外伝マギアレコード RTA ワルプルギス討伐チャート情報提供者ルート   作:最近ハマってしまった人

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新走者増えて嬉しいので初投稿です












Part22 Runners in Disguise

 

 

 

 

 

 

 

 

巻き込まれて終わっただけのRTAはーじまーるよー

 

前回は参京区で魔女捜索中にモブ幼女ズイベントに遭遇した疲れからか、不幸にも黒塗りのキリサキさんに追突してしまう。

帆奈ちゃんを庇い全ての責任を負った詩織ちゃんに対し、噂の怪異、キリサキさんが言い渡した示談の条件とは……。

 

 

 

という事は置いておき、また前回の終わりに変なイベントが入りました。

回想みたいなヤツでしたがプレイヤーの操作に関係なく進んでいたので、おそらくは詩織ちゃんの魔法少女ストーリーの一部だとは思います。もしくは精神世界の中で暴走状態になったか、ですかね?

考えても仕方ないです。とりあえず勝手に進んで勝手に終わったから無関係だな!ヨシ!

 

それで精神世界から現実世界に戻ってきた詩織ちゃんですけど……他の人が運んでくれたみたいですね。

見た感じ相談所の椅子に寝かされてるようです。時間を確認してみたら夕方くらいなので学校終わりにおそらく見つけたんでしょう。義手くん2号やればできるじゃないか!褒めてつかわす。

ところで、ななかさんは何しようとしてたんですか?

 

「い、いえ…何でもありません……。」

 

もうちょい腹から声出そうぜぇ?ななかさんよぉ〜?

流石にこんな眼前に顔の良い女がドアップで映ってたら詩織ちゃんだって気にもします。こんだけ近付いておいて何でもないわけ無いだろ!

しかもそんなに真顔だと走者がまた何かやらかしたんじゃないか?という気になって大分冷や汗がダラダラです。あらやだ未だ好感度不足なんです?そう……。

うーん、大丈夫ですかね。組長の好感度関係はよく分かりませんが、少なくとも詩織ちゃんに害を及ぼすようなモノじゃなさそうなので放置しようと思います。

肝心のななかさんは何時までその姿勢でいるんですか?正直言ってさっきまで気絶していた人を押し倒すような形になってる事についてはどう言明するおつもりで?

 

「…!すみません……。」

 

いやまあ良いですけども。あ、そうだ。好感度不足ぎみな組長の好感度稼ぎのために、せっかくだからスキンシップを計ってみましょう。

鶴乃ちゃんですら大人しくなる伝家の宝刀だぜ?オラ!詩織ちゃんの包容力()の前にひれ伏せ!ななか組長!お許しください!

 

たとえ組長の方が身長大きかろうと横になった姿勢では下手に抵抗もできないだろう?今組長の顔がどうなっているかは分からないが、抵抗しないので好感度稼ぎには使えそうですね。

ん?あれ組長?ななかさん?ちょっと?……どうしましょう動かなくなってしまいました。

しかも詩織ちゃんは寝たままやっていたから、上に組長がいて起き上がる事が出来ません。どうして今の体勢でやったんですか?

まあ組長の好感度の為ですし、しばらくはこうしていましょう。

それにしても組長だけで運んでこれたんですか?せめてあと1人くらい居ても良かった気…が………

 

「あっ……。」

 

どうしてあきらさんはそこに隠れてるんですかねぇ…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これこれこういう訳があって路地裏に倒れていた訳なんすよ!分かったか〜?

あとついでに組長の様子がある意味おかしかった件について説明してくれると嬉しいですけど?このままじゃ走者が置いてけぼりだぜ!

ダメですってよ奥さん!これじゃななかさん使い物になんないよ〜。

 

まあ組長の事は置いておき、どうやらななか組ではまだメンバー脱落はしていないそうです。

珍しくななか組が取り込まれてないぞ!?と思っていたら、後日アザレア組と連絡がつかない事を知らされました。おそらく詩織ちゃんが記憶を切られた後に襲われたようです。

つまり今回はななか組の代わりにアザレア組が取り込まれたっぽいですねクォレハ……。報連相が足りてませんけど、まあ誤差だよ誤差!最終的に名前が分かればええねん!

