地の文が じゃまなのでえーい
4416「詳細な描写書くより 勢いで突っ走った方がいい気がした
ただそれだけ」
もともと地の文は少なかったけど
───某日 深夜
『………』
「…何者だ!?」
『………』
「腕輪が無いようだが ここの関係者でもなさそうだな…」
『………』
「何者だ 答えろ!場合によっちゃ 実力行使もやむを得ないぞ…!」
『……私は神罰者』
『神に抗う者を 制裁する』
───13:30
[所長室]
サカキ「やあ 急に呼び出してすまないね」
4416「えぇ まったく」モグモグ
シエル「隊長 せめて昼食はこの後にしましょう
カレーパンを頬張っている場合じゃありません」
4416「えー 空腹には勝てぬよ」
サカキ「いやいや 私は別に構わないよ
重要な事ではあるけど 気を張りつめすぎるのも 良くないからね」
リンドウ「俺にもちょっと分けてくんね?」
4416「イヤじゃー!イヤじゃーー!!」
コウタ「ウルサイ」
タツミ「相変わらず元気だなー」
アリサ「全くです
せめてある程度の緊張感も持ってほしいものです」
サカキ「さて 君達を呼び出したのは…
おおよそ検討がついていると思う」
シエル「神機使いのみを狙った 謎の傷害事件…」
サカキ「その通りだ」
タツミ「各地の神機使いが 神罰者と名乗るヤツから被害を受けたっていうアレか」
サカキ「あぁ 各地を転々と移動する 正体不明の人物
そして残念ながら ここ極東支部でもついに 被害者が出てしまった…」
リンドウ「十中八九 神罰者の仕業と考えてもいい
ヤツは決まって右胸を狙う
そして今回も例外じゃなかった」
4416「はいはーい質問
模倣犯や愉快犯の線は?」
サカキ「それは考えにくい と言わざるを得ない
そもそも神機使いにダメージを与えられる物は限られる」
コウタ「神機か アラガミか…」
サカキ「そう しかも各地の被害者の目撃によると 相手の腕輪が無い点 拠点内で襲われた点 この2つが一致する
腕輪の件はともかく 一般人なら普通は入れない場所で 件の神罰者の真似をするのは厳しいだろう」
アリサ「そして 神機使いでもないとすると 残る可能性はアラガミ…ですね」
リンドウ「ただ 情報不足な上 侵入経路も判らん
だけどまあ アラガミなら何を仕出かしても不思議じゃないけどな」
サカキ「人間並みの知能を持ったアラガミが 罰を下す…
そう考えるのが自然 いや 大いに有り得る話だ」
4416「んで その神罰者は今もここに潜んどるんスか?」
サカキ「今までの行動からすると 数日間潜伏しつつ 数人に罰を下してから移動する
そうだとすれば 1人目の被害者が出てからなら まだ猶予はある」
リンドウ「そしてだ ソイツをなるべく捕まえたいワケなんだが…
攻撃手段は不明 活動時間もバラバラ オマケに容姿もハッキリしないときたモンだ」
サカキ「唯一判明している事は 灰色のローブを纏ったような姿 という事だけだ
この状況で捕獲するというのは酷だとわかってはいるが… 君達に頼る他は無い……」
4416「はいはーい また質問
被害にあってしもた人は生きてるんスか?」
サカキ「運良く一命を取り留めた者もいれば 運悪く死亡してしまった者もいる…
今回は前者だが 現在は意識不明で いつ目を覚ますのかも判らない……」
タツミ「…で 俺達が呼ばれた理由ってそれだけ?」
サカキ「いや 本題はこれからだ
君達を呼んだのは その神罰者の捕獲に専念してもらいたい
本音を言うと 皆で捕まえたいところだけど 本業を疎かにしてはいけないからね」
リンドウ「もちろん 神機も無しに捕まえろなんて言わない
ソーマ博士作 この道具を使ってもらう」
コウタ「…ピストル?」
リンドウ「ただのピストルじゃねぇぞー
コイツはアラガミを縛るっつー目的で作られた 捕縛網を撃ち出す道具だ」
サカキ「撃ち出された網は オラクル細胞に接触すると吸着するという性質を持っている
非常に強靭で 引っ張った程度ではまず破れない」
リンドウ「ただ まだ試作段階だからな
まだまだ小さいから 小型のアラガミぐらいがいいとこだ」
