とある転生者の上限破壊<オーバーフロー>   作:ゴールド龍

10 / 12
遅れてすみません!!これからテストに備えきゃいけないので、これからも更新が遅くなるかもしれません。それでもいいよという方は、どうぞ!!!


9話

 初春ちゃんに指示を出してから多分5分位が立った頃、俺はセブンスミスト内を走りながら回っていた。一応放送で避難をお願いします的な放送を初春ちゃんに頼んで出してもらったので、基本的にもう避難が終わっている筈だ。

 

 しかし、足に不自由がある人等の障害を持っている人達はそうはいかない。見つけた場合は能力をフルに使って避難させる。·····にしてもそれらしき人はいないな。もしかしたら、今回のお客さんの中にはいねえのかもな。

 

 そう思いながら走っていると、右の角から当麻と御坂ちゃんが飛び出して来た。

 

「はあ!? なんでお前ら2人ともここに来てんだよ、さっき避難してくれっていったじゃねえかよ!?」

 

「うおっ!? す、すまん軍丞。こっちにも行かなきゃなんねえ理由があってよ·····」

 

「理由!!? ───だぁー、悪ぃちょっと錯乱してた。んで、俺が一応忠告したっつーのにここに来た理由は一体なんなんだよ」

 

 俺がそう言うと、当麻の代わりに御坂ちゃんが答える。

 

「その·····、軍丞さんとこいつと一緒に来ていた女の子なんですけど、さっき避難した人の中に居なくって·····ほっておくなんて出来ないし、いても立っても居られなかったから、こいつにも頼んで来たんです」

 

「あのなあ·····こいつこいつって、俺にはちゃんと上条当麻っつー名前があるんだぞ?」

 

「あんたが私の事をビリビリって言わなくなったら考えてやるわ。·····っと、それどころじゃなかった。兎に角、ここに戻ってきた理由は、そういう事なんです」

 

 ───そう言う事だっつーのなら仕方ねえ。俺一人じゃあ時間が掛かるし、いつ爆発するかも分かんねえ。俺はそう思い、背に腹はかえられぬ思いで当麻と御坂ちゃんに女の子の捜索を手伝ってもらうことにした。

 

 ·····おっとその前に、まずはこのこと言っとかねえとな。

 

「一応言っとくけど、この事は一応初春ちゃんにも伝えないといけねえ。理由は俺が何とかするから、2人は俺の話に合わせる事。あともう一つ、これが1番大事な事だが·····爆弾を途中で見つけたら俺達に言うこと。素人が手を出しちゃあ行けないってことくらい理解してると思うが、一応な。───いいな、2人とも?」

 

「「おう(ええ)!!!」」

 

 俺の言葉にそう答える当麻と御坂ちゃん。分かってるんなら問題はねえか。さっさとしねえとやばい事になるし、早く合流しねえとな。

 

 俺は能力を使って大急ぎで初春ちゃんの場所へと向かう。俺がさっきいた場所から初春ちゃんがいる場所は、大体1ブロック先と言ったところか。

 

 俺が走り出すと同時に当麻達も急いで俺に着いてくる。御坂ちゃんは兎も角、当麻が俺の速さに着いてくる事が何気に驚いた。まあ、能力使ってるって言っても出力は少し抑えてるし、当たり前か。第一狭すぎて能力をフルには出せんけどな。

 

 そんなこんな考えていたら、初春ちゃんのいる場所に到着する。どうやら俺の指示を待っていたのか、俺を見つけた途端指示を求めると言わんばかりの目で俺を見る。が、俺の後ろから着いてくる当麻達を見た瞬間、初春ちゃんの顔は驚きの表情へと変わった。

 

「ちょ、どうして御坂さんがここに居るんですか!? しかも、知らない人と一緒に!」

 

 あ、そういや当麻の事はまだ初春ちゃんには言ってなかったっけな。早めに何かしら言っとけば良かったかと俺は思うが、その考えはすぐに捨てる。今は時間を要する事態だ。悠長に説明している時間は残されていないかもしれんからだ。

 

「あー、説明は後。こいつは俺の幼馴染の当麻。でも、少なくとも足手まといにはなんねえ筈だ」

 

