もちろん会話調でジュリア視点の物語に違いはありませんが、場面も動かないため飛ばしていただいても不都合はありません。
後書きに必要な箇所だけ記しておきます。
少し、昔話をしよう。
彼――志吹晶也に初めて出会った日のことだ。
先入観を抜きにすれば、第一印象は、可もなく不可もなし。いいや、少しだけプラス。結構可愛い顔してるから。
ああ、もう一つプラス。告別式の場で向けられた、決して温かくはない眼差しから守るように声をかけてくれたのは彼だった。その時ジュリアの胸に迫るものがあったのは確かだ。
とはいえ、そんなことで縁を感じるほど単純じゃない。
全く。あの日の彼は祖父を亡くしたことに呆然としていたくせに。
☆☆
「生活環境は事務所の方が整えてくれるってさ」
ハンバーグを二つに分けながら、ジュリアは言った。
先の喫茶店から電車を乗り継ぐこと二十五分。彼――志吹晶也の暮らすマンションの一室で、ジュリアはそんな彼と向かい合って食事をしていた。
発端はジュリアが本日765プロとの契約を交わさなかったことにある。
断ったのではない。一晩考えたらどうだとプロデューサーに言われたのだ。ジュリアの心はとっくに決まっていたのだが、逆に先方が首を縦に振らなかった。ジュリアの勘違いを認めたからだ。
「瞬発力より継続力が大事な世界だ。覚悟が決まったら来てくれ」と、逆に追い立てられたジュリア。いいのに、と息をついた。
すなわち明日改めて伺うことになるが、その一晩を過ごす場所が無い。ビジネスホテルでも探すつもりでいたところに、晶也からの提案があったのだ。
――なあジュリア。うち来るか?
「わざわざ宿取るのも馬鹿らしいだろ」
「あはは、実は財布がちょっと心許なかったんだ。……コイツがいるからね」
航空券は当然、ギターを機内に持ち込むのにもそこそこ費用が掛かる。
各航空会社の設ける機内持ち込み可能なサイズの基準をクリアすることはできない楽器を機内に持ち込みたいのならば、それ用の席を確保する必要がある。『特別旅客運賃』という追加料金のシステムの存在だ。
もちろんスーツケース同様預けてしまえばそんな手間も費用も掛かることはない。航空会社が専用のケースで厳重に保管してくれることも知っている。
ただ、手放すことが嫌だっただけ。
楽器を自分の半身だと言い張る演奏家は少なくない。ジュリアも例に漏れることはなかった。
――他人には滅多に触らせることのない、大切なギターなんだ。
して、そんな晶也の申し出。確かに有難いけれど、困ったような笑みを浮かべて彼を見た。
「……でも、家に家族は居るだろ? さすがに気まずいっつーか、申し訳ないよ」
「いや。ちょっと訳ありで
普通、女の子を「家族がいない」家に誘うだろうか。ジュリアはちょっとだけどきっとする。
――だけど、あたしにとっては好都合だな。
「迷惑じゃなかったらだけど、お邪魔してもいいか?」
「迷惑なわけあるか」
「だって、あんたにメリットないだろ? 事情を知ったからにはほっとけない?」
「……ここまで付き合わせといて、そんな台詞が聞けるとはね」
「意地悪だな。じゃあ身体目当てか、このヘンタイ」
「あのなあ」
最終的に晶也は「あー」やら「えー」やら一捻りして、
「……それじゃあ、未来のトップアイドルに早いうちから恩を売っておこうかと思ってさ」
わざとらしく、取って付けたような理由を述べた。穏やかな顔と、穏やかな声だった。
