緊急事態宣言が解除されてから、人の動きが活発になりましたが、引き続き3密を避けて行動しましょう。
それでは本編どうぞ!!
週末、直哉はホテルの前に居た。そこには、ツナギやスーツに身を包んだ姿ではなく、ラフな私服姿である。一応、前日に艦内にある洋服店で、佳代子に見積もってもらった。
直哉「まぁ、その後に佳代子さんから根ほり葉ほり聞かれたけどな…」
佳代子から聞かれてうんざりしていた時に、今日の主役の2人が登場するのであった。
ダージリン「おまたせしたかしら?」
直哉「いや、今来たところだよ」
ダージリン「うふふ、なんだか恋人のやり取りみたいわね」
アッサム「…直くん、私もいるんだけど」
直哉「ごめんよ、アッサム」
そうこうしている内に時間になったので、出かけることにした。
直哉「そう言えば今日は行くところとか決まっているのか?」
ダージリン「そうね、特に決めてないわね」
アッサム「天気予報だと、1日中晴れだから気長にできるわね」
直哉「それなら、俺が決めてもいいかい?」
ダージリン・アッサム『ええ、いいわよ』
そう言うと直哉達は、港に向かうのであった。幸いにして、今日は学園艦の寄港日であったので、聖グロのホームである神奈川県に着いた。
直哉「さて、時間的にお昼だから観光がてら中華街にでも行くか?」
ダージリン「いいわね」
アッサム「そうね」
2人が納得してくれたので、直哉達は中華街に向かった。その時直哉が運転するレンタカーで向かうのであった。
ダージリン「直くん運転できたのね」
直哉「高校卒業してすぐに免許を取ったからね。休みの日は運転していたんだ」
アッサム「学園ではしてなかった様に見えたけど」
直哉「学園内はルクリリが運転する戦車で移動していたからね。あんまり使う機会がなかったんだ」
この時ほど、ルクリリが羨ましいと思った2人であった。そうこうしている間に、3人は中華街に着いた。
直哉「お昼はどうする?」
ダージリン「中華まんを食べながらチャイでも飲みましょうか」
アッサム「それもいいわね」
直哉「了解!」
そして、3人で中華まんとチャイを食べ歩きつつ中華街を満喫していた。
途中直哉はトイレに行くと扮して雑貨屋に行き、2人へのプレゼントを選んでいた。ダージリには青いバラのアクキー、アッサムには赤いバラのアクキーを買って2人のもとへ行くのであった。
しかし、そこには2人を囲む3人の男が居た。
「そこのお嬢さんたち、俺らと遊びに行かない?」
「面白い所に連れて行ってあげるからさぁ~」
ダージリン「ごめんあそばせ。人を待たせているの」
アッサム「ですので、貴方達に構っているひまはないんです」
「そいつの事は忘れてさ俺らと遊ぼうぜ!」
見たところ、直哉が買い物に行っている間に絡まれたらしい。直哉としては穏便に済ませたいがどうすればいいかと思っていた。その時、ダージリンとアッサムが目を合わせて、直哉の所に駆け寄ってきた。
ダージリン「兄さん!やっと居たのね」
アッサム「ようやく見つけましたよ。さぁ早く行きましょう。お兄様」
直哉「え?」
とっさの事に頭が追い付かなかったが、ダージリンから(合わせて)とアイコンタクトがあったので、合わせる事にした。
直哉「ああ、そうだな。ごめんな、トイレが長引いてしまって」
ダージリン「まぁそれは許してあげますから、早く行きましょう」
ダージリンとアッサムが直哉を連れ出そうとしたその時…
「オイ、ちょっと待てよ」
3人組の1人が直哉の肩を掴み止めようとした。
直哉「なんですか?これから出かけないといけないんですけど」
「さっきから聞いていりゃあ、いい気になりやがって、なめんじゃあねえぞ!!」
「妹2人を残して、お前は1人で帰りなw」
「それとも、2人に守られてもらうしか能がないのかな?」
『アハハハハハハハ』
その一言に直哉の中にあった何かが爆発した。2人に下がる様に言って男たちの前に立った。
「お?やろうってか?」
直哉「可愛い2人の前だから穏便に済まそうと思っていたが、もう我慢の限界だ。こっちにも男の意地があるもんでね」
そう言った次の瞬間直哉は身を低くし、男の腹に掌底を食らわせた。男は悶えて地面に倒れた。
そして、一瞬の隙を付いてもう一人の男の顔に右ストレートを喰らわせて、足蹴りをし地面に倒れた。
最後に残っていた男は状況を理解したのか、直哉に手を出さずに、倒れた2人を担いで逃げるのであった。
ダージリン・アッサム『直くん大丈夫!?』
直哉「大丈夫だよ。少し古傷が痛んだだけだよ」
ダージリン「古傷って?」
直哉「大洗に居たときにね」
アッサム「そうなのね、けど直くんが無事で良かったわ」
ダージリン達が安堵していると、路地裏から2人の男性が現れた。
ジョージ「全く、娘のピンチだと駆けつけてみたら」
???「もう終わっているとはね。やっぱり年には勝てないかな」
ジョージ「そんな事を言っても君は年を取っても色男じゃあないか」
???「そんな事ないぞ。これでも鍛えているつもりなのがね」
2人は談笑しているが、直哉はあまり知らない。そんな2人を余所にダージリンとアッサムが駆け寄るのであった。
ダージリン・アッサム『お父様!!』
直哉「お、お父様?」
ジョージ「大丈夫だったかい。ダージリン」
???「アッサムも」
ダージリン「ええ、直くんが守ってくれたから」
ジョージ「そうかい、直哉君。君に娘を助けてもらうのは2度目だったね」
???「そして、私は初めましてかな?直哉君」
その時直哉は思い出した。10年前の花火大会の日にダージリンを助けた時の事を
直哉「お久しぶりです、ジョージさん。こちらの方は」
???「おっと、自己紹介がまだだったね。僕の名はボンド。よろしく」
アッサムの父であるボンドは黒髪短髪のダンディーな人だった。
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作者「遂にデート編ですか・・・リア充爆発しろ!」
ジョージ「おっと、冗談でも言うもんじゃあないよ」
ボンド「そうだよ。将来の婿になる子がいなくなっては困るからね」
作「けど、悩んだんですよ。華さんの時の様に刃傷沙汰にしようか」
ジョ「そうしたら我々が全力で止めるからね」
ボ「そうそう、MI○時代の能力を駆使すれば」
作「あのシリーズ好きだったですよね。ボンドガールがw」
ジョ「前編と言うことはまだ続くのかね?」
作「一応前・中・後にしようかなと」
ボ「なら、これからの直哉君に期待しようじゃいか」
と言うわけで、始まりましたデート編です。作者も書くのは初めてなので上手く表現できるか心配ですが、頑張ります。
007シリーズでは、5代目ジェームズ・ボンド役のピーアス・ブロスナンさんが好きで、アッサムの父親に選びましたww
☆9評価アクセルシャドウさん、ガスロさんありがとうございます!!
感想・評価・誤字報告お待ちしております。
オリ主と各隊長が幼馴染だったという設定は?
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いる
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いらない