 

……おっと失礼、詩織ちゃんにお電話が掛かってきましたわ?こんな時に掛けるとは一体誰からなんでしょうか…?

 

『もしもし、弓有さんですか?』

 

あっ(察し)…ふーん。何時ぞやに連絡先渡しておいたのが効きましたねぇ!

 

 

 

という訳で週末にホオズキ市の4人組が神浜に来訪して来ました。無理やりナンパ方式で電話番号を押し付けたのが功を奏したようです。

そら(神浜の知り合いの連絡先一つしかなかったら)そう(その人を頼るしかないだろう)よ。

詩織ちゃん流対人交渉術!はじめに自己紹介から入ります。ヘイガールズ!ウェルカムトゥーKAMIHAMA!ここでは色んなガバを体験できるぜ!君達は何をしに此処へ訪れたのかな?

第一弾の時の信頼度も積み重なってはいドン!さながらチュートリアルNPCのような詩織ちゃんは協力関係に持ち込む事に成功しました。やったぜ。

 

4人がパーティに入ったらまずはななか組と面会させます。圧迫面接ではないのでご安心ください。

本当に詩織ちゃんは情報提供者になるだけ(断言)なので、そこまで出しゃばる必要はありません。今回だって(身を呈して)キリサキさんの視察をしましたし、なかなか有能なんじゃないですかね?

 

この後二組の会合で情報を渡すだけ渡して、調査の前線からは離脱しておきます。後方支援役は情報収集で活躍した分まったりしていましょう。

というのも視聴者兄貴姉貴は帆奈ちゃん戦を覚えていますか?走者も理由は分かりませんが、詩織ちゃんは何故か『暗示』を無効化できるっぽいんですよ。

 

 

 

つまりそれがこの『Rumors in Disguise』においてどういう意味を表すか分かりますか?

 

 

 

 

ズバリ、ホオズキ市の駄々っ子に目を付けられてしまうんですね〜。

リアルタイム記憶操作が出来る黒幕とか…なかなかに厄介ねんな……。RTA的にも余計な戦闘が増えてしまうのは避けたいところさん!?です。

調査に関しては途中途中で口出しする程度にして、甘いものとか買ってあげたりして適当に好感度稼ぎでも行います。

最初は会合でのファミレス奢り爆撃だな!

 

 

おまえ…ちょっと活動しすぎちゃう?と言われて実質一回休みな詩織ちゃんです。まあキリサキさんの影響あったかどうかは走者にも分からないんで不安っすよね……。

おそらくきっと残りの人達が頑張って解決してくれる事でしょう。各チームごとに第2第3の義手くんを付けてきたので、変な方向にいきそうになったら修正してくれる筈です。

 

せっかくなんで倍速で魔女でも倒してから帰りますかね〜。

 

 

 

 

 

 

 

完全に一方その頃といった感じで、特にこれといってする事はありません。する事がないので、帆奈ちゃんを積極的に絆しに掛かります。

何をすれば良いとかも大まかなやつが無いから、詩織ちゃんお得意のスキンシップでコミュニケーションを計ってみます。

少なくともこの前のは好感触だったみたいですし、意外と有効手段かもしれません。やっぱ帆奈ちゃんも人肌恋しいんすねぇ〜。

 

うん?じっと見てきて何ですか帆奈ちゃん。流石にもうスキンシップには飽きてしまいましたか?

じゃあ暇つぶしに詩織ちゃんのオススメ特撮シリーズでも見ます?今ならネットの動画サイトで公式が映画公開してるから、理解を深めるためにシーズン一気見しません?

 

「いや…なんか……?」

 

分かりました、そういう気分では無いんですね。

他に暇を潰すモノありましたっけ…少なくともイベントのクリア通知が来るまで出歩きたくないんですよ。

下手に介入してガバを起こさないのが1番です。義手くん達からの連絡でも問題ないらしいんで、今のところ大丈夫そうです。

おおう……顔近くなぁい?詩織ちゃんの顔に変なものでも付いてますかね。ソッチがまじまじと見つめてくるならコッチもやり返しますよ。

ん?待って帆奈ちゃんちょっとずつ身を乗り出してませんか…?流石の詩織ちゃんも戸惑って困り顔。

 

「一回変身してみてよ。」

 

ええ……いきなり?まあ良いですけど。帰りの魔女狩りの時に帆奈ちゃんを結界に入れてなかったんで、その時に何かあったんですかね?

