限られた世界を彩る花   作:ペットボトルのふた

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投稿遅れてすみません!!!




第十二話「初めて」

「えええええええ!!!!?????」

 

 

リサ「ど、どういうこと!?」

 

未来「あんまり大声出さないで、、、とりあえず僕の家に戻ろう。詳しい話はそれからでいい?」

 

リサ「う、うん。わかった。」

 

未来「いきなりごめんね。」

 

リサ「未来のことだからきっと何か考えがあるんでしょ?」

 

未来「うん。」

 

リサ「なら、、いいよ。」

 

 

 

ーーー未来の家

 

未来「ふぅ、、、久々に疲れたな。」

 

リサ「でも、何事もなく戻ってこれたね。」

 

未来「まぁよかったよ。」

 

リサ「じゃあさ、、、教えてくれない?その、、、さっきのこと。」

 

未来「うん。まずはこれを見てほしいんだけど、、、リサはきっと思い出したくないことを思い出すかもしれない。どうする?」

 

リサ「いや、見るよ。きっと大事なことでしょ?」

 

未来「わかった。これを見てみて。」

 

リサ「っっ!!ちょっと、、、、ごめん。」

リサは俯いた。

 

未来「ごめんね。大丈夫?」

 

リサ「はぁ、、、、、はぁ、、、うん。ごめん、もう大丈夫。」

 

未来「いや、まだ顔色が悪い。リサが落ち着いてから話すことにしよう。」

 

リサ「、、、わかった。ありがとう。」

 

未来「リサのお母さんに電話してくるね。」

 

リサ「うん、わかった。」

 

未来「そうだ、その前に夜ご飯食べる?」

 

リサ「そうだね。お腹もすいたし食べたいかな。」

 

未来「じゃあ先に作るよ。何か希望ある?」

 

リサ「、、、、、筑前煮、とか食べてみたいかな。」

 

未来「材料も多分あると思うから作ってみるよ。」

 

リサ「ありがとう。そういえばつぐみがね、『未来先輩の冷蔵庫すごっ!なんでもある!』って言ってたよ。」

 

未来「そうかな?でも買っといてよかったよ。こういうときにも対応できるからね。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

ーーーリビング

 

リサ「日菜もそうだけど、、どうしてあんなにわかるんだろう、、、やっぱり天才だからかな、、、アタシ全然わからなかったなぁ。、、、、しかもまさかのあいつか、、、、はぁ。」

 

 

ーーーベランダ

 

prrrrr

 

未来『もしもし、今井リサ様のお母様でしょうか?』

 

リサの母『はい。そうですが、、、どちら様でしょうか?』

 

未来『夜分遅くに失礼いたします。時谷未来です。』

 

リサの母『あら、未来君。こんばんわ、どうしたのかしら?』

 

未来『こんばんわ。実は今日、リサと出かけていたんです。友人と一緒にショッピングモールまで。』

 

リサの母『あら、そうだったのね。帰りはまだかかりそうってことかしら?』

 

未来『いや、違います。今から言うことは事実です。信じていただけますか?』

 

リサの母『??ええ。まぁ、聞いてみないことにはわからないけれど、、、何か起きたのかしら?』

 

未来『はい。実はショッピングモールをまわってから僕の家にみんなできて遊んでいたんです。その時にはっきりと気が付いたのですが、、、実は前にリサのことを傷つけた連中に後をつけられていたんです。』

 

リサの母『、、、、、そう。証拠はあるかしら?』

 

未来『写真なら。現在リサは僕の家にいます。そこで、一つ。お願いしたいことがあるのですが、、、』

 

リサの母『なるほど、、、、わかったわ。何かしら?』

 

未来『リサが一時的に僕の家に泊まることを許可していただけませんか?』

 

リサの母『、、、理由を聞こうかしら?』

 

未来『はい。まずはリサの身の安全です。おそらくあちらの狙いはリサです。そのため、僕の家にいたほうが安全かと思います。』

 

リサの母『それなら泊める必要はないんじゃないかしら?』

 

