体何入れたんですか?待って♡秘密兵器じゃないですよ⁉︎教えてくださいよ!ちょっと十七夜さん⁉︎
あれ、操作権が戻ってますね…?
……もしかしてさっき口に突っ込まれたモノを摂取する事によって、詩織ちゃんの正気が戻って暴走が止まる可能性が?成る程?果たして今回以外に必要なのか分からない新たなる発見ですね。
でも十七夜さんに無理矢理止められて、更紗帆奈から意識を逸らし、現状に気づく事が出来たという可能性が無きにしも非ず。
しかしコレ利用するにしても、詩織ちゃん以外にもう1人居ないと止められないですよね?結局走者に為すすべは無いんですか……。
無事に操作権が返ってきたので、更紗帆奈捕獲大作戦を改めて決行します。
といっても暴走状態の詩織ちゃんがやり過ぎてしまって、後は疲労困憊の混沌さんを捕まえるだけの段階ですね。
いやぁ何というか…大部分に労力を掛けずに済んだ点では良いことなんですけど、今後もこういうガバ発生するのかと思うとブルッちゃうよ……。
神浜カラスネットワーク!今、更紗帆奈ってどこに居ますか?…団地の屋上?おーけい分かりました!そのまま監視を続けていて下さい。
本来屋上では団地組が機を狙って待ち伏せしているんですが、詩織ちゃんが飛び出したせいでそれがチャラになりました。
つまり今あそこは手薄な場所という訳です。
絶好の休憩ポイントとして今なお使用されています。団地の屋上は更紗帆奈の鬼ごっこ逃走経路で、もっとも訪れる確率が多い場所です。
じゃあ攻略メンバーを呼んで袋で囲もうね!集合集合!最初は少数精鋭で交戦します。その後、『暗示』を封印して逮捕!自殺しようとしたら何が何でも阻止しますんでヨロシクゥ!
まずは詩織ちゃんの先制攻撃!更紗帆奈が逃げられないように、『アリナのキューブ』を使って決戦のバトルフィールドを生成します。こうすれば魔女の乱入だって来ません。
オラァ!東西トップのお通りだァ!支援型ってのは本来こうするもんなんだよォ!分かったらさっさとくたばりやがって下さいませ!東のドンと西のボスが手を取り合って一つの敵に立ち向かう…うーん、青春だな!3人に勝てるわけないだろ!
飛んでくるダガーを使役槍と義手くん2号で撃ち落として、2人が『暗示』で避けられないような攻撃は妨害し、接近戦に集中できる環境にしましょう。
何故か詩織ちゃんに『暗示』が効く時と効かない時があるのかよく分からないままですけど、魔法関係は干渉されないようなので全力で支援にあたりましょう。
『使役』の魔力消費は一発目がデカくて、その後は少しずつ減っていくタイプです。
つまり格上の相手には良く考えて使わないと、最初の一瞬で魔力が消し飛んで魔女化一直線します。
あと穢れ浄化システムが出来ても、ドッペルを出した後は少しだけ接続が途切れるらしく、もう一回『使役』をかけなければいけないんです。
もう一回魔法を使うという事は再度ソウルジェムが大幅に濁るという事なので、一発の消費が大きい魔女やウワサを対象にしてしまうとヤバくなります。
ドッペルがずっと出ているように見えて、短時間の間にドッペル使用分の濁りが溜まって、使用回数が爆発的に増えていくからですね。
だから普通の魔法少女よりもすぐにドッペルの代償が来てしまうのが欠点です。
それと今まで試走を重ねてきて分かった結果なのですが、どうやら『使役』の固有魔法を持つキャラはマルチタスクな子が多いっぽいんですよ。
並列思考と言うんでしょうか?対象を使い魔扱いにしてオート操作しないと、あっという間に脳のキャパシティを容易くオーバーします。ワルプルギスなんか操った暁には詩織ちゃんの精神がぶっ壊れます。
そうこう言ってる内にそろそろ頃合いですかね?ヘイ、キューブ!攻略メンバーを投入しろォ!ゴーゴー!行け行け行け頑張れ頑張れお前ならできる絶対出来る諦めんなよ!諦めたらそこで試合終了です。
「サラサハンナさん!あなたは固有魔法を使ってはいけません!」
やっぱ安定の竜城明日香なんだよなぁ!