サカキ「相手は人間とほぼ変わらない大きさと聞いている
この銃でも申し分ないだろう」
リンドウ「ヤツがアラガミなら こいつは有効なハズだ」
4416「その上リベレーターにそっくりだ」
シエル「どう見ても似てません」
タツミ「アラガミ捕まえるってんなら ピストルサイズよりもっと大きいのでいいんじゃねぇの?」
サカキ「この捕縛銃は もともと一般での自衛を目的とした携行銃として開発しているんだ
スタングレネードと併用する事で 射撃に慣れていない人でも撃てるよう 改良を重ねているのだが…」
リンドウ「スタグレ共々 普及まではまだまだといったところだ
なにせ費用が高いからなぁ〜」
4416(マグネシウム めっちゃ余ってるんだけどなぁ)
タツミ(廃棄された閃光弾とか拾ってると どんどん溜まるよな)
4416(それな)
リンドウ「さて 捕縛銃は二丁携行してもらう
今ならカッコいいホルスター付きだぜ」
アリサ「ただの革製のホルスターにしか見えませんが…」
リンドウ「西部劇みたいでカッコいいだろ?」
シエル「この銃 サイトがありませんね
命中率向上のため オープンサイトを追加した方がいいかと」
4416「レーザーサイトでいいんでね?」
シエル「普及・量産を考えるとコストが高すぎます
スコープ等はハンドガンには向いていないので やはりオープンサイトを…」
サカキ「まだ試作段階だから 照準器は装備していないんだ
弾の方が実用レベルになるまでは 撃つだけの機能しか備えていなくてね」
4416「やっぱりリベレーターじゃないか」
リンドウ「ま 何度か試射してるから問題なく使えるぞ
あとは射撃の腕次第ってとこだ」
サカキ「おっと言い忘れるところだった
神罰者の捕獲に専念してもらうことはついさっき言ったね?
その為 君達はしばらくの間 出撃は控えてもらいたい」
リンドウ「一応 オペレーター達とかには既に伝えてある
後で他のヤツらにも知らせておく サカキ支部長が」
サカキ「それと できるだけ単独で行動してもらいたい
神罰者は 1人で行動している所を狙うようでね」
リンドウ「逆に他の皆には常に複数で居てもらうって寸法だ
これだけでコッチを狙う可能性が高まるだろうな」
4416「なるほど把握」
シエル「失敗は許されませんね…」
コウタ「まぁ 俺達なら成功するって」
アリサ「これはコウタが物の見事に逃がしてしまう結果になりますね」
タツミ「フラグを回収するハメになるんだな」
サカキ「くれぐれも気をつけてほしい」
[ラウンジ]
4416「はぁーーー 単独かぁーー
ボケ役だけがいても 何もおこらない
ツッコミ役がほしーぃ」
扇子「HAHAHA! オレがいるじゃないか マーフィー!」
4416「誰がマーフィーだ
てか 扇子が喋ったぞ オイ」
扇子「オイオイ 忘れたのかい?」
4416「喋るうちわなら覚えてるけど 扇子に変えて以来見てないな
燃え尽きたんだろうか」
扇子「Oh 冗談キツイぜ マーフィー!」
4416「だから誰がマーフィーだってんだ
というよりお前 ツッコミ役ほしいって言ったんだからツッコミ役に回れし」
扇子「Hey それならイイぜ!オレとお前の仲だからな! マーフィー!」
4416「初対面や」
扇子「ツッコミってアレだろ?Summerに開催されるコミケの事だろ? マーフィー」
4416「それは夏コミ」
扇子「Really? じゃあ SUMOUでの手を突き出す技の事かい? マーフィー」
4416「それはツッパリでごわす」
扇子「Oh だったら全身緑色で 魔貫光殺砲を使うキャラクターかい? マーフィー」
4416「それはピッコロだ 何を寝言を言っている!」
扇子「Sorry つまるところSquidだな! マーフィー!」
4416「それはくコ:ミ」
扇子「HAHAHA! 最高だぜ マーフィー!」
4416「自分はマーフィーではない」
扇子「OKOK 一旦落ち着こうぜ マーフィー」
4416「アイムノットマーフィー」
扇子「小耳に挟んだ程度だが 神罰者とかいうCrazy野郎をとっ捕まえようとしてるんだろ?
