やはり俺に義妹が出来るのはまちがっている。   作:マッキーガイア

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1話:義妹が出来ました。

「ーー八幡、小町、実はな養子を取ろうと思うんだ。」

 

 

 学校から帰ったら珍しく親父がリビングに居たので何気なく話しかけたら、いきなりカミングアウトされた。

 

「は?…容姿?」

 

「違う、養子だ。」

 

「ああ!用紙か!」

 

「それは紙だろ…いい加減現実見ろよ」

 

そう言うとデカデカと「養子」と書かれた紙を見せられる。

 

「お前に妹ができる、まぁ、小町には姉だけどな…」

 

そう言われると小町が少し反応する

 

「お姉ちゃんかぁ…少し憧れてたんだよねまぁ、今はお兄ちゃんが一番だけどね!あ、今の小町的にポイント高いー!」

 

「ああ、その発言が無ければポイント爆上がりだったよ。

……で?なんでそんな事に?」

 

「……まあ、言いにくいんだがな?…その子な親がちょっとアレでな…」

 

「………アレ?」

 

「察しろよ……まあそれで行き当たりばったりで助けたら身寄りがなくて…まぁ、そんなとこだ」

 

「かなり、省いたな…まぁ、別に良いけど…でいつから来るんだ?」

 

 

俺が親父にそう聞くと親父はふと、「何言ってんだこいつ?」見たいな顔になる。

 

「おいおいしっかりしろよ、さっき言ったろ。身寄りがないんだって。」

 

 

「は?」

 

 

そう言うと親父は天井をさした。

 

 

「お前の部屋の半分。今日からその子のだから」

 

 

 

 

ーーは?

 

 

まてまて待てよ、ーーーは?

 

「えっーーと…もう一度よろ?」

 

「だから、お前の部屋の半分だけ今度からその子が住むからな?…だってお前の部屋、なんだかんだリビングと俺たちの部屋を除けば一番広いじゃんか、だから…な?」

 

「いやいやいや、な?じゃなくて、俺と歳若き乙女の部屋を一緒にするっておかしいだろ!!同じ屋根の下でも不味いのに.、もうちょっと配慮をだな…」

 

「いや、だって仕方ないじゃん、最初は小町と部屋替えしようかと言ったんだが、あの子、このままで良いって意見変えなくてよ…

……なんでもまだ自分は要らないものだと思ってるから、どうなったって良いと自棄になってんだろ…それにこれ以上迷惑かけられませんって言ってたし、こちらも無理矢理って訳にもいかないからなぁ。」

 

「はぁ、マジか…」

 

「まあ、気を落とすな…こう言うのはいつの間にかどうとでもなってるってもんさ。、、、それによ、言っちゃなんだが、かなりのべっぴんさんよ?」

 

「いや、顔だけな人はいっぱい居るからなぁ…」

 

一瞬頭の片隅に今日もまた合コンで一人はぶられてそうな一人の教師の顔が浮かぶ…早くもらってやってあげてぇ、

 

「まぁ、同じ部屋なんだし、今もう居るから挨拶行ってきなさいよ、」

 

「はぁ……わかったよ」

 

 

そう親父は親指をたてて言った。

ため息を吐きつつ、どうしたもんかと考えながら一人リビングからの扉を開いた。

 

 

「あ、あと、明日からお前んとこの学校通う事になるから、よろ!」

 

 

「………は?」

 

 

今日何度目かの「は?」をまた使った。

 

 

☆☆☆

 

★???side★

 

 

 

 お父さんはいつも言っていた。

他人に迷惑をかけるなって……そう言いながら私を叩いた、

あゝ、だめだ、迷惑かけちゃったなぁ…

私は、ふと時計を見るともうとっくに、あの人が言った例のお兄ちゃんが帰ってくる頃だ。気持ちは何処か憂鬱でなんだか気分が悪い。

 

 

私は男が嫌いだ。

 

 

お父さんが男気一つで私をここまで育ててくれた事には感謝はしているけど、やっぱり無理なものは無理っぽい、

 みんなみんな嫌な目で私を見てくる、、、嫌い嫌い、いつも、嫌なのに…嫌いなのに……

 私は言わばおもちゃだった、おもちゃはいつか箱の中、

 

 けど言うなら女も嫌いだ。いつも私を見ては笑う、私を見ては髪を掴んで怒る、理由はいつも男を奪ったとか寝取ったとか…なんで?なんで私なんだろう、あっちが襲ってきたのに…なんで私が悪いんだろう。

 

理不尽、

 

もう訳がわからない。

 

何が正しくて、何が間違ってるんだろう。

 

 

誰も助けてくれないのに……負けたらなんでダメなんだろう、、、?

