先に言っておきますが、今回はかなり長いです。
5/17タイトル追加
それでは本編どうぞ!!
ダージリンとの出会いは衝撃的なものであった。まずは、その容姿からである。これまで出会った中でも群を抜いて気品にあふれていた。
また、それに比例するようなブロンドの持ち主である。少しだけ呆けていた直哉にダージリンからの声が聞こえた。
ダージリン「どうしたのですか?こちらから挨拶をしたのに、返答がないなんて」
直哉「ああ、失礼。少し見とれていたので…改めまして、日本戦車道連盟整備部の土門直哉です」
佳代子「同じく皆川佳代子です」
ダージリン「見とれていたなんて、冗談がすぎますわ///」
実際そうなのだから仕方ない。そして、他にもこのサロンにいた人物が挨拶をし始めた。
???「ごきげんよう。聖グロリアーナ女学院隊長車砲手のアッサムです」
???「同じく装填手のオレンジペコです」
ルクリリ「そしてわたくしがルクリリです。先ほどのマチルダ歩兵戦車の車長を務めています」
これで全員かと思いきや、向こうから砂煙を上げて1人の生徒が直哉めがけて駆け込んできた。
???「わーー!どいてくださいまし!」ドシーーーン!
直哉は避けることが出来ず、その子は腹めがけてタックルしてきた。
直哉「ぐほ!!」
若干のスピードが緩まっていたが、それでも結構な衝撃が直哉を襲った。
アッサム「ローズヒップ!何度走って来るなと言えばわかるのかしら!」
???「申し訳ありません。アッサム様!ダージリン様からのお呼び出しだったのでつい嬉しくて」
オレンジペコ「それはいいですから、早くどいてください!土門様が気絶してしまいますから」
???「そう言えば、痛くありませんわね?どういう事でしょうか?」
直哉「すまないが、どいてもらえると助かるのだか・・・」
???「あーー!これは失礼いたしましたわ!」
ようやく退いてくれた子は改めて直哉と向き合った。
???「聖グロリアーナ女学院クルセイダー車長ローズヒップと申しますわ!土門様」
直哉「こちらこそ、よろしく。しかし、元気な子だね」
ローズヒップ「それだけが取り柄ですわ!」
そう言って直哉とローズヒップは互いに握手するのであった。
そんな風に挨拶していると、すっかり時間も遅くなってしまった。
ダージリン「今日は遅いですし、詳しい内容については明日話すということでよろしくて?」
直哉「そうですね。それでかまいませんよ」
佳代子「そうね~。早くシャワー浴びたいし」
ダージリン「ペコ、お客様をホテルへお通しさしあげて」
オレンジペコ「かしこまりました。どうぞこちらへ」
そう言うと、オレンジ髪の子が案内し始めた。案内について行くこと数十分直哉たちはドデカいホテルの前にいた。
直哉「はー!これは随分とでかいホテルだね」
佳代子「そうね~!流石お嬢様学校って感じよね」
オレンジペコ「朝食は8時まで、9時になりましたら迎えが来ます。明日は全校生徒に直哉様と佳代子様をご紹介いたしますね。それでは、ごきげんよう」
軽い説明をしたら、オレンジペコは帰って行った。そして、直哉と佳代子もホテルに入っていき、自室に行ったのである。
直哉「しかし、あのダージリンって子昔どこかで会った気がするんだよな」
その頃、学園の一室では、アッサムとダージリンがPCに向かって何やら作業をしていた。
アッサム「やはり、あの土門直哉って人昔遊んだ…直くんで間違いないわね」
ダージリン「ええそうね。当の本人は忘れているようだけどね」
ここは、「GI6」通称情報処理学部第6課の部屋であった。そして、その画面に映し出されていたのは、直哉の経歴やこれまでの通っていた学校の数々であった。
親の仕事の都合上何度も転校を余儀なくされていた、直哉は色々な地域の学校に行っていた。その中に神奈川に居た時期があり、偶然にもダージリンとアッサムが通っていた学校の近くであった。
ダージリン「それにしても、あの直くんがここまで大きくなっているなんてね」
アッサム「それで、どうするのダージリン?」
ダージリン「どうとは?」
アッサム「久しぶりに直くんにあったのだから、あの約束の事思い出してみる?」
ダージリン「やめておきましよう。自力で思い出したのならまだしも、こちら側からアクションは起こさない様にいたしましょう」
アッサム「それもそうね」
そう言って2人はGI6の部屋から出て行った。これから始まる嵐のような日々が来ることも知らず。
直哉「うん、大丈夫だよ母さん。じゃあまたね」
夕食を済ませて、自室でゆっくりているとふと、外を見た。満月の日であり、お月様が綺麗に写っていた。
