ふぇぇ・・・バイオハザードの世界にきちゃったよぉ。 作:謎の女R
「エルザ、タオル噛ませたか?しっかり押さえとけよ!!」
「ええ、いつでもいいわ。」
「むむうぅぅ・・・。」
「エ、エマちゃぁん。じっとしてなぁ、痛いのは一瞬だー。」
ぎゅっ。
「むむむうぅ!!」
「あ、こらエルザ!動かないようにしとけ!!後が大変になるんだぞ!!」
「ご、ごめんなさい。ごめんねエマちゃん。すぐ終わるからね、おじさんに身を任せてね。」
「まったく・・・・ここか・・・・・ならこの角度で、せーの!!」
コキン!!
「ううううぅぅ!!!」
「よし、はまったな。」
「おめでとう、初めてだったのにがんばったね!!」
「・・・・・・。」ジャコン
「ケンド、なんで銃口向けるんだ? 」
「察してくれ、誤解するような会話しやがって・・・。」
「そんなこと言われてもな、私は脱臼した肩をはめただけなんだが・・・・。」
「・・・・・。」
無言でショットガン向けんな、恐ろしいわ!!
拝啓、草刈政夫、お元気ですか?現在はラクーン市警裏にあるケンド武器店に来ております。目的地到着ですね。
ことの発端はエルザがこの少女、エマ=ケンドの危機を察知したらしくちょっと無茶(とは思えないくらいダイナミック)運転を行い、ゾンビに襲われていた所を踏み潰した。
たた無傷とまではいかず、エマは腕を引っ張られ脱臼していた。
まあ、噛みつかれてないだけましだろう。
ちなみにこちらのバイクも踏みつけた衝撃で後輪が歪んだらしく、走行不能となった。ちくせう。
そして出てきたのが、エマの親父のロバート=ケンド。
この親子も逃げながらセーブハウスである自分の武器屋にむかっていたそうな。
そして襲いかかるゾンビ。ケンドの攻撃をかわしエマが大ピンチ!!
のところをバイクがどぉぉぉぉん!!!
まあ・・・・・いろいろ混沌としていたが、取り敢えず店に行こうとなり現在に至る。
「・・・・結構手慣れてるみたいだな。医者か何かか?」
脱臼したあと痛みがないとは言えない。丁度テーピングもあったことだし肩に巻いていたらそんなことを言われた。
治療に関してだが、私は体験していた。というよりよく直していた。
もともと趣味で草野球のピッチャーをしていたのだ。球速はそこそこだがコントロールはピカ一なのが自慢。
ピッチャーとかはどうでもいいのだが、面子もおじさんばっかりだから怪我とかこういったことは良くあり、メンバーの医者に教えてもらっていたのだ。おかげて色んな所で役に立った。
「いや、強いて言うなら年の功、ってとこだな・・・これでよし。」
久々にやったから少し自信がなかった。念のためエマが腕を動かしてもらったが、いたがる様子はなかった。よしよし。
「あまり無理な動きはまた外れたりするから気を付けな。あと念のためにこれをもう少したってからかけてやってくれ。」
そう言って鞄に入っていた白いスプレーを渡しておく。
「これは・・・・アンブレラの救急スプレーじゃねーか!!こんな高価なものもらってもいいのかよ?」
渡したのはそう、体力全回復する謎アイテム。白いボトルの頼りになるヤツ、救急スプレーだ。
吹き掛けてもいいし、飲むこともできる。吹き掛けた所の痛み止めと同時に除菌、自己回復機能の向上などかなりのチートアイテムだ。
ちなみに俺は最初のあの部屋で発見した。1本しかないがこの行動に関しては後悔はしない。
「これをやる代わりに、娘を、ちゃんと守ってやれ。私と同じように、ならないためにも、な。」
あんな思いは、もうたくさんだ。せめて、見える範囲では助けてやりたい。私は、そう思った。
「・・・・ああ!!」
しっかりとした返事をもらった。いい面構えになったじゃないか。
守りきれよ、お前なら出来る。
ケンド親子心中フラグが潰れました。
子供のウイルス感染ルートが良くわからなかったので、ゾンビに軽く噛まれた瞬間にケンドに退治された。というタッチ差で間に合わなかった、と脳内完結しました。