【完結】劇場版 ヴァールハイト・プリキュア アカシックスターズ!ゲームの世界を脱出せよ!絆のプリキュア!キュアエクス対キュアクロス!   作:32期

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今回は、強敵【MUGEN:CROSS】との戦闘、そしてタイトルにも登場する”キュアクロス”が登場します!途中の描写が本編を見ていない人が分かりにくいかもしれないので、本編の駆編のプロローグ、第四、八、十三、十四話辺りを読んでおくと分かりやすいですし、セリフもその回から使っているものなので、より楽しめると思います!では、お楽しみください!あと、まどかさんの中の人、ご結婚おめでとうございます!まさかオービタル7の中の人と結婚するとは思わなかったよ…。末永くお幸せに…!

?「…はあ~!ママと会えたのにな…」

?「どうしたんだい、はぐみ?ママがお仕事で、パパと一緒に映画に来たのが嫌だったかな?確かに、はぐみの歳でパパと一緒に映画は嫌かもしれないが…」

はぐみ「それはいいの!…若い方のママに会ったんだけど…逃げてきちゃったの」

?「はぐみ、ママがそんなことを気にする訳ないじゃないか。ふふっ…そんなに落ち込んでいるなら、お家に帰ったらオムレツを作ってあげようか?」

はぐみ「ホント!パパ大好き!お家に帰ったら、ママと一緒にオムレツだよ!」

?「ふふっ…もちろんだよ」


チャプター7:最恐のプリキュア、キュアクロス降臨!

夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN巨神階層〉― 最深部

 

side:キュアシード

 

駆(先手!)

 

シード「必勝!たりゃーーーーー!!!!!」

 

強敵【MUGEN:CROSS】へ向かってジャンプして突撃する僕たち。相手は動こうとしない…畳みかけるなら今しかない!

 

シード「くらえぇぇぇ!!!」

 

MUGEN:CROSS『敵ステータスを”0”に変更』

 

シード「たりゃ!!!…えっ!?なんで!?」

 

駆(ダメージが入らない!?)

 

ゲーマー「まさか…システムコマンドを使って、シードのステータスを”書き換えたのか”!?」

 

そんなのありか!?こっちのステータスを書き換えるなんて…このゲーム世界じゃ勝てる訳がない!

 

シード「お兄ちゃん!なんかいい方法ない!?」

 

駆(…ステータス異常の解除も意味ない…これはシステム上の措置みたいなものだし…なら、プリキュアさん達の力を借りて、底上げするしかない!)

 

シード『おっけー!プリキュアプリケーション!インストール!!!』〈HUGっと!〉

 

MUGEN:CROSS『アイテム使用不可、アビリティ使用不可』

 

error!error!error!

 

シード「そんな…!?」

 

MUGEN:CROSS『筋力上昇、速度上昇、硬化有効、アーマーブレイク付与、防御貫通…はっ!!!』

 

シード「「ッ!?ぐっ!!!あああああああああああ!!!!!」」

 

ゲーマー「シード!!!!」

 

【MUGEN:CROSS】の巨体からは、考えられない速度で拳が振り落とされる。車とか、飛行機がまるで流れ星のように一瞬で目の前に来たみたい…それを防ごうとしても何もできない。身体中に今までに体験したことのない痛みが走り、もう…表現が出来ない…。地面に叩き落されて…立つこともできない…。

 

駆(なんだ…これ?…勝てる訳…ないよ…)

 

圧倒的なまでの力の差…その前に倒れ伏すシード。シードのHPはレッドゾーン…もう後がない。もう…”希望”は…ない。

 

 

MUGENコーポレーション 研究室

 

side:コルーリ

 

コルーリ「う…そ…」

 

ハリー「こんなん・・・こんなんありか!」

 

【MUGEN:CROSS】の一撃の前に倒れ伏すシード。こんなことあり得ない…シードがこんな簡単に…負けるなんて。こんなの…嘘です!

