【完結】劇場版 ヴァールハイト・プリキュア アカシックスターズ!ゲームの世界を脱出せよ!絆のプリキュア!キュアエクス対キュアクロス! 作:32期
きらら「アカシックフレーバーとか、すっごい気になるよね~!」
ひまり「はい!一体どんな味なんでしょう?」
?「これ、とっても美味しいわよ」
きらら「えっ?」
?「おい、イース!何してるんだ!」
?「早くしないと、映画が始まってしまうよ…彼女たちも待っているしね」
?「それじゃ…またね」
ひまり「…ステキな人でしたね…」
きらら「あの人…相当のドーナツ好きだね…そう思わない、ひまりん?」
ひまり「そうですね!…あっ!映画始まっちゃいますよ!」
きらら「やっば…急いで戻ろう!」
夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN巨人階層〉ー
side:プリキュア
19人のプリキュア達の前にいる巨人【MUGEN界巨人:model-α】。そう表記された巨人を睨み、プリキュア達は戦闘態勢を取る。
シード「は~~~ふ~~~!…よし!行くよ~~~!!!」
ゴープリ+まほプリ+プリアラ+ハグプリ「「「「うん!!!」」」」
巨人『ウオオオオオオオオオオ!!!』
一斉に巨人へと突撃するプリキュア達。その事態を察し巨人が大きな右腕を振りかぶり、プリキュア達を攻撃しようとする。
ホイップ「ここは私たちが!たあっ!!!カスタード!ジェラート!お願い!」
カスタード「はい!カスタード・イリュージョン!」
ジェラート「ジェラート・シェイク!だあっ!!!」
巨人『ガアアア!?』
ホイップのクリームエネルギーにより、振り上げた巨人の腕が拘束される。その隙にカスタードとジェラートの技が巨人に放たれダメージを与える。
ゲーマー「HPが一気に減った!そのまま行け、プリキュア!!!」
エール「オッケー!でやあっ!!!」
巨人『ゴオオオオオオオオオオオ!!!』
エール「ッ!?」
シード「エール!?」
巨人にパンチを繰り出すエール。ダメージは入ったが巨人の蹴りが迫る
アンジュ「フレフレ!ハート・フェザー!」
フェリーチェ「リンクル・ピンクトルマリン!」
エール「アンジュ!フェリーチェ!」
フェリーチェ「ふふっ!シード!お願いします!」
シード「おっけー!行くよ!!!」
巨人の蹴りを防御しエールを助けるアンジュとフェリーチェ。フェリーチェの指示を受けシードは巨人へと駆ける。
ミラクル「私たちも!」
マジカル「手伝うわ!」
シード「やった!ありがと…って投げるの~~~!!!」
魔法の箒に乗ったミラクルとマジカルが手伝ってくれることに喜ぶシード。だが、その方法はと言うと…シードの腕を左右で掴み、箒の加速を利用して投げると言うものだった。
シード「地味に届いてないし!ってうわぁぁぁぁ!!!」
巨人『ウオオオオオオオオ!!!』
フローラ「シード!」
シード「ッ!…やられて…たまるか!!!」
巨人『ガ!?ゴアアアアアアアア!?』
ミラクル、マジカルの補助も空しく巨人に届かず空中にいるシード。そのシード目掛けて巨人はパンチを放つのだが、駆に主導権が変わったシードは反撃に出る。なんと巨人のパンチを両手で抑えると、身体を回転させ体制を変えて、攻撃の勢いを利用して巨人を投げてしまったのだ。
マカロン「お見事…ふふっ」
トゥインクル「うっそ~…」
ショコラ「すごいな…」
巨人『…グウウウウ…ガアアアアアアア!!!!!』
ゲーマー「HPゲージ残り一本…みんな注意しろ!”パターン”が変わるぞ!」
今までにない咆哮を上げる巨人。すると、巨人は立ち上がり再びパンチの体制に入る。右腕を振りぬく様にプリキュア達にパンチをするが、巨人とは距離があり空振りに…終わらない。
巨人『ガガゴオオオオオ!!!』
シード「ロケットパンチ!?何でもありか!」
マーメイド「これ以上は!」
トゥインクル「させない!たあっ!」
シード「マーメイド!トゥインクル!ありがとうございます!」
プリキュア達に迫る巨人のロケットパンチは、マーメイドとトゥインクルの蹴りにより軌道を変え、壁にぶつかる。しかし、巨人のもう一本の腕がすでに構えられていた。
シード「もう一発ってわけか…」
種(まずいよ~!?)
