第1コード「standing by」
遠くない未来。
世界の人口はセカンドインパクトの影響で半分以上が全滅。
首都は東京から熱海付近に移され、法律も改正、更にはエヴァというよく分からない得体の知れない兵器が作成させられた。
と、過去話をしていたが、俺はこれから死ぬ。
死ぬと言っても自殺とかそういうものではない。俺は人を殺した。死刑だ。よく首をつって死ぬやつではなく、電圧が凄まじいイスに座って死ぬとのこと。
あんな牢獄ごときに入れらていたら、正気が保たなくなった。自分でもそれは分かっている。世の常識が非常識にしか思えないみたいだ。
これが俺の運命だ。さぁ、来い。
「ここはどこだ」
俺は死んだのか?死んだとしても思ってたよりも全然違う。天国か地獄どっちに行くのか、当然地獄だろう。
だとしてもだ。だとしても何故白い。何故俺は白い部屋の中で横たわっている。おっ、結構良いベッドじゃん。そこじゃないてな。
ベッドから起き上がった。若干立ちくらみがする。これが大人たちの酔いとでも言うのだろうか。
「起きたか。」
どこからか声が聞こえた。声が聞こえる方を見てみるとスピーカーだ。
「あんたは誰だ。」
当然の問いを俺はその声に言った。よく分からないが自分は隔離されてるみたいだ。きっとあの横長い鏡こそ、俺を監視している人らがいる所だ。
「私の名前は碇 ゲンドウ。」
碇 ゲンドウ。。。聞いたことあるようでないような、いやそのくらいアイツは偉いやつなのかもしれない。としたら自分は随分やばい所に居るのかもしれない。
「前にあるベルトをつけてください」
突然に声が変わり、女の声が聞こえた。前にあるベルトを付けろ?俺は前にあるベルトを今更気づいた。なんか中2臭いちょっとカッコイイベルト。サイドに取り付けらてるのはなんだ、あれ。
ガチャッ
俺は腰にベルトを巻き付けた。意外とつけてみると軽い。ん…?なんかこのベルトに違和感を感じる。いや違う違和感じゃない。銃のグリップらしいモノを手にする。
「そのグリップのトリガーを引きながら、グリップに向かって〝変身〟と言ってください」
変身?何に変身するんだ。もしかしてあのエヴァというやつか。いや、だとしても違うだろう。もっとなんかダンガムみたいなコックピットか何かみたいのにのって操縦するのか?いや今はそんな考えをしている暇はない。きっと命令に従わないと自分は痛い目に会う。なんか、そんな気がする。
「変身。」
_standing by_
何を準備開始したのか…これ。その機械のボイスとともに音楽らしき機械音が鳴り出す。
「右側にあるカメラにそれをセットしてください。」
カメラにセット…カメラだったのか!?これ!?何が起こるか分からない俺はそれに従う。
_complete_
その途端に俺は青白い光に包まれた。なんだこれは。
目に映りこんだのはさっきと同じ光景だ、と思ったら、目の前に得体の知れない怪物らしきものが召喚された。
体は白い…いや灰色に近い。
「さぁ、実験開始だ。」
第2コード「school mode」
「あっ?」
目がパチッと覚めた。またあの実験室だろうか…いや違う。ここは…
「目が覚めたかな…おはよう」
目の前から声が聞こえた。よく分からないが俺よりかは年上なのだろうか…時刻は正午0時
「もう昼間だよ。起きな」
げっ、昼間っからこの人お酒をハイボールを飲んでる…どんだけ暇人なんだこの人は…
ソファとテレビの間に挟まれてる机の上には、そこそこの料理の食べ物が置いてある。和食だ。とても美味しそうに見える…
「ほらっ、それを食べて少しお話をしよう」
その人は俺にそう言った。これは食べていいのか…いやそこじゃないてな。お話…?例のアレの話か?
