やはり俺に義妹が出来るのはまちがっている。 作:マッキーガイア
夜中の事、
小町がアイス食べたぁぁい!!と言った為に俺はアイスをコンビニで買って帰り道。夜道にはもう慣れた物でコンビニにも行き慣れていて怖いとか言う気分にはなれない、と言うか、ただの流れ作業に過ぎない。流石に心には家で待機してもらった。夜の街はヤバイときっと誰かが言っている。
両手にぶら下げた冷たいアイスが手を冷やす。まったく冬なのにアイスなんか所望しやがって、
マフラーは少しずつ、揺れている。
いつしか暗かった道は段々と灯を灯し始め、あたり一面に光が蘇った。
一つ一つの小さな光が集まって、世を照らす。
「ねぇ…ひひ、君が比企谷八幡くん、、?」
声が一つ、響く、
「…誰だ?」
俺がそう問うと姿を見せる前に「失礼したね」と声が帰ってきた。
声だけ響く空間に一人ぽつりとその声に返す、側から見たらかなりの異常者だとお見受けする
「君の義妹の元恋人だよ…今は婚約者かな?」
「婚約者…?そんな話は聞いていないが、」
そう問い返すと笑い声が漏れてきた。
「今は聞いていなくても、いずれは嫌でも聞くことになるさ、」
「へぇ、…いずれね、」
「…ふふ、安心して、今日は前挨拶さ、祭りの前のね、」
祭か、楽しければ良いんだかな、、、まぁストーカーに何言っても無駄か、
「今なら間に合うよ、」
ストーカー男はそう呟く
「間に合う…?」
「君が彼女から離れてくれたら、これ以上は何もしない、」
「は、冗談。お前を脅威と捉えていないのに、何故彼女を見放す筈がある?」
俺はそう言うと歩き始めた。
これ以上話していても無駄だな、
「逃げるのかい?」
「生憎、今俺の手元には溶けやすいでお馴染みのラクトアイスがあってな、冬といえど安心はできない。だから、帰らせてもらうぜ、」
「…じゃあ、これだけは覚えておいて。
これ以上彼女を惑わせたら、君を……」
「殺すか?拘束するか?…はたまた小町をどうにかするか?」
俺はそう聞くと奴は笑みをやめる。
しばらく睨みつけると次第に震え出した。
…なんだ、こんな奴に彼奴は怖がっていたのか、
体を彼奴に向け歩き始め、彼の目の前にとどまった。
「…へ、へ、へ?」
何に怯えてる?俺は彼の肩に手を置いた。
「二人とも俺の妹だ。
妹達に何かしてみろ、、、
……殺すだけじゃ済まさんぞ、」
俺はそれだけ言うと回れ右して走り出した男を見た。
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「はぁ、はぁ、はぁ……」
男は走っていた。
いつしか自分の居場所が分からなくなってしまう程必死に走った。その先では何が待っているとかはどうでも良かった。とりあえず走った。
あの目は人を狂わせる。
ズザサァァァ!!
足を滑らせて地に跪く。
「あ、あ、あ、あれは……き、危険だ…」
不思議と涙が止まらなかった。
なんなんだ、なんなんだ!?僕は!!
何に恐怖してる?
震える手を握ると自分が少しずつ小さく見える。
風が吹く。
ポケットから写真が落ちてきた。
「………ははは、なんだよ。
可笑しいか?可笑しいかよ?」
写真に必死に語りかける。
写真には大きく笑顔で笑う少女の姿をあった。
「……君は僕をどこまで惨めにすれば気が済むんだ…」
そう呟き、彼は住処であるゴミ捨て場に足を向けた。