 

はぐたん「しーど・・・かけりゅ!たね!」

 

長老「もう…お終いジャバ…」

 

コルーリ「そんなことありません!」

 

長老さんの弱気な言葉を、私は大きな声で遮る

 

コルーリ「シードが…カケルが!タネが!こんなことで負けるはずないチュン!絶対に…絶対に立つチュン!そして…絶対に勝つんだチュン!!カケルとタネは…最高のプリキュア…”ヴァールハイト・プリキュア”のキュアシードなんだチュン!!!…だから…ぜったい…」

 

ハリー「コルーリ…」

 

私は座っていたデスクの椅子から立ち上がり、ゆっくりとカケルの寝るベッドに歩み寄り…しゃがみこんでカケルの手を握る。

 

コル―リ「カケル…お願いです…起きて。…カケル…カケル!カケル!!!」

 

コルーリ〈お願いです!カケルが…ううん!キュアシードがピンチなんです!皆さんのミラクルライトでシードに力を貸してください!せ~の、シード!〉

 

お願いです!奇跡がこの世にあるのなら…どうか…カケルを…助けて下さい!

 

 

夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN巨神階層〉― 最深部

 

side:駆

 

…カケル…カケル!カケル!!!

 

誰かが…僕を呼んでる…?

 

コルーリ『カケル…お願いです…起きて』

 

コルーリ?…無理だよ…勝てっこない…!

 

駆(どうやって…どうやったら…勝てるんだ?何か…”強い力”があれば…勝てるのかな?)

 

強い…力…!

 

シード『ああああああああああ!!!!!』

 

あの”黒い光”なら…でも、あれは”絶望”の力だ…使っちゃいけない!…でも。

 

コルーリ『カケル…!』

 

コルーリ…!

 

駆(…やるしかない!)

 

ゆっくりと僕の身体から”黒い光”が漏れてくる。そして…僕の中の”絶望”が頭の中でトラウマの記憶を繰り返す。

 

『なんで私の息子を■したの…?』

 

飲まれるな!

 

果実『あんた達なんて!!!生まなきゃよかったのよ!!!!!』

 

飲まれるな!!

 

歩夢『お前の存在ほど…なければいいと思った事はない!消せるものなら消してしまいたい!!!』

 

飲まれるな!!!

 

種『お兄ちゃん!!だめええええええ!!!!!』

 

飲まれるな!!!!

 

駆『あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

飲まれるな!!!!!

 

駆(”絶望”に…飲まれるな!!!!!)

 

そして僕は…目の前の絶望に…”絶望”として立ち上がった。

 

 

side:プリキュア

 

エトワール「う…はっ!ここは?そうだ!私たちあの怪物に…ってシード!?何なのよ、あれ?」

 

エトワールは突然発生した衝撃で目を覚ます。そして、自分の置かれた状況を確認していると、天井に磔にされた自分の真下…そこに、”黒い光”を放出するシードがいた。その放出で発生する衝撃…それが自分を起こした衝撃の正体だと彼女は理解していない。

 

シード「ふ~~~…は~~~!…おおおおおおおおおお!!!!!」

 

エトワール「きゃあっ!?…ッ!拘束が!今なら…だあっ!スタースラッシュ!」

 

シードの咆哮の衝撃で、磔にしていた拘束が緩むエトワール。力を入れ拘束を破壊すると、技を使って他のプリキュア達の拘束を切り裂いて破壊していく。

 

エトワール「みんな!早く起きて!」

 

エール「う…あっ!エトワール、ありがとう!…って落ちてる!?」

 

マーメイド「任せて!プリキュア・バブル・リップル!」

 

マーメイドの出した泡を足場にして降りてくるプリキュア達。そして、無事地上に着いたプリキュア達は、シードの異変に気付く。

 

エール「シード…なの?」

 

ホイップ「なんか…怖い…」

 

ミラクル「シード…」

 

フローラ「あれは…ディスピアと同じ…どうして…」

 