と、和食の料理を食べ終えた。囚人だった自分は平均男性の量をおよそ10分で食べ終わった。食べっぷりにびっくりしたその人は鳩が豆鉄砲くらった目をしていた。
「じゃ、始めよっか!」
例のアレの話をするんだろう…俺の話か…自分はあの実験で自分の役目をラーニングされた。この人もどうせ道具のように扱われて、生きているのだろうか…
「君は…確か…」
おいおい、そこは自分の名前から名乗るべきだろ…まぁいい。
「木城秋二…あんたは」
自分の名前を言った。あえてここは無愛想に伝えた。するとその人はちょっとびっくりしたかのように自分の名前を言った。
「私の名前は葛城ミサトよ、ミサトお姉さんと呼びなさいっ!」
お姉さん…??正気か?まぁ確かにお姉さんっぽい見た目…こら、何を考えてるんだ自分はwwww
「はいはいミサトさん、それで?」
「いや、ミサトお 姉 さ ん !!!!」
ちょっと突っ込んでくれた、少し楽しい。この人、面白いな。そして自分がここで何をしなくちゃいけないのか、葛城ミサト本人の仕事も教えてくれた。あ、ついでに自分は高校に行くらしい。
「え、勉強…あ、結構です、間に合ってるんで」
「しなさいっ!1時間ぐらいでしょー!短いんだから我慢しなさいっ!」
「えーっ、まぁいいや」
いやー、俺は勉強が大の嫌いでね。中学のテストも普通に赤点を取るほど低さだ。毎回毎回、放課後まで残って居残り…いやーやだわ。
教室に入るとそこには誰もいない、そうだろう、学校の生徒はもう学校から帰宅してるらしい。帰り際のせいの声が耳に入る…
「んじゃぁ席について」
懐かしいこの感じ…まぁいいや。
始まりの合図とともに解答用紙を開いた、当然のごとく全く分から…え?分かるぞ…この問題…
あっという間に問題を解いてしまった、何で?頭が悪いはずなのにこんなに問題を解けたのか…何故だ。まぁいいや、悪い点取得するよりかは
良い点取得した方がいいかっ。自分の中で自己解決をした。
「どうだった?難しかった…???ねぇねぇねぇ」
かまちょかな?この人は。と、思っていたらさっきの監修の人が喜んだ顔をしながらこっちに来た。
「彼は頭が素晴らしい。何故だ。何故ここに来た。君はこんな所よりももっといい所があるはず…さぁ、どうしますっ????」
葛城ミサトは鳩が豆鉄砲くらった顔をしている。そりゃそうだ。馬鹿なやつだと思っていたら、その逆で天才だって言うやつな。
当然もっといい学校にも入れただろうが、この学校しか入れないらしい…そう自分は…おっと企業秘密ってわけだ。
「たでぃーまぁ」
玄関を開けると中からいい匂いがしてくる…豚汁だ。
玄関を入り、リビングに入った。久しぶりにただいまを聞いた。
キッチンには人がいた、普通料理をしている人といえばお母さんとは思うがそこに居たのは違った。
どうやらこの人が同居人らしい、とても爽やかな少しカワイイ系の男子だ。
「しんちゃーーーんーーごーーはーーーんーーー」
あ、この人普段の生活はだらけてる人だ。葛城ミサトはすぐさまソファに横たわった。
キッチンで料理をしている人に挨拶をする。いつものテンプレだ。これから同じ屋根の下で過ごす中になる。
「僕の名前はシンジ、碇シンジ!よろしくね」
碇…ゲンドウと一緒なのか…あの黒メガネと、あ、確かに似ている…面影といいなんといい。葛城ミサトは碇シンジと住んでいるのか?いや、だとしても何故苗字は変わってないんだ?謎が深まるばかりだ。
ご飯はやはり美味しい。最高だ。よくここまで手の込んだ味を作れるんだこの人は。
「料理得意なんだ」
珍しくこっちから話をふってみた、すると笑顔で愛想良くこちらをみて〝そうだよ〟と言ってきた。碇ゲンドウとは全く違う。彼が善だとすればゲンドウは悪に見える。
日はまたごうとしている、またこうして日はまたごうとしているのか。
いや、だとしても今日という日は悪くはない。何だか心がほわほわする。彼を見ていると何故か世は平和だと感じる。
このツール…この兵器も使わないようなそんな時代ではないと、充分に理解はしているが、どうしても来てしまうのかもしれない。
その時に自分は果たして戦うことが出来るのだろうか。いやわからない。考えるのはやめよう。今日はもうおやすみなさい。
第3コード「complete」
1月30日 今日は休日みたいだ。
朝っぱらから碇シンジと葛城ミサトは外室している。久しぶりの1人っきりだ、ここのところ葛城ミサトの寝相の悪さのせいか、襖が壊れ、俺の部屋とシンジの部屋が繋がってしまった。
久しぶりにでも外に出ようか。そうだ、せっかくだしバイクで出かけよう。
やはりバイクに乗ると気分も変わる。昔は自転車に乗って遠くにいってたっけ。まぁいいかぁ、結構道も整備されてるんだな。いや、これも使徒の時に破壊されて修復しただけか。
走って30分、小さな公衆トイレに停車。こんな所に誰もいないか。
ぼーっと景色を見ていると自分の中から着信音が流れた。おかしい、自分はケータイなんかを持ってなんかいない。シンジのケータイか?それとも葛城ミサトのか?
