東方エボリューション   作:宵闇の魔神ゼノン

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エ「やあ、読者の諸君。元気にしていたかなぁ? この小説でおなじみのエボルトだ」
霊「幻想郷の素敵な楽園の巫女博麗霊夢よ」
魔「幻想郷のナンバーツーである普通の魔法使い霧雨魔理沙だぜ」
エ「魔法使いに普通の奴がいんのかよ?」
魔「いいんだよ! 東方シリーズでは私の二つ名はずっとこれなんだから」
エ「自称とかではなくて?」
魔「しつけぇなお前! マスタースパーク撃つぞ」
霊「やめなさいよこんなところで。今日は私たちの目線で始まるのよ?」
魔「そうだったな」
エ「まっ、そういうわけだ。いまから始まるぜ?」
霊・魔「「ゆっくりしていってね!」」
エ「⋯⋯⋯⋯それいんのかよ」






博麗の巫女

  ~~魔理沙~~

 

 

 

 前に零夜に頼んであったアオキノコと薬草がようやく届いた。

 零夜は人里でも特に珍しい能力持ちだった。確か「素材を作り出す程度の能力」だったっけ。作り出すといっても、何もないところから素材を作るんじゃなくて、それを作るための媒体となるものが一つ必要となる。例えば、木の杖を作ろうと思えば木材がいるし、ナイフを作りたければ鉄もしくは銀が必要となる。簡単な話がドラ〇エに出てくる錬金みたいなもんだな。

 前に「杖もナイフも素材じゃないだろ」って言ったら

 

 

「ボクにとっては杖もナイフも核爆弾も素材の部類に入るよ」

 

 

 って爽やかな笑みで言ってた。核爆弾は絶対違うと思うけど。そんなもん作ったら青筋浮かべた紫来るぞ。

 

 

「ふぅ、なんとか回復薬が作れたな。何回か失敗したし。でも後は前妖夢に貰った蜂蜜を合成させて回復薬グレートにするだけだぜ」

 

 

 実際素材の調合というのはかなり難しい。早苗曰く「外の世界では素材の調合をするために調合士になるか調合検定委3級を取らないといけない」らしい。

 零夜は確か準一級持ってんだっけ。

 

 

「ま、いっか。今は取り敢えず霊夢の所でも行くか」

 

 

 長時間調合していたためか、肩の筋肉が凝ってしまっている。特に凝った右肩を回して黒帽子を被った私は、箒を持って外に出る。

 霊夢はこの時間起きているはずだから、なんか適当に世間話でもしようかな。

 そう思いながら、箒に跨って博麗神社に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~博麗神社~~

 

 

 

 博麗神社に着くと霊夢に早苗、そして妖夢がいた。

 私はみんなに「よっ」と声をかけると地面に着地する。

 

 

「あら魔理沙じゃない。どうしたのよ?」

 

 

 あまり表情が表に出てこない霊夢は、私を見るなりお茶を出してくれる。

 くぅ~ホンっと優しい奴だよなー霊夢って。

 

 

「回復薬の調合がある程度いったから、ちょっと休憩に」

 

 

「はぁ⋯⋯⋯⋯ここは憩いの場じゃないんだけどね」

 

 

 そう言って苦笑いを浮かべる霊夢。

 昔は全く感情を表に出さなかった霊夢は、数々の異変を解決し様々な人や妖怪たちと関わって表情を出すようになっていった。

 

 

 いつまでもこんな幸せな時間が続けばいいのに。そうずっと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~博麗霊夢~~

 

 

 

 最近妖怪が゛群れで行動するようになってから一週間が経った。

 様々な所を襲っているらしく妖怪の山に守屋神社に冥界、ちょっと前には紅魔館まで。

 戦ったレミリアに聞いたけど、妖怪たちを指揮していた存在がいるらしい。

 半分にしたような球体に乗り、白い体を持った物凄い威圧感を持つ人物。上品な感じで口元に手を添えて「おっほっほっほっほっほ」と笑っていたらしいわね。

 なんか腹が立つ笑い方だけど。

 今更だけど、紅魔館を襲った妖怪の撃退でレミリアの撃退した数に負けたからって、紅魔館の半分を破壊するフランもフランで結構やばいんじゃないかしら? その時は零夜と魔理沙がフランをなだめたみたいだけど。咲夜一日で紅魔館修復お疲れさま。

 

 

 

 まぁ、そういったことがここんとこ多いから私も警戒しないとね。私に限って負けることは絶対にないけど、それでもその時の運もあるし。妖怪の大群については私の感もあんまり働かいないし。

 今日やってきた庭師に「博麗神社に襲うためのものが無いのでは?」って聞かれたときは笑顔で夢想封印をお見舞いしてあげた。

 

 

 

 えっ? 今何やってるかって?

