皆は俺の妹~パンツァー・フォー   作:とあるP

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とあるPです。

今日から5月になりましたが相変わらず、家でのんびりしています。

5/17タイトル追加
それでは本編どうぞ!!


第九話(直哉と沙織)

直哉が整備を終えて帰宅する途中に彩華から呼び出された。

 

直哉「なんですか、彩華さん?」

 

彩華「今日なんだけど、カメチームの整備が遅くなるから適当に食べてもいいわよって話そうと思ってね」

 

直哉「わかりました。けど、料理ができる自信とかないなぁ」

 

沙織「なら直哉さん、ウチで食べますか?」

 

直哉「え!いいのかい?」

 

沙織「はい!両親からも直哉さんがどんな人なのか教えてくれって言われてたので」

 

直哉「なら、お言葉に甘えようかな?」

 

こうして、直哉と沙織はスーパーで買い物をしてから帰宅した

 

沙織「ただいまー!」

 

直哉「お邪魔します」

 

???「お帰りなさい沙織、あら、その人は?」

 

???「お帰り沙織、ん?」

 

武部宅に着た途端に2人の男女に出会った。見るところによると、沙織の両親らしい。

 

沙織「この前話していた、連盟から派遣された直哉さん」

 

直哉「初めまして、土門直哉と申します。本日は武部さんからお食事に誘われまし

たので、ご相伴にあずかった次第です」

 

???「これは、ご丁寧にどうもありがとうございます。沙織の母の詩織(しおり)と申します」

 

???「父の(さとし)です」

 

そう言うと、両方とも作業を再開した。どうやら夫婦でお店を営んでいるらしい。

 

直哉「そう言えば、沙織ちゃんの両親ってお店とかやっているの?」

 

沙織「そうですね。手作りのお惣菜を作って売っているんです」

 

道理で料理が上手だと思った。それに店の方もイートインスペースがあり、店内で食べれる様になっておる。

 

沙織「じゃあ、店の方があるので、暫く寛いでいて下さい」

 

直哉「なら、手伝うよ」

 

沙織「え!悪いですよ。お客様なんだし…」

 

直哉「夕食をご馳走になる身なのに、何もしない訳にはいかないよ。それに、2人の方が効率がいいからね」

 

沙織「直哉さん…わかりました。じゃあお願いします」

 

直哉「了解!」

 

 

そう言うと直哉はエプロンを付けて、沙織と一緒に店のお客から注文を取り始めた。流石に厨房には立たせてもらえなかった。

 

「お!なんだい沙織ちゃんの彼氏かい?」

 

「しかもかなりのイケメンじゃないかい?」

 

「マジかよ!沙織ちゃん狙ってたのになぁ~」

 

「これで、この店も安泰だな」

 

 

客に茶化されながらも直哉は次々に注文を取っていた。そんな冷やかしに対して沙織は体をくねらせて否定していたが満更でもなさそうな雰囲気だった。

 

沙織「違うわよ!この人は彼氏じゃないわよ!」

 

「本当かい兄ちゃん?」

 

直哉「まぁ、一昨日来たばかりですからね」

 

「ということは。あんちゃん陸の人間かい?」

 

直哉「ええ、戦車道連盟の整備部にいます」

 

「へぇ~凄い所から来てるんだなぁ~」

 

「どうだい一杯?」

 

直哉「すみません。まだ未成年なのでお酒はちょっと…」

 

 

そして、最後の客が帰っていき閉店して4人で遅めの夕食となった。

 

詩織「ごめんなさい直哉君、今支度するわね」

 

直哉「大丈夫ですよ」

 

沙織「それじゃあ、お母さんと準備してくるから、ちょっと待っててね。直哉さん」

 

そうして、聡と直哉が2人っきりになった時に聡から話し始めた。

 

聡「ちょっといいかい」

 

直哉「はい」

 

聡「初めてにしては、良く捌いていたね。何かしていたのかい?」

 

直哉「高校の時にアルバイトを少し」

 

聡「そうかい」

 

直哉「はい」

 

「…」

 

「…」

 

一瞬の静寂があったが、聡が話しかけてきた。

聡「直哉君と言ったかね。君は沙織の事どう思っているのかね?」

 

直哉「どう、とは?」

 

聡「言葉通りの意味だよ。あの子は面倒見がよく料理の腕もいい。親の私が言うのもなんだが、将来有望だと思うのだがね?」

 

直哉「そうですね。確かに後輩への面倒見がいいのはわかります。しかし、自分はまだ学生で、一昨日沙織さんと知り合ったばかりなので、まだ何とも言えないですね」

 

 

これは、本当の気持である。確かに沙織は魅力的な女の子ではあるが、それが恋なのかはわからない。どちらかと言うと妹な気分である。

 

聡「そうか、わかった。気が変わったら遠慮なくいってくれ。いつでも歓迎するからね」

 

直哉「はい、わかりました」

 

そして、タイミングよく料理が運ばれてきた。沙織を見ると若干頬が赤かった。

 

直哉「沙織ちゃん?どうかしたの?」

 

沙織「な、何でもない!何でもないですよ~///」

 

直哉「?そうかい、なら良いけど」

 

詩織「フフフ、さぁ料理も出来たし食べましょう。直哉君も遠慮しないでね」

 

直哉「はい、ありがとうございます。」

 

 

『いただきます』

 

 

この日武部家では、4人での食事となった。詩織と沙織の料理はとても美味く、箸が止まらなかったという。そして、料理も終わり直哉が帰ろうとした時、沙織が近くまで送ると言い出したのだ。

 