直哉「そう言えば、あの時もこんな満月の日だったな」
そう言うと、直哉はベットに横になりながら、あの日の事を思い出していた・・・
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今から10年も前の話しである。東京に引っ越していた直哉は、家族と一緒に神奈川県で行われていた、花火大会に来ていた。花火に夢中になっていた直哉は運悪く、両親とはぐれてしまった。
直哉「母さん!父さん!居たら返事してくれ!」
必死に声を出しても、届くはずがなかった。そんな時、目の前に小さな女の子が泣きながら座っていた。
??「ひっく!ひっく!ママ、パパどこにったの・・・」
直哉「大丈夫?」
??「へ?あなたはだぁれ?」
直哉「僕は直哉。土門直哉って言うんだ。君も親と離れたの?」
??「うん・・・花火に夢中になっていたら迷ってここに来たけど、どこに行けばいいのか分からなくなって」
直哉「そうなんだ。ならお母さんとお父さんが来るまで一緒にいてあげる」
??「ありがとう!私はダージリンっていうの!」
直哉「ダージリン、なんだかお人形さんみたいな名前だね」
9歳で右も左もわからない直哉にとって、未知の場所ほど怖い物はなかった。しかし、この子の手前、泣かないと決めた。そうすると自然と話しが進み、怖い気持ちも何処かに行ってしまった。
直哉「見て!ダージリンちゃんお月様だよ!」
ダージリン「そうだね!そう言えばこんな言葉を知っている?『月の姿は美しくて楽しい眺めである』」
直哉「すごい!よく難しい言葉を知っているんだね!」
ダージリン「パパの部屋にいっぱい本があってそれを見て覚えたの!」
その時である、2組の親子が2人の許に駆け寄ってきた。
昭人・綾子『直哉!』
直哉「父さん!母さん!」
???『ダージリン!』
ダージリン「パパ!ママ!」
4人とも、あちこち走り回ったので汗だくであった。それでも、我が子が見つかった安心から駆け寄らずにはいられなかった。
昭人「どこ行っていたんだ!心配していたんだぞ!!」
直哉「ごめんなさい」
綾子「けど、怪我が無くて良かったわ」
直哉「うん。あの子と一緒に居たから」
そう言うと、向こうの家族も心配していたのか、ずっとダージリンと喜びのハグをしていた。そして、ひとしきり終わった後こちらに向かってきた。
???「ダージリンの話し相手になってくれてありがとう。私はジョージ、こっちは妻のエミリーと言います」
???「初めまして、妻のエミリーです。こんな名前ですが日本人です」
ダージリン「パパ、ママ、この人は直哉って言うのよ」
ダージリンは得意げに言って見せた。それを両親は囃し立てた。
ジョージ「おやおや、早速ボーイフレンドでも出来たのかな?」
エミリー「まぁ!これは嬉しいことね。明日はお赤飯炊かないとね」
ダージリン「そ、そんなことないですわ!」
若干頬が赤くなっていたダージリンを気にすることなく、ジョージとエミリーは直哉に近づいてきた。
ジョージ「君が直哉君だね。ダージリンを守ってくれてありがとう。さながらナイトって感じかな」
エミリー「初めまして直哉君。ダージリンの事気にかけてくれてありがとうね」
直哉「別に大したことじゃあないですよ」
ジョージ「それでもだよ。あの子に代わって礼を言おう」
エミリー「ええ、あの子がここまで安心している顔を見るのは久しぶりだわ」
どうやら、ダージリンの両親にえらく気に入られてしまった。
今日は遅いため、明日改めてお礼に行くとの事で解散することになった。その時ダージリンが「バイバイ」と手を振ってくれたことは今でも忘れなかった。
次の日、直哉親子はダージリン宅に招待された。そこには、絵に出てくる様な洋館と広いプール付きの庭が現れた。今になって場違いであると思った直哉親子であった。
ジョージ・エミリー『ようこそ我が家へ!歓迎するよ(わ)!』
ダージリン宅に着くと両親から手厚い歓迎を受けた。その後は思い思いの事をした。父親同士は戦車道について、母親同士は料理や趣味の話し。そして、ダージリンと直哉は庭で遊んでいた。
ダージリン「直くん!紹介するわ、私の友達のアッサム」
??「初めまして。アッサムと申します。どうぞ宜しくお願い致しますわ」
直哉「こんにちは、直哉って言います」
アッサムはダージリンと同級生であり、生粋のお嬢様であった。父親がIT関連の仕事についているため、PCの扱いが得意であった。
アッサム「ダージリンが紹介人がいると言って付いて来たら、まさか男の人だとは思わなかったわ」