いや違う。グリップだ。
「はい、もしもし」
グリップから聞こえてきたのが葛城ミサトの声だ。焦っていせいか妙に声が高い。今すぐポイントの所に来いとのこと、すると乗ってたバイクのライトがプロジェクションマッピングのように地図を地面に映した。
葛城ミサトのバイクに感心してしまった。今の技術はすごいと。
映し出された地図の目的地は山の麓らしい。
「了解。」
バイクに搭乗し、エンジンをかけた瞬間。
サイレンが山の中をかけ走るかのように鳴り出した。
「緊急事態宣言、ただちに避難してください。」
避難、か。今は下山するしかないと思い。すぐさまエンジンをかけた。
道路の先の方から戦車が走ってきた。そして空には空軍らしきもの見える。
一昨日葛城ミサトと話したことを思い出した。使徒の話だ。
使徒がやってきたらしい。よくは分からないが俺からしたら敵にしか思えない。
辺りは一変にして変わった、周りには人もいない。どうやら避難をしているのだろうか、その代わりに戦車やら空軍やらであたりの光景は埋め尽くされてしまった。
それらの目標でもある物体はこちらに向かってきている…どうやら目的はこっちらしい、とやり取りをしている無線を妨害しながらその光景を見ていた。
山からまたもや兵器が登場してきた。
「エヴァンゲリオン1号機、発進。」
あれは1号機か紫色をベースにした人型のロボット。シンクロ率が高ければ高いほど自由自在に操れるらしい。
エヴァがその物体に接近をした、どうや近接武器を使い、対象を破壊しようとしている。めり込むがどうやら効かないらしい。
どうやらエヴァでも全く歯が立たないらしい。
「ミサトさん!!」
スクリーンに映し出されたのは、一人の少女だ。
どうやら逃げ遅れたせいか泣きわめいている…。
使徒が少女に向かってビームを発射しようしている。
あの日みたいだ。あの日のようにまた人が消える。そんなのは嫌だ。誰か!!あの子を助けてあげて!!!!
ビームが射出された。建物が崩壊されて瓦礫らが少女に降り注いだ。もうあの子の命は…えっ。
瓦礫の中から現れたのは
「デルタ…」
そう、火柱の中にはデルタが居た。デルタは少女をまるでお姫様を抱いてるように持ち上げ少女を避難させた。まるであれは天使のようにも思えた。
「聞こえるか、おれだ。」
アイツの声だ。安心したせいか彼女は一息をついた。
「秋二君!」
私は彼に使徒を倒せ、命令をしようとした。だが彼にはそれが分かっている。
「分かってる。あの使徒を倒せ、でしょ?」
彼はバックルのパーツを取り外した、そしてそのパーツを銃に差し込んだ。
「check!!!!」
_Ex-ceed charge_
彼のベルトは光だしスーツの線をたどって銃に光が流れ出した。
銃口を使徒のコアに向かって打ち出した、あんな人同然がスーツが使徒に勝てるのだろうか。いややるしかない。
デルタが使徒にルシファーズハンマーという蹴り攻撃をくらわした。なんと使徒をデルタが貫通。
見事にデルタは使徒を倒した。そして使徒は火とは違う、炎に包まれ赤い血が紛失していく。
「あれが、デルタの力。」
使徒を人同然のモノが倒したのに呆然としているシンジ。沈黙に帰った司令台。そしてまた希望に満ち溢れたであろう、太陽が海の地平線から顔を出した。まるでまた何気ない平和が訪れたみたいなものだ。
「ミサトさん、デルタっていうのは何なんですか?」
使徒との戦いが終わり、NERVの指揮塔室にシンジはやってきた。
まだエヴァのパイロットには説明していなかった、デルタについて説明をした。
そしてデルタの中身は誰なのか、という話になったところで、彼はやってきた。そう、
「ここがNERVかぁ、びっくりするほど暗いね」
そこに現れたのは僕と同居人の秋二君だ。びっくりした僕と秋二も少し驚いていた。2人は自分の事についてをお互いに共有をした。
NERVから家へ帰宅し、いつもの寝床へ入る。
部屋が同じになってしまった僕と秋二君。体が完全に疲れた僕はすぐに横になった。
「案外人助けも悪くないかもしれないな」
その独り言にびっくりした僕は彼に「えっ」と言ってしまった。
彼の笑顔を見たのは初めてだ。彼の笑顔を見ていると世界に平和が訪れようとしているのだと感じてしまう。