地獄の周回が終わり俺達はカルデアに戻り準備をしていた。昨日何とか再臨素材を集め終わり俺はランサーをDrロマンの所に連れていきセイバーは令呪を犠牲にして正気に戻すことは出来た。令呪は一日一画回復するらしく一画回復していた。聖杯戦争の時もこうなれば良かったと思ったがそうなると宝具が打ち放題になり冬木が消滅してしまうかもしれない。俺はセイバーの再臨準備をするために素材を部屋から持ってきていた。
「これで準備は終わったな。Drロマン次はどうすれば良い?」
「後はセイバーを呼んでくればいつでも始められるよ」
そう言いながらDrロマンは準備を終えると昼飯を食べに食堂に向かって行った。
「セイバーは今日は確かシミュレーションルームでランサーと手合わせしてるんだったな」
俺はセイバーを呼ぶためにシミュレーションルームに向かった。
「セイバー、再臨準備が出来たから呼びに来た…ぞ」
「準備が出来たんですね。ならすぐに向かいましょう士郎」
「……………」
俺はシミュレーションルームの光景を見て言葉が出なくなった。セイバーとランサーは確かに手合わせと言ってシミュレーションルームに向かった。俺はそう記憶している。だがどうだろう。目の前には倒れてゲイボルグをセイバーに取られているランサーがいた。
「セイバー、これはどういう状況何だ?」
「はい、ランサーが宝具を使用しようとしたのでついこちらも本気でやってしまいました」
やった?もしかして宝具を?いや、流石にセイバーが宝具を打つなんて違うよな絶対にうん。
「宝具を打ったんじゃないよなセイバー?」
「勿論打ちましたよ」
あ、駄目だ。このセイバーまだ素材集めしたときの影響が少し残ってる。前回の素材集めの時セイバーは壊れた。その為令呪で治療したのだがまだ完全には治っていなかったようだ。
「では行きましょうか」
「あ、ああ行こうセイバー」
俺はシミュレーションルームで倒れているランサーを放棄しさっきの部屋に戻って行く。ランサーせめて安らかに眠れ。
「これが再臨というものですか。自分の中にある力が解放された気分です」
「そうか、良かったなセイバー」
あの後俺は無事にセイバーの再臨を終わらせることが出来た。やり方は簡単でセイバーを再臨させるために作った魔方陣の真ん中に立ってもらいその魔方陣の外側に再臨素材を置いて術式を起こしただけの簡単な方法である。
「それじゃあ再臨も終わったことだし飯でも食べるか」
「はい、そうしましょう」
俺はセイバーを連れて食堂に向かった。それから数時間後無事に特異点を修復した藤丸達がカルデアに帰還した。新たな仲間であるブーディカを連れて。
次回「ルールブレイカー前編」
良し、これでまた周回に戻れる