ダージリン「そうでしょう!貴女の驚く顔が見たかったのよ」
アッサム「直哉様、ダージリンの言うことは気にしないでね」
直哉「大丈夫ですよ。それと、直哉様って言わなくても大丈夫ですよ」
アッサム「それじゃあ、ダージリンと同じく直くんでいいですか?」
直哉「いいよ。じゃあ僕はアッサムって呼んでもいいかな?」
アッサム「いいですわよ」
ダージリン「む~直くんって呼んでいいのは私だけなんだから!!」
そんな感じでアッサムとも友達になった直哉は月に何回かではあるが、ダージリン、アッサムと一緒に遊んでいくのであった。しかし、時間とは残酷なのである。その年の冬であった。
直哉「今日は2人に言わないといけない事があるんだ」
ダージリン、アッサム「「何かしら?」」
直哉「実はお父さんの都合で引っ越さないといけなくなったんだ・・・」
ダージリン、アッサム『え!』
ダージリンとアッサムは紅茶のカップを落としてしまうほどの衝撃だったに違いない。実際落としてしまい、辺り一面に紅茶がこぼれてしまった。
直哉「ごめん・・・あんまりダージリンやアッサムと居るのが楽しかったから、言いそびれたんだ」
ダージリン「そうでしたのね。仕方ありませんわね」
アッサム「ダージリン!」
ダージリン「けど、これでお別れとは言いませんわよ。必ず再開してみせますわ」
アッサム「・・・そうね。それまで忘れない様に約束してもらおうかしら」
直哉「どんな約束かな?」
ダージリン「そうね、今度会ったら、アッサムと私を直くんのお嫁さんにしてほしいわ」
直哉・アッサム「「え~~!!」」
これには、直哉だけではなくアッサムも驚いた。だってこの前まで遊んでいた子にプロポーズされたのである。しかも、アッサムもお嫁さんになるのである。
アッサム「ダージリン!そんな話し聞いてないわよ!」
ダージリン「だって言ってないもの。それともアッサムは直くんの事嫌いなの?」
アッサム「そ、そんな事ないけど・・・」
ダージリン「じゃあ決まりね。直くんはどうする?」
直哉「正直分からないけど、そうなれたら嬉しいよ」
子供の頃の話しであるから、直哉はそこまで深くは受け止めていなかった。しかし、後々これが争いの火種になっていくことはまだ、誰も知らない・・・
その後は、ダージリン宅でのお別れ会を行った。大人同士はいつか再開することを願って酒を飲んでいた。そして、ダージリンとアッサムはと言うと、
ダージリン、アッサム、直哉『ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんのーます!ゆびきった!』
3人で誓いを立てたのだ。
ダージリン「これで、破れない約束が出来たわね」
アッサム「ええ、直くん約束を破った場合は・・・ワカッテイルワヨネ」
直哉「う、うん・・・わかっているよ」
直哉は言えなかった。2人の目は笑っていなかった。その代り後ろには凶悪海賊「黒髭」の異名を持つエドワード・ティーチが立っていたという
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次の日、直哉はベットから起きて、朝食を食べに行く準備をしていた。
直哉「随分と懐かしい夢を見ていたな。けど、今日から研修が始まるからな。気合い入れていかないとな」
そう言って、ホテルのレストランに向かうのであった。
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作者「ダージリンとアッサムを同時に嫁にするとかどんなプレイボーイだよ」
愛里寿「そうしたのは、貴方なんじゃないの?」
作「そうでしたね。まぁタグにもハーレムって書いてあるからね」
愛「・・・まぁ島田流は一夫多妻制だから大丈夫」
作「そんな制度ないから!」
愛「それよりも、いつになったら私が出てくるの?」
作「・・・冬までには出したいです」
愛「わかった。期待して待ってる♪」
作「ウッス!頑張ります!」
今回は、直哉の回想とダージリンの両親を出しましたが、設定は特に気にしてません。後で設定集を更新しておきます。
それと、アンケートをしたのでそちらも参考にしたいと思います。
感想・評価・誤字報告お待ちしております。
オリ主と各隊長が幼馴染だったという設定は?
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いる
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いらない