【完結】劇場版 ヴァールハイト・プリキュア アカシックスターズ!ゲームの世界を脱出せよ!絆のプリキュア!キュアエクス対キュアクロス!   作:32期

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場内アナウンス「只今より、劇場版 ヴァールハイト・プリキュア アカシックスターズ!ゲームの世界を脱出せよ!絆のプリキュア!キュアエクス対キュアクロス!を再開いたします。指定の席にお戻りください。」

劇場版のチャプター:2を投稿いたします。まだミラクルライトは振らなくて結構なので気楽にお読みください。今回はゲームの舞台”夢幻の園”にいる種とステージに残された駆の描写、カギを握るキャラクター”ゲーマー”の登場などがございます。では、お楽しみください!


チャプター2:レッツ、プリダイブ:”プリカディア”!夢幻の園に来ちゃったよ!

side:種

 

可愛い社長さんの挨拶が終わると、すこし怖そうなおじさんがステージに出てくる。

 

獄臣「娘の挨拶に続かせていただきます。MUGENコーポレーション会長の”夢幻 獄臣”です。では、今回の体験会に抽選で選ばれた皆様、そして報道者の方々…これこそ我が社が開発したフルダイブでのゲームを可能にする次世代ゲーム機”キュアモーフ”です!!!」

 

ステージにある、大きな布を引っ張る会長さん。すると、バイクのヘルメットみたいなゲーム機が出てくる。それを見たとたん周りの報道者さんやゲームのファンらしき人達が一斉に大声を上げる。

 

種「すご~い!あれでどんなゲームができるんだろう?」

 

駆(フルダイブ…ってまさか!?意識をゲームの中に飛ばすって事!?)

 

驚いている私たちを尻目に会長さんは話を続ける。

 

獄臣「このキュアモーフは人間の脳が発する”電気信号”を読み取り、ゲーム世界で現実のように腕を動かすことも、声を発することも…歩くことも可能にします。このキュアモーフを用いることで”プリカディア”の世界に実際に行くことが出来るのです」

 

駆(たしかに…人間の身体の動きは脳からの信号によって行われている。それを利用してゲームをしようだなんて…天才の発想だよ)

 

お兄ちゃんは会長さんの話を自分の知識で理解しようとする。お兄ちゃんの考えた結果だけ聞いてると…すごいって事しか分からないや…てへっ!

 

獄臣「おっと、このゲームを楽しみにしている君たちを待たせてしまったね。では、抽選で選ばれた100名の栄誉ある諸君にはステージに上がっていただこう!それぞれ指定された番号の席に座り、キュアモーフを装着してくれたまえ!」

 

種「やった!待ってました~!」

 

駆(…種がいない時間、僕はどうなるのだろう?)

 

種(待っててね~、お兄ちゃん!)

 

駆(はあ~、了解)

 

私たちを合わせた100人は、ステージに上がりそれぞれの数字が書かれた席に座る。私は”100番”の席に座りキュアモーフを被る。全員が被り終わったらしくアナウンスが掛かる。

 

アナウンサー「全員のキュアモーフの装着が確認できました!では、合言葉とともにゲームスタートです!合言葉は…”レッツ、プリダイブ!”です!せ~の!」

 

種「レッツ!」

 

種+ゴープリ+まほプリ+プリアラ+ハグプリ「「「「「プリダイブ!」」」」」

 

その合言葉を言った瞬間、私の意識は光の中へと向う。楽しみだな~!

 

 

side:駆

駆(…何だこの状況?種のリンクが切れたのは分かるけど…”僕は”いつも通りみたいだ。…いや待て、もしかして僕…体験会終わるまで”意識ないフリ”しなきゃダメなやつ!?)

 

普通のプレイヤーはみんな意識がないのに対し、二人分の意識がある駆は”駆だけの意識が身体に残っている”状態のため身体が動く。つまり…”絶対に動かない状態でなくてはおかしい”プレイヤーの身体たちに囲まれている駆も”動いてはいけない”。よって…気絶したフリを”体験会終了まで”続けなくてはいけないのだ。

 

駆(…早く終わってくれ!本当に…早く終わってくれ!!!)