だったらオレに最高でCoolな考えがあるぜ! マーフィー!」
4416「なにその饒舌な外国人みたいな喋り方」
扇子「要はヤツは 1人の時に狙うというタマ無し野郎だ
つまり だだっ広い場所で無防備に突っ立ってりゃあ 格好の餌食ってモンよ! マーフィー!」
4416「神罰者は女の子かもしれんぞ」
扇子「はてしかし そう都合良く広い部屋なんてあるもんかい?マーフィー」
4416「そう思うだろ? ドリー
なんとここには ヴァジュラも丸々入っちまう部屋があるんだぜ!」
扇子「なんだって!? それはホントかい!? マーフィー!」
4416「自分が一度だってウソをついた事があるかい? ドリー
答えはカンタン!訓練場さ!」
扇子「なるほど Training room!
確かにそこならヴァジュラも容易く収まっちまうな! マーフィー!」
4416「だけど 訓練場で待ち伏せはデメリットもあるのさ
なんだと思う? ドリー」
扇子「Demeritかい?
広い部屋なんだから ヤツに攻撃されても避けやすいだろう? マーフィー」
4416「そうだ 避けやすいのさ
つまり キャプチャー・ガンが避けられる可能性もあるって事さ ドリー」
扇子「なんと!ソイツは盲点だったぜ! マーフィー!」
4416「広い部屋はかえって不都合
しかし狭い場所だと ヤツに攻撃された時が怖い
これは詰んだか? ドリー」
扇子「いや まだ諦めるには早いぜ マーフィー」
4416「なに?この状況でも入れる保険でもあるのかい? ドリー」
扇子「いやいや 保険なんて必要ないさ
狭い場所でAmbushすりゃいいのさ マーフィー」
4416「オイオイ 話を聞いてなかったのかい ドリー
狭い所だと避けにくいって言ったろう?」
扇子「マーフィーよ キミはどこに何があるか 誰よりも詳しい場所があるじゃないか」
4416「んー? どういう事だい? ドリー」
扇子「わからないかい? キミの部屋だよ マーフィー」
4416「なんと!確かに自分の部屋なら位置関係を把握しやすい!
灯台もと暗しとはよく言ったものだな! ドリー!」
扇子「マイルームなら ちょっとしたトラップを仕掛けてもNo problem!
まさに独壇場ってワケだ! マーフィー!」
4416「流石だぜ!
そうと決まれば早速 部屋に向かうとするぜ ドリー!」
扇子「おうともよ! マーフィー!」
ムツミ「1人でなんか喋ってるけど… 何なんだろう…?」
ジーナ「あまり見ちゃダメよ」
[4416の部屋]
4416「さて 部屋の現状を整理していこう
ベッドの上にはガラクタが多数 シェルフには比較的キレイなガラクタ
本棚にはマンガに小説 ラノベとか娯楽物ばかりの書籍」
扇子「このClosetには 沢山の衣類やクマの着ぐるみがあるようだな
変わった物を持っているな マーフィー」
4416「食料用の段ボール箱の中は メッチャ綺麗に収納されている
それとは対照的に 雑品箱は極めて適当」
扇子「空き箱もいくつかあるな マーフィー」
4416「ふむ なるほど
どこかの蛇みたいに段ボールに隠れてもいいけど この部屋に来ないと無意味だしな」
扇子「Ambushのために隠れるハズが 来ないためにAmbushできない
隠れ損になっちまうな マーフィー」
4416「それに 仮に来たとしても視界は限られる
向こうがいきなり攻撃しない保証もない
どうしたものか」
扇子「いっそ箱を被って移動しようぜ
ヤツを見かけたら ただの箱にCamouflageすればいいのさ マーフィー」
4416「それで騙されるのは単なるマヌケだけだ
ま そのマヌケが少ないとは限らんけど」
扇子「オイオイ だったらどうすればいいんだ? マーフィー」
4416「んで 罠を作ろうにも 作れそうなのは…
黒板消しトラップや鳴子みたいなのしか作れん」
扇子「HAHAHA! アナログなTrapとは原始的だな! マーフィー!」
4416「そりゃデジタルなのは作れんよ
リッカちゃんに頼んでもいいけど」
扇子「OKOK 原始人マーフィーにAdviceをやろう
要はヤツをここに誘い出して不意を突けりゃいいワケだ」
4416「せや
ただのカカシでも置くの?」
扇子「No もっと単純さ マーフィー
誘導と不意打ち この要素を成立させるには──」
───二日後 19:55
4416「なんか昨日 コウタのとこに神罰者が来たっぽい
んで 案の定逃がしてしまってた」モシャモシャ
扇子「アサルト使いなのに外すとはな!