「いや、それもそうですけど·····なんで御坂さんがここに来てるんですか!? 確かにあの時、避難して行ったはずですけど!?」

 

「初春ちゃんには言ってなかったけど、実は御坂ちゃんの知り合いっつーか、顔見知りの子の事なんだけど、避難した先に居ないらしくってな。さっきまでここに買い物に来てたから、もしかしたら店内にまだ居るかもしれない。俺1人じゃあ手が足りんから、御坂ちゃん達に協力してもらってる」

 

 俺がそう答えると、初春ちゃんは少し難しい顔をしたが、すぐに元の表情に戻る。そして、初春ちゃんは口を開いた。

 

「·····分かりました、そういう事だったら仕方ないですよね。それじゃあ軍丞先輩。次に私はどうすればいいんですか?」

 

「ああ、それなんだが───」

 

 俺が初春ちゃんに新しい指示を出そうとした時。急に俺の携帯が鳴り始めた。誰からの着信だと思ってみると、そこには白井ちゃんの名前が映し出されていた。·····一体どうしたんだろうか。

 

「すまん、白井ちゃんから電話だ。───もしもし?」

 

『軍丞先輩ですの? 良かった、あの、取り急ぎ初春にもこの会話を聞こえるようにして欲しいですの!!!』

 

「どうしたんだよいきなり·····はい、これでいいか?」

 

 そう言い、俺は携帯のスピーカーモードをONにした。にしても、えらく焦っていたけどまじでどうしたんだよ。

 

『連続爆破事件について分かったことがありますの』

 

「分かったこと? もしかして犯人とか?」

 

『犯人ではないですけど、犯人の動機というか、目的ですの』

 

「目的·····一体何なんですか??」

 

 初春ちゃんがそう言うと、次の瞬間白井ちゃんは驚くべき事実を口にした。

 

『今回の事件·····おそらく、犯人は風紀委員(ジャッジメント)を目標にしているんですの!!!』

 

「───マジでか!?」

 

『マジもマジ、大マジですの!!! ですから、すぐに先輩と初春は現場から離れるんですの!!!!』

 

 白井ちゃんがそう言うと、ふと俺の後ろから何かを嫌な予感と共に人の気配を感じた。まるで、()()()()()()()()()()()()嫌な感じだ。すぐに後ろを見ると、俺達が探していた女の子がいた。

 

 俺達を見つけた女の子は、「やっと見つかった〜」と言いながら近付いてくる。·····無事で良かったけども、一体この嫌な予感は·····? 俺がそう思っていると、初春ちゃんが女の子に近付く。

 

「どうしたんですか? ここは危ないので、早く逃げた方が───」

 

「えーっとね、眼鏡のお兄ちゃんが風紀委員(ジャッジメント)の人にこれをって!!」

 

 そう言って、女の子は何やら()()()()()()をこっちにも渡してくる。───あれ、確かあの時、()()()()()()()()()()()筈·····って、まさか犯人の目的は!? 

 

「初春ちゃん、そいつを遠くに投げろぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」

 

 俺がそう言うと、初春ちゃんは異変に気付いたのか、女の子を庇いながら人形を投げる。すると、人形は()()()()()()()()()()し始めた。やべえ、このままじゃあの二人が危ねぇ!! 俺が咄嗟に庇おうと2人の前に立ち塞がる。

 

上限破壊(オーバーフロー)、耐久強化、200パーセントォォォォォォおおおお!!!!」

 

 俺は一気に能力を発動させる。今のこの状況だったら、全員俺の後ろにいるこの状況だったら、もしかしたら庇えるかもしれねえ!!! 

 

 御坂ちゃんは何かをしようとしているのが視界の端で見える。が、それより先に誰かが動いた。そう、当麻だ。当麻は、俺の前に()()()()()()()()()()()()()()

 

「ばっ、てめえ当麻一体何を·····っ!?」

 

 俺は、いきなり当麻が俺の前に出てきた事に驚き、何をしているんだと言おうとした。が、全てを言う事は出来なかった。いや、正確には言おうとしたが間に合わなかったって言った方が正しいだろう。何せ、その瞬間に爆弾が起爆したからだ。

 

ドゴオオオオオオオオオオオオオオン!!!!! 

