外伝マギアレコード RTA ワルプルギス討伐チャート情報提供者ルート   作:最近ハマってしまった人

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カレーに豆を入れるのが好きなので初投稿です












Part18 交差するガバ

 

 

 

 

 

 

 

 

白タヌキを見かけなくなって気分が爽快になったRTAはーじまーるよー

 

 

 

 

前回は帆奈ちゃんルーム作成のためのお買い物とかりんちゃんの固有魔法研究会に参加いたしました。

その結果、現在詩織ちゃんはみかづき荘に同居中になっており、かりんちゃんは無事に至近距離ワープを習得しました。成長の伸びしろにブルっちゃうよ……。

 

 

 

 

今回のパートに入ってようやく、あの邪悪の化身こと白タヌキが神浜から消え去りました。パイセン渾身の害獣駆除ネットが機能し始めた訳ですね。

これが始まったという事はマギウスが既に結成されたという事であり、それに伴ってマギウスの翼も誕生している事でしょう。

もちろん詩織ちゃんは入る気が無いので、モブやネームドキャラからの勧誘は丁重にお断りします。モブは信頼度イベントを初期の頃に行っているので、ちょっとやそっとで下がらない!安心!

 

 

まず初めに信頼度上げのために甘い物を食べに来ました。

ここら辺にぃ〜美味しいって評判のたい焼き屋があるらしいっすよ?じゃけん信頼度稼ぎたかった13歳組と行きましょうねぇ〜。

 

「すげぇ!いろんな味があるぞ!」

「あちしコレがいい!かこはどうする?」

「それじゃあこの味にしようかな…?」

 

詩織ちゃんは4人分の料金を支払ってターンエンド!作りたてほかほかの美味しいたい焼きを3人に配って、自分の分のたい焼きを頬張ります。美味い!そして13歳組が可愛い!桃源郷はここにありました。

 

 

…あら?なんか詩織ちゃんがとある方向を見つめ始めましたね。気になる物でもあるんでしょうか?

 

視線の先には見慣れない制服の2人組がいまね。おそらく神浜市外から来た人達なんでしょう。ここは観光名所としてもいいんですよ〜!神浜市が賑やかになったら…ええな!まあ今後否が応でもドンパチ騒ぐ事になるんですけど。

 

あれ待ってください?詩織ちゃんは見覚えないですが、走者は見覚えありますよ?具体的にはまどマギ外伝作品で見た事があります。

嫌な予感がしてきました……。

いやでも詩織ちゃんは困り事センサー搭載の走者殺しな性格してますが、今回に限っては発動してある意味助かった感じがしますね。

 

とりあえず気配を感じ取った詩織ちゃんは人助けをしなきゃ気が済まねぇぜ!13歳ズ!ここで待っててくださいね。

そこのお嬢さん達!ここらで見ない顔だけど何かお困り事でも?

 

「えっと…誰ですか?」

 

そら(いきなり知らない人に話しかけられたら)そう(いう反応になるだろう)よ。

詩織ちゃんは通りすがりの平凡な一般アルバイターです。ええ、ほんのちょっぴり優しくて頑固なだけのお人好しです。プルプル……ぼく悪い走者じゃないよ。

神浜であまりうろちょろし過ぎると、縄張りのあれやそれやら色々ないざこざに巻き込まれるかもしれないですよ?ここはひとつ詩織ちゃんに頼ってみません?こんなとこで困ってるオーラを出すなんて、悩み事の解決は協力者無しだとキツくなるんじゃないですか?

 

信用…してくれます?見てくださいよ、この顔を!悪いことするように見えますか?ただ善意でやってるだけなんすよ!オナシャス!

 

…いい?ヨシ?大丈夫みたいですね。

それで何があったんですか?え?道案内をお願いしたい?『夏目書房』という古書店に行きたい?そう?

OK任せてください!詩織ちゃんは場所を知りませんけど、丁度良くここにそこの一人娘さんが来てるんですよ!おーい、かこちゃーん!ちょっと用事あるから来てー!

 

 

ところでお二人の名前を伺っても?そういえば飴ちゃんと連絡先を渡しときます。自分から聞くのは名前くらいにしとこうね!