そんな彼の瞳に、ジュリアは思わず微笑み返してしまう。
――冗談だ。ありがとう、晶也。
そんなやり取りを経て、ジュリアは彼の家の食卓で夕食までご馳走になっているのである。
「実はさ、今回スカウトされたのはあたし以外にも結構いるらしいんだ」
「へえ。……アイドル業界はあんまり詳しくないけど、いわゆる二期生って扱いでいいのか?」
「多分そうかな」
彼には、事務員の
一つ目。都内には765プロダクションが一棟まるまる借りているマンションがあるということ。765プロが今回新たにアイドルを募集及びスカウトしたのは、『39プロジェクト』という企画のもとであり、ジュリア同様地方から来た少女も一定数いるという。
そんな一人暮らしを迫られる少女たちに、それぞれ一室が与えられるというのだ。端的に言えば運営の用意した寮のようなもの。セキュリティ方面にも抜かりはなく、オートロックかつ部外者禁制。
場所の説明も受けたものの、ジュリアには土地勘がない。辛うじて事務所からもそう距離はないことが分かったので良しとする。そちらの方も明日の契約に際してすぐに住めるように手配してくれるらしい。
晶也は「ふんふん」と二度三度頷いてから、「学校はどうなんの?」と訊いた。次に説明しようとしていたことだ。
「今通ってる高校にはとりあえず休学届を出してきたけど、こっちの高校に編入するよ」
「まあ……そうだよな」
彼が微かに憂いを含んだ声色を返す。
「それに関しても軽く話したんだけどさ」
対するジュリアは毅然とした声のまま答えた。
「学校の方は、通信制の高校を紹介されたんだ」
「通信制……?」
単語が繰り返される。ジュリアはこくりと頷いた。
事務所に奨められた通信制の高校への編入。アイドルを含んだ芸能専攻のあるその学校は、年に片手で数えられるほどしか登校を要さないというものだった。働きながらも高校の卒業の資格を取得したい人など、とにかく時間に融通が利くという点で優れている。しかし――
「……いいのか? それで」
訊ねずにはいられなかった、といった様子で晶也が細い眉に力を込めたのが分かる。それは休学、それから転校の可能性を告げた時の福岡の友人らの表情とひどく似ていた。
普通じゃない。
――普通じゃないことって、そんなに悪いことかな。
どこでもそうだ。言動も、性格も、髪の色も、格好も。目立つ人は敬遠される。
午前中の飛行機の中でもそうだった。ギター用の席を用意したジュリアを、通路の向こうのサラリーマンが変な目で見ていた。……なんだってんだ。
もっともこの髪色に限っては、両親から継いだ地毛であるが、それでもなかなか理解を得られない。
記憶の蓋が更に緩む。思い返せば中学時代もそんなことがあったっけ。すでにロックに魅了されていたジュリアは、学校でも軽めのパンクメイクを施していた。卒業までに何度校則違反だと言い咎められたことか。
その時あたしは……どうしてたっけ。そうだ。
「いいんだ、あたしが決めたことだぜ?」
束の間言葉を失いながらも、ジュリアは本音を曝け出すことに決めた。
「……ホントはさ。学校には通いながらって考えないワケじゃないよ。転校だって、そう」
もちろん一度一般の高校への編入を試みるという選択肢は存在する。此度765プロに所属することになった他の少女たちだって、まさかその全員が通信制への編入を余儀なくされるはずがない。
