カルデアでの戦いが終わり管制室では対応に追われていた。
「Dr.ロマン、カルデアの被害状況の報告書が完成しました」
「ありがとう。どれどれ、うわぁ右側の被害50%、左側が45%どっちにしても藤丸君がレイシフトから戻ってきても次の特異点にはしばらくいけないな」
Dr.ロマンが今回の襲撃による被害状況の報告書を見て顔が青ざめる。
「やっぱり修繕には時間がかかりそうだねロマニ」
「そうだね、でも半分で済んで良かったと思ってるよ。何とか修復には可能な状況だから頑張って修復するための計画書を出すよ」
その一言にダヴィンチも安心する。
「でも今回の襲撃はカルデアの防衛面の弱点を分かる戦いだったじゃないか。そこから得られる物はとても大きなものになると思うよ…多分」
「ねぇその間はなんだい?それめちゃくちゃ不安になるから止めてくれない?」
ダヴィンチの発言にすかさずロマンがツッコミを入れる。
「でもどうするんだいロマニ?カルデアは修復が出来るけど今回の戦いで士郎君と葛木さんは負傷している。どうする気なんだい?」
士郎と葛木の負傷それはカルデアにとって深刻なダメージを与えていた。葛木はキャスターの魔術強化により外傷も少なくしばらくすれば回復する傷であった。しかし士郎はというとあの戦いで負った傷も葛木より酷く現在は医務室の集中治療室に入っている。
「そこが問題なんだ。葛木さんはすぐに回復するとしても士郎君の事は放っておけない。藤丸君が第三特異点オケアノスの聖杯を手に入れて二週間。未だに目覚めの兆候は無いんだ」
Dr.ロマンの発言はその場にいた職員にさえ不安な顔をさせるほどのことであった。士郎が
「カルデアはサーヴァントと職員が協力して被害のあった場所を修復している。でも士郎君のことは僕にも解らないんだ。傷はとっくに完治しているし脳波にも異常は診られないなのに目覚めないんだ。今は士郎君のセイバーが看病しているけどこのままだとカルデアは大事な戦力と仲間を失ってしまうかもしれないn」
「レオナルドパーンチ」
「グハッ」
ダヴィンチの拳がDr.ロマンの顔面を襲う。
「いてて、何で急に殴るんだよ」
「心配しすぎだよロマニ、士郎君にはアーサー王が付いているんだ。それにそんなに心配して君らしくないよ。少しは余裕をもって、ね?」
ダヴィンチの言葉にロマンは考える。確かに此処二週間は士郎君のこととカルデアの修復作業の事を考えていた。恐らくダヴィンチはその事を観かねて今の行動に移ったのだろう。
「分かったよダヴィンチちゃん」
「分かれば良いんだよ。それと君また寝てないでしょ、少し寝てきたらどうだい?此処は私が代わるから」
「ありがとうダヴィンチちゃん。そのその言葉に甘えるとしよう」
そうしてロマンはダヴィンチに後を任せ二週間ぶりの眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
此処は士郎のいる治療室。ベットには赤い髪の青年が寝ており壁には彼の服が掛けてある。そして横の机には花が入った花瓶が置かれている。そして椅子には一人の金髪の少女が座っていた。
「士郎、いつまで寝ているのですか?いくらなんでも寝過ぎですよ。早く起きてください。もう二週間も寝ているではないですか。これは起きてから指導が必要ですね士郎」
そう言った少女の声は震えていた。何かに怯えるように悲しむような声で目の前の青年に話していた。
「やっぱり此処にいたんだね。アルトリアさん」
不意に後ろから聞こえてきた声の方を見る。そこには花を持っている赤い髪の少女がいた。
「立香、その花は一体?」
「レイシフト先で採ってきたの士郎さんの花萎れていたから」
「そうですね一週間代えていなかったので丁度いい頃合いでしょう」
そう言って二人の少女は萎れ始めていた花と綺麗に咲いている花を取り替える。
「やっぱり士郎さんまだ目覚めないんですね」
「ええ、ドクターの話では傷は既に完治しているとの事でしたので恐らく私達では解決できないことなのでしょう」
ロマンに事情を聞かされていたセイバーは藤丸にその全てを話した。士郎の容態と今まで聞かせていなかったカルデア襲撃の事を事細かに分かる限り伝えた。
「そう、そんな事があったんだね。ごめんねなにもできなくて」
「いえ、立香は十分に頑張っています。その結果オケアノスの聖杯を得ることが出来たのでしょう?貴方は十分頑張っています。その事を忘れないでください」
「うん、そうだよねアルトリアさん」
突然泣き出した立香を落ち着かせながらアルトリアは言う。藤丸は士郎や葛木、セイバー達がカルデアで戦っている同じときにオケアノスで戦っていたのだ。その事で自分を責める必要は無いと落ち着かせながらアルトリアは士郎に心の中で一言思う。
「士郎、私以外にも沢山の人が貴方の心配をしています。だからどうか早く目覚めてください。そして私たちの前でいつものように笑って下さい」
セイバーの思いは今なおベットの中で眠っている衛宮士郎に向けられていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「此処は一体何処なんだ?」
辺り一面が真っ黒の世界で衛宮士郎は一人立っていた。周りには誰もいない真っ暗な世界いや、空間とも呼べるような場所に士郎はいた。士郎がそう言うとその言葉に反応するかのようにその言葉に応えるように一つの声が真っ暗な空間に木霊した。
「やっと会えたわね。衛宮士郎」
次回に続く
さて次回は士郎の復活する感じに書くのかな?多分。まあ次回を楽しみに待っててください。それと今回の話は防衛戦からの話で付け足した話結構あるので物語ちぐはぐ過ぎましたね。