シード「・・・」

 

シードを包むように発せられる”黒い光”、右手首に巻かれたリボンは黒くなり、両手は赤く染まっている。頼もしさよりも…”恐怖”を感じ、先ほどまで一緒に戦っていた”キュアシード”なのか分からなくなっている。そう思っていると、シードはゆっくりと私たちの方へ振り向く。

 

シード「…よかった。皆さん無事ですね…」

 

エール「シード…」

 

シード「すぐに…終わらせますから…」

 

その表情は、私たちが知っているシードの笑顔だった。

 

 

MUGENコーポレーション 研究室

 

side:コルーリ

 

ハリー「よっしゃ!シードが立ったで!」

 

はぐたん「は…はああああぎゅううううううう!!!!!!」

 

ハリー「は、はぐたん!?どないしたんや!?」

 

長老「あの力…一体何ジャバ?」

 

コルーリ「カケル…どうしてその力を…」

 

あの力は”絶望の力…カケルはもう使わないと思っていた。どうして…カケル?お願い…カケル…その力を振るわないで!

 

 

MUGEN:CROSS『はあああああ!!!』

 

シード「…はっ!」

 

MUGEN:CROSS『なっ!?ぐううううう!?ガアアアアア!!!』

 

ホイップ「…すごい!」

 

シード「…効くみたいだね。まだ”3割”だから、もう少し行ける…かな!!!」

 

【MUGEN:CROSS】の早すぎるパンチに合わせ、シードも軽くパンチをする。すると、【MUGEN:CROSS】の方がパンチの威力に押され大きく仰け反ったのだ。それだけでも驚きなのに、それをシードは”3割”の力だと言うのだ。そして…シードは走り出し、反撃が始まる。

 

シード「だりゃあああああ!!!」

 

MUGEN:CROSS『ッ!?防御力最大上昇、硬化付与、ダメージ無効!』

 

シード「小賢しい事…するな!!!」

 

MUGEN:CROSS『ガアアアアアアアアアア!!!!!』

 

シードは再び飛び掛かり、パンチを繰り出す。その行為に絶対の防御態勢を取る【MUGEN:CROSS】。ゲームの世界で絶対である”システム”による防御を…シードは”越えた”。その大きすぎる威力により、巨体を形成する触手は千切れ、巨体の胸に”風穴”が空く。

 

ミラクル「信じられない…私たちでも倒せなかったのに…」

 

フローラ「でも…あんなのシードじゃないよ」

 

【MUGEN:CROSS】の強さを理解するプリキュア達は、その強敵を圧倒するシードの力に驚愕する。しかし、シードの振るう力の本質…”絶望”を感じるプリンセスプリキュアだけは4人揃って複雑な表情をする。

 

MUGEN:CROSS『ぐっ!うおおおおおおおおお!!!』

 

シード「触手の集合体ってだけあって再生も早いな。…”打撃”より”斬撃”か…ふっ!」

 

【MUGEN:CROSS】は触手を伸ばして胸の穴を素早く塞ぐ。シードは触手の集合体である敵に対しての有効打を考えると、黒い光を”剣”のようにして出現させる。

 

シード「こんな感じの…直接相手を傷つける得物は、知ってるプリキュアにはないんだよね。僕としては…こういうのがよく知る戦闘のイメージだからやり易いよ!だあ!!!」

 

MUGEN:CROSS『があ!?くっ!!!斬撃無効、打撃無効、オート回復、回復量増大、高速回復!』

 

シード「…ちまちま切っててもダメか。…なら!」

 

アンジュ「お、おっきい…」

 

マシェリ「大きすぎなのです!!!」

 

シードは黒い光を増やしていき、剣を30メートルほどの大きさにする。

 

シード「これなら…どうだあああああ!!!!!」

 

MUGEN:CROSS『ぐあああああああああ!!!…っ!無駄だ!すぐに回復…!?』

 

シード「何度も触手が生えるから…生えるところに”蓋”をしたよ。もう生えないでしょ?」

 