早くステージ上がれるようにと立て続けにレッスンを入れたとしても、スタミナや集中力には限界がある。体調を崩しかねない。だから学校生活に充てる時間はある。両立は可能だ。
しかし、それはデビューしたばかりであればの話。仕事が入れば事情は変わってくる。「現実的なことを言うならね」と、小鳥は言っていた。
今やもう、街を歩けばテレビを点ければ日常のいたるところで765プロの実績を目にする。むしろ見ない日の方が少ないくらいの世の中だ。ジュリアとてこれから歌うこと以外にも、ラジオ番組への出演だったり、度重なる撮影……いずれはドラマへのキャストに選ばれることになるかもしれない。
自惚れかもしれないが、そこまで昇るつもりだ。そして恐らく765プロはそれを実現しうるだけの力を持っている。
そうなると、普通の高校生活を送ることは困難を極めるだろう。
――アイドルか。高校か。
「どちらか一方しか選べないんだとしたら……あたしはアイドルを取る」
息を吐くように口にすると、再び遠い記憶がちくりと胸を刺した。
何もかも自分にとって都合のいいように、なんて不可能だ。バンドを解散することになった時に思い知ったこと。
――あの時だってあたしは、ウチらの歌をいつか世界中に届けるんだって本気で夢見てた。
何があった、なんて今となればどうでもいいこと。結果として、追い続けた夢の先にあったのは、現実だった。所詮夢は、眠るときに見るものなのだろうか。
あの時のことについては、もっと違う選択肢があったんんじゃないか……って今でも思う。だからこそこれ以上間違った選択はしたくない。もう、後悔をしたくないんだ。
そのために、ずっと
「……本気で先のこと考えるとさ、今のあたしには時間が惜しい」
歌と、それから――――運命も。
喉元まで出かかった言葉を冷えた麦茶で押し流し、努めて軽佻《けいちょう》に続けた。
「それに、通信制の方の学費であれば事務所が負担してくれるって言うからさ。ひとまずはそれに従おうかなって」
「それは随分と親切……いや、しっかりしてるんだな」
「あたしもそう思った」
一晩考える猶予をくれたこともそうだ。事務所側の目線になって考えてみる。遠征中の偶然の出来事とはいえ、わざわざスカウトをしたのだ。手放すのは惜しいはずで、早急に契約を締結させたかったに違いない。
さすがは大手事務所だよな。見当違いなことを言って、ジュリアもフラットな声で頷いた。
「……アイドルとしての生活次第では後々一般の高校も、って言いたいところだけど私立はお金かかるからなあ」
ジュリアの公立高校への編入は不可能に等しい。というのも公立高校への入学は、県内に親権者と同居していることが前提だからだ。つまり、単身上京してきたジュリアはその条件を満たしていないのである。稀に高校側が許可を出す例もあるというが、これから「アイドル活動」をするという状況でそれが下りるとは考え難い。
――まあ、すぐに慣れるさ。
「親には無理言ってまで上京させてもらったんだ。今は
「それ、そのくせ実はアイドルになりました、なーんて言ったら驚かれるどころじゃ済まないだろ」
「あははっ、そうかもな」
ジュリアは肩を竦めてため息をついた。「父さんにはめっちゃ反対されたからなあ……」
頭の隅で、昼にプロデューサーと交わした会話をなぞる。彼は契約書の甲やら乙やら、ジュリアには馴染みのなかった単語を嚙み砕いて説明してくれた。
――この『甲の親権者その他の法定代理人の同意』ってつまり、保護者の同意ってヤツだよな?