いや 使い慣れたものとは違うからこそ 外してしまったのか? マーフィー」
4416「どーなんだろ
ま それは置いといて 自分のとこに神罰者来ないかな」
扇子「安心しな! オレの作戦は成功するぜ! マーフィー!」
4416「だといいけど
ま 自分の技術も関係するし なるべく成功させてやるさ」
扇子「その意気だ マーフィー!」
4416「……しかし 来るまで暇だなぁ
なんか手軽に暇を潰せるもの… 10面ダイスが2つある
10面でも丁半はできるな よし」
扇子「丁半っつーと 2つのサイコロの目の合計が奇数か偶数かを当てる 極東のGambleだったか? マーフィー」
4416「ボケろよ」
扇子「Oh Sorry! Chinaの料理だな? マーフィー」
4416「それは炒飯アルヨ」
扇子「What? じゃあ 極東で使われていたというLanternのことかい? マーフィー」
4416「それは提灯なり」
扇子「Oh だったらTelephoneやネットで物を買うことだな? マーフィー」
4416「それはなんと!通販!通販となっております!」
扇子「Hum… わかったぜ!
イカサマをした とあるTeamのトップの事だな! マーフィー!」
4416「10面全部 大槻班長じゃないか!
通るかこんなモン!」
扇子「HAHAHA! やっぱり最高だぜ マーフィー!」
4416「うむ ツッコミも悪くないものだ」
扇子「ところで マーフィー」
4416「うん?」
扇子「部屋の出入口にいるヤツは知り合いかい? マーフィー」
4416「………誰?」チラッ
扇子「Diceを取り出したあたりから居たぜ マーフィー」
4416「少なくとも 高ランクの闇魔術を使いそうな魔術師みたいな姿は知らないなぁ
ましてや顔が見えない程のローブを着てるヤツなんて見たことない」
扇子「となると アイツが神罰者だな マーフィー」
4416「そうだな よし
捕獲大作戦といきますか」スッ
神罰者「………」
4416「あんたがエイムズか?」
神罰者「………」
4416「あんたがエイムズか?」
扇子「オレはドリーだぜ マーフィー」
4416「お前じゃない
あんたがエイムズか?」
神罰者「……私は神罰者」
4416「オイオイオイ ノってくれよ
せっかく指向性マイクまで構えてたのに」ポイッ
神罰者「神に抗う者を 制裁する」
4416「っと この鉄砲が目に入らないかい?
変な動きを見せたら アンタが制裁を受けるハメになっちまうぜ?」カチャ
扇子「制裁(意味深)だな!
アラガミ相手にそんな展開にもってこうってのかい? マーフィー」
4416「ヤメロォ! それはノーサンキューだ!」
神罰者「…反逆の代償は 高く付く」ブォン
4416「ぬわーーっっ!!」
扇子「マーフィーィィィ!!」
4416「…と まだ生きている!
貴様の行動は予測済みやで!」
扇子「アナログ式対策 No.1!
プロテクター!」
4416「予め右胸ポケットにあずきバーを仕込んでいたのさ!
まさかここまで硬いとは思わなかったがな!」
扇子「ヤツの得物は どうやら鋭利なオラクル弾のようだな!
霧散して消えるあたり 証拠が残らねぇのも納得ってモンよ! マーフィー!」
4416「そこだ!ドーン!」バシュッ
神罰者「……神に歯向かう者に裁きを」ヒョイッ
4416「かなり身軽だなオイ」
扇子「まだ1発残ってるぜ マーフィー!」
4416「これ外したら終わりだけど」
神罰者「…神の前では 人間など無力」ガシッ
4416「ジーザス!両腕掴まれたでヤンス!」
扇子「マーフィーィィイイ!!」
4416「ふぬぬののの…!