 

 

私はまだ新しいベッドにまた顔を埋めた。

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

ーーー地雷臭がする。

 

 

 

 

 

 

俺は自分の部屋の扉の前で感じたそれに反応した。

 核爆弾並みの匂いだ。いや、地球破壊爆弾か?どちらにせよ、俺がどうこうできる問題じゃないくらいの爆弾だ、

 

 

「ーーでも男は勇気!!」

 

 

 俺は勇気を持ってドアノブに手をかけた

 

 

……訳もなく、部屋の前で狼狽てる。

 

 

 

ああ、そうか、そうだ、べつに挨拶なんて必要ないんだ!俺はこのままここに住めばいい!そうすれば挨拶なんか必要ない、だって部屋にいないんだもん!

 

「何やってんのお兄ちゃん、挨拶してきなよ」ガチャリ

 

「マジかよ、おまっ、漢だな!」

 

 

 

無理やり開けられた扉に押し込められると布団から誰かが顔を出す。ゆっくりとひらりと黒い髪が宙へ舞った。

 

 

 

 

 

ーーー次の瞬間、俺は自分の目を疑った。

 

 

 彼女の姿は可憐というにはあまりにも大人らしく、綺麗というには可憐すぎた。

 そんな表現ができるのは今世、彼女だけとすら思えてしまう。…正直、俺の中でそれは美少女という枠組みをとうに超えていた。

 

「だ、誰…ですか?」

 

彼女はそう呟いた。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆、

 

 

「だ、誰…ですか?」

 

 

そう言った彼女に目を奪われる。引き込まれる程にそれは十分過ぎるほど魅力的だった。

 

「……もうしかして……お兄ちゃん…?」

 

「ーーーーーっ……!!??」

 

 

まって!それはダメだよ!死ぬよ!俺がぁ!!

 

思わず呼ばれた言葉に俺は萌え死にそうになる。

やべぇ、こいつは危険すぎる…

すー、はー、取り乱すな、顔に出すなよ。

俺が堕ちたらだれがこの子と挨拶を交わすんだよ…あーまじっべーまじっべー、そうだ!戸部あたりと挨拶を交わしていると思え!そうすれば少なくとも挨拶くらいはできるだろさ!

 

「あー、俺比企谷八幡!よろしく」

 

「あ、私は神田 心っていいます。よろしくお願いします。(比企谷脳内再生:あ、俺は戸部…あれ名前なんていうんだっけ?まいいやよっろー)」

 

「そうか戸部さんね、宜しく」

 

「え!?いや、私神d…(比企谷脳内再生:え!?いや、俺戸b…)」

 

「そういえば戸部さんは趣味か何かやってるの?」

 

「いやだから私、戸部じゃなくて神田ですって!(比企谷脳内再生:いやだから俺、神田じゃなくって戸部だって!)」

 

「そうか、神田が趣味なのかぁ…」

 

「いや、だから話聞いてます!?」

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆

 

しばらく後、

 

 

 

「…あー、すまん正気失ってたわ」

 

「ほ、本当に大丈夫ですか?」

 

「うん、まぁ、大丈夫だろ、まさかいきなり小町が入ってきて蹴り飛ばしてくるとは思わなかったけど」

 

「…アクロバティックでしたねぇ…」

 

 

俺は頭の上あたりを撫でてると、彼女は不思議そうに俺を見る

 

「でもお兄ちゃんって凄いですよね」

 

「ん、なんでだ?まだ会って1分経つか立たないかくらいしかしない気がするんだが…」

 

「いや、だって私と話してても落ち付いてるじゃないですか、」

 

いやさっきの見てたの?この子、俺、気失ってたんやで?

 

「だって、他の人だと、話しても言葉にもならないっていうか…ちょっと会話にならないんですよね、」

 

あ、それはどんまい…

しかし…こいつ、あれだな。少し無理してるというか…この笑顔は無理やり継ぎ接ぎして作ってる感じがする。

 なんでも、かなり無理に作っていたせいか、顔の筋肉が死んでるとさえ思える、笑顔のまま死んだ表情筋なんて気味が悪い以外の何者でもない…辛いが、これは、

 

「あー、無理しなくても良いぞ?」

 

 

「………え?」

 

 

 

 

一言で返事を彼女は返してきた。

 

「その笑顔…辛いだろ?」

 

「……っ、、、でも、これをしてないと私は…」

 

「うーん、どうせここはお前の家だしよ、そんなの気にする奴いねーよ、少なくとも俺は気にしない」

 

そう言うと彼女は考える様な形を取る。

 

「…そうですね、たしかに。ここは私の"家"でしたね…」

 

家の言い方に少し違和感を覚えた。

 

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