 

 ───轟音が響き渡り、周囲に爆風と衝撃波が撒き散らされる。少なくとも、こんな威力だったらタダでは済まないだろうと俺は直感で理解した。が、俺達がその爆風に巻き込まれることは無かった。

 

 当麻の右手から()()()()()()()()()()()()()()()()()()かのように、爆風が防がれていたからだ。当麻を中心に扇状に爆風が防がれているので、当麻の後ろにいる俺達は、当然無傷だ。更にいえば何故か当麻も大怪我を負っている様子はなかった。───ははっ、マジかよ当麻。お前の能力って一体何なんだよ·····? 

 

「おいおい·····なんだ、こりゃあ」

 

 気付けば、無意識に俺はそんな言葉を口に出していた。言葉は出ていないが、初春ちゃんも、女の子も、更には御坂ちゃんさえもこの目の前の光景に圧倒されている感じだった。

 

 まるで周囲の時間がスローモーションになったかの様に、俺は感じていた。あまりの衝撃的な光景に、頭の処理が追いついていないからだろうか。ほんの1秒位の時間が、俺は何十倍もの長さに感じていた。

 

 そして、やがて爆風は収まっていき、周囲に静寂が戻った頃、俺はすごい光景を目の当たりにした。床や天井は爆風で焼け焦げ、所々衝撃波によってタイルとかがごっそりが削られている。

 

 こんな威力、普通に食らったら確実に死ぬ。そう確信できる程の威力だった。しかし、それを当麻は右手1本だけで防ぎ切った。·····本当に当麻は、規格外っつーか俺の予想を余裕で飛び越えていくなあ·····。

 

「───ふぅーっ、何とかなったか·····。っと、そうだ。大丈夫かみんな?」

 

「·····おう、お前のお陰で傷1つ無いぜ。お前の右手、一体何なんだよ。これで無能力者(レベル0)なんて信じらんねえぞ」

 

 俺がそう言うと、当麻は苦笑いを浮かべ「あはは、つってもこればっかりはしょうがねえよ。機械が決めた数値なんだから」と言っている。全くこいつは·····と俺が御坂ちゃん達も大丈夫か聞こうとした時、携帯から白井ちゃんの声が聞こえた。あー、そういやまだ切ってなかったっけ。

 

『軍丞先輩! 初春! 大丈夫ですの!!!?』

 

「あー、心配かけてすまん。こっちは何とか無事だ」

 

『軍丞先輩!? 本当に大丈夫ですの!? さっき携帯からすごい爆音が鳴り響いてたんですのよ!!?』

 

「奇跡的にな。俺も初春ちゃんもみんな無傷だ」

 

 俺がそう言うと電話越しに白井ちゃんが『·····よかったですのぉ』と普段の白井ちゃんからは想像がつかないくらい弱々しいが、心の底から安堵する声が聞こえてきた。

 

 思っているよりも心配かけちまってたんだなあ·····って、それどころじゃねえ。今はそれは置いといて犯人の特定だ。さっきの女の子が言っていた犯人の容姿、分かることだけでも聞き出さねえと。

 

「·····ごめん、いきなりの事にびっくりしちまったよな。でも大丈夫、さっきみたいな事は起きないから安心してくれ。いいね?」

 

「う、うん·····」

 

「それで、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」

 

「うん、なんの事が聞きたいの?」

 

 ───案外この子、俺が思っているよりも強いのかも知んねえな。そんな事を考えつつも、犯人の情報だ。その前に初春ちゃんの気を戻さねえと。犯人の特徴が分かったとしても、特定するってなると初春ちゃんの力が必要だ。

 

「ありがとう·····っと、そろそろ戻ってきな初春ちゃん?」

 

 俺がそう初春ちゃんの話しかけると、「はっ!!?」と声をあげて初春ちゃんの意識が戻ってきた。·····まあ、いきなりこんな事が起きりゃあフリーズしちまうよな。

 

「よし、戻ってきたな。君は、今から俺が言う質問に答えてくれ。今回の犯人に繋がる情報だ、出来るだけ答えられる範囲で答えてくれ」

 

「うん·····」

 

