やはり俺に義妹が出来るのはまちがっている。 作:マッキーガイア
日曜日の朝8時ごろ、俺は例のプリ○ュアを見るためにリビングに座っていた。最近ヒーロータイムの時間が遅くなったらしいがプリ○ュアだけ時間がズレないため前と同じ、だが、仮面ライダーが観れる様になったのは評価しよう。
「…お兄ちゃん、やっぱり日曜日の朝だけは早いんだね。でも今日はなんか特別早い、どしたの?」
小町が後ろから声をかける。
「いや、まぁ、それは…」
「うんうん、わかってるわかってる。心お姉ちゃんでしょ。一緒の部屋に寝てるし、それで恥ずかしくなったとか、」
「……ん、い、いや、違う。そもそも日曜はいつもこれぐらいだったろ…」
「なわけ、お兄ちゃん。プリ○ュアは8時半からだよ?ギリギリまで寝てるお兄ちゃんがなんで30分前から来てるのさ、秘密ごとなんて小町的にポイント低いよ。」
そう言うと小町は自慢げな顔をして俺を見ていた。
ため息をつく。
「……ま、まぁ、たしかにそれもあるんだがな…じ、実は…」
「実は…?」
「実は今朝、起きた時なんだが。なんだか体が重かったんだ。
昨日寝不足だった訳でもないし、なんか重点的に…そう、お腹辺りが痛くて…」
ーーーー今朝ぁーーーーーーーーーーー
「ん………ん?…」
(怠くはないが…なんだ?体が重い…)
「ふにゃぁ………」
(…………?…なんだ、今の声…)
グッ……
(うっ……ぐっ、体が起こせないだと?
おかしい、、、昨日はプリキュアを見るために早めに寝たはずなんだが………金縛り…?)
(は!?、、、そ、そうか、昨日のサっちゃんの噂!!あれが作用してるのか…?
ま、まさか、お化けなんか無いさと謡曲でも言うじゃないか!居ないはずなんだ!!
しかし、体が動かないのも事実…何か起こるのか?)
「ふぁ…すぅん……ふぁにぇ…」
(な、何!?さっちゃんはね!?…し、死ぬのか?俺は!?)
「おにぃ……ちゃん……」
(………?、待てよ…)
ガバァ…、、、カサッ…
「………ふにゃあ………」
ガバァ!!カサッ……
「…すぅ…………はぁ………」
ーーーーーーっ……ココロォォォ!!???
なんで俺のベッドに!?
なんで俺の上に居るの!?
なんで!?なんで!?なんで!?なんで!!??
ナンデェェェェ!!!!
ーーーーーーげんじゃいーーーーーー
「ーーと言う事があって早くに起きたんだ。6時に、」
「へ、へぇ………それは役得だねぇ…」
そう言う小町はコーヒーを口にした。
ブラック…飲みきれるのか?
「で…?お姉ちゃんは知ってるの?」
「いや、知る訳ないだろ、当然。知られる前に起きてる。」
「ふぅーん、」
つまらなそうに小町が呟くと、あ、そうだ!と言う。
「今日、お姉ちゃんとデートしてきなよ、デート!!」
「デート…?」
「なんか最近お兄ちゃんとお姉ちゃんの周りがゴタゴタしてるじゃん、だから気分転換にデートにでも行ってくれば…
あ、ケーキ買ってきて、」
「…それが目的か、まぁ、そうだな。わかった。心に聞いてみる。」
小町の言葉を正定してみると小町はニヤッと顔を歪めた、、、これは……何か企んでるな、
「お姉ちゃんが本物のお姉ちゃんになる日も遠くないなぁ、」
なんか聞こえた気がするが知らん、
時計を見る。
8時29分…そろそろか…俺はテレビに目を移した。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「あのこ見てー、お人形さんみたいー!」
「確かに、可愛いわね、隣のは…彼氏?」
「いや、いくらなんでも釣り合ってないだろ、荷物運びかなんか?」
少し離れた場所で声がする。
「久しぶりですね。此処、」
サイゼリヤ、なう
あれからデートに行ったは良いが行く場所がなく結局サイゼでごはんを食べることになった。心はこの間と同じハンバーグを食べている。ちなみに俺も前と同じスパゲティだ。トマトは嫌いだがケチャップは嫌いではない…
…だが一つ問題が生じる、普通に行く場所がない。
一色の時みたいに別段遠くに行くつもりもない為、近場で済まそうとしたのが失敗だった。
カラオケ?…遠い。
遊園地?…遠い。
水族館?…遠い。
逆方向だからその他多数が全て遠く感じる…此処から行くなら"ららぽ"くらいしか無いが、態々デートで行く場所か?