巨人『ガアアアアア…ガ!?」
マカロン「つまらない真似は…」
ショコラ「やめてもらうよ」
シードが警戒していたもう一本の腕は放たれなかった。なぜなら、マカロンとショコラのクリームエネルギーによって腕が縛り付けられていたからである。そして、これは大きなチャンスでもある。
マカロン「今よ、シード!」
シード「ッ!…はい!」
フローラ「シード!」
スカーレット「わたくしたちも!」
シード「…分かりました!」
マカロンの声で走り出すシード。それに並走するようにフローラとスカーレットも続く。
シード『三人で合わせましょう!プリキュアプリ!インストール!!!』〈タップ〉
フローラ・スカーレット『『エクスチェンジ、モードエレガント!』』
フローラ「舞え、花よ!」
スカーレット「滾れ、炎よ!」
シード「「三つの思いが花開き、重なれ歴史!繋がれ思い!」」
シードはエネルギー弾を出現させると、フローラが”花”を、スカーレットも”炎”をエネルギー弾へ合わせていき、まるで”花火”のように輝く大きな力に変わる。そして、シードは巨人に向かってエネルギー弾を放つ。
シード「「プリキュア・ファイヤーフラワー・ストライク…」」
巨人『ガ!ガア!!ガアアアアア!!!!!』
シード「「シーーーーード!!!!!」」
巨人『ゴ…ゴォ…g…o…』〈LOST〉
シード「「…決まった(ね)!」」
シード、フローラ、スカーレットの合体技により、巨人【MUGEN界巨人:model-α】のHPはなくなり消滅する。その光景を見た残りのプリキュア達は、一斉にシードの元へと集まっってくる。
エール「すごいすごい!すごいよ、シード!!!」
ホイップ「大活躍でしたぞ~!」
ミラクル「シード!すごくカッコよかったよ!ワクワクもんだよ!!!」
フローラ「シード、最後まで決まってたよ!カッコよかった!」
シード「えへへっ…ありがとう!」
ピンクプリキュア達からの労いの言葉を受けるシード。そんな中、ある疑問をシードにぶつけるプリキュアが一人…。
トゥインクル「そういえばさ、シードのお兄さんいなくない?」
マジカル「確かに…変身する前まで、種と一緒にいたわよね…」
フェリーチェ「何処かに隠れているのでしょうか?」
マシェリ「早く探さないと大変なのです!!!」
アムール「…周囲に気配なし…私たちの他に人はいないようですが…」
確かにもっともな疑問である。この時点で駆は、普段のように種と”一人”のプリキュアになっていることや、すぐに戦闘しなければならなかったこと、またここが”パラレルワールド”であることをすっかり忘れていたため、自分もプリキュアであることを説明できていない…よってこのような心配される状況になってしまった。
シード「…説明しなきゃだね、お兄ちゃん」
駆(急がないとだし…移動しながら…かな)
結局、駆達”キュアシード”についての説明は目的地に向かいながらする事となった。
夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN獣階層〉―
side:キュアシード
アムール「つまり、種と駆…二人で一人のプリキュアという事ですね。たあっ!」
シード「簡潔に言えばっ!そういうことです…よっ!」
トゥインクル「あ~!もう!こいつらしつこい!」
皆さんに僕たちの説明をしながら、次の階層を進む僕たち。ただ進める訳ではなく、このフロアのモンスター【MUGEN界獣:model-β】と表記される敵に襲われています。四足歩行の狼を思わせるデザインで大きさはリアルの狼と変わらないくらいですが、数が多いため苦戦しています。
ゲーマー「こいつらは無限にリスポーンし続けるみたいだ!戦うのは時間の無駄だ、一気にフロアを駆け抜けろ!」
マカロン「そういう事…なら!マカロン・ジュリエンヌ!」
トゥインクル「あたしも!プリキュア・ミーティア・ハミング!」
二人の攻撃によって敵がなぎ倒されて行き、正面のルートが開く。
ショコラ「道が空いた!みんな、走って!」
ショコラの言葉で一斉に走り出すプリキュア達。だがその時…。
ガラッ!