へぇ〜詩音千里さんと成見亜里紗さん?良いお名前ですねぇ〜。

 

はい、お察しの方は多いことでしょう。鈴音イベント来ちゃった♡帰ってくださいお願いします!オナシャス!

これは第1弾の『CROSS CONNECTION』の表、絵本を探す安全なルートのようです。なるほど『しおん』と『しおり』で被っちゃったのかな。

でも発生しちゃったら走者が介入したいのは裏ルートなんだよなぁ!表イベントが発生したという事は、もう既に鈴音が誰かと交戦しています。

今のところ鈴音らしき人物の情報はカラスネットワークに上がってないんですけど…?

うーん、正直言って初戦を防げなかった時点でかなり辛いですね…難易度ハードの神浜はやはり修羅の国としか言いようがないです。

せめて現場に居合わせていたら良かったんですが、とりあえず今の走者にはネームド魔法少女がやられていないように祈るしか出来ないです。

 

連れてきた13歳組には悪いですが、夏目書房に向かいましょう。ごめんね…ごめんね…たい焼きもう一個買っていいから…許して……。

ついでにやちよさん帆奈ちゃんとたい焼きパーティーする分も買います。余るくらいに買っときます。残ったら明日の詩織ちゃんのご飯になるだけです。

それじゃあかこちゃんちにお邪魔しに行きます。詩織ちゃんは何もしてないじゃないかって?いえ13歳組の保護者枠してますから!重要ですよクォレハ……。

しばらく絵本探しを手伝いますが、実はここに千里さんが探している父親の絵本はありません。どこにあるかと言うと、近くのリサイクルショップの在庫の方にあります。

しかし皆さん頑張って探してくれているので、詩織ちゃんが提案するのは後にしましょう。具体的にはフェリシアとあやめが飽きてきた頃です。店は休憩がてら周辺を歩いていけばそのうち見つかります。

 

それにしても未だカラスネットワークで調べていますが、スズネ=サンらしき情報はまだ一切出てきてないですね。

……もしかしたら魔女結界にすぐ入ってを繰り返していたり、結界内で獲物を待ち伏せしたりする行動を多発しているのかもしれません。

神浜カラスネットワークは便利ですけど、結界とかは義手くんじゃないと入れないですし…いやでも交戦は魔女を倒した後に行うので少しは情報が入るはずなんですよ……?

 

ん?待って下さい、それ言ったらやられた魔法少女の死体とかも発見されていないですね…これはもしかして来たんちゃう?来たんじゃないですかね?

どうやら記念すべき第一犠牲者は鈴音と交戦したに関わらず、無事に難を逃れることができたみたいです。お前それ本当に勲章もんだよ……。

けれども誰か分からないから、接触が出来ないのが難点ですね。これ結局振り出しに戻ってなぁい?絶対戻ってるよね…?戻ってる(断言)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの!本当にありがとうございました!」

 

良いって事よ!気をつけて帰ってくださいね!13歳組もまた今度美味しいところに連れて行きますよ!じゃあ詩織ちゃんはちょっと不審者撃退のおバイトに行ってきますので!解散!

 

それではこれから鈴音の撃退および『CROSS CONNECTION』を成功させるため、早速行動に移しましょう。

このイベントはかなり時間とタイミングがシビアなスケジュールになりやすいです。もし本来通りに進むのなら、0:35の初戦が発生したその日のうちに終了します。

しかしマホウショウジョスレイヤーの鈴音は1人でも多くの魔法少女を暗殺する事を目的としています。

ですので単純な力量差で追い返しても、幻覚などで騙して罠に嵌めない限り、また襲撃してくる可能性が高いです。

しかも力量差が分かっているため、せっかく防いでも周りが悲惨な目になる事が多々あります。やろうとした人はもう既にこうなった方が多いだろうと見当をつけておきます。

初戦を防いでからななか組(かこちゃん除く)と会議して作戦を練るのが良いんですけどね……。やっぱり最初に交戦していないと情報が分からないのが一番辛い所です。

 

このイベントは大体20:00くらいに千里と亜里紗が神浜からホオズキ市に帰っていきます。順調に進んで追い返した場合の鈴音が帰る時間帯もこの辺りです。

今回はフェリシアとあやめのアシストに詩織ちゃんの提案が噛み合ったおかげで、表ルートが15時近くに終わるという大幅短縮が出来ました。

ここから組長にすぐ会えるようにアポを取りましょう。なんか電話で出てくれる時があまり無い気がするので、走り書きのメモを義手くん二号に届けさせます。

そのまま詩織ちゃんは組長と合流してから、目的地であるエミリーのお悩み相談所に着きたいですね。

 

 

 

お、組長から承諾が来ました。じゃあ早速向かいましょうか。

 

「少し妙な胸騒ぎがします……。」

 

組長のそれ、案外当たってるかもしれないですよ?