外は暗くて危ないと言ったが、沙織が「付いていく」と聞かなかったので、別れ道までならといい帰宅となった。そして、他愛もない話をして別れ道となった

 

直哉「それにしても、料理美味しかったよ。沙織ちゃんありがとう」

 

沙織「いえいえ。こちらこそ直哉さんの好物を知る機会となりました」

 

直哉「じゃあ、俺はこっちだから。おやすみ」

 

そう言って、直哉は帰路に着いた。その背中を沙織はずっと見守り続けた。

 

~沙織side~

初めて会ったとき、私は直哉さんの事を気に入っていた。年上で尚且つイケメンであった。

 

しかし、どちらかと言うと恋人にしたいでもなく、お兄ちゃんとして見ていたのかもしれない。

 

みぽりんが「直哉お兄ちゃん」と言っていたからその影響もあった。そして、私は今直哉さんの為に料理を作っている。我ながら大胆な事を仕出かしたと思う。

 

聞いた話によると、今日の夕食が無くて困っているとの事だったので、それならばと立候補し見事家に招待することとなった。スーパーで食材を選んで帰宅すると、両親がまだ店をしていたので、手伝おうとした時、直哉さんも手伝うと言い出したのだ。

 

2人でやる事になり、店の中にいると、常連客が茶化してきた。それでも、直哉さんは嫌な顔をせず接客してくれた。そして、お母さんと料理をすることになった。

 

詩織「沙織。直哉君って、いい子よね?」

 

沙織「へ!そ、そうだね~」

 

詩織「もしかして…好きなの?」

 

沙織「何でわかったの!?」

 

詩織「そりやぁ沙織の母親ですもの。沙織の事ならわかるわよ。それに顔に出てるからね」

 

沙織「そんなに分かりやすかった?」

 

詩織「ええそうね、麻子ちゃんなら一発で気づくレベルね」

 

そこで麻子を出すのはおかしい。しかし、麻子とは幼馴染であるがゆえ、対象が麻子しかいなかったのだろう。

 

沙織「確かに直哉さんは好きだけど、異性じゃなくて憧れと言うか、何と言うか…」

 

詩織「ふ~ん、まぁいいけれどね。うかうかしていたら他の子に取られるかもしれないわよ。特にみほちゃんとかにね。」

 

沙織「何で、みぽりんの名前が出てくるの!?」

 

詩織「何となくね。それに直哉君とは幼馴染と言うじゃない?」

 

そうだった。みぽりんと直哉さんは昔熊本で一緒に遊んだ仲であった。

 

詩織「それに彼結構イケメンだしねw私がもう少し若ければな~」

 

沙織「ちょっとお母さん!?」

 

詩織「冗談よ。さて、料理も出来たし、運びましようか」

 

沙織「は~い」

 

そして、料理を運んでいるとお父さんと直哉さんが話していた。気になって聞き耳を立てていたら、

 

聡「直哉君と言ったかね。君は沙織の事どう思っているのかね?」

 

直哉「どう、とは?」

 

聡「言葉通りの意味だよ。あの子は面倒見がよく料理の腕もいい。親の私が言うのもなんだが、将来有望だと思うのだがね?」

 

沙織(お父さん!何言っているの!!)

 

しかし、気になるのも事実である。憧れの人がどう思っているのか、気になって仕方がなかった。

 

直哉「そうですね。確かに後輩への面倒見がいいのはわかります。しかし、自分はまだ学生で、おととい沙織さんと知り合ったばかりなので、まだ何とも言えないですね」

 

そう聞いた瞬間、嬉しい反面、悔しい反面があった。自分の事を褒められたのは、嬉しかったが、所詮その程度なんだと悔しいと思ってしまった。

 

そして、彼女はある誓いを立てた。

 

沙織(そんなに言うのなら、是が非でも振り向かせて必ず彼をゲットしてみせるんだから!!)

 

~沙織side out~

 

別れ道から帰宅した後、両親に向かってこう切り出した。

 

沙織「お父さん、お母さん、私に料理を教えて欲しいの!!」

 

聡「どうした?そんなに荒くなって?」

 

詩織「もしかして直哉君のため?」

 

沙織「うん!絶対に直哉さんを振り向かせる為に料理の勉強をしたいの」

 

聡「そうか…わかった。お父さんが教えてあげよう」

 

詩織「頑張ってね。沙織!」

 

沙織「ありがとう、お父さん、お母さん」

 

そう言って、直哉を振り向かせる為に、少女は奮闘するのであった。がんばれ沙織ライバルは多いぞ!!

 

詩織「そうなると、直哉君が未来の旦那様になるのかしらね?」

 

沙織「ちょっと!お母さん気が早いよ!!」

 

聡「そうだぞ、母さん!まず、俺の目が黒い内は沙織を嫁には出さん!」

 

沙織「お父さんも気が早いよ!」

 

因みに沙織の両親も親バカである。

 

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

作「今回はこんなもんかな?」

ケ「あら、ナオヤってこんな事も出来たのね。ますます興味がわいてきたわ」

作「いいよなぁ~イケメンで気配り上手って」

ケ「そうよね~早くゲットしたいもん!!」

作「サンダース編ってまだまだ先なんですけどね…」

ケ「そこは、作者の頑張り次第じゃあないの?」

作「…ウッス、頑張ります」

 




今回は沙織にポイントを当てて書いてみました。

初めてキャラ視点を入れてみましたけど、難しいですね。そのおかげで3,000字オーバーしました。

今後は各キャラにポイントを当てて書いていくつもりです。

それでもよろしければ感想・評価・誤字報告お待ちしております。

オリ主と各隊長が幼馴染だったという設定は?

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