ゲーマー「あ・・・」
ゲーマーは崖の近くで足を滑らせ、谷へと落ちてしまう。
シード「ッ!?ゲーマー!ふっ!!!」
エール「シード!?ゲーマー!?」
シード「僕たちは良いですから、皆さん進んで下さい!お願いします!!!」
シードは谷へ飛び込みゲーマーと共に落ちていく。そんな中でもシードは他のプリキュアに進むよう頼み、そして…その姿は谷の暗闇に消えてしまった。
夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN獣階層〉― 谷底
side:ゲーマー
ゲーマー「…は!?…あれ…生きてる?」
駆「起きた?良かった…無事みたいで」
俺は谷底に落ちたはず…なのに生きていた。俺の目の前には、プリキュアの力を持ってきた種の兄貴”駆”が座っていた。
ゲーマー「…ここは?」
駆「僕たちが落っこちた谷底だよ。シードの浄化技をクッションにして着地したんだ…でも完全に衝撃を消し切れなくてね…この通りさ」
ゲーマー「種はどうしたんだ?」
駆「今、他の道を探してるところだよ。みんなに追い付かなくちゃだからね」
俺の質問に返してくる駆。こいつは変に落ち着いてる気がする。
駆「ゲーマー、少し聞いてもいいかな?」
ゲーマー「何だよ?」
駆「君が…何者なのか、そして…累さんを助けたい理由とか…僕、まだ聞いてなかったからさ」
ゲーマー「・・・」
俺はプリキュア達に話したことを駆にも話していく。
駆「そうゆう事なんだね」
ゲーマー「…分かったかよ」
駆「もう一つ…質問。君が累さんを助けたいのは…”自分の製作者”だから?それとも”もっと大事な理由”?」
駆の質問は…なんというか変だ。俺が累を助けたいのが”製作者”だからかって…そんな訳あるかよ!
ゲーマー「累”お姉ちゃん”は…俺の家族だから」
駆「累…”お姉ちゃん”?」
ゲーマー「俺は…”ある人間”をモデルに、累が製作したAIなんだ」
駆「ある…人間?それは誰?」
ゲーマー「累の弟…”夢幻 源馬”〈むげん げんま〉さ」
俺は駆に、自分の出生について話していく…。
ゲーマー「累の弟…源馬は先天性の病を患っていた、そんな弟の楽しみは累の作ってくるゲームだった」
2016年 夢幻台場シティ 夢幻台場総合病院
累『源馬、お待たせ!新作持ってきたよ!』
源馬『ホント!累お姉ちゃん、ありがとう!』
累『名付けて、”プリカディア”!源馬が主人公になれるゲームだよ!どんなことだって出来るの!』
源馬『本当に!なんでも!?』
累『ええ、何でもよ!特別に源馬のキャラクターね、大好きな”マイティ”に似せてみたの!発売しないことを条件に使用の許可も取ってあるから好きなだけ使っていいからね』
仲のいい姉弟だったんだ。弟思いで…大好きなゲームで弟が喜ぶのが嬉しいと思う…優しい人だった。でも…二人のお別れは…もうそこまで来てたんだ」
―数日後―
累『ッ!…はあ…はあ…!源馬!源馬!!!』
源馬『累…お姉…ちゃん?どうしたの…』
