「王手です。ランサー」
「マジかよ。また負けた~」
士郎達が英霊召喚をしようとしている中セイバーとランサーはマシュの部屋で将棋を指していた。
「アルトリアさん流石ですね。これで3連勝ですよ」
セイバーの隣では連勝を重ねているセイバーに目を輝かせながら話しているマシュがいる。
「やっぱセイバーには勝てねぇなー」
「当然です。私は士郎と良く勝負をしていますからね」
セイバーがどや顔をしながらランサーに言う。カルデアでは娯楽が少ないと言うかほとんど無い為、士郎は将棋を投影しセイバーと良く将棋を指していたのだ。
「それではマシュ。今度は貴方がやりますかる?」「やりますか?」じゃないの
「私で良ければお願いします。」
「今度はマシュがやるのか。これは面白そうだな」
ランサーの代わりにマシュがセイバーと将棋を指すことになったようだ。
「それではマシュ、将棋を始める前に賭けをしませんか?」
「賭けですか?」
「ええ、もし貴方が勝ったならなんでも言うことを聞きましょう。ただし私が勝ったら私の言うことを聞いてもらうと言うのはどうでしょう?」
セイバーが自信満々にマシュに賭けを挑んできた。ランサーはこの時思った。「あ、この賭けのったら駄目な気がする」と
「なんでも言うことを………分かりました。その賭けのります」
マジかーと頭に手を置くランサー。今此処でもセイバーとマシュによる勝負が始まろうとしていた。
「な、なんで誰も召喚に応じないんだ」
「20回召喚してるのに誰も来てくれないなんて」
召喚を行う部屋では士郎と藤丸が地面に手を着いて落ち込んでいた。
「ま、まあこんな時もあるよ二人とも」
その光景を見ながらDrロマンは二人を慰め始めた。
「こうなったら最後の手段だ」
「士郎さん?一体何を?」
そう言うと士郎は立ち上がり投影である武器を作り出した。
「し、士郎さん。何ですかそれ?」
「士郎君。なんなんだいそれは?」
士郎が投影したものに二人は興味を示す。
「これはな、ルールブレイカーって言うんだ」
「「ルールブレイカー!?」」
武器の名前を言った士郎に二人は驚きの言葉を発した。
「士郎君もしかしてそれ宝具かい?」
「はい、そうですよ」
「ブクブクブク」
「あ、Drロマンが泡を吹いて倒れた」
士郎から宝具と告げられたその瞬間Drロマンは泡を吹いて倒れた。恐らく倒れる前にこう思ったことだろう。「宝具まで投影出来るのは反則だ」と
「それでその宝具をどうするんですか?士郎さん」
どう使うのか分からない宝具に質問してくる藤丸に向かって士郎は笑顔でこう答えた。
「すぐに分かるさ」
そう言って士郎は召喚術式に向かってその宝具をかざし
「ルールブレイカー」
「ええええええええ」
まさかのことに藤丸は驚きを隠せない。何故なら今、この場で士郎は召喚術式に宝具を放ったのだ。
「これで良しっと」
「全然良くない。どうするんですかこれもう英霊召喚出来なくなってるんじゃないですか?」
「安心しろ藤丸。これで良いんだ。後はこれを触媒にあいつが来てくれれば大丈夫だ」
士郎の言葉にポカンとただ口を開けて固まる藤丸。これを読んで下さっている人達ならもう分かるだろう。士郎が誰を呼ぼうとしているか。
「こい、キャスター」
士郎はその人物のクラスを言うと召喚を行った。そして召喚術式の中を覗くとそこには………
「あら。ずいぶんと可愛らしいマスター………なのね………」
そこには第五次聖杯戦争においてキャスターとして戦ったメディアの姿があった。
次回「ルールブレイカー後編」
セイバー「士郎、今回短くないですか?」
士郎「仕方ないよセイバー。本来は前編と後編で分ける筈だったのを前、中、後で分けたらしいし」
セイバー「なんで分けたんですか?」
士郎「どうやら出すサーヴァントが予定より増えたそうだ」
セイバー「え、まさか英雄王を………」
士郎「さあ、それは作者次第だからなんともな」
セイバー「では作者の推しサーヴァントを出すんですね。なら安心です」
士郎「セイバー、いつから作者の推しサーヴァントを出すと錯覚していた?」
セイバー「なん…だと」
士郎「まあそんなことは置いといて。さてそれでは皆さんまた次回会いましょう」
セイバー「あ、士郎。勝手に終わらないでくださ