っておわっ…相談所に近づくに連れて組長のオーラがめちゃくちゃ怖い雰囲気になってきていますよ…こわいなぁとづまりしとこ。イメージとして例えるならさながら毛を逆立てた猫のようです。

まあそれもそのはず。現在時刻は大体15時半で、しかもCROSS CONNECTION中に相談所に来る人物と言えば…ねぇ?

 

「あれ?ななかに詩織さん、2人だけでいるなんて珍しいね!」

「そうでしょうか…ところでそちらの方は?」

「……どうも。」

 

丁度よくいたあきらさんからお話を聞きました。怪我してたから連れてきたらしいっすよ?ドーモ、スズネ=サン。シオリです。

神浜以外から来る子に出会うのは今日で2回目っすねぇ!君はどこから来たんですか?へぇ〜ホオズキ市!実は今日会った子達もそこから来たんすよ、もしかして神浜観光そっちで流行ってたりします?いや〜嬉しいなぁ……君も帰ったら知り合いに神浜の良さでも布教しな!

まあそんな感じで飴ちゃん渡しながら結構話してますが、ななかさんが笑顔でバリバリ牽制しまくってて草生えますよ。はぇ〜、鈴音もこの笑顔には気圧されるんすねぇ……でも実際コワイ!

 

「あの…!もう大丈夫なんで、失礼します……。」

 

怪我してるなら気をつけて帰りなよ〜!と見送ったところで本題ですね。

ヅカヅカと質問していったななかさんにあきらさんは怒りますが、状況がややこしくならない内にサッサと説明します。

事情を知らない詩織ちゃんも何となく組長の雰囲気で察していたみたいです。これでやっとイベントの本題に入れるぜ!

プレイヤーが知ってる情報とキャラクターが知ってる情報は違うってそれ一番言われてるから!

 

そして見失わないように義手くん二号を飛ばして、相談所から離れていった鈴音の後を追いかけます。やっと浮上してきた獲物をみすみす見逃す訳無いよなぁ⁉︎

この後鈴音は懲りずに魔女結界に行くので、何かあった時の為に義手くんのパワー配分を多目にしておきます。

代わりに詩織ちゃんが一時的に貧弱になりますけど、今は戦闘じゃなくて会議するだけで済みます。

そうと決まったら頼れる神浜の仲間達に連絡ダァ!

 

 

緊急連絡の集合場所をファミレスに指定して、今回はここまでにします。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▶︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、自分達の監視の目が届かない場所がある。

 

そうインキュベーターに情報をリークされたのが、私をあそこに動かす事となった一番のきっかけだ。

その場所の名前は『神浜市』。

同時に各地の魔法少女達が続々と集まってきているらしい。私のやっている事を承知で流してくるという事は、あわよくば返り討ちにでも遭ってしまえと思っているのだろう。

これ以上、魔法少女の負の連鎖を増やしてはいけない。だから…見つけ次第、仕留める。

 

しかし最初に交戦した相手のせいで、神浜の魔法少女は一筋縄ではいかないのを思い知る事となった。

 

 

 

 

神浜に着いてからすぐに魔女の結界を見つけ、私はその中でしばらく他の魔法少女が来るまで張り込んでいた。

時刻は既に次の日へ回っており、そろそろ別の結界を探して待っていた方がいいだろうか。そう思い始めた一瞬の事である。

視界で黒色が瞬いた。

さっきから見慣れた手下とは違う、私と同じ人型。間違いない、あれは魔法少女だ。

 