MUGEN:CROSS『こんな!?こんなことが!?』

 

シード「ごちゃごちゃ…うるさいよ」

 

シードの斬撃は、やはりシステムの防御を超えて【MUGEN:CROSS】にダメージを与える。しかし、回復によりすぐに傷が…塞がらない。シードの斬撃によりできた傷は、【MUGEN:CROSS】の触手の断面を覆う様に”黒い光”が付けられ触手の再生が出来なくされていたのだ。

 

MUGEN:CROSS『あり得ん!!!システムは絶対のはずだ!!!こんなこと…断じてあり得ん!!!!!』

 

シード「プリキュアさん達にすぐ終わらせるって言ったからさ…そろそろ終わらせようか…」

 

MUGEN:CROSS『…な、なんだ…”それ”は!?』

 

シード「ここは…ゲームの世界だから、”全部”壊れても大丈夫だよね。お前みたいに再生し続ける化物を消すには”一撃”で消せばいいから…特大でいかせてもらう」

 

【MUGEN:CROSS】はシードが自身の頭上に作り出した”それ”を見て驚愕する。”それ”とは…。

 

カスタード「黒い…」

 

フェリーチェ「…”太陽”?」

 

シードが作り出したのは”黒い光”で出来たエネルギー弾…その大きさが【MUGEN:CROSS】を超えるほど…いや、大きすぎてフィールドの一部を”消滅”してしまっている。その様を例えるなら…”黒い太陽”である。

 

シード「…最後の抵抗…何かある?」

 

MUGEN:CROSS『あ…あ…あああ!!!』

 

シード「プリキュア・ストライクシード…」

 

MUGEN:CROSS『ああああああああああ!!!!!」

 

シード「ブラックサン…!」

 

シードは自身に挙げていた手を、ゆっくりと【MUGEN:CROSS】に向かって振り下ろしていく…。

 

〈…みんな、お願い…!私の声を…”お兄ちゃん”に届けたいの!…でも、お兄ちゃんの”絶望”が大きすぎて…声が届かないんだ…。だから、みんなのミラクルライトを振って…お兄ちゃんをいっぱい照らしてあげて…〉

 

MUGENコーポレーション 社長室

 

side:累

 

累「素晴らしい!この力だ!これこそ…私が求める”真のヒーロー”の力!!!

 

シードの”黒い光”…あれこそ真に人々を救う力!私の求める…源馬が求めた”ヒーロー”の力だ!

 

累「…データ収集率は98パーセント…そろそろ私も行こうかしら」

 

累は置いていた写真立てを持ってデスクから立つと、備え付けの製作室へ移動する。そこにはもう一台のパソコンと”キュアモーフ”がセットされていた。

 

累「見ていて、源馬…。お姉ちゃんが、あなたの求めた”ヒーロー”になる瞬間を…」

 

累はキュアモーフを装着すると、写真を抱きしめる。そして、いなくなった源馬にゆっくりと願う。

 

累「レッツ、プリダイブ!」

 

さあ…行きましょう、源馬。私があなたの求めた…”みんなを救うヒーロー”になる瞬間よ!

 

?「…モフ!」

 

目的達成のためプリカディアにログインする累。しかし、累は気付いていなかった。天井にある換気扇から這いよる…”妖精たち”の存在に!

 

 

side:キュアシード

 

シード(これで…終わりだ!)

 

…ダメだよ!

 

シード(えっ?…種?)

 

種(ダメだよ…あの怪物の中には”会長さん”がいるんだよ)

 

シード(…大丈夫だよ。ここはゲームの世界だから)

 

最後の一撃を放とうとした瞬間、心の中に自分を止める声がした。その声の正体は種で、怪物の中に会長さんがいるから駄目だと言うのだ。なんで…?

 

種(ゲームでも関係ないよ!お兄ちゃんは、誰かを傷つけようとしてる!そんなことして欲しくない!)

