根本が違うシンフォギア    作:からからっかさ

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延期されたから書いた。
コネってこねった結果、混ざりすぎたものが完成したために投稿。

初投稿だけど、こんなので良いのかなぁ


chapter00 始まりの夢

 西暦2045年。ノストラダムスで世界が滅びるだとか、万年世界滅びてるだろうさと言われ続けて今日この頃。ただの一般人である私は、何時もの日課である人間観察をしていた。

 我が家から遠く離れた地では、何時も何時も人間達が苦労する様が見られる。どうにも、人間と言う生き物は動かなければやっていけないらしい。

 

 アダム母さんは、人間に紛れ込む際はそのように振る舞わねばならないと愚痴を溢していたか。

 

 

 「……む?」

 

 

 人間観察のために除いていた双眼鏡に、ある女の子が写った。その子は何処か、彼に似ている。

 その子はどうにも、我々に近すぎていた。これは、監視が必要。絶対に覚醒させてはならない逸材。

 

 

 「面倒ね……」

 

 

 でも、どうせ。彼のように目覚めてしまうのでしょうね。誰の手でもない、彼女自身の手によって。

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 私「小日向 未来」友達の心を支え、同じ学校に通って何時も明るい毎日を送っていた。何時も人助けのためにその友人「立花 響」は今日も朝に見掛けた猫が木から降りれなかったからと、遅れてきてしまっていた。

 何時もそうだ。自分が辛い筈なのに、他人のことを心配して。昔も、私のことを心配してくれたっけ。

 

 本当に優しい。

 だから、隣に居たい。

 

 

 「え?今日は遅くなるの?」

 

 『ごめんね!えっと、その』

 

 「いいよ。でも、約束は……守ってね?」

 

 『うん!約束!』

 

 

 でも、今日は帰りが遅くなるようだ。心細い。けど何時もの人助けなんだろう。そう思いたい。

 今日は冷えるし、寂しいから寝てしまおうと体をベッドに預けて目を閉じた。

 

 そして、夢を見た。

 

 

──君碇 シンジ君?

 

 

──エヴァ

 

 

──僕、乗ります!

 

 

 とても夢とは思えない夢。白昼夢とは違う現実に起こったような、なんとも言えないデジャヴの感覚。と言っても、空に浮かぶ雲を掴むように所々が穴だらけ。

 そこを知りたいのに、知れない。

 

 気味が悪く、目が覚めた。

 身体中に汗が流れている。私はあれを見たくなかったらしく、とんでもない量だ。

 響が帰ってくる前にシャワーを浴びないと……。何時、帰ってくるのかな。

 

 

 「寒い……。あれ?窓が開いてる」

 

 

 起き上がって、寒さを感じた。風がする方向を見ると、窓が空いていた。閉めた筈なのに。

 泥棒か、私はゆっくりと音をたてないようにベッドから出て辺りを見渡す。

 

 しかし、どこも荒らされた形跡はない。ましてや、何処かに隠れている様子はない。

 私が閉め忘れたのかな?けど、ちゃんと閉めたことを覚えている。絶対に、誰かが入った。

 

 

 「気が付いたの?」

 

 「誰っ!?」

 

 

 後ろから声がして、咄嗟に振り向いて壁に背を向けた。そこに居たのは夢の中で少し写った少女にそっくりな、蒼い髪をしている。赤い瞳は月明かりで照らされた暗がりが多い部屋で異彩を放っていた。

 そこまでは普通の少女だと言いきれる。着ている服?が問題だった。いや、服とは言えない。

 

 黒い円状模様が何個も体に現れていて大事な部分を隠しているだけだった。どうやって入ったのか。考えても仕方がない。

 

 

 「そんなに身構えなくて良いの」

 

 「貴方は、どうやって……」

 

 「必要ない。回答はしない。答えて、貴方はまだ目覚めていないの?」

 

 「え?」

 

 

 訳がわからない。響、早く。早く、帰ってきてよ……。怖いよ。響……。

 壁と背中がぶつかった。不気味で、夢と思いたいけれどこれは現実。さっきの変な夢とは違う。

 

 

 「なら、いい。邪魔をした」

 

 「───え」

 

 

 そう言うと、少女は消えた。フッと、今まで居なかったかのように消えてしまっていた。

 窓を見ると、まだ開いている。あれは夢じゃない、あの女の子も夢じゃない。 

 

 取り敢えず、窓を閉めてシャワー室で汗を流すことにした。汗が流れ落ちる度に、夢と彼女を思い出す。

 あらは何なのか、また会えたら聞くとしよう。凄く、気になっている自分がいる。

 

 自分のことではない謎の夢と、謎の少女。何がどうなっているのか、答えてくれる人は居ない。

 

 

 「響……、早く帰ってきてね」

 

 

 私は、待つことしか出来なかった。

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 「どうだった?」

 

 

 あの子を視察すると出ていって、今さっき帰ってきた妹に聞いた。

 妹は元の姿と溶け込んだ姿で帰ってきたので、能力を使って見てきたのは解った。

 

 でも、あの子を脅したりはしてないでしょうね……。そんなことをすれば後々に響くのだけれど。

 

 

 「聞いてきた」

 

 「なんだって?」

 

 「直接。聞いてきた」

 

 「ば、バカじゃないのぉ!?」

 

 

 おもいっきり妹の頭を拳骨で殴る。涙目になって顔を傾げようとも、その事実は変わらない。一回でも外的要因でそれを自覚してしまったら、あの時と変わらない。また、大人か他人の言いなりになってしまう。

 ただただ大人の言葉に疑問を持ったまま頷き、結局は言い道具のように扱われてきた彼を思い出す。

 

 アダム母さんが見せてくれたあの光景を、繰り返させてはならない。

 

 

 「どうしよう……」

 

 「なら。忠告すれば言い」

 

 「どの口が言ってるの!!」

 

 

 両頬をそれぞれ掴んで引っ張る。

 

 もし、もしもそんなことをしてみれば結果は明らか。精神が病んでいくに違いない。そこまで心が脆いとは思わないが、人とは挫折するもの。だからこそ、人は生きて行ける。

 あのこの場合は違う。一度でも完全に気付いてしまえばそれっきり。記憶は流れ込んで、パンクする。

 

 少しづつでなればならないのだ。

 ゆっくりと、時間をかけて。

 

 

 「これ、説教コースだから」

 

 「………」

 

 「不貞腐れても、変わらないからね」

 

 

 

 




次回

謎の夢と少女に悩む未来。一方で、立花 響は正義感で人を助けていた。
響が危機に陥ったとき、彼女達は姿を現した。その彼女達は響がよく知る人物達であった。


次回、悪ある所に正義あり

次回も!サービスサービスぅ!
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