いつも通り魔女狩りに参加して、友好的なように思わせる。そして不意打ちでソウルジェムを狙う。

どうやらやって来た魔法少女はソロで活動しているようだ。少なくとも魔女を一人で倒せる実力を持っているのだろう。

だが、他に誰もいないというのは好都合だ。これなら邪魔されずに獲物を仕留める事が出来る。

そう判断してあの魔法少女が進んだ最深部の方へ足を向けた時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと第六感が何かを避けろと警笛を鳴らす。理由もない直感に反射的に従った私は、僅か一秒も経たない内に息を呑んだ。

 

 

 

頰を掠めた閃光が敵対者の存在を意味していたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!一体誰が…!」

 

閃光の軌道を目で追いかけると、何かが着弾したような痕跡が二つ残っている。しかし残されたのは痕跡のみで、何を使って撃たれたのかまでは分からない。

もしあのまま直感を信じずに立っていたら、私の両目は一寸違わず撃ち抜かれていた。そう予感させる程、精度の高さを思わせる射撃に戦慄が走る。

確実に分かるのは攻撃してきたのが魔法少女だという事。それも知覚できない範囲から正確無比な狙撃ができるような手練れ。

さっきの攻撃だけでは終わらず、閃光は一定間隔で放たれ続ける。一度分かれば後は避ける事が出来るが、厄介にも相手の方向が分からずじまいだ。

同じ方向から撃たれている訳じゃない…私を囲むように円になっているから、相手は複数人いる可能性がある。

それに、最初では両目を狙っていた攻撃は、二射目から腕や足を狙う物が多い。ソウルジェムじゃないって事は、多分私の無力化が目的なのだろう。

 

 

 

 

正体不明の攻撃に警戒していると、不意に辺りを包んでいた結界が消え失せる。最深部の魔女が倒されたのだろう。

解けた場所の廃墟に自分以外の姿は見えず、あの黒い魔法少女と謎の敵対者を探したが、遂に見つける事は出来なかった。

張り込んでから見かけたのは、黒い魔法少女ただ一人のみ。

彼女が私を狙った狙撃をしたのか?もしそうだとしたら他の魔法少女を牽制しつつ、魔女を一人で狩れるような実力者なのかもしれない。少なくとも私を近づけさせない程の腕を持っている。

 

ここは、一時的に撤退すべきだと思う。このまま正体不明の相手と戦闘を始めてしまったら、今の状況では絶対に不利となって苦戦を強いられてしまう。黒とは対照的な銀色の光を目眩と感じて足早に離脱していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その場から離れた私の耳に届いたのは、夜の闇に溶け込むようなカラスの一鳴きだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日…と言っても同じ日の午後。魔法少女を見つけるために神浜市の結界を巡っていた私は、油断していたからか魔女の手下から不意打ちを食らい、普通なら受けなくてもいい怪我をしてしまった。自身の油断を反省しつつ、腕の傷を魔力でさっさと治そうとする。

 

「ああ!大丈夫⁉︎」

 

そんな折に話しかけて来た女の子が一人。勢いよく喋る彼女に押されて、私は成す術なく連行される事になった。

連れて来られた場所はどこかの商店街で、そこにあった簡易的な露店のような所の椅子に座らせられる。自分は大丈夫だと言っても、相手がなまじ善意なだけにとても断りにくい。とりあえず彼女の話には合わせておこうと判断する。

 

「案内してくれてありがとう!私は天乃スズネ、あなたは?」

「そういえば名前を言ってなかったね、ボクは志伸あきら!」

 

少女の名前は志伸あきら。案内された商店街の一角で相談窓口みたいな事をしていて、そこのエミリー先生?という人の手伝いをしているそうだ。

志伸さんから怪我の手当てを受けて、しばらくここで休んでもいいと言われる。そしてこれを機会と捉えた私は、休む間彼女から神浜の情報を聞き出そうと話をする事にした。

 

「志伸さんって…言われ慣れてないから何だか照れちゃうな……。」

「あ、じゃあ…あきらさん。」

「うん!そっちは慣れてる!」

「それなら私の事もスズネで……」

 

ところが相手の勢いに乗せられて、話を聞き出すどころか、逆に話を聞き出されているような状況になってしまった。

更にあきらさんは楽しそうに友達の話をする。こんな時間を持ったのはいつ以来だったか…もう思い出せない程、懐かしい時間だった。

調子を合わせるために適当に笑っていたが…もしかしたら私は少し楽しかったのかもしれない。体感では結構、長い時間話をしていたと感じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