しかし油断してはいけません。何故なら混沌さんは最終手段として、自分のソウルジェムを砕いて自害しようとするからです。
勿論そんな事させるわけないですよねぇ⁉︎
使役槍で自害しようとするのを阻止して、義手くん2号を突っ込ませてソウルジェムを毟り取ります。
ほらこれでもう抵抗できないだろう!勝ったなガハハ。
そして皆様お待ちかねの説得パートですが……特に言える事はありません。ここまで来といて最後は運ゲーとなります。
走者のガバ運が酷すぎて説得効果を上げられるキャラと知り合えていないんですよ。少しどころではなくかなり不味いです。
それにこの前十七夜さんに心を繋ぐのを拒否されてたのと、今回『暗示』が効いていなかった事から考えて、みとちゃんさんさまの『心を繋げる力』が詩織ちゃんに効かない可能性があるんですよね。
要は祈祷ポイントという訳です。
ここで説得出来たら短縮、説得出来なかったとしても長い時間をかけて懐柔していく予定なので、問題ないと言えば無いんですけども。
どうですか?どうですか?説得…成功しましたか?いやこの半分下回ってるから走者の運任せですねクォレハ……。
「んー、いきなり答えを教えちゃうのはなぁ〜!」
説得は…待って説得は?成功したんだか失敗したんだか分からない反応やめて下さいよちょっと!更紗帆奈ァ!お前はよォ!
あ、なに?一応付いてくるって?つまんなくなったら分かんないなぁ〜って事らしいです。ふーん…そんな事言ってられるのも今の内なんだよなぁ……。
とりあえずこれは成功扱いでいいんですか?……良さそうですね?詩織ちゃんを見事に釣り上げた万年筆も返してもらいました。いや操作不能にまで追い込むコレ本当になんなんだ一体…?
それでは『散花愁章』無事に(?)クリアです!いよ!やったぜ!第0.5部、完!
ですがきちんと後始末はしていきましょう。ええ、主にこの更紗帆奈の今後の対処についてですね。
先駆者に倣って詩織ちゃんも帆奈ちゃんと同居…同居?します。疑問形になってしまったのは、帆奈ちゃんは基本的にキューブの中で飼育するからです。
更紗帆奈専用のお部屋が手乗りサイズで増設されたので、現在の住居の心配はしなくても大丈夫です。でもちゃんと生活用の家具は持ち運んであげましょう。
詩織ちゃんは学校に通っていないアルバイターのため、日中は帆奈ちゃんの事を気にせず活動出来る利点があります。
これを利用して普段からコミュニケーションを欠かさないようにして、地道に好感度を稼いでいきます。ちなみに一度でも餌やりを忘れると拗ねてしまうので、十分に注意しましょう。
今回はここまでにしようと思います。
ご視聴ありがとうございました。
▶︎
ソイツに会ったのは一度だけ。
今から…数年くらい前?あっは!いつだったかは全然覚えてないや!
あたしが家に帰る途中でね〜、ハンカチを知らないうちに落としちゃってたみたいなんだぁ。
「ごめん待って!これ、君のでしょ?」
そういう風に突然後ろから話しかけてきたヤツ……じゃなくて、そのまた後ろに居たもう1人の方がソイツだった。
あたしのハンカチを拾った方はTシャツにパーカーといった簡単な服装で、もう1人の方は黒い服を着ていた。多分こっちは制服だったと思うから、あの時2人は中学生だったんじゃない?
「大丈夫だよ、この人は人を助けなきゃ死んじゃう人だからね。」
「ちょっとそこまでじゃないでしょー?」
そう言ってソイツは持ってたバックから飴を取り出すと、あたしに一つくれたんだ。落ち着きがない方にも慣れてるみたいに渡してたけど。
「あの…ありがとう、ございます……。」
「ふっふーん、どういたしまして!あ、そうだ!あれ出してあれ!」
「はいはいアレだね〜、まったくもう。」
ついでに渡されたのは少しだけ高級そうな便箋。こだわって選んでるのだろうという事が、幼い自分にもよく伝わっていたようだった。
「なにか困った事があったらヒーローにお手紙を出してね。」
「…?ヒーロー……?」
「うん、そうだよ。自慢のヒーローが返事を書いてくれるんだ。」
半ば諦めの気持ちで呆然とオウム返しで聞き返したあたしに向かって、ソイツは心の底から優しさに溢れた声で言う。それじゃあね!と言いながら夕日が指す方に去っていった2人を、あたしはその場に突っ立ったままで眺めていた。
受け取った飴玉を早速舐めてみると、口の中に少しずつ広がったオレンジ味が、その日を象徴しているかに思えて仕方がなかった。
小説パートが少ないので失踪します