ふぇぇ・・・バイオハザードの世界にきちゃったよぉ。 作:謎の女R
完結までがんばります。
「聞いて。このチャンスを逃したらもう誰も助けに来ないわよ!?」
警官と名乗る嬢ちゃんが私に向かって話してくる。はっ、ヘマばかりする警官が信用できるか!
どうせこのコンテナを横取りする気だろう!!そんなことさせるか!!
「私はどこにも行かない!!ほっといてくれ!!」
「・・・・・・はぁ。」
あきらめたのか、足跡が遠くなっていく音が聞こえた。よし、私の勝利だ。
がんっ!!
「あいたっ!!」
コンテナを締め切ったせいで中が暗く立ち上がった時に頭上にあった何かにぶつけてしまった・・・・。
「あいたたた・・・・・・・。」
頭から星が出るとはよく言ったものだ。星を見たさに小学生の時ジャンプしてぶつけた記憶がよみがえる。馬鹿なことをよくやったものだ。
・・・・・小学生・・・?
おかしい、
ただ・・・・
ぶつけた頭をさすりながらゆっくりと考える。
そして思い出される風景には、見たことのない景色、見たことのない人間。そして見たことのない画面。
風景は、たぶん東洋の島国、ジャパンだろう。グーグルマップでみた覚えがある。あの時は妙にデジャブを感じていた。
人間に関してはハッキリと名前など出てこない。ただ、他人ではない。この感情は、亡くした妻に抱く感情と似ている。親愛を感じる。
そして、テレビ画面に映っているのは・・・・・・ゲームのようだ。
うむむ・・・なにか絶対に大事なことのはず。
ぶつけた個所を丁寧にさすり、毛根をいたわりながら脳から絞り出す。
「・・・・・・・・・・・これはもしかして。」
テレビ画面が鮮明に思い出された。
ここラクーンシティに今蔓延るゾンビに似た、それよりも禍々しく筋骨隆々な存在。
たしか・・・・・ネメシスといったか。筋肉ムキムキマッチョマンの変態ストーカーゾンビとか言った覚えがある。
そして上にあがるタイトルロゴ。
「バイオハザード RE:3」
・・・・・・・・ラクーンシティ、ゾンビ、バイオハザード、そしてさっきのイベントはゲーム開始のやり取り。
主人公ジル・バレンタインとのやり取りだ。確か屋上のヘリに行く途中にある実績「ひきこもり」の会話たっだはず。
・・・・・やばい、認めたくないけど、間違いない。
「ふぇぇ・・・バイオハザード3の世界に転生しちゃったよぉ。」
こうして、ここで死ぬはずだった私ダリオ・ロッソが、前世の俺の記憶の1部を思い出した。
・・・・・・・もうすこし早く思い出してほしかったよぉ。
読んでくださり、ありがとうございました。