勢いよくドアを開ける累。酸素マスクを付けられ、しゃべることも苦しそうにベッドで横になる源馬がおり、累はベッドに駆け寄る。
累『お医者様から連絡があって…容体が急変したって…』
源馬『…大丈夫だよ。お姉ちゃん…あのゲーム…面白かったよ…もっと…いっぱい遊びたいな…げほっ!!!げほっ!!!!!』
累『源馬!?無理しちゃダメ!」
源馬『累お姉ちゃん…もっと…面白いゲーム…いっぱい作って…くれる?』
源馬の願いを聞く累。累の答えはすでに決まっていた。
累『もちろんよ!源馬のためなら…もっと面白いゲーム作るから!だから…』
源馬『…やった!…待ってるね…絶対…俺が一番に…お姉ちゃんのゲーム…やるんだから…ね…」
累『うん…うん!すぐに作ってくるから…絶対待っててよ!』
源馬の手を強く握る累。そして…累は会社に向かうとすぐにゲームの製作に取り掛かった。
累『違う!…ここはこうじゃない!もっと…もっといいものにできるはず!』
ゲームデザイナー社員『累ちゃん…少し休んだ方が…』
累『うるさい!私の邪魔をするな!!!』
ゲームデザイナー社員『ッ!?』
累『源馬が…絶対に喜ぶゲームを!絶対…絶対作る!!!』
源馬との約束から、わずか三日で新たなゲームを完成させた累。そんな時、会社にいる彼女の元に届いた電話は…彼女に”絶望”を伝えるものだった。
ピリリリリリッ!ピリリリリリッ!
累『…はい!…えっ!?源馬が!?』
その内容は…源馬の容体がさらに悪化したことを伝えるもの、そして…”今日”までが限界だと言うものだった…。
累『ッ!!!源馬!?』
源馬『…累…お姉ちゃん…?』
累『そう…そうだよ!また…新作持ってきたの…源馬が喜ぶ…もっとすごい…』
源馬『…もう…いいよ…』
累『…え?』
累の話を遮るように、源馬は途切れ途切れの言葉でゆっくりと話していく。
源馬『お姉ちゃん…ありがとう…でも…もういいよ…。俺じゃなくて…他の…お姉ちゃんのゲームが…必要な人のために…作ってあげて…。お姉ちゃんは…”ヒーロー”なんだよ…だから…みんなを…助け…て…』
ピーーーーー!!!
心電図は横に引かれた一本の線だけを示していた…そこに出ている数字は”0”。
累『…いや…いや!…いや!!!』
看護師1『源馬君、どうしたの?…はっ!?すぐに担当の先生を呼んで!』
看護師2『は、はい!』
看護師3『救急カートを取ってきます!』
看護師1『累ちゃん、部屋から出て!早く!』
その後、累が源馬と会ったのは病室で…すでに冷たくなった状態だった。
看護師1『源馬君は…よく頑張りました。累ちゃん…源馬君の身体…拭きますか?』
累『…はい』
エンゼルケアである患者の清拭をさせてもらう累。源馬の身体を温かいタオルでゆっくりと拭いていきながら、源馬の身体を確認していく。
累『こんなに…こんなに細かったかな…?あばらまで…こんなに見えて…』
こんなになるまで病魔と闘った弟…。どうして…誰も救ってあげられないの!?この子はまだ…生きていたいと思ったはずだ!…だったら…!