そこんとこ、融通効いたりしないか? ダメ? マジかあ。
マネジメント契約は立派な法律行為だから。トラブルを防ぐためにも、そのあたりは蔑ろにできないらしい。そういうところを踏まえての、「覚悟が決まったら」だった。
――まあ、今すぐに、ってわけでもない。なるべく早い方がいいが、そうだな。遅くとも…………。
アイドルになる。それは確定事項だ。
宣言をすると、その言葉が急に重たく感じられた。
かつては無名だった事務所を、ここまでに伸し上げた
知らない間に自分は顔を顰めていたらしい。晶也が、微かに笑って言った。
「なに変な顔してるんだよ」
「ううん、武者震いみたいなもんさ」
たまらなくワクワクしている自分がいたから。無理ないだろ? 新しい可能性を試すことができる絶好の舞台だ。
不思議な心地がする。人生って、何が起こるかわからない。
突如拓けた新しい道。昨日まで知らなかった土地に居る自分。一年前まで知らなかった男子の家で、彼の手料理を食べている自分がいて。妙に落ち着かないのは、確実に何かが変わっていく予感のせいだろう。これから特別な時間が始まる。
――が、しかし。
この状況はあたしが自ら作り出したものでもある。もう一度、口の中だけで繰り返す。あたしが決めた。
選んだのは自分だ。――それだけは心に留めておくべきだ。
「これ、美味しい。あんた、料理上手いんだな」
「そりゃ光栄だ」
晶也の細めた目に人懐こい表情が滲む。
料理が出来上がる前、「適当にくつろいでいて」とソファに座らされテレビのリモコンを渡されたが、ジュリアは終始、軽快に包丁を動かしフライパンを火にかける晶也の背中を眺めていた。自炊をする習慣があるのだろう。キッチンタイマーも用いていないし、動作に澱みがなかった。
ジュリアは自分の中のメモ帳に、また一つ志吹晶也という少年を書き込んだ。
今日一日だけで何ページも埋まったけれど、まだまだ足りない。
「ジュリアは料理とかする?」晶也が訊いた。
「いや、さっぱり」ジュリアは答える。「というか、できない」
たぶん、食べ物じゃない何かが出来上がるくらい壊滅的な腕前。正直に白状する。もともと家事全般得意ではないが、その中でも特に料理というものはダメだった。……そりゃ、ヘタのままってのはイヤだけど、苦手なものは苦手だ。
例えば料理番組とかでやたら登場する「適量」という言葉。あー、出たよ。と顔を顰めたくなる。それに「サッと洗う」とか簡単に言うけど、その「サッ」って具体的に何秒ぐらいを指すのだろうか。それからそれから、調味料などをいちいち小さいスプーンで量ることも、どうにももどかしくて向いていない。
「料理ができる奴って、何考えてるんだろうな」
「必要に迫られて覚える人も多いと思うぜ、俺もそうだしさ」
「必要に迫られて、ねえ」
ジュリアはオウム返しに、白米を口に放り込んだ。彼の場合は母子家庭という環境からだろうか。ぼんやり考える。
すると晶也が尋ねた。
「他人事みたいに言ってるけど……それ、大丈夫なのか?」
「何が?」
「料理」
物憂い視線に、「何か問題でもあったっけ」と質問で返したら、彼の眉間には一層皺が寄ってしまう。「料理、料理ねえ……」とさかんに首を捻ってみたが、やはり思い当たらない。
やがて、少し焦れたような声がした。
「問題っつーかお前、さっき言ってただろ。これから一人暮らしになるって」
射竦められてしまった。
あっ、と漏れ出た声は自分がそれを失念していたことを物語っている。「な、ナルホド……」
「さてはお前、忘れてただろ」
うーん。すっかり、色々なことに気を取られていたというか、なんというか……。
「だ、大丈夫だって」
そもそも、アイドル自体が手探り状態だ。前途多難な駆け出しになるのは避けられないわけで、苦労が一つ増えるくらいどうってことない。それに、多難なほうがやりがいがあるというじゃないか。「そうだろ?」
ジュリアの苦し紛れの言い訳に、「先が思いやられるよ……」と晶也は納得しているのかしていないのか、未だに思案顔である。
「もし何かあったらまたあんたを頼るさ」
「んな無茶な」
「まあまあ」
「確かに、身体壊されるよりはマシかなあ……」
言葉の節々に感じられる温かさに、つい甘えてしまいそうになる。そんなことを思った。
