ふぇぇ・・・バイオハザードの世界にきちゃったよぉ。 作:謎の女R
拝啓、草刈政夫様、お元気ですか?
あなたが救った命は生き生きとしていて、なにかこみ上げるものがあります。
なにが上がってくるのかって?それはもちろん・・・・胃の中身だよ!!
「ぎょわあああああああぁぁぁっ!!!!」
ガジャン!!ヴゥッンヴゥン!!
「きいええええええぇぇぇ!!」
Q.道がありません
A.車やビルの上があるではないか、行け。
バリケードにした車やバスなどを乗り換え、もしくは飛び越える。
飛んだ先が工事用の足場だろうが屋根だろうが、しっかり着地してぐんぐん進む。
そして飛ぶ。その繰り返し。
確かに誰にも負けないというのは嘘じゃないな。端から見れば曲芸として喜ばれるだろう。端から見ればな!!
「ぎいいいやぁぁぁぁぁぁ!!」
後ろに乗っている私の心境は察してください。漏らさないだけでも誉めてほしいくらい。私はただのおっさんです。
「たぶんもうすぐ着きますよ。言われていたガンショップ!!」
久々のアスファルトに着地して元気よく話すエルザ。
そうなのだ。向かう先はケンド鉄砲店。2,3になにかと出て来て物資補給していく場所。
なぜ行くかというとやはり、装備が乏しいためだ。
ハンドガンしかねえ!!しかも鈍いおっさん装備状態ときたもんだ。
・・・・・・笑えねぇ・・・・・。
しかもまだ比較的早い段階でもあることから、いいものが残っている可能性が高い。
その後は近くのラクーン市警を覗きつつ脱出を試みるという完璧な計画だ。
・・・・・・決してガバカバではない。無知よりはまし、と信じたい。
後は、原作知識はあるが私が生き残ることでどれだけ改編されたか?そこが不確定要素ではあるが、まあそんな大差はないだろう。
取り敢えずもう少しでこの恐怖のダンデム走行が終わる。少しほっとしたよ。
「・・・・・・!?」
「んっ、どした?何かあったのか?」
「・・・・・・・すいません、ちょっと無茶します。」
What's?
あ、あれでムチャシテナカッタノ?
「いきます!!」
「いやちょっとま!少し心の準備を――――。」
「待てません!!着地の時しっかりクッションしてくださいね。骨いっちゃいますよ!!」
ギュキュキュキュキュ!!ヴゥアアアン!!
「ぎぃゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁぁ!!しにゅぅぅぅぅ!!ふぇぇぇ!!!」
拝啓、草刈政夫様。
50オーバーになってわかったとこがあります。
バイクの可能性、恐るべし。
「着地します!!力抜いて・・・・今!!」
グチャッ!!キャキャキャキャキャキャ!!カチャァン!!
何かつぶれた音とともに、着地。打ち合わせ通り着地の衝撃は逃がせたがその後、一気に滑り近くの廃棄した自動車に衝突した。
滑っていたときにバイクから手を離していたので、少しの擦り傷ですんだのはせめてもの幸い。
一つわかったのは、尋常じゃないくらい焦っていた、ように見えた。
しかしどうしてまたこんな無茶を、と着地地点に目をやると・・・。
少女が道端にたおれている。そして、
「動くな!!娘に何をした!?吐け!!」
ショットガンを突きつけるおっさんがいました。
イッタイドウイウコト?
フラグブレイクおじさんがまた壊したみたいです。