累『私が…源馬を甦らせれば…!』
駆「まさか…!?」
ゲーマー「そう…そうやって俺は作られたのさ。累が覚えている限りの…源馬の思い出、性格、行動…全てをラーニングさせて作ったAIが…”俺”だ」
駆『じゃあ…そのキャラクターは…」
ゲーマー「ああ、源馬の使っていたキャラクターデータだ。このキャラにレベルの制限がないのはな…”源馬が遊び続ける”ことが出来るようになんだよ。そして…プリカディアも”源馬のため”の楽園なのさ!」
俺の知りうる”真実”の全てを駆に話していく。
ゲーマー「でも…俺は失敗作だった」
駆「失敗作?」
そう…俺に累が付けた評価。…累の問いに正しく答えられなかった…俺と言う”源馬の偽物”。
ゲーマー「累の質問があるんだ。”あなたが源馬なら、何故私に皆のためにゲームを作れと言うのか?”って」
駆「その質問は…」
ゲーマー「俺は答えたんだ。累が俺の”希望”だから(種が僕の”希望”だから)…え?」
俺が間違えた質問の答えを、駆は同じ内容で答えて見せた。
ゲーマー「なんで…なんでわかるんだよ!?」
駆「・・・僕も病気で…いなくなるはずだったんだ」
ゲーマー「…え?」
駆「わかるんだ…もう自分に未来がないって時…誰かに未来を託したくなったり…夢をみてもらいたいって思う気持ち。僕にとって…種がそうだったから…。きっと、源馬君はお姉さんの大好きなゲームで…もう救われない自分じゃなくて、これからの未来があるみんなに”希望”を与えて欲しいって思ったんじゃない?」
俺の中にある答え…”源馬”としての答えを駆は全て言い当てる。
駆「ゲーマーは”失敗作”なんかじゃない!源馬君の気持ちをしっかりと持っている…君は”夢幻 源馬”で間違いないよ」
ゲーマー「俺が…?」
駆「うん…。累さんを助けたいんでしょ。ゲーマー、僕たちと絶対に助けよう!彼女は…君の”家族”なんだから…ね?」
ゲーマー「…ありがとう…駆…!」
種「お兄ちゃん!ゲーマー!迷路になってるから全然道分かんないよ!」
駆と約束する俺。そんな時に種のヤツがやってくる。
駆「種!…そうか、何とかしてプリキュアさん達がいる場所が分かればいいんだけど…何か方法はないかな?」
ゲーマー「そうだ!”ミラクルライト”だ!あれは、プリキュアのマーキング目的ので持たせたもんだ!あれの示す先がプリキュアのいる場所のはずだ!」
ゲーマー〈画面の前のみんな!俺たちが探してるプリキュアの場所を知りたいんだ!みんなのミラクルライトを振って、プリキュア達の場所を教えてくれ!いくぞ~!みんな~、ライトを振ってくれ~!〉
種「ミラクルライトが光った!…あっ!あっちの方に光が射してる!」
ミラクルライトの輝きは、谷の奥へと続いていく。きっとこの先に…プリキュア達がいる!
駆「…種!」
種「おっけ~!」
駆と種は碧の光を放ち、再びキュアシードとなる。
シード「ゲーマー、行こう!累さんを助けに!」
ゲーマー「うん!」
俺たちは、ミラクルライトが示す方向へ走り出した。絶対止めるからな…累お姉ちゃん!
MUGENコーポレーション 研究室
side:コルーリ
ハリー「駆と種の反応が止まったままや!コルーリ、状況は分からへんのか?」
コルーリ「もうすぐです…出ます!」
はぐたん「しーど!」
長老「無事だったジャバ!良かったジャバ!」
コルーリにより、シードの状況を確認できる映像が出される。そこには、暗い谷の様なところいるシードと”謎のキャラクター”が映っており、無事であることは明らかだった。
コルーリ「通信を試してみます…カケル!タネ!聞こえますか?…ダメです、繋がりません…」
ハリー「一先ず無事が確認できたんや…それに、他のプリキュアは目的地に着いたみたいやし」
ハリーさんの言う様に他のプリキュア達はマップの最後のフロアにいる。目的は果たせるはず…。
はぐたん「はりー!はりー!」
ハリー「どないしたんや、はぐたん?…な、なんやこれ!?」
コルーリ「ハリーさん、どうしたんですか?」
ハリー「これ…最深部のマップに出てるこの”デカい反応”は…なんや?」
コルーリ「”デカい反応”…すぐに映像出します!…ッ!?…これは!?」
そこに映し出されたものは…桁外れの”怪物”だった。
MUGENコーポレーション 社長室
side:累
累「予想以上にプリキュアの攻略速度が速いわね…Cross!」
Cross『いかがなさいました、マスター?』
累「プリキュアのデータ収集の進行度は?」
Cross『現在の収集率…75パーセントです』
累「・・・」
私の計算以上の攻略速度…収集率を考えても…やはり早いわね。いいわ…”あれ”を使いましょう!
