とあるオタク女の受難(Fate/Series編)。   作:SUN'S

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第9話

Ж月☆日

 

今朝、時計塔から応援を要請してきた講師の話を聞けば日本人の偉い学者様が魔術の神秘を暴こうとしているそうだ。

 

しかし、何百年も秘匿していた魔術の在処を探り当てるとは凄い人もいるのね。

 

そんなことを思いながらも時計塔へ向かうことは出来ないと説明すると「極東の聖杯戦争などやり直せばいいだろう!?」等と言われた。

 

私の義弟が参戦しているのですが、そんなことを言うのであれば応援の話は無かったということで構いませんね。

 

だいたい、私の魔術は根源へ至るには欠けるとか言っていたヤツの言うことを聞く必要はない。なにより家族を放ってまで魔術を隠そうとは思わない。

 

まあ、その偉い学者様は気になるけど。

 

ちょっとだけ使い魔を飛ばしてみようかな。時計塔の講師が身勝手にも押収したアイテムを遠隔操作で起動すれば見れると思う。

 

ん?偉い学者様って上田次郎だったのか。いや、確かに数多くの難事件を解決しているし、魔術のことを突き止めることは出来るわね。

 

とりあえず、息子に上田次郎のサインを貰うように頼んでおこう。

 

Ж月⇒日

 

たぶん、昼頃だろうか?フラフラと覚束無い足取りの雁夜さんが帰ってきた。

 

ひょっとしてお酒でも飲んできたのだろうか?

 

そんなことを考えながらリビングのソファに降ろし、ここまで運んでくれた言峰さんの謝罪と感謝の言葉を送ると「気にする必要はない」と言ってくれた。

 

その後、なぜか鶴野さんに「言峰綺礼と話すのはやめてくれ」と懇願された。しかし、私は言峰さんの奥さんとママ友なので縁を切ることは無理だ。

 

そして、なによりクラウディアさんとは腐り合った同胞なので切ろうとしても切ることは出来ない。

 

最も好きなのは鶴野さんが攻められるヤツです。

 

まあ、それを本人に言えるわけも無いし、好きなモノを共有しているので出会うことは多い。

 

鶴野さんにもこちら側へ来てほしいと思うときもありますけど、鶴野さんは清くて素晴らしい生き様を見せてくれるので捗ります。

 

しかし、雁夜さんという素晴らしい受けが現れてしまっているので新しい扉を開けそうです。ちなみに言峰さんはクラウディアさん経由で趣味嗜好のことは理解しているそうです。

 

もう、私の趣味を教えてみようかな?

 

Ж月‰日

 

鶴野さんに感想を尋ねると「はぁ…良かったわ…」と好感触だったようだ。しかし、ハードなモノを見せるのは、もう少しだけ先になりそうだ。

 

夫婦で趣味を共有できるのは素晴らしい。

 

これも言峰さんのおかけですね。次に会うときは言峰さんメインの素晴らしい本を提供しよう。きっと喜んでくれるはずだ。

 

ただ、麻婆豆腐の日になるとスパイスを加えるためだけに訪問してくるのはやめてほしい。

 

最近はスーパーで安売りしている豆腐を買うとする度に「おや、そちらも麻婆豆腐ですか?」と聞いてくるようになった。

 

べつに麻婆豆腐が悪い訳じゃないけど。スーパーの豆腐コーナーに待ち構えているとしか思えないほど言峰さんと遭遇する比率が高すぎる。

 

このままだと麻婆豆腐専用豆腐コーナーなんかを設立してしまうような気がしてきた。

 

いや、流石に言い過ぎたかな?

 

しかし、クラウディアさん達は大丈夫なのだろうか?言峰さんの作る麻婆豆腐は人間の味覚を破壊するほど辛くて牛乳程度では舌の痛みを抑えることは出来ない。

 

 

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