 

駆は気絶したフリをしながら、心で叫んだ。

 

 

side:種

 

私は真っ白の空間を漂っている?と床みたいなのが見えてくる。どうやらここが終点みたいで、床に立ってみる?と目の前にメニュー画面が出てくる。

 

種「身体がないから…感覚的な事しか分かんないよ。タネ…ホントに立ってるのかな?」

 

〈ようこそ、プリカディアの世界へ!まずは、あなたの姿を作ってみましょう!〉

 

種「私の身体を作るの?よ~し、私のデザインセンスをなめないで!ケーキのデザインとかしたことあるんだから!」

 

私はメニュー画面に表示される顔面パーツを駆使し、見事”お兄ちゃん”の顔を作ることに成功する。

 

種「お兄ちゃんの顔、完成!これをちょっと変えて私の顔に~っと…なんか、”ベガ”みたいになっちゃった…」

 

お兄ちゃんの顔をベースに私の顔を作っていく。髪はロングのストレートにし、輪郭を調整していくと、そこに出来ていた顔は”ベガ”にそっくりな顔だった。

 

種「お兄ちゃんに、いやらしい視線おくってくる女なんてダメ!そうだ、キュアシードっぽくサイドテールにして…完成!」

 

自分が変身するキュアシードと同様のサイドテールにして、顔を完成させる。

 

〈次は、体格を設定しましょう!〉

 

種「体格?・・・うん」

 

私は、見えないけど…自分の”胸”を見る。そして…自分の中にある体格のイメージをしていく。

 

種「コルーリは…”壁”だし、はなちゃん…いや、ルールーちゃんくらいかな?で、でもきららちゃんみたくスタイルのいい”スレンダー”もいいかも…」

 

私は、”ありもしない”自分の身体の体型を考える。胸の大きさとか、身体の細さとか、身長とか、全部自分にはないものだけど…せっかくならいいものにしたい。

 

種「そうだ!お兄ちゃんの好みの体型は…”程よく出てて、程よく引っ込んでる”…こんな感じかな!」

 

出来上がった身体は”普通”だと思う。しかし、揉もうと思えば揉めるし、引っ込んでるところは引っ込んでいる。お兄ちゃんの理想の女性像である。

 

種「この姿の私を見たら…お兄ちゃんは喜ぶかな…?」

 

完成した自分の全体像を見て、私は呟く。私って分かってくれるかな?それとも分かんないかな?…見惚れたりしてくれるかな…?

 

種「ッ!?今のなし!これで…決定!」

 

〈では、この姿を適用します。それでは”プリカディアの世界へ!行ってらっしゃいませ!〉

 

種「わっ!?お、落ちる~~~!って…わ~~~~~!!!綺麗な場所!!!」

 

作った姿になると、いきなり床がなくなり落ちていく。しかし、真下に落ちる事はなく空を飛ぶように空中を浮いていた。そして、目の前に広がる風景に私は見惚れる。ダイヤモンドの山脈、スイーツの森、黄金に輝く大きなお城、現実ではありえない光景、そして”現実そのものと見分けがつかない”ほどの感覚。すごい!すごすぎるよ~、キュアモーフ!ちょ~欲しい!

 

 

夢幻の園 ―始まりの広場―

 

種「よっと!と~ちゃく~!えへへへ!勇者”タネ”参上…なんちゃって!」

 

私は空中から広場みたいな場所に着く。すると目の前に〈夢幻の園 ―始まりの広場―〉と表示される。私の格好も弱そうな革装備に、小さめの剣…まさに勇者のスタートと言わんばかりの格好でポーズとか取ってしまった。他のプレイヤーさんとかいないかな?

 

種「おっ!あんなところに団体のプレイヤーさん発見!お~い!そこのプレイヤーさん!」

 

はな「は、はい!私たちですか!?」

 

種「え!?あ~~~~はなちゃん!?さあやちゃんにほまれちゃん、えみるちゃんにルールーちゃんまで!すごいよ~”HUGっと!プリキュア”勢ぞろいだ!久しぶり、種だよ!覚えてる?」

 

はな「ふえっ!?私たちの事なんで知ってるの!?それに今プリキュアって!?」

 

種「…あれ~?私だよ!時生 種、キュアシードだよ!一緒に戦ったでしょ!覚えてないの~!?」

 

はなちゃん達は私の事を覚えていないみたい…なんで!?