「OK、それじゃあ質問するね。まず第一に聞きたいのが───」

 

 そこから俺は女の子から犯人の情報を聞き出す。思っていたよりも犯人の事を覚えてくれているらしく、かなり詳細に調べられそうな情報を手に入れる事が出来た。

 

 んで、その情報を初春ちゃんに伝え、御坂ちゃんが持っているPDAで情報を集めてもらった。すると、すぐに情報はヒット。店内の監視カメラにそれらしい人を見つけることができた。

 

 更に言うと、入口にある監視カメラにも映っていた。人混みの中にさえいれば問題ねえって思ってるんだろうが、分かっちまえばこっちのものだ。

 

「つーことで俺はまだ現場周辺に居るはずの犯人の確保に行ってくる。初春ちゃんは現場に残って警備員(アンチスキル)に詳しい情報とかを伝えてくれ」

 

「了解です軍丞先輩!!」

 

 さて、と思った矢先御坂ちゃんが俺の服を掴む。·····おいおい、考えてる事は分かるが、またかよ? 

 

「───悪ぃけど、確保を手伝うってんならまた書類に付き合ってもらうが、いいんだな?」

 

「ええ、ここまでされて黙ってられない。って言うか、結果として巻き込まれてんだから、最後まで付き合わないと気が済まないし」

 

「そうか、んじゃあ·····俺に着いてこられるかな?」

 

「上等、超能力者(レベル5)舐めんじゃないわよ軍丞さん!」

 

「ははっ、そりゃおっかねえ。つーことだ、当麻はここで待ってろよ? 一応少し怪我してんだからな」

 

「·····ああ、頼んだぜ軍丞」

 

 さてと、年貢の納め時ってね。覚悟しとけよ爆破犯、ただじゃあ置かねえからよ。俺は能力を発動させ、一気にジャンプする。ひとっ飛びで人垣を越え、逃げ込んだはずの裏路地へと着地する。

 

 そこから5分もしねえ内に犯人を見つけた。どうやら俺達に追われてるとは毛頭も思ってねえのか、何やら呟きながら歩いている。そこに御坂ちゃんが笑顔で近づき、犯人である少年を思い切り背中を蹴っ飛ばした。

 

 ドンガラガッシャーン!!! と音を立て、路地に置かれている物ごと吹っ飛んでいく少年。いきなりの事で混乱している様子だ。

 

「なっ、一体何をするんだ君達は!!?」

 

風紀委員(ジャッジメント)だ。用件は言われねえでも分かってるだろ、連続爆弾魔君よぉ」

 

「まっ、そういう事よ。大人しく捕まるのがおすすめだけど?」

 

「なっ、いきなり、なんの事やら·····勘違いじゃあ」

 

「さっきの爆発は凄かったなあ。ありゃあ確実に人をぶっ殺せる威力だ。·····まあ、誰一人として殺せてねえけどな」

 

「なっ、あれは僕の最大出力だぞ!!? ·····っ!!?」

 

 俺の言ったことが有り得ないとでも思ったんだろうか。見事に自分が犯人だと自爆する少年。さて、捕縛と行きますかね。だが、諦める気は無いのか、背後から何かを取り出そうとしている。

 

 だが、少年がスプーンを取り出した瞬間、御坂ちゃんの超電磁砲(レールガン)が炸裂する。威力を調整してある為か、吹き飛んだのは少年が持っていたスプーンだけだった。大方自分ごとって訳じゃあ無いだろうけど、吹っ飛ばそうとしたんだろうな。·····まあ、それは無駄でしかない行動だったけどな。 

 

 スプーンが吹っ飛んだ瞬間、俺は能力を発動させ、少年との距離を一気に詰める。常盤台の超電磁砲が居ることに驚いたのか、抵抗する素振りを見せずに、俺に拘束された。当然、またアルミを爆弾化させないように、腕を思い切り極めておく。

 

「ぐはあ·····!? くそっ、くそが!! 常盤台の超電磁砲に、風紀委員(ジャッジメント)·····いっつもそうだ、いつも僕はこうやってねじ伏せられる。·····お前ら風紀委員は助けてなんてくれない!!! お前らが愚図だから悪いんだ!!! だから───僕が全員殺してやる!!! お前らなんか敵じゃないんだ!!!」