アカーーン!力強い!」グググ
神罰者「現世からの追放… 死を以て贖罪を……」
ネチョッ
神罰者「………?」
4416「………」
扇子「………」
シエル「…命中…させました」in ダンボール
神罰者「………」ネチョリ
4416「ふぅぅうう 死ぬかと思った」
扇子「まさに危機一髪だったな マーフィー!」
神罰者「…人間風情が 神を縛ることなど……」ネチョネチョ
シエル「それはどうでしょう」ペイッ
神罰者「………!?」ビリビリネチョネチョ
4416「よし やっと離してくれた
うわーはー 痕がうっすら残ってら」
扇子「ホールドトラップ!
動きを縛った後でホールドさせる なんとも訳の分からない手順だな! マーフィー!」
シエル「では 私はサカキ支部長へ報告に行きます」
4416「おk 見張りはマカセロ」
神罰者「………」ビリネチョビリネチョ
───
扇子「──誘導と不意打ち この要素を成立させるには……」
4416「うんうん」
扇子「2人いりゃあいいのさ!マーフィー!」
4416「……え?」
扇子「どうしたんだい? マーフィー
お子様ランチを頼んだらFlagが刺さってなかった みたいな顔をして」
4416「いや… 2人?」
扇子「そうさ2人だよ マーフィー
片方は堂々として もう片方はHide
そうすりゃ成立する上 1人だと錯覚させられる!」
4416「…あ そうか なるほど
1人で行動しなきゃいけないという前提のせいで思いつかなかったのら」
扇子「オイオイ しっかりしてくれよ マーフィー」
4416「うん まあ 確かにそれで誘導と不意打ちは問題ないけど
いつ来るかもわからんのに ずっと隠れてもらうワケにはいかないじゃん」
扇子「マーフィーが隠れるという選択肢は無いのかい?」
4416「自分はほら じっとしてられんし」
扇子「HAHAHA! その通りだな!
しかし まだまだだな マーフィーよ」
4416「どゆこと?」
扇子「まだまだ前提に囚われているって事さ マーフィー」
4416「まだ前提に? うーん…
狭い場所じゃないといけないってのか?」
扇子「No 答えを言ってもいいが マーフィーのためにはならないからHintをやろう
マーフィーは 神機が使えないせいで ある物を見落としているのさ」
4416「んー? わからんなー
も1個ヒント」
扇子「OK もう1つのHint それは…
マーフィー達をはじめ神機使い達は 神機だけでアラガミを倒してるワケじゃないってところだな」
4416「神機だけじゃなく ね〜
……アイテムか?」
扇子「Excellent! Itemさ!
それらは神機がなくとも使えるだろう? マーフィー」
4416「なるほど確かに
とはいっても 使えるものは限られるけどなぁ」
扇子「Hum… ではマーフィーが思う 使えるItemを挙げてみてくれ」
4416「えーっと トラップ3種にスタングレネードぐらいじゃね?」
扇子「まったく 視野が狭いな マーフィー」
4416「他になにがあるってんだ?」
扇子「おびき寄せるのにピッタリのシロモノがあるだろう? マーフィー」
4416「そんなのあったっけ?」
扇子「挑発フェロモンだよ マーフィー」
4416「挑発……?」
扇子「ん? 知らないのかい? マーフィー」
4416「……あー なんかそんなのあったなぁ
1度も使ったことないからすっかり忘れてた」
扇子「…やれやれ オレがいないとどうなってた事やら
先が思いやられるよ マーフィー」
4416「スマヌ
…となると 挑発の逆の方は 隠れる側に使わせるとええかな」
扇子「おっ マーフィーにしては鋭いな
そうさ 両者を合わせれば 隠れている方はOut of 眼中ってワケさ」
4416「その言葉古くね?」
扇子「要点をまとめると マーフィーは挑発フェロモンを Hide側は偽装フェロモンを使えばいいってワケさ」
4416「把握 これで骨組みは出来たな
あとは如何にしてヤツを捕まえるか」
扇子「相手の能力はUnknown
何をしてくるかもわからない
対策すら思いつかないかい? マーフィー」
4416「いや 神機は使えなくともアイテムは使えるワケだ
なんか被ダメ抑えるのもあった気がするから それを使えばなんとか」
扇子「上出来だ マーフィー」