 

種「どうしてだろう?…こういう時にお兄ちゃんがいてくれると良いのにな~」

 

さあや「あの…なんで私たちの事を知ってるんですか?」

 

ほまれ「それに…プリキュアってことも知ってるんだよね…説明してくれる?」

 

種「それは…どう説明すれば分かってくれる?」

 

ルールー「私たちと会ったことがあることを証明すればよいと思います」

 

なるほど!だったら…ってどうやって証明するの!?お兄ちゃん助けて~!!!

 

いちか「あっ!はなちゃん!みんなも体験会に来てたの?奇遇だね!」

 

種「いちかちゃん!いちかちゃん助けて!はなちゃんが私の事覚えてないの~!」

 

いちか「ぎゃあぁぁぁ!だ、誰ですぞ~!?」

 

種「いちかちゃんも~!?うわぁぁぁぁん!おに~ちゃ~ん、助けて~!!!」

 

ことは「はー!大丈夫?あなた…何処か痛いの?」

 

あ!はーちゃん!…ってことは!

 

みらい「はーちゃん!どうしたの、その子は誰?」

 

リコ「誰か泣いてるみたいね…ってあなた達!?それにあなた!いきなりはーちゃんに何するのよ!?」

 

種「ぐすっ…はーち”ゃん!!!だずげで~~~!!!」

 

ことは「はー!大丈夫だよ。怖くないからね」

 

はーちゃんに泣きつく私。それを見守るプリキュア達。なんでみんな私が分からないの!?

 

えみる「これは…どういう状況なのです?」

 

ひまり「よく分かりませんが…」

 

あおい「すごい状況ってことは分かったよ…」

 

ゆかり「うふふ…面白いわね」

 

種「面白くない!ゆかりさんの鬼!悪魔!ねこ!」

 

ゆかりさんは私の事をみて笑ってる。ひどい!こんなに真剣なのに!

 

あきら「えっと…大変だったね。大丈夫?」

 

種「あぎらざん…ありがど…」

 

シエル「オーララー!可愛い顔が台無しよ!ほ~ら、笑って!」

 

種「シエルちゃん!…それより私の事知ってる人いる!?」

 

プリキュア全員「「「「「知らない(わ)(わね)(な~)(です)(よ!)」」」」」

 

あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ

 

種「うわあああああああああん!!!!!おに~~~~~ちゃ~~~~~ん!!!!!」

 

号泣する私を気遣い、みんなに手を貸してもらいながら広場のベンチまで連れてってくれた。

 

種「ぐすっ!だがらね…みんなど…おどもだちになったの!…ホンドなんだよ!うぞじゃないんだよ~!!!」

 

ことは「うんうん!よしよし!タネはいい子だね~」

 

種「…ありがど」

 

はーちゃんに慰めてもらいながら、みんなに今までの事を説明する。もうどうだって良い!全力で話すもん!お兄ちゃんみてて!タネやるよ!

 

さあや「そんなことが…」

 

ゆかり「にわかには信じられない話ね」

 

ひまり「ですが…嘘をついてるようには見えませんし…」

 

種「さすが、ひまりちゃん!中学二年生ってだけあるよ!」

 

あおい「ひまりを中学生と見抜くとは…確かに初対面ってわけではなさそうだな」

 

皆の話し合いを聞きながら、広場を通り抜けようとする四人組を見つける。見間違えるわけがない!だって助けたばかりの”プリキュア”だもん

 

種「あ~~~~~!!!はるかちゃん!みなみちゃん!きららちゃんにトワちゃん!」

 

Go!プリンセスプリキュア「「「「えっ?」」」」

 

みらい「はるかちゃんだ~!みんなも体験会に?」

 

はるか「みらいちゃん!うん、そうなんだ!」

 

種「はるかちゃん!私の事分かるよね?種だよ!一緒に”花のプリンセス”のお話ししたでしょ?」

 

はるかちゃんなら…花のプリンセスファンの絆ならきっと!

 

はるか「種ちゃん?誰?」

 

種「う…うわあああああん!!!はるがちゃんのタヌキ眉毛~!!!」

 

はるか「ええ!?そ、そんなことないよ!」

 

種「おに~~~~~ちゃ~~~~~ん!みんながいじめる~~~~~!!!」

 

おに~~~~~ちゃ~~~~~ん!!!!!