けれども、終わりは唐突だった。

 

 

 

「失礼します。」

「…良い、天気…だね……?」

 

 

相談所に訪れてきた2人の少女。

名前はそれぞれ常盤ななか、弓有詩織と言うらしい。この人達を見た時、私は身構えてしまった。

それも同じ理由じゃない。2人とも別々の理由で警戒心を抱いたのだ。

まずは常盤ななかの方。単純に言えば、同族の気配を感じ取った。何故なら…私もこの人と似たような笑顔を作るから。

 

一見こちらの方が危険に思えるだろう。しかし、問題はその隣に居る大人しそうな弓有詩織という人物の方。気のせいじゃなければ…おそらく姿を見かけた事がある。昨夜0時過ぎに結界で見た黒い魔法少女は彼女だ。

私の両目を潰しにかかるような人だから、大分強面を想像していたが、予想よりも大人しい少女だった。

 

「…制服……。」

「…?」

「……………。」

「…………?」

「……ホオズキ市…?」

「え?あぁ…そこから来たんです。」

 

彼女にも色々と聞かれたが、あくまで世間話程度で済んだ。無口なのか口下手なのかあるいは両方ともなのか、弓有詩織との会話はそう長く続かない。こちらから質問しようにも、どう接触すれば良いのか分からないタイプの人だ。

……本当に昨晩牽制してきた魔法少女なのだろうか?そう考えてみると、あの場には複数人居た可能性が捨て切れない。彼女が他にも仲間を引き連れていたという事だってあり得る。

 

「お二人はどういったご関係で?」

「スズネさん、この近くで怪我をしたんだ。ほら、腕のところ。」

「まあ、これは痛々しいですね…どうしてまた?」

「立ちくらみして壁に腕を擦っちゃって…だよね?」

「ええ……。」

 

だが常盤ななかのまるで尋問のような質問は、あからさまに私を疑っているという事を表している。

 

 

そろそろ頃合いかと判断した私は、訝しげに向けられる視線を背後から感じつつその場から去っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▶︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『よしよし、君は良い子だ。』

 

 

月明かりに照らされた人影が一羽の鴉の頭を撫でる。鴉に拒む様子は見受けられず、むしろその手を心地良さそうに受け入れていた。

 

 

 

『こんな夜遅くに出歩く悪い子は、悪役の格好の的になっちゃうよ?』

 

 

 

高らかに笑う少女はビルの屋上で器用に腰掛けていた柵から降りて、静まり返った眼下の街を眺める。一息ついて星の海を見ながらぼーっとしていた。

やがて肩に乗った鴉が空に羽ばたく様子に目を細め、少女は何もない空中へゆっくり一歩踏み出していく。

 

 

 

『………なんてね。』

 

 

 

当然、上から下へ身体は自由落下する。自然に落ちていくまま身を任せて、天と地が逆さまになった光景を視界に収めた。

呟いた言葉は宙に消え去って、もう耳に余韻すら聞こえなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不意に辺りがチラついて一瞬光ったかと思うと、その頃にはもう少女の姿は何処にも見当たらず、ただただ一羽の鴉が夜闇に紛れるのみである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今も   は静かに見守っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

余談①

このゲーム(架空)には天文学的確率で、幻のモバゲー版のキャラ(主人公+オリ4人組)が出るらしい……

主人公ちゃん:『他の固有魔法をカードにして使用できる』能力を持つ記憶喪失系魔法少女。まどマギ版ディケイド。最初の時間軸でクーほむに頼まれてワルプルを倒すために時間を繰り返している。デフォルト名と容姿が設定されていないため、このゲーム(架空)ではモブと非常に紛らわしい。

 

オムライスを食べるので失踪します

 

余談②

オリジナル魔法少女ズ:

モバゲー版のシナリオ『虚ろな人魚姫』に登場する4人組のこと。いつかマギレコに実装してほしい(願望)。もしこのゲーム(架空)に登場すればRTAのガバのリカバリーが出来る能力を持っている。ただし代償が付いているので一度きりの切り札である。しかも信頼度を恐ろしい程に上げなければならないので、ぶっちゃけ主人公ちゃんを懐柔した方が早いという噂が囁かれている。

 

 

 

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