ほらお望みの魔法少女バージョンです!ガバがあったら困るので、お早めに走者に報告して下さい!一体何があったって言うんだ!?

うわ!許可なしに人の顔を撮っちゃいけないって習わなかったんですか?詩織ちゃんなら許しますが人によっては許されませんよ。

ちなみにもう変身解除してもいいですか?あ、良い?自宅で変身するのは余程の事が無い限り気分的にしたくないです。仮にも戦闘用ですからね。

そして帆奈ちゃんがコッチの顔を見て、写真を見返して…を繰り返してます。そこまでなるって普通ない…なくない?いや無いです(断言)

 

「あんたさ、前からそうだったっけ?……自分で見ないと分かんないか、ほら。」

 

帆奈ちゃんに意味深な事を言われてさっきのスマホを渡されました。画面には不意打ちで撮られた詩織ちゃん(魔法少女のすがた)が映ってますね。

 

さて、何が変わっているんです…か……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれれ〜?おかしいぞ〜?

 

詩織ちゃんの目の色って緑でしたよね……。ならどうして写真の方は変わってるんですかねぇ…不思議な事も起きるもんだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは…ガバじゃな?お願い許してくださいおなしゃす!本当にどうしてこうなってるんですか!?

 

通常時でもこれなんですか!?急いで鏡の前に急行します…が、別に普段の生活ではいつも通りのようです。魔法少女時のみ限定でなるっぽいです。

しかし色変わってたのよく気づきましたね?めっちゃ微妙な色合いしてますよこれ、上の方は緑目だけど、下の部分は変わってるみたいです。シベリアンハスキーとかペルシャ猫とかを彷彿とさせる色だなぁ……。

ええ、ええ、分かっています。なんとな〜く予想がついております。

前回キリサキさんの記憶を裂かれた事がフラグだったんでしょう。それで謎の回想イベントが入って今の状態になった、と。

 

ま、まあそれくらいしか影響は無いんで大丈夫なんじゃないっすかね……。

とりあえずこの件については保留としておきます。丁度『Rumors in Disguise』もクリア表記が通知されたみたいですし!問題は無いな!

 

 

今回はここまでにしようと思います。

ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最近ななかはポーカーフェイスを極めていた。

唐突に何を?と思うだろうが、これは『常盤ななかの恋を見守る会』としてもななかの恋路としても大事な事なんだ。

今までのななかは肝心の恋愛対象である詩織さんを目の前にしてしまった時、どうしても脳内処理が追いつかなくなっていたのが欠点だった。

でも見守る会と相談所での特訓の甲斐あって、普通に喋る分には問題無いレベルにまで行った事は喜ばざるを得なかったよ!

 

 

ここで問題が一つ出てきたんだ。

さっき話に出した通り最近ななかはポーカーフェイスを極めていた。

そこまでは良かったんだけど、極めすぎて頭の処理が追いつかなくなると真顔で止まってしまうようになってしまった。

 

うん…まさに今の状況。

 

 

 

まず最初に説明しておこうか。

学校が終わったボクとななかはパトロールも兼ねて路地裏を回っていた。もちろん本命は噂のキリサキさんの調査だけどね。

そしたら倒れている詩織さんを見かけたんだ。取り乱すかと思ったななかは意外にも冷静だった…という訳ではなく、不意に会って処理が追いついていないだけだった。

先にななかを現実に戻してから、ボク達は倒れている詩織さんを近くにあった相談所に運んで寝かせておいた。

 

ここだけの話、ちょっと好奇心が勝った。

悪気があったんじゃなくて、ただ単にこのまま2人きりにしたらどうなるかと思っただけなんだよ。

詩織さんが起きた時のために飲み物を買って帰ってくるついでに、ボクは物陰から少し様子を見てみた。

 

 

……まさかあの恋愛面だけとてつもなく弱いななかがあそこまで行くなんて思わなかったよね。

 