未来『それだけならないです。しかし、こちらで泊めたほうがいい理由はまだあります。それはリサ以外の身の安全の確保のためです。たしか、、、リサの家の隣は湊さんの家ですよね。』

 

リサの母『ええ。そうよ。』

 

未来『だからです。相手がリサだけを狙っているとは限らないということです。もしかしたら湊さんを使って、、、という可能性もあります。または、リサのご両親が狙われないとも限りません。その点、僕の家には僕以外の人はいませんしマンションですので入りにくいと思います。、、、、どうでしょうか?』

 

リサの母『、、、、なるほど、わかったわ。今回は未来君、あなたの意見を飲むわ。』

 

未来『わかりました。ありがとうございます。』

 

リサの母『でもその代わり約束があるわ。2つほど。それを守ってくれるかしら?』

 

未来『はい。』

 

リサの母『1つ目、リサのことを守ってあげて。物理的にも、、、精神的にも。』

 

未来『はい。任せてください。僕の、、、命に代えても。』

 

リサの母『2つ目は、、、あなたもリサも無事にまた私のもとに帰ってくること。』

 

未来『僕もですか?』

 

リサの母『ええ。もちろんよ。リサもそっちのほうがきっと喜ぶはずよ。』

 

未来『、、わかりました。必ず。』

 

リサの母『なら、リサのことは任せたわ。洋服とかはどうするの?』

 

未来『明日、僕が取りに行きます。』

 

リサの母『わかったわ。リサに代われるかしら?』

 

未来『 はい。今代わりますね。少々お待ちください。』

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「リサ、お母さんから。」

 

リサ「わかった。ありがとう。」

 

未来「僕は、夜ご飯作ってくるね。」

 

リサ「わかった。ありがとう。」

 

 

 

ーーーベランダ

 

リサ『お母さん。アタシだよ。』

 

リサのお母さん『リサ。事情は聞いたわ。未来君の所に泊まるのはいいわ。』

 

リサ『わかった!ありがとう!』

 

リサのお母さん『上手くやりなさいよ?せっかくのチャンスなんだから。』

 

リサ『ど、どういうこと?』

 

リサのお母さん『お母さんわかってるから。未来君の事、好きなんでしょ?』

 

リサ『い、いや違うから!』

 

リサのお母さん『あら違うの?てっきりリサは初恋してるのかと思ってたわ。綺麗になったから。 』

 

リサ『いや、違うってわけでもないんだけど、、、』

 

リサのお母さん『そうなら頑張りなさい。彼はかっこいいし、頭もいいんでしょ?なら早くしないと取られちゃうわよ?』

 

リサ『わ、わかってる!もう!またね!』

 

リサのお母さん『ええ。頑張りなさいな。またね。』

 

 

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「携帯ありがと。机に置いておくね。」

 

未来「うん。お母さんとはしっかり話せた?」

 

リサ「う、うん!もちろん!」

 

未来「それなら良かった。こんな状況になる人なんてきっとそうそう居ないからさ。」

 

リサ「そう、だよね。」

 

未来「大丈夫。リサは僕が必ず守るから。」

 

リサ「、ありがとう!頼りにしてるね!」

 

未来「うん。あっ。」

 

リサ「ん?どうしたの?」

 

未来「これからさ。しばらく一緒に住むからリサはここは家のようにしていいから。一応空いてる部屋もあるから自室として使っていいよ。」

 

リサ「いや、いいよ!悪い悪い!」

 

未来「余ってるからいいんだよ。それに、女の子は秘密が多い方が魅力的なんでしょ?」

 

リサ「どこでそんな知識入れてくるの?未来が言うセリフには感じられないんだけど、、」

 

未来「本かなー。小さい頃は結構本読んでたからさ。」

 

リサ「そうなんだ。わかった。じゃあ借りてもいい?」

 

未来「うん。」

 

リサ「じゃあちょっとソファにかけてるね。」

 

未来「出来たら呼ぶね。」

 

リサ「うん。わかった。」

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

未来「リサー。できたからリビングに来れる?」

 