 

夢幻の園全体に響き渡る種の声。それがのちに限定イベント”兄を探す亡霊の妹”として使われることを…種は知らない。

 

 

MUGENスクエア 体験会場特設ステージ

 

side:駆

 

駆(ん?なんか種の悲鳴が聞こえた気がするけど…気のせいだよね)

 

僕は気絶したフリをしながらアナウンサーの説明を聞いたりして暇を解消している。アナウンサーによると。体験会自体は”30分”らしい。なんでもゲーム内時間は現実世界の”6倍”。つまり…30分で”三時間”遊べる計算である。ゲーム内で勉強とかしたらすごく効率がよさそう。

 

駆(あと10分で終了時間だ。種…楽しめてるかな?)

 

 

夢幻の園 ―ダイヤモンド山脈〈樹海道〉―

 

side:種

 

なんとか私の事を信じてもらい、みんなとクエストをし始めることが出来ました!今はダンジョンのひとつ〈ダイヤモンド山脈〉に来てるの!ここに来るまでにレベルも上がっちゃったし!どんどん強くなってるんだ!これならホントに”勇者タネ”になれちゃうかも!えへへ!おっと、あとはオオトカゲさん一匹のみ!

 

種「たりゃ!!!…よし!討伐完了!…あれ?みんな~どうしたの?休憩してるの~?まだ途中だよ?」

 

きらら「タネタネ…あんたどんな鍛え方してんの?よくやれるね…」

 

私はモンスターを倒して、みんながいる後方をみる。すると、みんなは私から10メートルも離れたところで息を切らしている。きららちゃんがみんなを代表して私に〈どうしてそんなにタフなのか?〉を聞いてくるけどそんなの決まってんじゃん!

 

種「鍛え方が違うからね!」キリッ

 

ひまり「でも、種ちゃんは本当にすごいです!レベルもたくさん上がってますし」

 

はな「種ちゃん、今レベルいくつ?」

 

種「え~とね~…」

 

私は自分のライフゲージの横にあるレベルを確認する。そこには”18”と表示されている。

 

種「18レベルって出てるよ」

 

あおい「18!?早すぎだろ!?」

 

種「えへへ!すごいでしょ!」

 

キャラクター?「ちょっとそちらの冒険者さん?」

 

種「ん?もしかしてイベント発生系のキャラクター!うん、言ってごらん?」

 

私は急にキャラクターが話しかけてきたことに歓喜するが、どうやら分からない人もいるみたい。

 

トワ「イベント発生?どういうことですの?」

 

種「このキャラクターみたいに急に話しかけてくるタイプは、イベントの発生を誘発する特別なキャラクターであることが多いんだ!良いものをくれたり、普通の手段じゃ行けない場所に連れてってくれたりするの!」

 

トワちゃんにイベント発生キャラの説明をしていると、キャラクターは会話を始める。

 

イベキャラ「君たちの中にレベル15以上の冒険者がいるね。そんな君たちには、この”アイテム”をあげよう」

 

そう言うと私たち全員のプレゼントメニューが開き、そこに”ミラクルライト”と明記されたアイテムが入っていた。

 

イベキャラ「それは”ミラクルライト”。闇を払う特別なライトで、この先の敵に有効なんだ」

 

種「やっぱり!特別なアイテムが貰えるイベントだ!」

 

みなみ「いいのかしら、貰ってしまって…」

 

ことは「はー!せっかくだし貰っちゃおうよ!」

 

リコ「そうね、この先の敵に有効って言ってるし使わない手はないわ」

 

という訳でアイテムを貰い、この先のダンジョンに進んでいくことにする。

 

種「ありがとう!大事に使うからね!」

 

イベキャラ「はい、冒険者の皆さん…頑張ってください」

 

種「ありがと~!」

 

私たちはキャラクターさんにお礼を言ってダンジョンを進んでいく。これが罠とも気付かずに…。

 

イベキャラ?「…これでよかったのか…累?」

 

累『ええ、上出来よ。彼女たちプリキュアに”マーキング”するためのミラクルライトも渡せたみたいだしね…よくやったわ…”ゲーマー”』

 