恋煩いの様子を知ってる人からしたらとても驚くような行動だっただろう。知らない人からだと特に気にかけない事も衝撃的なんだ。

きっと訓練の成果で耐性が付いてきている。詩織さんが寝ているという状況もあって、本人に見られなければ、いつもの感じが出せるのかもしれない。

これなら後は処理問題さえどうにかしたら、持ち前の大胆さでどうにかしてくれるんじゃないかな?道のりは長そうだけど少し解決策が見えた気がする。

 

けれどもまだ問題は残ってた。

 

 

 

 

 

 

「…………?」

 

 

今まで寝ていた詩織さんが起きてしまったんだ。

多分浮かれていたななかはその気配に気付かず、起きた詩織さんとバッチリ目が合った。慌てて誤魔化そうとしてるけど、まずは離れた方が良いと思うな……。

それとこんな時に真顔で迫られてたら詩織さんも混乱しちゃいそうだ。そもそも倒れていた理由すら知らないから、こっちとしてはどうこうできる訳じゃないけど。

いまいち状況に追いつけていないのか寝ぼけていただけなのか、詩織さんはそのままななかを撫で始めた。いつも妙なところで大胆だなぁ。

 

 

「あっ……。」

「えっと……。」

 

 

本当に隠れていたのは申し訳ないと思ってる。1番は詩織さんだけど、現在進行形で固まってるななかにも。

ボクが戻ってきたのが分かるとななかは飛び起きる。流石に人に見られるのは恥ずかしいらしいようで、空いた椅子に座って俯いてしまう。

 

一方の詩織さんはボクが差し出した水を受け取ると、事のあらましを説明してくれた。

近くの路地裏で女の子達を保護した後、キリサキさんに遭遇したみたいだ。攻撃をされたらしいけど見たところ外傷はない。

とりあえず様子見といった感じで、今回の件に関してお開きにしようとした頃、詩織さんに電話が掛かってきた。

市外の知り合いの方で、今度キリサキさんを調べるために神浜へ訪れるようだ。

ここで協力関係を結べば今後の調査が進展するだろうと考えて、ななかは向こうのリーダーらしき人物と話し合い、訪れる予定の日に会議を開く事に決めた。

 

 

 

 

 

詩織さんが仲介役となって会議は行われ、結果としてお互いの目的が一致したため、無事に協力する約束を取り付ける事に成功する。

基本的にそれぞれのチームで活動して、何か情報を得られれば共有する方針だ。

1人で活動している詩織さんはどうするのかというと、この前の件もあって待機してもらう事になった。

既にこのはさん達との連絡が取れないし、キリサキさんからの攻撃の影響があるかもしれないからっていう判断。

代わりに詩織さんの使い魔をそれぞれに付けて支援すると言っていた。それぐらいなら別に大丈夫だろう。

 

 

 

だけど全員分奢ろうとするのは見過ごせないかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▶︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神浜市の魔法少女が和気藹々と平和な日常を過ごす中、市内のとある所に彼女達はいた。

彼女達もまた魔法少女であり、一般と違うのは魔法少女の救済を目的とした組織『マギウスの翼』に所属する者達だった。

ここのところ作戦が失敗続きなのを危惧し、一部が集結して開いたのがこの集会だ。上司に失態がバレないようこっそりと開いているのがミソである。

さっそくこの場を主催した天音姉妹が今回の概要を説明し始めた。

 

 

 

『弓有詩織の勧誘』

それが彼女達が最近目的としている事だ。

 

 

 

弓有詩織はベテランの魔法少女であり、一部の魔法少女からとても慕われている人物。

普段からソロ活動で実力も申し分なく、弱い魔法少女のためにグリーフシードを交換する商売を営んでいるという。

 

慢性的な人材不足を解消できる。組織の戦闘力も増える。上司との中間管理職を担っている梓みふゆの負担も減る。

そして少し監視するだけに留めていた筈が、なんか規模が無視できない程になってた魔法少女互助組合も勧誘しやすくなる。

 

 

まさに一石二鳥…いや一石四鳥である。

 

 

 

 

 

 

しかしそんな人材が簡単に手に入るかと言われればやはり難しかった。否、とても難し過ぎたのだった。

これが最近の彼女達の失敗した原因、ひいてはこの開かれた集会に繋がるわけだ。

それぞれが体験談を言って情報を共有し、出てきた結果を纏めてみよう。おそらく原因として考えられるのは以下の三つである。

 

