とあるオタク女の受難(Fate/Series編)。   作:SUN'S

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第7話

Д月ヴ日

 

私は聖杯戦争を行っている夫とは無関係な友人同士での楽しく語り合うためにアイリスフィール・フォン・アインツベルンさん、ソラウ・ヌァザレ・ソフィリアさん、遠坂葵さん、クラウディア・O・言峰さんが勢揃いしている。

 

ただ、私達はソラウさんから婚約者の後退している頭髪について相談を受けた。

 

だいたい、この中に育毛剤を製作するような魔術師はいないし、作ったとしてもマトモな効力を発揮するとは思えない。

 

とりあえず、ソラウさんの話を保留となったのは良いんだけど。クラウディアさんの話を聞く度に鬱病を発症しそうになるほど重苦しい空気になる。

 

まあ、クラウディアさんの持病は私が対処しているため、心配しなくても大丈夫なんだけどね。

 

いや、流石の私でもソラウさんの婚約者の薄毛の頭を救うことは出来ないよ?

 

ハゲを救おうとすれば抑止力を呼び寄せてしまう可能性だってあるし、全世界に生息している薄毛の魔術師が押し掛けてくる可能性が…。

 

うん、この話はやめよう。

 

Д月⇔日

 

私達が同窓会擬きを終える頃には第一回目の英霊の対決は終了していたそうだ。

 

鶴野さんは出歩くことは控えてほしいと言ってくるが、買い出しや御近所付き合いを疎かにするのはダメだと教えてた。

 

鶴野さん、良いですか?私はママ友のネットワークを甘く見てはダメなんですよ?ふと気付いたら孤立していることだってあるんです。

 

そんなことを鶴野さんに教授していると桜さんが「がっこう、行けないの?」と悲しそうな表情を浮かべながら聞いてきた。

 

とりあえず、学校の送り迎えは任せてください。

 

私だって一端の魔術師ですからね、英霊なんてちょちょいのちょいですよ。えと、なんで頭を抱えながら悶えるんですか?

 

まあ、そういうことです。

 

鶴野さんは雁夜さんの勝利を願っていてあげてください。そんなことを言いながら桜さんを連れて小学校へ繋がる通学路を歩いていると葵さんが見えた。

 

私は桜さんの右手を握り、校門の近くまで連れていくと手を振りながら「いってらっしゃい」と伝え、こっちに近付いてくる葵さんに会釈する。

 

私に聞こえるギリギリの大きさで「なんだか変な気配を感じるわ」と言ってきた。

 

葵さん、半年前まで一般人だったのに……。

 

誰のせいで超感覚を身に付けたんですかね?なんて考えながら葵さんと並んで話していると小さな体躯の子供が駆け寄ってくるのが見えた。

 

ああ、我が家とは別のアサシンですね。

 

Д月¢日

 

今朝、バーサーカーが杓文字を振り回しながら暴れている光景を目撃してしまった。

 

やはり、あの量では足りなかったのだろうか?

 

そんなことを思いながらもフランスパンを三つほど購入してきた。たぶん、こうすれば多少は空腹を誤魔化すことは出来るはずだ。

 

あの分厚くて硬いフランスパンを食い千切り、ワインで流し込んでいるバーサーカーの野生児っぷりには驚愕してしまう。

 

ただ、バーサーカーは忠実に雁夜さんの命令には従っている。まあ、何処からどう見てもバーサーカーの見た目は狂犬としか思えない。

 

どうすれば食事を与えても吠えなくなるのだろうか?いろいろと試行錯誤を繰り返し、私の辿り着いた答えは空腹を訴えてくるまで待つことだ。

 

いかに屈強は英霊だろうと美味しそうな匂いを嗅げば地下室から出てくると思う。

 

しかし、問題なのは食卓を破壊しようと暴れる可能性があるということだけだ。私の料理を粗末に扱うようであれば今後の食事はドックフードにします。

 

 

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