リサ「うん!今行くね!」

 

 

 

リサ「美味しそう!早く食べよ?」

 

未来「そうだね。暖かいほうがおいしいしね。」

 

リサ「じゃあいただきます!」

 

未来「召し上がれ。どう?」

 

リサ「んんー!美味しい!やっぱりアタシより上手だよ、、、悔しいなー。」

 

未来「そうかな?今度足が治ったらリサの筑前煮、食べさせてよ。」

 

リサ「もちろん!それまでにレシピ研究しないと!」

 

未来「楽しみにしてるよ。」

 

リサ「約束だよ?」

 

未来「うん、約束。」

 

 

 

 

 

リサ「ふぅぅ。ご馳走様。おいしかったよ!」

 

未来「お粗末様。口にあったならよかったよ。」

 

 

未来「そうだ、お風呂入れてくるね。」

 

リサ「うん。わかった。」

 

 

 

ーーーキッチン

 

リサ「アタシも何かしたほうがいいよね、、、、」

 

ジャアー

 

 

未来「リサ?どうしたの?」

 

リサ「いや、、アタシも何かできることはしたほうがいいかなって思って。」

 

未来「リサは何もしなくて大丈夫だよ。僕がやるから休んでて。」

 

リサ「いや!これはやらせて!お願い!」

 

未来「、、、、わかった。でも無理はしないこと。いい?」

 

リサ「うん。ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「皿洗い、ありがとう。」

 

リサ「ううん、気にしないで。一応座ってもできたから。」

 

未来「きつくなったらすぐに言ってね。」

 

リサ「わかった。」

 

未来「この後どうする?もう寝る?」

 

リサ「課題やろうかな。持ってきてないけど一応できることはあるし。」

 

未来「僕もやろうかな。あ、でも先にお風呂入ってきたらどうかな?」

 

リサ「じゃそうしようかな。あ、でも洋服どうしよ。」

 

未来「僕ので良かったら来ていいよ。でも、下着はないから、、」

 

リサ「そこはまぁ大丈夫かな。とりあえず上だけ借りてもいい?」

 

未来「うん。今持ってくるね。」

 

 

未来「これでもいい?」

 

リサ「全然いいよ。ありがとう。(なんかさらっと話し進んでるけど今から未来の服着るの!?ちょっとやばいかも、、、、)」

 

リサ「じ、じゃあお風呂入ってくるね。」

 

未来「うん。何かあったらすぐ呼んで。」

 

リサ「わかった。」

 

 

 

ーーーお風呂場

 

リサ「なんかノリでここまで来ちゃったけど、、アタシ、男の子の家にお泊りとか初めてなんだけど、、、や、やっぱり化粧とかしたほうがいいのかな、、、、んんもー!わかんないよ!お母さんもあんなこと言うし、、、」

 

 

 

 

 

 

ーーーリビング

 

未来「勉強道具用意しておくか。、、、、、一応ネットで調べておくか。」

 

 

 

ーーー脱衣所

 

リサ「ふぅ、、、なんかドキドキする!」

 

 

 

ーーーリビング

 

リサ「上がったよー。」

 

未来「お湯加減どうだった?」

 

リサ「ちょうどよかったよ。それに広くて!」

 

未来「シャンプーとか市販のやつだけど大丈夫?」

 

リサ「そんなに気にしなくても大丈夫だって!」

 

未来「そっか。じゃあ僕も入ってこようかな。」

 

リサ「うん、あっ、筆記用具用意してくれてありがと。私早めに始めておくね。」

 

未来「わかった。」

 

 

 

 

ーーーお風呂場

 

未来「やっぱり他の人が入った後のお風呂って違うんだなぁ。」

 

 

ーーーリビング

 

未来「勉強どう?」

 

リサ「うん、まぁなんと、、か、、、、」

 

未来「どうしたの?」

 

リサ「い、いやなんでもないよ!(やばっ!カッコよすぎなんだけど!!!)」

 

未来「わからないところとか出た?」

 