・謎の狙撃

・カラスに襲われる

・他魔法少女との対立

 

そう、全て外部からの妨害があったのだ。

ただこれを解決すれば作戦は成功して目的が達成されるかといったらこれまた違う。

何故ならこれら外部の妨害を乗り越えた先にあるのが、対象の魔法少女である弓有詩織との交渉だからだ。

交渉で失敗するのは一大責任である。

度重なる来訪と勧誘に弓有詩織が機嫌を損ねてしまったら、マギウスの翼はこの先ずっと彼女をスカウトする権利を失ってしまう。

つまるところ自分達に『魔法少女の救済を謳っている変な弱小組織』というレッテルが貼られるのと同義なのだ。

 

 

 

 

では先に挙げた項目を順に見ていこう。

 

 

 

はじめは『謎の狙撃』に関してだ。

なんでも勧誘しに行く魔法少女を威嚇するように、何者かが攻撃を仕掛けてくるという報告が多数あがっていた。

しかもその何者かは探知できない距離から見えない射撃をしてくるという。

姿を見ることは出来ない。そして普通に弓有詩織を偵察しているときにも現れるため、確実にこちらの事を知っていて妨害しているのだ。探知できないのではどうしようもない。

幸いにも人が多い場所で仕掛けてくる事は無かったので、この『謎の狙撃』については人がいる場所で勧誘を行おうという解決策を採用した。

 

 

次に『カラスに襲われる』という報告。

きっとそれは報告を出した魔法少女が神浜のカラス達に何かしてしまったのだろう。

カラスはとても賢く、誰がこういった事をしてきたぞというのを仲間達に知らせるほど知能を持っているらしい。

もしかしたら我々はカラスにすら舐められているのかもしれない。

そう考えた魔法少女はこの中に少なからずいたが、変に刺激したら危険なのでそっと考えを心の中にしまい込んだ。

 

 

最後にして最大の問題が『他魔法少女との対立』である。

救済という目的を掲げている以上、他の魔法少女に手を上げてしまったら、周囲の魔法少女から不信感を抱かれてしまう。

自らを『自警団』と名乗る魔法少女達は連携が凄まじく、寄せ集め集団の黒羽根では歯が立たなかった記録がある。

その戦い方も力任せに魔法を行使せず、各々の出来ることを判断して作戦を練っているのだ。

白羽根である天音姉妹には力が及ばなかったようだが、捕まった状況から1人残らず逃げ出せる団結力には舌を巻いたものだった。

正体不明の集団『自警団』について片方の班が引き付けているうちに、他の班達が行動した方が良いだろうという結論に至った。

人数も実力も底知れないため、なるべく接触しないようにしようという意見ももっともである。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで話し合っていた会議だったが、結局今まで通りという結論を得る。程なくして場は一気に解散のムードとなっていった。

そう、もう既に真夜中なのである。魔法少女の行動時間は基本夜中ではあるのだが、生憎明日は普通に平日。つまり学生にとっては学校があるのだ。

たとえ魔法少女であっても学校へ行く者はちゃんと行かねばならない。家族がいる者は変に詮索されると事態はややこしくなり、やがては色々と大変な事になってしまうだろう。

 

 

こうして一部マギウスの翼による集会は以前と変わりないまま終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ええ、今はまだ問題無いようです。………了解、偵察班このまま潜入します。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達は知らない。

 

 

 

 

 

 

神浜中のカラスが襲ってくるのは弓有詩織の防犯システムに引っかかったからだという事を。

『自警団』と名乗る者達が魔法少女互助組合の内部組織の一つである事を。

巷で噂の魔法少女互助組合がただの弓有詩織のファンクラブである事を。

そして地味に自分達の組織内にその組織と内通する者が複数人いる事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女達はまだ知る由も無かったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイスが美味しかったので失踪します

 

余談

> モブ魔法少女との信頼度イベントは、あの助けた子達だけでなく、全体のモブ魔法少女達の信頼度と好感度が上がります。

>世の中にはぁ…モブ魔法少女達だけで全く別のマギアレコードを築き上げた人もいるらしいっすよ…?

> 難易度ハードなだけあってモブの存在感も増してるんでしょうかね?

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