累「Cross、ダンジョン最深部にある”あれ”を使用しなさい。お父様をログインさせて…あなたも…そうね、監視任務は終了。データ収集及び、プリキュアとの”戦闘”に変更…すぐに取り掛かりなさい」
Cross『プリキュア達の”デリート”の危険がありますが…よろしいですか?』
累「…構わないわ」
Cross『設定を変更します…監視を終了…データ収集を継続し、プリキュアとの”戦闘”任務を遂行…プリキュア…デリート可…。実行します』
累「ええ、行きなさい…Cross」
さあ…プリキュア、もっと踊りなさい…私と”源馬”のために…ふふふ!
夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN巨神階層〉― 最深部
side:キュアシード
ゲーマー「光が強くなってる…もう少しだ!」
シード「あと少し…プリキュアさん、待っててください!」
ゲーマーと共に、ダンジョンの最深部へと向かっていく。だいぶ進んだところに開けた場所がある…あそこが最深部なのか?
シード「みんな~!いないの~?」
駆(…いや、気配はある…でも…なんか変だ)
シード「変?いったい何が…」
ゲーマー「シード!上だ!!!」
シード「上…!?エール!ホイップ!みんな!…なんで!?」
最深部に着いたため、皆を探しているとプリキュア達は…天井に磔にされていた。
駆(一体…何が…ッ!?種!下がって!!!)
シード「えっ?な、なにこれ!?…このっ!」
最深部の奥から触手の様なものが襲い掛かってくる。シードはその攻撃を蹴りで弾くと、触手は再び元の場所に戻っていく。
ゲーマー「気を付けろ…何かいるぞ!」
ドンッ!ドンッ!!ドンッ!!!ドンッ!!!!ドンッ!!!!!
シード「…何、あれ…?」
駆(…バケモノなんて…生易しくなさそうだね…)
大きな地響きと共に、最深部の奥から現れるバケモノ…それは全長50メートルはあるであろう巨体…そして見た目は”大量の触手が絡まって人の形を作っている”…”何か”としか表現できないものだった。
MUGEN:CROSS『我が名は【MUGEN:CROSS】。全ての命を…還す者!』
シード「…ん?なんかこの声…聞いたことあるような…」
駆(この声…MUGENコーポレーションの会長の声!)
ゲーマー「まさか!?気を付けろ!あれは管理AI”Cross”だけじゃない…会長”夢幻 獄臣”を取り込んでる!システム権限があるのは会長と社長…その内の一人が操られているんじゃ何されてもおかしくないぞ!」
駆(絶体絶命…だけど…!)
シード「プリキュアも…累ちゃんも…ゲーマーも…あー!面倒くさい!会長さんも全員込みで守っちゃうんだから!!!」
【MUGEN:CROSS】…今までにない強敵を前に、キュアシード(駆と種)の戦いが始まる!
To the Next chapter……
いかがだったでしょうか?次回は【MUGEN:CROSS】との戦闘になります!ミラクルライトいっぱい振っていただかないと勝てないと思いますので、用意しておいてくださいね!【MUGEN:CROSS】の前に倒れ伏すシード!?シードは”黒い光”によって立ち上がり、力を振るう!その時、”赤い光”が輝き、そして…最恐のプリキュアが生まれる!?乞うご期待ください!
はな「ポップコーンなくなっちゃったよ~!早く買ってこなきゃ~!ってあだ!ご、ごめんなさい!大丈夫?」
?「…うん、大丈夫だよ!マ…マジで大丈夫!」
はな「わ~!綺麗な金髪…あれ?なんとなくはぐたんに似てるような…」
?「ギクッ!…な、なんの事かな~!あっ!もう行かなきゃ!バイバ~イ!」
はな「えっ!?ば、バイバ~イ!…行っちゃった…あっ!早くポップコーン買いに行かなきゃ!急げ~!」