やはり俺に義妹が出来るのはまちがっている。   作:マッキーガイア

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後半は没ネタ集になってます。


20話:義妹の幸せ、義兄の心

分かってた。

分かってた…

分かってた……

 

こんな私にとって都合が良すぎる幸せ、こんな幸せが長く続くはず無いって、

人はその人の身の丈に合った幸せを譲受されるのが普通なんだ。

 

肌に強めに巻かれた縄が跡を付ける。

 

口にはガムテープが施され、目隠しをしっかりとされている。いかにもの慣れた手つき…常習犯か…

 

これは…逃げられないな、

 

 

「おい、目隠しを外せ、もういいだろう。」

 

 

男の声がする。

瞬間後ろから手が伸びてきて目についている布を取り払った。

 

一目でわかる廃墟、天井も地面もコンクリート詰めで出来ており、窓は一つも見つからない。今があれから何時間経ったのか、昼か夜かもわからなかった。

周りには中肉中背の男が3人座っている。サングラスに影が交わって顔がよく分からない、

 

「ふーん、中々良い顔してんじゃねーか、

ここは一つ…」

 

男はそう言うと手を私に伸ばす。

身体を身構える。

 

「辞めとけ、相手はガキだぞ。

それに気にいらねぇがあの野郎から傷一つ付けることがない様に言われてるからな」

「はん、なんだってあんな非力なガキにびびってんだよ。」

「びびってんじゃねぇよ。テメェはもう少し現実を見ろ。」

 

私に触れようとした男の手をもう一人がピッと叩き落とした。

"あの野郎"とは誰の事だろうか、どうせ直ぐわかる事か、

男たちは倫理観のカケラもないと言う感じではないが罪の意識は感じてない。仕事だからと割り切っているという風に見える。

そう言う人はタチが悪いと知っている。自然と震えているだろう私の手は少し寒い。

 

この感じ、懐かしいな。

 

半年前を思い出す。まだ兄さんの義妹ではなかった時の事を…

 

 

決して嬉しい訳じゃない。

 

 

だけど、私の人生はいつもこうだった。いつもこんな感じに狂ってしまう。

何というか諦めに近かった。このギャップが私の心を壊してしまう。

 

幸せが過ぎれば必ず絶望が来て、

 

絶望が過ぎればまた幸せが来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

……しあわせ……?

 

 

 

 

違和感。

 

私、本当に幸せを感じた事があるのだろうか、好きな人が出来ても、友達が出来ても、高ぶる感情はあっても平穏は無かった。

あれは幸せというよりも前振りだ。絶望の前振りなんだ。

 

 

 

じゃあ、"幸せ"ってなんだろう。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

帰路、暁に照らされる鞄を俺は見ていた。誰かが落としたらしい鞄だ。

 

鞄の横にはブレーキ痕が一つ残ってる。

カバンを落とした時、カエルのキーホルダーがタイヤ痕に干渉したらしく、バラバラに割れている。

 

知っている、俺が買ったキーホルダーだ。

 

義妹である心がなんか兄さんみたいだと笑っていたキーホルダーだ。

 

 

「………こころ…」

 

いつかこうなるかもとは思っていた。いつか別れてしまうかもと思っていた。

 

そんな"いつか"が何故か俺には当たり前の様に感じられていた。

 

 

おかしい事は無い、彼女は本当は居なかった存在なんだ。

 

そもそもの話、彼女の存在はおかしい。

存在そのものがイレギュラー、本来、存在感の化身とも言える"ヒロイン"達が居るのか居ないのかすらはっきりしないモブに代わってしまった程だ。

 

 

何故そこに居るのか、何故登場したのか、そんな事すら分からない周りの色彩と同調するテンプレートな"キャラクター"

それが神田心だった。

 

 

俺は運命とか希望とかはあんまり信じていない。

だけど、そんなもんが例え本当に有ったとしても、今ならはっきり言える、

 

アイツと俺は運命的な出会いなんかして無いと、

 

これが運命だったらそれはきっと嘘だ。

心が義理の妹になった時点から、全てが俺に対して甘くなっている。人間関係も、俺に対する風当たりも、敵の有無も、全てが甘すぎる。

 

 

神田心という女の子はきっとその甘さを感じたいが為の誰かのエゴでしか無かった。

 

きっと俺もそのエゴの一部だ。

承認欲求、不満、精神的趣向、性癖、この全ての欲求の代弁者

 

 

「愛してくれ」「優しくしてくれ」「一人にしないでくれ」「忘れないでくれ」この感情は俺の心から出てきた言葉じゃ無い、きっと、きっと、他の誰かの言葉なんだ。俺じゃ無い誰か、君か、僕か、私か、

 

 

この悔しい気持ちは俺から溢れ落ちた気持ちなんかじゃない。

誰かの行って欲しい、行かなくちゃならないと言う気持ちだ。

 

なら、俺の気持ちは?

 

 

 

俺の心は何処なんだ。

 

 

 

 

「…俺がアイツを助ける理由はなんだよ…」

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

Time???(2020/12/6)いつかの没ネタ

 

 

 

 

 

 

神田こころは意気込んでいた。

なぜ意気込むのか、理由は簡単、

今まで兄とは一緒にさまざまな事をしてきた。放課後デートを始めとして、一緒にお弁当を食べたり、ベットイン(健全な方)したり、き、キスなんかもしちゃったり…

そろそろ新しい初めてを作りたい時期なのだ。そう初めてを!作りたいのだ!