ゲーマー「監視は続けるのか?」

 

累『ええ、あと五分お願い』

 

ゲーマー「分かった…」

 

MUGENコーポレーション社長”夢幻 累”と通信をする謎のキャラクター”ゲーマー。累との通信を切りゲーマーは呟く。

 

ゲーマー「どうして…こんなことするんだよ…累”お姉ちゃん”…!」

 

ゲーマーのこの小さな叫びを聞いたものは…誰もいない。

 

 

体験会終了まで…あと5分

 

駆(あと五分…種、ちゃんと他のプレイヤーさんと仲良くできてるかな?)

 

 

種「とりゃーーー!!!やった~!レベル20達成!」

 

 

体験会終了まで…あと3分

 

駆(戻ってきたら…何を聞こうかな?グラフィックに、モンスターデザインに…あとは…)

 

 

種「トワちゃん!バイオリンで演奏お願い!ステータスを上げないと!」

 

トワ「分かりましたわ!」

 

種「はなちゃんは応援!敵を引き付けて!」

 

はな「おっけ~!フレー!フレー!ってこっちに来てる~!?いやーーー!!!」

 

体験会終了まで…あと1分

 

駆(はあ…飽きた。いい加減に動きたいよ)

 

 

種「そういえばさ、体験会っていつ終わるの?」

 

さあや「たしか…体験会は30分で終わりってパンフレットには書かれてたけど」

 

いちか「ええ!?もう3時間近くいるよね!?も、もしかして出られない!?」

 

ひまり「いちかちゃん、ゲームの中は現実の時間より長くいられるそうです。現実ではあと1分くらいで終わりですよ」

 

体験会終了まで…10秒

 

はな「楽しかったね~!」

 

10

 

いちか「うん!とってもすごかったですぞ~!」

 

9

 

みらい「も~最高!ワクワクもんだぁ!」

 

8

 

はるか「あ~!楽しかった!…そうだ!終わったらみんなでお話しませんか?」

 

7

 

種「いいねそれ!そうだ、みんなにお兄ちゃんを紹介するね!」

 

 

ことは「はー!種、お兄ちゃんがいるの?会ってみたいな~!」

 

5

 

リコ「私も興味あるわね。頭が良いって言ってたし…話が合うといいけど」

 

4

 

種「そうだ!友達のコルーリも紹介するよ!すっごいかわいい子なんだ!きららちゃん、コーデ考えてくれない?」

 

3

 

きらら「へ~!面白いじゃん!任せて、キラキラのコーデ考えてあげる!」

 

2

 

ゲーマー「…頼む。何も起こらないでくれ」

 

1

 

累「…さあ!真のゲームの始まりよ!」

 

バーーーーーン!!!

 

駆「ッ!?なんだ!?」

 

ステージに一発の銃声が響く。音のする方を見ると一人のスーツ姿の男が拳銃を天井に向けて立っていた。

 

拳銃男「MUGENのゲームは世界一ィィィィィ!!!」

 

キャアァァァァァァァァァ!!!

 

警備員「そこのお前!おとなしくしろ!」

 

拳銃男「ぐっ!?ふっふっふ…MUGENは世界一だ!!!はっはっは!!!」

 

男を見た観客、報道陣の一部が悲鳴を上げて逃げ出す。そんな中、警備員の二人は男を迅速に捕らえ事態を収拾していく。

 

駆「一流の技ってすごいな…」

 

コルーリ「カケル!?大丈夫ですか!?怪我はないですか!?」

 

駆「うん、何ともないよ」

 

心配しステージまで上がってくるコルーリ。僕は怪我がないことを彼女に伝えると、コルーリは安心したように胸を撫で下ろした。

 

コルーリ「よかった…あ!プレイヤーの人達も起き始めたみたいですよ」

 

駆「ホントだ…あ!キュアモーフ付けたままだった…あ!?コードが!?…よかった…ネット接続用コードは無事だ…。」

 

キュアモーフには電源用コードとネット接続用ケーブルが付いている。外れた場合も予備電源が機械についているため問題なく動くらしい、アナウンサーの人が言っていた。幸い僕のキュアモーフは電源コードが外れてしまったがネット接続コードが付いていたので、種がゲームから帰ってこれる。

 

駆「種?どうだったゲームの世界は?…種?」

 

コルーリ「カケル?タネがどうかしたんですか?」

 

おかしい…。もうゲームは終わったはずだ!なのに…”種の意識がない”!リンクも繋がらない!