 

 

 

 

 

「霊夢、悪いんだが醤油取ってくれないか?」

 

 

「それぐらい自分で取んなよ」

 

 

 

 

 

 神社に居候中の萃香と遊びにやってきた魔理沙との三人で晩御飯中よ。

 萃香は何故か魔理沙に対してだけはあたりが強い。以前魔理の心が病んで幻想郷を危険にさらしたことがあったけど、それは機会があれば語ろうかしらね。

 

 

 

 誰に語るつもりなのかしら私は。

 

 

「そういえば、あれから霖之助さんとはうまくいっているの?」

 

 

「ぜんっぜんだぜ」

 

 

 魔理沙は小さいころから霖之助さんに恋心を抱いていて、魔理沙が異変を起こす前に霖之助さんに告白したらしいけど、あっけなく振られたらしい。霖之助さんは人間と妖怪(何の妖怪かは知らない)のハーフで、噂では幻想郷を作った紫と同い年って言われている。でも、見た目が20歳前後の好青年だから人里で女性から告白されることもあるみたい。

 もっとも、魔理沙が振られたのはまだ10代というのが関係しているんだけど。

 

 

「その恋が実るといいわね」

 

 

「ありがとな霊夢」

 

 

 魔理沙が満面の笑顔で笑う。その笑顔に私も思わずフッと笑みをこぼす。

 

 

 その時、私の隣に突如スキマが開いて紫が現れた。

 

 

「霊夢。人里で妖怪の大群が暴れているわ」

 

 

「⋯⋯⋯⋯っ!」

 

 

 その一言で私は立ち上がって神社を飛び出す。

 なるべく紫のスキマは使わない。アイツは最近結界とかで忙しいから。

 神社を飛び出す前に魔理沙が「がんばれよ」言う。私は無言でうなずいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ~~人里~~

 

 

 

 私が人里に着いた時、突然数体の妖怪が飛んできた。

 私を襲ってきたというよりは何かによって飛ばされた、というのが正しいかしら。

 私は飛んできたほうを見る。

 そこには赤を基調とした禍々しい雰囲気を出す鎧の男がいた。後ろにはボロボロになって怪我をした慧音と服のあちらこちらが焼け焦げている妹紅がいた。

 奴は二人に振り向いて何かを話している。二人もかなり警戒している。

 

 

「あの二人には借りがあるし、アイツもなんだかほっといたら面倒な気がするし⋯⋯⋯⋯あーもう、面倒くさい! 退治しちゃえばいいのよそんなの」

 

 

 そう言って私は後ろを向いているアイツに向かって

 

 

  霊符「夢想封印」

 

 

 私のお馴染みであり最強の技を繰り出した。

 

 

 

 でも、

 

 

『Ready go! エボルテックフィニッシュ! チャオ』

 

 

 私の技を足に込めた何かのエネルギーで後ろ回し蹴りをした。その瞬間、エネルギー同士のぶつかり合いにより爆発が起きる。私の地面に降り立ち、煙が晴れるのを待つ。

 私の技がこの幻想郷でいかに強かろうが、一発で倒せるほど己惚れているわけではない。

 その証拠としてアイツの鎧には傷一つない状態で煙の中から出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      次回に続く




エ「さぁて、これを読んでくれた読者の諸君。今回の話はどうだったかなぁ?」
霊「今回は私たちが人里を襲撃した妖怪たちを知る前の話ね」
魔「みたいだな。というか、意外妖怪たちの大群はいろんな場所襲ってんだな」
エ「俺的には、霊夢の話に出てきた上品な奴に心当たりがあるんだが⋯⋯⋯⋯あいつって某龍玉野菜人の話に出てくるあいつだろう?」
魔「それかなりのヒントだからな?」
霊「だったら私のも大ヒントになるわね」
エ「とりあえず、次回をお楽しみにな」



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