4416「あと 右胸に攻撃するってのもわかってるから その部分のポケットに硬いものを入れておこう
なんか良いのないかなー?」ガサゴソ
扇子「Well… ポケットサイズのプロテクター…
そんな都合の良い物なんてあるのかい? マーフィー」
4416「あったら良いなって程度の認識で」
扇子「OK これで防御面の方は少しは大丈夫だろう
次は攻撃面 マーフィーが囮になるワケだが 出来ればマーフィーが捕らえる方が望ましい
しかし 相手は身軽かもしれないぜ? マーフィー」
4416「カウンターを狙う…のはキツイかな
外したら終わりみたいなモンだし」
扇子「少なくとも ヤツが元気な内は当てにくいだろうな マーフィー
動きを制限させるのも難しいな」
4416「うーん… ホールド仕掛ける?」
扇子「引っ掛かってくれれぱいいんだがな
ヤツは少なくとも 人の言葉を喋る程度の知能はあるからな マーフィー」
4416「お前の方は喋ってるという時点で知能どうこう以前の問題だがな」
扇子「HAHAHA! それは言わない約束だぜ! マーフィー!」
4416「んー しかし どうしようか」
扇子「一種の賭けになるが 煽ってみるってのはどうだい? マーフィー」
4416「ええ… それ攻撃が激化しない?」
扇子「だから賭けだと言ったろう? マーフィー
知能だけでなく感情も持っているなら 冷静さを欠くと思うんだが」
4416「うん まあ頭はあまり回らなくなるかもな」
扇子「動きがSimpleになったり あわよくば掴みかかってくるなんて事もあるだろう
その時がChanceだと思うぜ マーフィー」
4416「掴まれたらおしまいですやん」
扇子「NONONO! 確かにピンチではあるが 同時にヤツも動けなくなるってワケさ! マーフィー!
取っ組み合いの後ろで Ambush側がBang!と1発入っちまえばOK!」
4416「うーん 危険な賭けだなぁ
念のため何とかかんとか剤で体力も増やしとくか」
扇子「さあ ここまでくれば 後はActorとして誰を選ぶかだ
Actressでも構わないぜ? マーフィー」
4416「そうだなぁ 隠れるのが上手そうなのは…
英才教育受けてたっぽいシエルかな」
扇子「シエルというと あの銀髪のGrammar girlだな!
狭い所で隠れるとちと息苦しくなりそうだが マーフィーが選ぶなら反対しないぜ!」
4416「後で事情を説明してだ…
流石に今すぐ決行ってのも急すぎるし 二日後ぐらいでいいか」
扇子「念のためにSimulationして 作戦に穴がないか確かめる必要もあるしな!
だが忘れちゃいけねぇ 準備中にヤツが来るかもしれねぇぜ マーフィー」
4416「その点はご都合主義でカバーできるし 問題ない」メタァ
扇子「身も蓋もねぇなぁ! マーフィー!」
───
4416「──というのが 今回の作戦だったというわけだ」
扇子「いきなりどうしたんだい? マーフィー」
4416「いや ただの独り言だ
気にするな!」
扇子「…? まあ マーフィーがそういうなら」
4416「さてさて 引き取りまで暇だし 先に神罰者がどんなのか詳しく見てみるとしますかな」
扇子「オイオイ それで逃がしたりでもしたらどうするつもりだい? マーフィー」
4416「大丈夫だいじょーぶ 顔見るだけだから」ペラッ
神罰者「………」
4416「……んー 誰だ?
少なくとも見た事はない顔だぬ」
扇子「網が効いてるなら アラガミだということは間違いないんだろ? マーフィー
知り合いのアラガミでもいるのかい?」
4416「いや 交友関係のあるアラガミなんて シマガツオ龍しかおらんよ」
扇子「いったい誰だい? そのシマブクロ悠ってのは? マーフィー」
4416「自分の神機に憑依した金魚だよ」
扇子「まあ それは置いといてだ
この神罰者とやら 野郎かと思ったらCuteな女の子じゃないか マーフィー」
4416「せやな」
神罰者「………」
4416「1つ訊きたいことがあるんだけどいいか?」
扇子「何だい? マーフィー」
4416「お前じゃない
で Noと言っても質問するけど いいか?」
扇子「それは確認をとる意味あるのかい? マーフィー」
4416「念のためだよ 念のため
ホントに1つだけだから さな」
神罰者「………」
4416「あんたがエイムズか?」
扇子「オイオイオイ!マーフィーよぉ!
