ふぇぇ・・・バイオハザードの世界にきちゃったよぉ。 作:謎の女R
カチャカチャ、パコッ、キュッキュッ・・・・。
ごりごり・・・ごりごり・・・。
「・・・・・・。」
「まーあまり気にしないでくださいよ。たまによくありますよ。」
よくあってたまるかよ。まだそこまで緩くねぇ!!
まあ、愚痴ってても仕方ない。生き残ってから考えていこう。
俺のお漏らしを見られた、もとい助け助けられた彼女は、エルザ・ウォーカーと名乗った。
原作キャラじゃない、と思っていたがよくよく思い出したらバイオハザードRE2の主人公の一人、クレア・レッドフィールドの元キャラで没キャラになってしまった不幸な少女。
車で逃走を図っていたら、なにか踏んでスリップしたらしくさっきの惨状になったわけだ。
・・・・・もし私が俺の記憶を取り戻していなければ、彼女もゾンビになっていただろう。あの時気絶していた様なのだ。
俺大活躍!!ただし目を覚ましたのは私の情けない悲鳴だったらしいけどな!!!ふえぇぇぇ・・・。
閑話休題
私と同じでラクーン市民ではないらしいが、遠縁のおじさんに会いに来たら巻き込まれたこれまた不幸の少女だ。19歳だが私からすれば子供、がきんちょ同然。
ただまあ、ピッチリしたレーサースーツにほどよく発育された上中下のボディラインはまあ、こんな状況じゃなかゃ私でも興奮しただろう。
現在は近くにあったシャッターつきガレージの中に立て籠っている。
幸運にもゾンビも何もいなかったのでやっと一息入れることができた。
とりあえず、簡単な自己紹介と次の行動に向けてお互いに準備を行っている。
私は下の処理(水洗いしたので冷たい。)したあとは確保していたハーブを調合する。ごりごり。
ちなみに私はハーブ単品をすりつぶすことしかできない。原作のように回復能力、持久力を高める赤、解毒作用のある青ハーブを混ぜるには資格、もとい勉強が必要なのだ。
赤は単品で摂取すると劇薬。青単品は大丈夫だが緑、赤との混ぜ具合で逆効果になりかねない、らしい。
まあ、背伸びせず出来ることをやろう。
ちなみに、彼女は習ってないらしい。その代わり叔父さんに重火器、の取り扱い、護身術の手解きを受けていた。素人にしては撃ち方がさまになっていたみたいだし、筋があるのだろう。
実際、叔父さんにも誉められたらしい。どんな人かと聞いてみたら、
「おじさん?ラクーン市警特殊部隊、S.T.A.R.S.隊員のクリス・レッドフィールド!すごく強いんだよ。」
ゴリスかよ!?と心のなかで突っ込みを入れてしまった。
クリス・レッドフィールドは初代バイオハザードの主人公でクレアの兄となる。両親のいない中仕送りをしてクレアを大学まで通わせる出来たゴリラだ。
クレアとは同い年のため仲が良いらしく、クリスから一緒に護身術がてら学びながら、クレアにバイクのあれこれを教えていたそうな。
射的などはクレアに負けるそうだがバイクでは誰にも負けない自信があると言い切った。
そんな彼女は、今ガレージにおいてあったバイクを修理している。
逃走用に使いたいらしい。幸いにもここの持ち主がバイク好きだったらしく、部品や工具には困らないようで作業に淀みがない。
すごい勢いでバイクを整備する様は熟練の技を見せつけられた感じだ。がきんちょと言って悪かった。訂正しよう。
整備しているバイクはいわゆるネイキッドと呼ばれるヘッドライトかむき出しになっているバイク。ほかにも何台か転がっていたのだが、「この子ならやれる。」と感じたらしい。
エルザ曰く、弱点を良カスタムしたいいバイクだそうだ。私にわよくわからん。わかる人に任せて私も出来ることをしよう、ごりごり。
ごりごりごり・・・・・・これを薬方紙に包んで・・・・おわり!少量だがいくつかの緑回復薬と、青の解毒薬が出来た。
それとガレージにあった謎技術の回復スフレーとライターを持っていくことにした。ライターとクランクとT字ハンドルはラクーンシティでは必要だからね、HAHAHA。
持っていた鞄を少し大きな物に変えていこう。これでもうすこし入るはず。
あとは、草刈政夫はここに置いていく。あの後から歪みが出た様で歯が回らなくなっていた。
ありがとう、お前のお陰で人が一人助けることが出来た。私も俺も、絶対に忘れない。
「・・・・・よし、こっちは準備できました!!」
「こちらも調合とか終わった 。いつでもいいぞ。」
向こうも整備が終わったようだ。こちらもシャッターを開ける準備をする。シャッター開閉は・・・・・やっぱりL字クランクだよクソッタレ。
「エンジン始動します!!CB-1、私が貴方を輝かせてあげるわ!!」
キュクルルル・・・・・シュルルルン、シュシシュシュシュッ
淀みなくエンジンが回る。改造車だからうるさいものだと思っていたが、ただの偏見だったというのがわかるくらい静かな音だ。
「よし、開けるぞ!!」
おじさん、ハンドル回します。
ぎーっこん!ぎーっこん!ぎーっこん!!
「んーっ!!!ふぅううううぅんんんんん!!」
ゲームの音で大体予想できてたけど、くそ重てー!!主役どもあいつらチートすぎるだろ!!その補正すこしよこしやがれ!!
ぎーっこん!!ぎーっこん!!
よし、もう少しっっ・・・・・・とその時!
「ウヴアァァァァァアアァッ!」
近くにいたのか、外からゾンビがこっちに向かってきた!!
「こいつっ!!なんか早いぞ!!黄色ベストの癖に!」
普通赤だろ、速いのは。
たがこのままじゃ不味い、どうする?と考える前に、
「いけえええええぇぇぇ!」
エルザがビュルルルルゥウウン!!とアクセルを一気に煽り、フロントを一気に振り上げてその勢いのまま生きの良いゾンビを押し潰した!
しっかりとバイクに押し潰され、動かなくなった。
「やったか?」
思わず言ってしまった。
「ウヴアァァァァァアアァッ!」
「嘘だろおい、どんだけ固いんだよこいつ!!」
俺のせいじゃないと祈りたい、だがエルザは全く慌てず
「CB-1!!世界が嫉妬するほどに!!!」
キュルルルルルルルル!!
「輝けええええぇぇぇ!!!!!」
ドグォォォン!!
気合いの入ったシャウトと共に、にバイクの後輪が車体ごと半回転グリッと回転!!後輪に踏まれていた黄色ゾンビか切り揉み回転して車に突っ込んでいった。
・・・・・うわぁ、頭が千切れかけてる、ぴくりともしない。
というか、
「バイク得意っていってたけど、すごすぎだろ・・・・。」
曲芸のレベルだろこれ。どうやるの?わからん!
だが、当の本人はというと、
「・・・・・・・。」
なにか不思議なものを見たような感じでゾンビを見ていた。
なんでも、声が聞こえたらしい。
「すまない、ありか――。」と。
余程無念があったのだろうか?だが死人にくちなし。真相は闇の中だ。
無論私は聞こえなかったがな!!
スタートラインがいきなりピンチだったが、なんとか乗り越えることがてきた。
よーし、目的地まで出発するぞ!!!
・・・あ。できれば安全運転でお願いします。
読んでいただきありがとうございます。
エルザはバイオハザード1.5の主人公でクレアの元ネタになります。
設定が見つけれなかったので適応です。
ハーブに関しては独自設定です。
あと、黄色ベストの固いゾンビと言えば・・・。