リサ「ううん、大丈夫!(こんな状態じゃ集中できないよ!未来には悪いけど先に寝よう!)」

 

リサ「ごめん、未来。私先に寝てもいい?」

 

未来「全然いいよ。じゃあ僕も寝ようかな。今日一日動いて疲れちゃったし。」

 

リサ「そっか。」

 

未来「じゃあ寝よっか。」

 

リサ「ま、待って!(ここで攻めなきゃ、、、、女が廃るってもんでしょ!)」

 

未来「どうした?」

 

リサ「今日さ、、一緒に寝ない?」

 

未来「どうして?」

 

リサ「なんか、いろいろあって怖いってのもあるし、、、、未来といると安心するから。」

 

未来「そっか。リサはいいの?」

 

リサ「え?」

 

未来「一応僕もそこら辺の知識もあるよ。」

 

リサ「うん。未来ならいいよ。」

 

未来「じゃあ寝ようか。特に何するってわけでもないけどね。」

 

リサ「未来がするってちょっと想像できないかも。」

 

未来「僕も男だからね。」

 

リサ「Σ(゚∀゚ノ)ノキャー襲われるー。」

 

未来「棒読みじゃん。」

 

リサ「あはは!」

 

 

 

 

ーーー寝室

 

未来「じゃ電気消すね。」

 

リサ「うん。」

 

 

 

ーーー5分後

 

リサ「ねね。起きてる?」

 

未来「起きてるよ。」

 

 

 

ーーーさらに5分後

 

リサ「未来、、起きてる?」

 

未来「うん、起きてるよ。」

 

 

 

ーーーさらに5分後

 

リサ「アタシさ、、、ほんとは怖かったんだ。未来から写真見せてもらったとき、怖くて怖くて。きっと誰もいなかったらアタシ、、」

 

未来「でもそこには僕がいた。僕だけじゃない、日菜だって。それ以外にもリサの仲間はいる。だから、もう大丈夫だよ。」

 

リサ「そうだよね、、、そうだよね。、、、、私もう大丈夫だよね、、、」

 

未来「僕がリサを守るよ。だからもう大丈夫。」

 

リサ「未来、、、、ありがとう。、、、、、ねぇ、こっち向ける?」

 

未来「うん。どうしたn」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リサは未来の頬にキスをした。

 

 

リサ「私のことを守って見せてよ。王子さま。、、、、、お、おやすみ!」

 

未来「う、うん。おやすみ、リサ。」

 

 

 

リサ「(やばいやばいやばいやばい!!い、今アタシ!キ、、、キスしちゃった!!!明日どんな顔で会えばいいの!!!!)」

 

 

未来「(今のは、、、、、、、リサ、、、、どうして?、、でももし、リサがそうならば、、、彼女を傷つけないためにも言わなければならないだろう。、、、、たとえそれで、、彼女が泣こうとも。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーNFO

 

???「えー!!RinRinバンド始めたの!?」

 

RinRin「うん。(ง ˙-˙ )ง確かに入ったけどまだドラムがいないしメンバーも今一人ケガしちゃってて、、、あんまりバンドらしいこと出来てないんだ。(´;ω;`)」

 

???「そうなんだ!メンバー早く見つかるといいね!」

 

RinRin「うん!ありがとう(ˊo̶̶̷ᴗo̶̶̷`)੭✧」

 

???「そういえばおねーちゃんも最近ドラムはじめてたよ!」

 

RinRin「そうなんだ。あこちゃんはやらないの?(-ω-?)」

 

???「やってみたいけどやる場所が、、、、あ!そっか!」

 

RinRin「どうしたの?|ω・`)」

 

???「私!RinRinのところでドラムやる!




恋に進展あり!そして未来君はそっち系の知識もちゃんと持ち合わせているっていうね。
これはこの関係をどうするか楽しみになってきました。

そしていい加減バンド進めないとどこからか怒られそうなので動かします。
まさかの逆展開です!




リサ姉可愛すぎかよ、、、、、


評価・感想お待ちしております!

また次回!

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