そんな事よりも他に訊くべき事があるだろう!?」
4416「ジョーク ジョーク ジャック
で…… 何を訊こうとしたんだっけ?」
扇子「しっかりしてくれよ マーフィー!」
4416「とととっ 思い出したのだ
なにゆえ神機使いを狙っていたのでござりまするか?」
神罰者「………」
扇子「へへっ どうやらビビッちまって声も出ないようだな マーフィー」
4416「どっちかってーと 引いてると思われ」
神罰者「……私は 神罰者」
4416「おっ」
神罰者「…神に牙を剥く者に 罰を与える
……それが 私の使命」
4416「えー そう言われてもなぁ
アラガミ倒さな 自分ら死ぬし」
神罰者「……頂点にいるべきは神 神こそが全て
…自然の摂理 それに反逆しているのは 他ならぬ人間……」
4416「んー… でもやっぱり向こうも襲ってくる以上 テキやん?
敵だから仕方なく戦うじゃん?」
神罰者「…神の力を人が手にする…… それもまた摂理から外れている…
人間は本来 神に仇なす存在などではない……」
4416「さて この紙コップの中のサイコロの和は 丁か半か?」
扇子「オレは丁に賭けるぜ! マーフィー!」
神罰者「………」
4416「結果発表ぉぉおおお!!
8,4の丁! 流石だな ドリー!」
扇子「へへっ 当たり前だろ マーフィー!」
サカキ「おやおや 思ったよりも緊迫している状況ではなかったみたいだね」
4416「あ どーも」
サカキ「まさかここまで早く捕獲出来るとは思わなかったよ
嬉しい誤算だ」
ソーマ「流石だな」
4416「んー まあ ドリーとシエルがいなかったら捕まえられなかったかもだし 鴨出汁
自分だけで捕まえたワケではナイジェリア」
扇子「キャプチャー・ガンも忘れちゃいけねぇぜ! マーフィー」
ソーマ「網の効果は… 問題ないみたいだな
やはりコイツはアラガミか」
4416「あ 思ったんスけど この網って神機使いにはくっつかないんスか?」
サカキ「いい質問だ
もちろん そういった事故が起こらないよう 神機使いには吸着しない仕様となっている」
ソーマ「神罰者捕獲の協力 感謝する
事後処理・調査は俺達が請け負う」
4416「あいさー
んで 自分は手柄をたてたワケですしぃ なんか褒賞とかぁ ないですかねぇ?」
扇子「いやしいぜ マーフィー」
サカキ「ハッハハハ そうだね…
後日 ちょっとしたパーティーでも開くとしよう」
4416「オーケイ レッツパーリー!
やったぜ ドリー!」
扇子「…あぁ そうだな マーフィー」
4416「ん? どうした?
なんか歯切れが悪いけど」
扇子「………」
4416「オイオイ ドリー
隠し事は無しだって約束したろ? してないけど」
扇子「…やはり マーフィーには隠せねぇや」
4416「お前を秘密をきいたって 自分は笑いやしねぇぜ ドリー」
扇子「……マーフィーよ」
4416「うん」
扇子「実は 神罰者を捕まえる為だけに オレはここにいるんだ… マーフィー…
そして ヤツを捕獲した以上 オレがここにいる意味は無くなっちまったんだ」
4416「え… それってまさか…」
扇子「あぁ マーフィーとはお別れだ」
4416「そんな… 何もいなくなるこたぁないだろ!
意味なんか無くとも いてはならない理由も無いハズだ!
だから…」
扇子「いや… それがオレの課せられた運命…
逆らうことは出来ないんだ マーフィー」
4416「待て… 待ってくれ…
自分たちはまだ会ってから三日目じゃないか!」
扇子「マーフィーと過ごした時間…
オレは決して忘れはしないぜ」
4416「ドリーとはまだやりたい事が沢山あるんだ!
相棒として 仲間として!ドリーはかけがえのない大切な仲間の1人だ!」
扇子「…マーフィーにはまだ仲間が沢山いる
オレ1人いなくなったところで あまり変わらないさ」
4416「ドリーがいなきゃ生きてられないとは言わないが!
仲間を失う辛さ!これだけはもう味わいたくないんだ!」
扇子「……マーフィー」
4416「だから… だから!」
扇子「…Adios マーフィー」
4416「ドリーィィィイイ!!」
ソーマ「…止めなくていいのか アレ」
サカキ「一人芝居とはいえ ジャマしてはいけないだろう?」
扇子「サイコーの名演技だったぜ! マーフィー!」
4416「演じた自分自身が泣きそうな程だったな ドリー」
───三日後
[ラウンジ]
4416「 」
神罰者「………」
ソーマ「訳あって 管理という名目で極東支部に──」
4416「瑠璃!? なぜ瑠璃がここに!?