 

「───力さえあれば、それだけでいい、ってか?」

 

「そうだ!!! 力さえあればお前らなんかに頼らなくてもいい!!! 力さえ、あれば·····超能力者(レベル5)みたいな、絶対的な力があれば·····っ!?」

 

 少年がそう言うと、御坂ちゃんが電力を放出させた。当たってはいないが、その威力にビビり、悲鳴をあげる少年。

 

「───知ってるかしら、常盤台の超電磁砲ってのは元々は単なる低能力者(レベル1)だった。それでもそいつは、頑張って、頑張って、頑張って·····努力を積んで超能力者(レベル5)と呼ばれる力を掴んだのよ。·····でもね、例え私が低能力者(レベル1)のままだったとしても、私はアンタの前に立ち塞がるわ」

 

 ───相変わらず熱いねえ御坂ちゃんは。まあ、嫌いじゃねえよな、こう言うの。俺がそう思っていると、御坂ちゃんは「だから」と言葉を継ぐ。

 

「アンタがやった事は許せないし、それ以上に力に依存するアンタの弱さに腹が立つ。そっちにはそっちの事情があるんでしょうけど、()()()()()()()、1発殴らせてもらうわよ!!」

 

 そう言うと、少年の顔に右ストレートを叩き込む。その一撃で気絶したのか、俺が抑えている少年の体から、力がすっと抜けた。

 

「おいおい、1発位はいいけど気絶させんなよ。一応、出来るだけ傷つけねえようにしねえとだから」

 

「しょうがないでしょ·····1発殴んなきゃ気が済まなかったんだから。でもこれで一件落着でしょ?」

 

「まあそうだけどね·····さて、初春ちゃんにこれを知らせねえとな」

 

「───あ、それと、一応事情聴取とか終わったら、こいつと少し話させてくんないかしら?」

 

「一応聞くけど、なんで?」

 

 俺がそう言うと、御坂ちゃんはニッと笑顔を浮かべながら、こう言った。

 

「相談乗るって言ったからね、それを守るだけよ!」

 

「·····ああ、そうだな。分かった、時間は作っとくから、終わったら教えるよ」

 

 さて、早く戻りますかね。初春ちゃん達が待ってるしね。

 

 

 

 

 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 ───あれから数時間後、少年の事情聴取含め、全てを終わらせた。俺は非番でありながら、事件解決に尽力した事が評価されたらしく、また表彰を受けるらしい。ちなみにだが、御坂ちゃんも同様だ。一応一般人だけど、事件解決に協力したからな。

 

 ただ、一つだけ納得できねえ事がある。当麻が「俺が関わった事は、無かったことにしてくんね?」という本人の一言で、当麻の功績が無かったことになったからだ。ちなみに、その表彰は御坂ちゃんの方へと回っている。

 

 俺的には1番の功績だと思う。何せ、あの爆発から皆をを救ったからだ。しかも、その本人も大きな怪我無しで、だ。俺だったら絶対無理だった。多分守れたとしてもせいぜい初春ちゃんと女の子だけで、きっと俺は死んでたかもしれねえ。

 

 そこでなんで無かったことにしたのか、帰り道当麻に直接聞いてみた。

 

「───なあ、なんで今回の功績を辞退したんだ? お前は皆を救ったんだぜ?」

 

「───うーん、なんて言うのかな。俺は別に、見返りが欲しくて助けたんじゃないんだよ。俺がそうするべきだと思ったから·····ただ、それだけなんだよ」

 

 当麻らしい答えに俺は笑った。やっぱり成長しても当麻は当麻か。·····俺も、こんな風になれるよう、これから頑張るとしますかね。そう俺は新たな決意と共に、寮へと帰っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回は少し短いですがここまでです!!ここから木山先生の所まで行くと、めっちゃ長くなっちゃいますからね·····。はあ、文才が欲しい!!まあ、次回は木山先生の所から書いていこうと思っているので、また次回をお楽しみに!!

※前書きでも言いましたが、これからテスト等もあるので、投稿感覚が空くと思います。そのため、新たにタグに不定期更新をつけました。何卒、ご了承してくださると助かります!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。