 

シード(関係ないよ…ここはゲーム。命は”やり直せる”)

 

種(お兄ちゃん、命に…やり直し《コンティニュー》はないよ)

 

シード(ッ!?…そうだったね)

 

なんで…忘れてたのかな…自分が一番わかってることなのに…。

 

種(お兄ちゃん…”二人で”やろうよ!…”消す”んじゃなくて…”救う”んだよ!)

 

僕の前に出された”手”。僕はゆっくりとその手に自分の手を伸ばす。

 

シード(そうだね。…種、一緒に!)

 

種(うん!一緒に!)

 

シード((みんなを救おう!))

 

僕と種の手が重なると、Qaライトの光が溢れだす。その輝きは…”赤い光”だった。

 

 

夢幻の園―裏夢幻メイキュウ〈MUGEN巨神階層〉― 最深部

 

side:プリキュア

 

MUGEN:CROSS『な、なんだこの光は!?』

 

ジェラート「太陽が!」

 

ショコラ「赤くなった…!」

 

マカロン「綺麗…」

 

スカーレット「なんて…温かい光なのでしょう」

 

突如としてシードの作り出した太陽が、”黒”から”赤”へと変わっていく。その輝きは、見ているだけで心に響いてくる優しい光…これがシードの本当の力なんだ!

 

アムール「心の中まで…温かくなります」

 

トゥインクル「やるじゃん!シード!」

 

パルフェ「トレビアン!すっごいキラキラね!」

 

マジカル「わ、私は信じてたから…」

 

フローラ「うん!これが…ホントのシードだよ!」

 

MUGEN:CROSS『色が変わったからなんだと言うのだ!?もうあの”黒い光”はない!私の勝ちだ!敵の移動不可!』

 

これによりシードは移動できない。そんな絶体絶命の瞬間、シードは”笑っていた”。

 

シード「「待ってて会長さん、今助けるから!」」

 

シードは止めていた腕を、再び振り下ろしていく。

 

MUGEN:CROSS『もう油断はせん!攻撃動作不可!』

 

シード「「攻撃?…違うよ。これは…あなたを”救う”一撃!」」

 

【MUGEN:CROSS】によって攻撃動作すら禁止されるシード。しかし、シードの腕は止まることなく下ろされる。

 

MUGEN:CROSS『何故だ!?何故だ!!!何故だ!!!!!』

 

シード「「プリキュア!」」

 

MUGEN:CROSS『何故だああああああああああ!!!!!』

 

シード「「ストライク…シーーーーード!!!!!」」

 

MUGEN:CROSS『あああああああああああああ!!!!!』〈LOST〉

 

シードの一撃により”浄化”される【MUGEN:CROSS】、その中から会長”夢幻 獄臣”が出てくる。そして、ゆっくりと【MUGEN:CROSS】の本体は、黒い粒子となり消えていく。

 

シード「ッ!会長さん!大丈夫ですか!?」

 

獄臣「う、うう…君は…そうだ!私は娘に操られて…うう!」

 

シード「落ち着いて下さい…累さんの目的は知っています。Crossのシステムを変更したいんです…手伝っていただけますか?」

 

獄臣「君たちは…?」

 

シード「僕たちは…”プリキュア”です」

 

洗脳から解放された会長さん。少し動揺しているようだが、累さんの計画を止めるために来たと話したら協力してくれることになった。

 

獄臣「今回の件には…私にも問題があるのだ。私が…あの子の気持ちを裏切ってしまったから…」

 

シード「源馬くんと・・プリカディアの事ですか?」

 

獄臣「そうだ。…そして、妻…”黒栖”〈くろす〉の事も…」

 

シード「クロス!?…それって…」

 

累「そこから先は、私が話すわ」

 

そこに現れたのは、社長”夢幻 累”。ただ現れたのではない…よく見れば会長を光線の様なものが貫いており、会長のHPは”0”となり消してしまう。

 

シード「会長さん!累さん、何でこんなこと!?」

 