「そういえば、これからって言ったら芸名。そのまま『ジュリア』でいくのか?」
「ああ、このままさ」
ジュリアは本日何度目になるか分からない即答をした。今度はちゃんと意図が読める。今なら改める絶好のタイミングであるということだ。新しいものを考えるもよし、本名にするもよし。だけど、
「この名前にはちょっとした思い入れがあるんだ」
「へえ、どんな?」
「ま、いつか教えるさ」
ヒミツのあるアイドルというのも悪くはないだろう。今や本名以上に染みついた、しっくりくる名前。『ジュリア』を名乗っていると、不思議な勇気が湧いてくる。
「とにかく本名ではやらないよ。だから外であたしのこと呼ぶときは、気をつけろよ?」
晶也にはそう念を押した。
りょーかい。さらりと受け流した晶也だったが、次の瞬間その口元からは大きな息が漏れ出した。それからちょっと冷たい視線が注がれる。
「……つーか俺、ジュリアの本名知らないんだけど」
「あー。そうだっけ」
しらっと、そっけなく。
付け合わせのじゃがいもを口に運びながら、ジュリアは彼に言った。
「じゃ、あんたにもナイショな♪」
「へえ……。そういうこと言うんだ」
晶也が、口の端を片っぽだけ吊り上げて、意地の悪そうな笑みを浮かべている。
「じゃあ今度福岡戻ったら、爺ちゃんの葬式の時の芳名帳でも見てみるよ」
「はっ。そ、それはダメっ!」
味が良くしみたじゃがいもが、口の中でほろりと崩れた。
晶也が優しい顔になった。
☆☆ ☆☆
「……でも、アイドルやるって、あんたに真っ先に伝えられてよかったよ」
「なんで俺に……?」
食後、お風呂をいただいたジュリアは、少しだけ戦略を滲ませることになる。
「あの日、福岡であたしに道を示してくれたのはプロデューサーだけど、あんたが一番あたしの歌に感動してくれたから」
自分の歌が、彼の足を止めたことが何よりも嬉しかった。短く「そうだろ?」と言葉を添えると、晶也は照れくさそうに天井を仰ぐ。ジュリアはそんな彼の視線を呼び戻させられそうな言葉を探した。
「パンクロッカーとしてのあたしを応援してくれる人はいたけど……アイドルとしてのあたしは、まだ一人だ」
そして、これだ、と思い当たった。
「なってくれるんだろ? ファン一号に」
返事がなかったのは、晶也が答えないためではなく、答える隙をジュリアが与えないためだった。あんたしかいない。勝ち誇るように見つめていると、彼の頬には柔らかな微笑が広がってゆく。
時間はかかったけど、ようやくここまで来た。
まさか、アイドルになるとは思わなかったけど…………。
「戦いなんだよ。あたしの」
――そして、あんたの。
ずるいと言われてしまえばそれまでだ。それでもジュリアは彼から断るという選択肢を取り上げた。彼との関係を、今日だけのものにしないために。
そしてジュリアがそれと同様のことをしたのは、それから二日後のことになる。
まず、公式と完全に矛盾してしまう一点についてご説明いたします。
それはジュリアの高校の設定です。
例えばミリシタに実装された『制服』シリーズのコミュにて、ジュリアが普通に高校に通っていて授業を受けていることなどが明言されています。
が。本作ではジュリアは通信制の高校へ編入することとなります。
これは純粋に学校のシーンを入れるつもりがないため、かつアイドル活動に勤しむジュリアにスポットライトを当てたいがための措置になります。
文中で扱った公立高校云々は、可能性の否定のための明記です。長ったらしくてすみません。
のちにも様々な矛盾が生じることとなるかもしれませんが、ジュリアを伝えるためにご了承いただけると幸いです。その際は適宜後書きで解説すると思います。
同様に、ジュリアの名前の由来等々も、ちょっと独自解釈になります。SSを執筆するうえで、恐らく彼女の真名が明かされていないことが一番大変ですこれ。
次に、これは矛盾点ではありませんが、アイドルデビュー時点でジュリアは料理が出来ない。
これは前作をお読みくださった方ならご承知かもしれませんが、私にとってのジュリアの料理における覚醒はグリマスイベント第43弾『極限!サバイバルアイランド』になります。そちらにつきましても本作では少し触れていく予定です。
2020/4/24
4/26 傍点・ルビの修正を行いました。