皆は俺の妹~パンツァー・フォー   作:とあるP

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とあるPです。

「オリキャラ多数」のタグを追加しました。今後も出てくる可能性が大なのでww

それでは、本編どうぞ!!


第三章~サンダー大学付属高校
第二十六話(直哉と黒い影)


直哉が聖グロの学園艦から帰ってきて次の日。今日は久しぶりの休日なので、ぶらぶらしていた。

 

直哉「やっぱり、地元の空気が一番だな」

 

このところ海に居て地面の感触を忘れていた。粗方散策したのち、直哉が立ち寄ったのは、街から離れた所にある神社であった。

 

直哉「少し寄ってみるか」

 

長い石段を登った先にあるのは、立派な社であった。直哉は賽銭箱に入れて拝んだ。そして、帰りにおみくじを引いてみた。

 

直哉「おお!大吉じゃあないか!良かった」

 

偶然にも、大吉を引いた直哉であったが、内容は微妙な感じであった。

 

直哉「何々、待ち人数年のうちに現れるでしょう。しかし、女難の相に会うでしょう…まじか」

 

思い当たる節がありすぎて混乱していた。そんな時、着信があった。

 

しかし、知らない番号からであった。出なかったら後味が悪いと思い、仕方なく直哉は出るのであった。

 

直哉「もしもし」

 

???『あーやっと出た!もう、遅いじゃない!』

 

直哉「すみません。貴女誰ですか?」

 

???『人に物を訪ねる時はまず、自分が名乗るのではなくて?』

 

直哉(俺の番号知ってるのに名乗るっておかしいだろう。仕方ない)

 

直哉「…自分は日本戦車道連盟整備部 土門直哉です。貴女は?」

 

???『ありがとうね♪私は前聖グロリアーナ隊長のアールグレイよ♪』

 

直哉「聖グロのダージリンの前の隊長さんか」

 

アールグレイ『そうね!初めましてかしら?』

 

直哉「それで、その隊長さんが、何で俺の番号を知っているんですか?」

 

アールグレイ『それは、ハッキ……ダージリンから聞いたのよ』

 

直哉「今、ハッキングって言いかけましたよね!そうですよね!?」

 

アールグレイ『え~そんな事ないわよ。細かい事は気にしないで、そんなんじゃモテないわよ』

 

直哉「別にモテたいとは思ってないですけど…」

 

アールグレイ『そうかしら?少なくともお姉さんは割と君のことタイプよ』

 

???『ちょっと!アールグレイ隊長何を言っているんですか!』

 

直哉「うん?今誰かの声が聞こえたような気がするけど」

 

アールグレイ『ああ、隣にダージリンが居るからね。代わるわよ』

 

ダージリン『ごきげんよう。直哉お兄様』

 

直哉「ごきげんよう、ダージリン。それとお兄様はやめてくれ」

 

ダージリン『そればっかりは出来ませんわ』

 

直哉「まぁいいけど…それで肝心の件はなんだ?」

 

アールグレイ『そうだったわ。貴方、今後の身の振り方に気を付けた方がいいわよ』

 

直哉「どう言う意味ですか?」

 

ダージリン『どうも、OG会が何か仕掛けてくる情報を掴んだのよ』

 

アールグレイ『それも、かなり危険な事よ』

 

直哉「OG会?どんな組織なんですか?」

 

アールグレイ『OG会と言うのはね、私達聖グロリアーナ女学院の卒業生によって発足された組織よ。それぞに『チャーチル会』、『マチルダ会』、『クルセイダー会』の3大派閥があって、学園の運営や戦車の配置にも口を出している所よ。おかげで、こっちは強力な戦車がいつまでも配置出来ないのよ。全くあのクソババア…』

 

直哉「あ、あの…」

 

アールグレイ『あ!ごめんなさいね!ちょっと本音が…』

 

直哉「それで、そのアクションとやらはいつか分かるのか?」

 

アールグレイ『そこまでは分からないわ。少なくとも今すぐでない事は確かね』

 

ダージリン『ですので、お兄様には身を隠してほしいのですわ』

 

直哉「……断る。俺もいっぱしの社会人なんだ。そんな事では仕事が出来ないんだ」

 

ダージリン『ですが!『…わかったわ』アールグレイ隊長!?』

 

アールグレイ『ここまで言っても聞かないんだから。本人の自由にさせましょう』

 

直哉「ありがとうございます」

 

アールグレイ『但し、条件があるわ』

 

直哉「なんでしょう?」

 

アールグレイ『多くの仲間を作りなさい。それが、君を守り、導いてくれる存在になるわ』

 

直哉はこの言葉を受け入れようとはしなかった。そんな事をしたら、周りに被害が出てしまうと思ってしまうのが怖いのだ。

 

直哉「そんな事をして、周りの人は大丈夫でしょうか?」

 

アールグレイ『大丈夫よ。それだけ貴方を慕っているのだから』

 

この時ほどアールグレイが大人だと思う直哉であった。

 

アールグレイ『因みに私もその1人よ♪』

 

ダージリン『私もその1人ですわ♪』

 

直哉「ありがとう」

 

アールグレイ『それじゃあこの話しは終わりにしましょう。因みにその番号は私の電話番号だから気軽にかけてね♪』

 

ダージリン『ずるいですわ!私も教えてもらってないのに!』

 

直哉「あ~確かに…後でアールグレイさんから教えてもらいなさい」

 

ダージリン『ありがとうございますわ』

 

直哉「それじゃあまた、掛けますね」

 

アールグレイ『ええ、わかったわ。君に幸有らんことを』

 

ダージリン『それでは、失礼いたしますわ』

 

そう言うと、直哉は電話を切った。そして、手に持っていたおみくじを神社の木に結んで帰るのであった。

 

直哉「それにしても、OG会か…厄介な連中に目を付けられたな」

 

そう思いながら、家に帰るのであった。

 

▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽

 

ところかわって、長崎沖に停泊している学園艦。

 

???「アリサ、あの人の情報わかった?」

 

アリサ「イエス、マム!現在、整備部に所属しています」

 

ここは、サンダース大学付属高校の学園艦にある一室である。そこには、3人の姿があり、アリサと呼ばれた子が報告した。

 

???「それで、どうするんだいケイ?」

 

ケイ「決まっているわナオミ。連れ戻すのよ!直哉おにいを!」

 

ナオミ「やれやれ」

 

ケイと呼ばれた子の宣言に対して、ナオミは苦笑するのであった。

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

作者「やっと、サンダース編だよ」

ケイ「遅くない?しかも出てきたの最後だけだし・・・」

作「それは、すまないと思っている」

ケ「まぁいいけど、これから出してくれんでしょ?」

作「もちろんだよ」

ケ「なら、期待しているわ」

作「ウッス!頑張ります!」




と言うわけで、サンダース編始まりました。アールグレイと直哉の会話しかなかった?これからですよ!

それと、今後の投稿する日を曜日にしたいと思います。

来週から月、水、金に投稿したいと思います。誠に勝手ながら申し訳ありません。

実は、ガルパン以外のSSを考えていて、それに、時間を割きたいと思います。
(ガルパン完結していないのに何ってるんだよ!)

楽しみにしている皆様には申し訳ありませんが、何卒宜しくお願い致します。

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