逃げ出したのか!? 自力で脱出を!?」
ジュリウス「(無言の腹パン)」
4416「瑠…璃……」
ジュリウス「彼女は瑠璃ではない」
ソーマ「………」
神罰者「………」
4416「1人目の4416がやられたようだな
だがヤツは四天王の中でも最弱…」
ソーマ「…茶番はいい」
4416「あ はい」
ソーマ「少なくともコイツとは対話・意思疎通が可能なことが判明した
野放しにするよりここで繋ぎ止めておくというのが サカキのおっさんの考えだ」
ジュリウス「…しかし 我々神機使いに危害を加えた事実は消えない
その点も考慮してでの判断で?」
ソーマ「……さあな
まあ サカキのおっさんのことだ
それなりの理由があるんだろう…」
4416「おい アイス食わねぇか?
おまいが割ったあずきバー」
神罰者「………」
4416「あずきバーはいらないと?」
神罰者「………」
4416「じゃあ このカレーパンでどうだ?
特別にとっておきのをやるぞ」
神罰者「………」
4416「んー? もしかするとドリンクを所望するとな?
じゃあ このド〇ールのコーヒーをば」
神罰者「………」
4416「えー… 食い物はいらない?
では 特別な瑞雲をやろう」
神罰者「………」
4416「へんじがない
ただのしかばねのようだ」
神罰者「……ぃ」
4416「ん?」
神罰者「…名前が ほしい……」
4416「名前?」
ソーマ「あぁ… ここに連れてきた理由の一つとして コイツに名前をくれてやるというのがあってな
サカキのおっさんは 皆が自由につけていいと」
ジュリウス「なるほど… しかし 俺はこういう事には疎いからな…
隊長は何か案はあるか?」
4416「さっき『罰 神様 名前』でググってみたら ネメシスがヒットしたお」
ジュリウス「ネメシス…」
4416(『あんたがエイムズか?』って言いそびれたけど まあいいか)
神罰者「………」
4416「ネメシスから二文字取って『ネメ』か『メシ』か『シス』
『ネス』も可」
神罰者「……ネメ」
4416「オッケ 今日からお前はネメだ!
よろ色即是空」
ソーマ「…本人が決めたなら それでいいか」
ネメ「…私はネメ
罰の執行を担っていた者……」
4416「色即是空…」スィー
ユリウス「ヒカリアレ!」
4416「ぬわーーっっ!!」
ジュリウス「誰だ今のは」
ネメ「……私の使命は更新された
罪深き人間の最期を見届ける…」
ソーマ「…その『罪深き人間』の中でも 特別変わったのが目の前にいるヤツだ
せいぜい噛み付かれないよう 気をつけることだ」
ユリウス「ヤミヘカエレ!」
4416「ラー油!」
ジュリウス「NKT…」
ソーマ「……このオッサンは誰だ」
ユリウス「ユリウス・ベルモンドだ
よろ色即是空」
4416「2人目の4416を倒したようだな…
言っておくが自分は五人衆の中でも3番目に強い」
ネメ「……人間は どこからともなく現れる
そして 死しても刹那 復活する…」
ソーマ「いや… コイツらがおかしいだけだ……」
─ STAFF ─
PRODUCER
IGA
(中略)
AND YOU!
・
─The END─
─扇子
フルネームはドルイド・レッドフィールド
使い捨てキャラ
今後ドリーが出てくることはないでしょう
4416「使い捨てはネタを作り出せる反面 濃いキャラでないとただのモブになりかねない
まあ キャラ設定考えるのは楽しいからそこまで苦じゃない」
ちなみに 神罰者ことネメが支部内にどうやって侵入したかだけど
実は考えてない
4416「ええ…
最大の謎を残してはいかんよ」
でもそんな事はどうだっていいんだ 重要な事じゃない
あ ネメも使い捨てっちゃあ使い捨てですが またどこかで登場するかもです
4416「これ以上オリキャラを増やしたら 読者も自分も把握し切れなくなる って時に出すかもっぽい」
リヴィが可愛すぎてつらい
4416「え?」