累「うるさい部外者はいらないわ。この場にいるべきなのは…”私たち”プリキュアだけ…」

 

シード「私たち?」

 

トゥインクル「ちょっとあんた!何を勝手なこと言ってんの!あんたはプリキュアじゃないでしょうが!」

 

累「これを見れば…分かってくれるかしら?」

 

累さんは手に持っている物を僕たちに見せる。それは…僕たち”ヴァールハイト・プリキュア”が見慣れている物だった。

 

シード「あ、あれって…Qaフォーン!?」

 

種(なんで、累ちゃんが持ってるの!?)

 

累「あなたが接続した際の端末データから再現してみたの。完全なものではないけど、私用にアレンジしてみたわ…あとは…ふっ!」

 

累はQaフォーンを頭上に掲げると、何かが集まりQaフォーンに入っていく。それは…先ほど倒した【MUGEN:CROSS】の残骸である”黒い粒子”だった。

 

累「Crossの最後のデータをインストールして…完成するのよ!」

 

プリキュアデータ…100パーセント取得完了!インストール開始…3…2…1…データインストール完了…スタンバイ!

 

累「見るがいい!これが”人々を救う”新たなプリキュア誕生の瞬間!」

 

Are you ready?

 

累『プリカディア・インストール!!!』

 

累は黒い光に包まれると、ゆっくりと光が晴れていく。そこには、”プリキュア”がいた。

 

クロス「この救いなき世界を壊し、人々を救う者…我が名は”キュアクロス”!」

 

シード「キュア…クロス?」

 

キュアクロスと名乗るプリキュアは、修道女の様な服装だが、スカートの前は大きく開いており、彼女の後ろに結った黒髪を更に折って紫のリボンでまとめたものは、紫色の髪になり、黒のリボンに変わっている。彼女の雰囲気からは、神聖さの中に獰猛さがあるような印象を受ける。

 

ゲーマー「累…どうして…?」

 

クロス「…まだいたか、”失敗作”。お前に用はない!」

 

シード「…撤回してよ」

 

クロス「何?」

 

シード「ゲーマーは…”失敗作”なんかじゃない!」

 

違う!こいつは…”プリキュア”じゃない!

 

クロス「私が作ったものをどう言おうと私の勝手だ。しかし、シード…あなたの言葉、無礼じゃないかしら?私こそ…真のプリキュアだ!」

 

シード(種)「そんなの、プリキュアじゃないよ!」

 

シード(駆)「”偽り”のプリキュアは…僕たちが正します!」

 

クロス「いいわ!全員まとめて…かかってきなさい!」

 

新たなプリキュア”キュアクロス”に挑もうとするプリキュア達。プリキュア対プリキュアと言う、今までに経験したことのない戦いにシード達は挑んでいく。

 

 

To the Next chapter……

 




いかがだったでしょうか?強敵【MUGEN:CROSS】とか抜かしておいて少し弱くし過ぎましたかね?いや、シード擁護が過ぎたのかな…?まあ、この”黒い光”は、”これくらいできて当然”でなくてはいけないので許してください!次回は、キュアクロスに挑むプリキュア達!避けることのできない攻撃の前に出てシードを庇うゲーマー!?現実の世界にいる妖精たちの反撃開始!乞うご期待ください!

?「わ~!新しいプリキュア…なんか怖かったな!」

?「でも、最後は頑張ってたよ!ねえ、あゆみ?」

あゆみ「そうだね。きっと素敵なプリキュアになるよね!グレル、エンエン!」

グレル・エンエン「「おう(うん)!」」

ユメタ「グレル!エンエン!すごかったね!」

グレル「ユメタ!」

エンエン「ユメタ!うん、すごかったね!」

マアム「ふふふっ…ユメタ、良かったわね」

あゆみ「ふふっ!…とても楽しそう…そう思わない?…フーちゃん」

フーちゃん「そうだね…あゆみ。…みんな、楽しそう!」
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