少し考えるが……ららぽかぁ…
「……う〜ん、何処か行きたい場所あるか?」
「兄さんがいる場所だったら何処でも大丈夫ですが…」
「…そうかぁ…」
頭を抱えていると少しして心が言う。
「…そう言えば、私、映画館って言う物に少し興味があって…」
「映画館……?」
「はい、昔から周りのみんながそういった話をしていたので、少し興味があるんです。ダメ…でしょうか…?」
「映画館か……そうだな、一回行ってみるのも良いな、」
スパゲティを口に含み、そう呟く。
映画、映画かぁ…
スケジュールを確認する。近場にある映画館はそれ程遠くない。ジャンルは乏しいが行く価値はある。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
昔から言うだろう、恋は盲目って、
くっそ、ならばいっそ本気で盲目にしてやろうかこのヤロー
俺は映画館にてそう思う。
何故か、理由は簡単今は恋愛映画しかやってなかった。周りはカップルだらけ…分かるだろう?カップルしかいないのだ。
しかもそいつらは時と場所関係なくイチャイチャイチャイチャイチャイチャ発情期か!
全く、だからリア充は…マジで爆発しろ!俺のいない場所で!!
心の中で中指を立てる。
待ち場のソファーにカップル、壁にカップル、トイレにカップル(海老名さんが喜びそうだ)、カップルカップル…ついでに隣の席にもカップル、
スクリーンの中にもカップル…
二次も三次も関係なくカップルに襲われている現状……死にたいな、
あー、胃が痛い。砂糖を吐きそう、
そう思っていると隣で心が俺に呟く。
「なんか、居づらいですね。此処」
「まぁ、恋愛映画だしな…」
「そうですね、、、…って、あれ、もしかして他の人から見たら私達ってカップルに見えるんですかね〜?」
「…いや、そんな事ないだろ、」
悪戯っぽく言う心に俺は真顔で返す。
「…なんでですか?」
「そりゃ、釣り合ってないだろ?俺たち…」
「釣り合って…って」
「人間は否が応でも見た目を重視する。俺たちは相場が合ってねぇんだよ。まぁ、お前と釣り合うやつなんかそうはいないと思うがな?」
「…むぅ〜」
なんでだろうか、心が少しむくれる。
目をスクリーンに戻す…
次の瞬間、心の目を封じた。
「え、え?…目、目が見えませんよぉ」
「まだ、お前には早い!」
「いや、年齢的にはお兄ちゃんと同じでしょ!?ねぇ!」
しばらく目を隠して、例のシーンが通り過ぎるのを待った。
ったく、面倒かけさせやがって…
「…ん、ほい、良いぞ」
「…む〜、、、」
「す、すまん、」
ますますむくれる心に謝罪を入れるすると彼女はニッコリ笑う
「絶対許しません」
「なっ…!?」
「許してほしいなら、さっきの言葉訂正してください、」
そう言う心、さっきの言葉…釣り合っていないって話か?
「いや、あれは現に事実だろう?」
「事実じゃありませんから!」
珍しく心が怒っている。なんだって言うんだ。
「事実だったら、私、兄さんと一緒になんて思いませんよ、絶対」
「心…?」
「兄さんはいつも卑屈過ぎるんです。だから反省して下さい。」
何故だ?なんで心は今、泣きそうなんだ?
俺は自分の心に問いかける。
問いかけた所で自分には答えはない。
……だが、まぁ……
「わかったよ、」
俺がそう言うと心はニッコリ笑った。
「そうです、反省してください。」
「へいへい、」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「今日は楽しかったですね!あのキスシーンは胸がギュッとなりました!」
「まぁ、確かにな。
最近では珍しい良作だったな、あれ」
帰り道、そんな話をしながら歩く。
とうに日は沈み、月が上がっている。歩く道はいつも通り、一寸の狂いもなく歩いていた。
「…はぁ、良いなぁ、あんな恋してみたいなぁ、」
心がそう言う。
「…お前なら男なんて何人でもひっ連れてけるだろ、」
「いや、私なんかに付いてくる男の子なんて居ないですよ」
笑いながらそう言う心に少しため息を吐いた。
「はぁ、お前、俺に言えた立場じゃないだろ…卑屈過ぎるんだよおまえも」
「…なっ、」
「それにお前に付いてくる男がいないって本気で思ってんのかよ?」
「え、だって今までそんな人一人も…」
親指を自分に向ける。
「じゃあ、俺はどうなんだ?」
「えっ……そ、それは、」
「義理でも兄貴だから?…見縊るなよ、確かになんの接点も無ければお前に付いていくなんて事はないだろう。だがな、」
彼女の瞳を見つめる。
「絆された瞬間、お前の負の部分をみてお前の前から消える事は絶対にない。」
「…………」
「だから、安心しとけ、お前を一人にはしないさ」
そう言うと俺は心の頭を撫でる
「……で、でも…あの時聞いてたでしょう?
私が愛した人はみんないなくなっちゃう…どうせ…」
「おまえが必要としてるんだろ?その愛せる人を」
「…………」
「だったら俺がなってやるから、必要だったら言えよ。何度でも愛してやる」
「っ…………///」
「家族として…」(ここ舞い上がりすぎて心ちゃん聞こえてないです)
「だから、安心して恋をしろよ。」
「う、うん///」
何故かその後、心との距離が異様に近くなった気がした。
自分の!!駄文が!!憎たらしい!!
クソがぁぁぁぁ!!!