 

「ねぇ、お兄ちゃん…」

 

「ん?」

 

「一緒にお風呂入ろ。」

 

「ん、ああ」

 

 

お兄ちゃんはペラっと手にあった漫画の次のページを捲る。

 

「じゃあ、お兄ちゃんお風呂場いこ、」

 

「ああ、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………は?」

 

 

 

 

 

やっと気付いたようだ。漫画も手からズレ落ち私を凝視する。

 

「だからお風呂はいろ、」

 

「いや、いやいやいや、一緒にお風呂って何考えてんの!?」

 

「義理でも兄妹だよ?私たち、それくらい普通じゃん」

 

「それは小学生ならな!俺らもうそろそろ18になるんだぞ?」

 

兄さんは何故か狼狽えてる。まったく、兄さんはチェリーなんだから…

 

 

 

 

 

マッキーメモ/ 流石にお風呂回は…、僕は心をビッチにしたい訳じゃない、ここまで書いて名残惜しいけど没で、

 

 

/////////////

 

 

Time???(2020/1/30)いつかの没ネタ

 

 

彼女に初めて会った時、一番最初に思ったのは姉さんに良く似ている事だった。

声も、笑顔も、雰囲気も、死んだ姉さんによくに似ていて、180度全て見返しても姉さんにしか見えない。

 

僕は姉さんを愛していた。

 

人生の全てを通してでも彼女を守ろう、そう思えるくらいだったのに

 

 

マッキーメモ/ ストーカーさんの話、過去編をやろうとしたが、なんか姉の方のシスコンを書くとリアルの姉が頭に過ぎるから没、僕はシスコンじゃ無い。妹キャラが好きなだけだ。

 

 

///////////////

 

Time???(2020/9/17)コラボネタ

 

 

朝、目を覚ますと何か身体に違和感を感じた。何かカオスをカオスで埋めたてたそんか感じの違和感がふと頭をよぎる。

 

「あ、あれ……?」

 

部屋の構造が変わっている。

幾分か広くなった様な…、

 

周りを見渡し、やはり違和感のある物が見えた。

横にもう一つベッドがあるのだ。

 

「スーーー、、、」

 

誰かが寝息を立てている。

だ、誰だ…?

この感じ女の子…か…?

 

起こそうかと立ち上がると、「ご飯だよー、お兄ちゃん。お姉ちゃん達呼んできて〜」と下から小町の声がする。

…お姉ちゃん達とはこの子を指しているのだろうか、達って言う事はあと数人いるはずで…いつからそんな大家族になったんだろうか、ウチは…

 

「お、、、おい、小町が…朝だって…」

 

 

ベッドにいくとやはりというか女の子が居たので、肩を揺らす。これ痴漢にならないよな?

 

「…うん?、、、ふわぁ、、、あ、兄さん…おはよ…」

 

目を覚ました彼女は長い髪を靡かせながら起き上がる、初めてみたはずなのに見覚えのある美少女に少し困惑する。正直今まで見てきた中で1位2位を争う程の美少女レベルだ。

 

「お、おはよう…」

 

「……どうしたの?……あれ?なんか部屋なんか広くなってないですか?」

 

「………」

 

 

顔を見ていると何故かはわからないが名前が頭に浮かび上がる。

こいつは"神田 心"俺の義理の妹だ…

親父が連れ込んで来た少女で、少し前に義兄妹になった…

 

「どうしたんですか?」

 

「い、いや。少し混乱していて…すまん、心、先に下に行っててくれないか?…」

 

「え、あ、わかりました…先に行ってますね…」

 

 

心はガチャとドアを開けて外へ出て行く、

 

俺は力尽きた様にベッドに座り込む。

なんなんだ?この状況、、、知らないはずの女の子が俺の部屋に居て、でも俺は知らないはずなのに知っていて…

意味が分からない。頭を抱える、

 

「……どうしちまったんだ…俺……」

 

考えても考えても意味不明の八方塞がりの状況、仕方ない。小町の所に行くか……

 

「ふぅ…あ、そっか」

 

小町の言葉を思い出す。

 

「お姉ちゃん"達"を呼んできてだったんだよな…まだ他に居るのか…」

 

 

そんな事を考えるとガシャッとドアの音が聞こえた。

 

 

 

 

 

「ハチくん…?あの娘…誰…?」

 

 

 

 

 

怒りマーク全開で、部屋に入ってきた彫りの深い、白髪の女の子…

俺の頭に名前が浮かび上がる…

"リーラ・エルフェ"…元ハリウッド女優だ…彼女曰く俺は幼馴染であり結婚を約束した仲…らしい…

 

俺としては記憶ないからなんとも言えないが、実は俺自身が二重人格だったらしくて、もう片方の俺がやらかしたからこうなっているらしい…それでちょっと前から付き合っている。

 

「下に行くの見かけたけど…まさか、他に女の子作ってたとはね…」

 

「い、いや!義理の妹だよ!義理の妹!!」

 

「そんな筈ある筈ないでしょ!!」

 

かなりご立腹らしい、

嗚呼、不味い…!

 

「ほ、ほら見ろよこの部屋!ちょ、ちょっとおかしいと思わないか?」

 

「部屋…ですか…?」

 

 

エルフェは周りを見渡すと少し混乱し始めた。

 

「部屋が…広い……?」

 

そう呟くと俺を見た。

 

「昨日まで普通だった筈なのに…どう言う事ですか…?これ…」

 

「し、知らないよ、起きたら隣に女の子が居て、その子が何故か義理の妹だと知ってて……正直今困惑してる、」

 

 

マッキーメモ/ 自分の作品とクロスオーバーしようと思ったけど、流石に恥ずいので辞めた。いや、知ってる筈ない人もいるし…

コラボ元https://syosetu.org/novel/161266/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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