 

駆「なんでだ!?なんで種の意識がないんだ!?」

 

コルーリ「か、カケル、落ち着いてください!」

 

駆「でも、コルーリ!こんなのおかしいよ!みんなは戻ってきてるのに…あれ?」

 

僕はプレイヤー全員が帰還している事を確認し、種だけ戻っていない状況が異常であることを説明しようとするが、座席の位置に違和感があるのを感じる。

 

駆「…座席の位置が変だ。ところどころに”席一個分の隙間”がある…隙間は全部で”18箇所”。座席の数は…82席!?」

 

コルーリ「えっ!?たしか体験者は100名のはずですよね。どうして席が減るんですか?」

 

駆「体験者18名がいなくなるなんて…そんな隙ある訳…ッ!?まさか、さっきの騒ぎの時に!?」

 

コルーリ「18名の体験者が…さらわれてしまったんですか!?」

 

とんでもないことが起こっている!体験者18名の消失、種の意識が戻っていない事…何かあるんじゃないのか?

 

駆「…コルーリ、いなくなった18名を探そう!もしかしたら種みたいに意識が戻っていないことを利用して誘拐されたのかもしれない!」

 

コルーリ「は、はい!情報を集めましょう!きっと誰か見ている人がいるはずです!」

 

駆「うん。…種、無事でいてよ!」

 

 

夢幻の園 ―始まりの広場―

 

種「…あれ?もう体験会終了時間だよね?」

 

はな「うん。どうしたのかな?」

 

いちか「…あっ!み、みんな見て!?さっきまでいた他のプレイヤーがいないよ!?」

 

みらい「嘘!?…ホントだ!ど、どうなってるの!?」

 

はるか「もしかして…私たち、戻れなくなっちゃったの!?」

 

夢幻の園にいたはずの他のプレイヤーさんたちがいなくなっているのに対し、”私たちだけ”ゲームの中に取り残されている…つまり!?

 

種「も、もしかして…私たち!?」

 

種+ゴープリ+まほプリ+プリアラ+ハグプリ「「「「「閉じ込められちゃった!?」」」」」

 

ど、どうしよう!?お兄ちゃん…助けて!!!

 

 

MUGENコーポレーション 会長室

 

累「そう…”プリキュア”の回収は終了したのね。研究室に運びなさい…くれぐれも丁重にね」

 

獄臣「…回収は済んだのか、累?」

 

累「ええ、お父様。これで…プリキュアを”手に入れる”ことが出来ます…そして!」

 

獄臣「そう!全ては…MUGENコーポレーションのために!」

 

MUGENコーポレーションの会長室に響く二人の笑い声。彼らの計画にプリキュア達は巻き込まれ、駆と種はゲームと現実に引き裂かれてしまう。何も分からぬ彼女達に…プリキュア達に彼らの魔の手が迫る。

 

 

To the Next chapter……




いかがだったでしょうか?最近忙しくて投稿が遅くなっておりますが…疲れて寝落ちすることが多くて、書けないのですよ~!!!…まあ、そんなこと言ってもどうしようもない!次回は、MUGENコーポレーションにさらわれたプリキュア達!それぞれの妖精や身近な人たちと会い、プリキュア達だけ戻ってないことに気付く駆。情報を集め、MUGENコーポレーションに皆が運ばれたことを知る!誘拐した彼らの目的とは!?乞うご期待ください!

場内アナウンス「これより30分の休憩とします」

ピンクの髪の子「キラやば!この後どうなるのかな〜?」

触角の生えた子「ひかる、うるさいルン!静かにしなきゃダメルン!」

ひかる「ねえ、ララ!そう言えば、えれなさんとまどかさん、ユニはどうしたのかな?」

ララ「えれなとまどかはお手洗いルン!ユニはさっき、ギターを持った女の子に連れて行かれたルン!」

ひかる「そっか〜!じゃあ、戻るまで待ってよ〜!」
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